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2021年3月30日火曜日

キャデラックのSUV

SRX 唯一無二の存在感





今回はSUV特別編。いま現役で私が運転しているクルマについてです。

キャデラック SRX4

いま私が仕事で使用しているリムジンはいくつかありますが、8割がキャデラックのSUV、2016年型SRXというやつです。当初はVIP対象で、プライベートジェットへの送迎やビジネスクラスの顧客を対象としていましたが、コロナと不景気のあおりを受けて、いまや如何なる顧客も辞さずという万能型予約専用カーサービス車両として活躍しております。中には一日貸し切りでツアーのような使い方をされる顧客もまだいますが、需要は数年前の10分の一程度。うちの会社はメディケア保険加入者対応のメディカルトランスポートとしての仕事もできるよう契約していますので、今はそちらのお客さんによく利用頂いております。
こういったお客さんは、てっきりタクシーが迎えにくると思い、キャデラックが家の前に現れるとびっくりされます。「いい車ね」とよく褒められるのですが、確かにこのSRXのスタイリングは数あるSUVあるいはクロスオーバー車のなかでも異彩を放っています。

キャデラック SRX4 :2016

 
キャデラックはアメリカの最大手自動車ブランドGMの高級ブランドで、トヨタに対するレクサス、ホンダに対するアキュラのような立ち位置です。キャデラックの特徴は昔から鋭角的なデザインで、一目見て高級車とわかるような仕上がりになっています。ライバルは国内ではリンカーン。ともにアメリカを代表するハイブランドです。最も意識しているのはベンツやBMWなどの欧州車で、常に高級車部門でのシェア争いを繰り広げています。

2016年キャデラックSRX、発売当初は北米で、日本円にしてラグジュアリーが584万円、プレミアムが688万円という売値でした。なかなか個人で買える値段ではないのですが、街中でも田舎でも乗用車としてキャデラックは愛用されています。
うちの会社はプロモーション用や試乗用公開車、レンタル車など短期間一次使用した二、三年落ちの新古車、中古車を買い取ってリモとして活用しています。私が担当しているこのキャデラックSRXのその一つで、走行距離は四十キロ程度でスタートしました。
非常に乗り心地が良く、安定した走行