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2020年5月27日水曜日

ニューヨーク近辺の観光

 

 アメリカって広いです。その真ん中とも言えるマンハッタン。ここへ行けば、アメリカのすべてを見たような錯覚さえ覚えるでしょう。がそれは間違い。  あそこはアメリカの中の別世界。例外中の例外なのです。色んなものがごった煮になった特殊地帯と考えたほうがいいでしょう。
 米国全土の大半はだだっ広い平原に囲まれ、ポツポツと町や村が点在している。それがいちばん普通の米国の姿なのです。何年も車を走らせてそう思いました。そこのところをお間違えなく。
 とはいえ、外国から来る人にとって、避けて通れないのがマンハッタンでしょう。ニューヨーク観光からアメリカを知るのがよくあるパターン。わたしもその例外ではありません。なのでこのブログでの私の名は「ニューヨー観」と名乗らせていただきます。
 アメリカを、そしてニューヨークを愛する者として、今の生のアメリカを伝えたい、そんな思いでこのブログを発足させました。いつかアメリカに来るかも知れない方、アメリカに住んで間もない人、行くことはないけど気になる。そんな人たちへ、何かのお役に立てればさいわいであります。
 すべてを網羅することは不可能なので、わたしの関心事を中心にお伝えします。
 内容は主に3つ。
1 アメリカで暮らす上で、必要なこと、役立った体験。
2 アメリカで見てきたこと、オモシロイと思ったことの紹介。
3 アメリカで今、何が起きているか。
 以上です。
 個人的にはアート系、とくにポップカルチャーが好きなので、そういったものが多くなるかも。あと、日常の記録としてスナップ写真撮影が趣味なので、折りに触れご紹介したいなと思っております。
 仕事としてやってきたニューヨークの、底しれぬパワーに圧倒され、カルチャーに魅せられた一日本人から見たアメリカ。どこまで迫れるか、自分なりに楽しんで書きたい思います。どうか末永くお付き合いくださいませ。

 で初日は「ニューヨー観」らしく観光ガイドから参ります。題して、

マンハッタンから日帰りで行ける観光地

 日本からニューヨークに訪れる人の多くは、マンハッタンのホテルやB&Bに滞在します。
 マンハッタンは旅行者にとってじつに便利な街で、ここを拠点にすれば3泊ぐらいの短い旅でも、効率よくいろんな観光スポットを見て回ることができます。
 でも旅慣れた人や、マンハッタン近郊に住んでいる方の中には、ど定番の自由の女神やエンパイア・ステートビル、ブロードウェイはもういい、わかってるから、と言う人もたくさんいらっしゃるでしょう。
 そういう方、たまにはちょっと足を伸ばして、郊外の広々したレクリエーション・スポットを探訪してみてはいかがですか。
 今回はマンハッタンから日帰りで楽しめる、気楽な観光スポットをいくつかご紹介いたします。

 Bear Mountain State Park
   

 マンハッタ
からジョージ・ワシントン・ブリッジを渡り、車で北へ約50分ほどのところに「ベア・マウンテン州立公園」はあります。
「熊の山」というだけあって、アメリカグマの生息地として有名です。広大な自然公園には観光客が楽しめる様々な施設、スポットが用意されています。
 雄大な山林を眺めながら山の頂上まで車で走ると、展望台にたどり着きます。そこからは360度パノラマビューが楽しめ、晴れた日にはマンハッタンのビル群もしっかりと見えます。
 山裾の駐車場からよく管理された美しい自然公園を歩くと、池でボートやカヌーに興じる人や、思い思いのバーベキューを楽しむ人たちに出会えます。
 公園の敷地内、ほど近いところにドネーションだけで入れる動物園があります。このベア・マウンテン近郊で捕獲された野生動物が保護され、収容されているのです。もちろん目玉である大きなアメリカグマをはじめ、コヨーテやキツネ、ハクトウワシ、ビーバー、イタチなどのほか、ハドソン渓谷に生息する、珍しい爬虫類や両生類なども多数展示されています。隣接された博物館では地域の歴史的展示物も見ることができますよ。
 近くには宿泊施設としてたくさんのロッジも用意されており、時間をかけて山歩きを楽しむ客が訪れます。
 夏はプールも開放され、子どもたちも大好きなメリーゴーランドが回っています。
 冬にはスケートリンク、クロスカントリー・スキーなども楽しめるようになっています。
 四季を通じて利用できる「ベア・マウンテン・ステート・パーク」。家族や友達といっしょにレクリエーションを楽しめるおすすめスポットです。 住所:3006 Seven Lakes Dr. Bear Mountain, NY
お問い合わせ:www.parks.ny.gov

 Six Flags Great Adventure
   家族連れや若い人たちに絶大な人気を誇る、ニューヨーク近郊きってのアミューズメント・パークといえば、「シックス・フラッグス」を外すわけには行きません。
 こちらはニューヨークのおとなり、ニュージャージー州にあります。マンハッタンからはポートオーソリティ・バスターミナル発のシャトルバスで行けるので、自家用車やレンタカーが面倒な方でも気軽に行き帰りできるのがいいですね。
 とにかく広大な敷地に、これでもかと言わんばかりに、ローラー・コースターを中心としたアトラクションの数々がひしめいています。ここはもう、絶叫系が好きな人にはたまらないでしょう。  なかでも失神者続出、凄さでは世界有数の「Kingda Ka」キンダカと呼ばれる超巨大ジェット・コースターがピカイチ。瞬間最大速度200キロで圧巻の5G体験ができる代物です。いつも長蛇の列ですが、乗るだけの価値はあります。これに並んで人気なのが「Nitro」「El Toro」「Zumanjaro」などの絶叫マシン。いずれもスリルとスケールの大きさにビビること請け合いです。
 ほかにもこの遊園地は、DCコミックとタイアップした乗り物がキッズに大人気で、「バットマン・ライド」や「スーパーマン・究極飛行」「ワンダー・ウーマン・真実のなげなわ」などいろいろ趣向を凝らしたライドが目白押しです。一日では回りきれませんので、行く前に乗りたいものの優先順位を決めてから行くのがいいでしょう。 住所:1Six Flags Blvd, Jackson, NJ 08527 お問い合わせ:www.sixflags.com

 The Maritime Aquarium
 水族館で水の生き物に癒されるのはいかがでしょうか。
 コネチカット州はノーウォークにあるこちらの水族館も、マンハッタンからちょっと足を伸ばしただけで異世界気分を楽しめる、人気のスポットです。車ならおよそ50分。電車で行くならグランドセントラル駅はメトロノース線のNew Haven行きで約1時間です。
 入館すると、すぐにヌイグルミだらけのギフトショップやカフェテリアが待ち受けていますが、時間を奪われるので要注意。まずはアザラシコーナーへ行き、餌あげ飼育タイムをチェックしましょう。飼育員さんとアザラシの交流が面白いのでお見逃しなく。
 つぎにオススメなのが「Touch Pool」。浅めのプールにエイや魚が泳いでいて、背中を触ったりできるのです。他にもカブトガニなど、近海で捕獲された水生動物を、飼育員の指導と説明付きで、直に触れるコーナーは子どもたちに大人気。  メインの水族館も日本では見たことのない北米近海の魚の遊泳が、巨大水槽から眺められます。観覧スペースもゆったりしているので、人混みに煩わされず、ゆったり眺められるスポットが何箇所も用意されています。  その他のオススメといえば、やっぱりクラゲでしょうか。淡い光に照らされてゆらゆらとたゆたう無数のクラゲたち。この生き物をぼんやり見ているだけでも心が癒やされます。  もう一つの目玉はIMAXシアター。こちらは3Dの大劇場でネイチャー系の迫力抜群のドキュメンタリーフィルムが観られます。時間と余裕がある方は、大画面での野生を体感してみてください。 住所:10 N Water St. Norwalk, CT 06854
お問い合わせ:www.maritimeaquarium.org

 今回はここまでです。また次回、ニューヨーク近郊のお楽しみスポットをご紹介します のでお楽しみに!

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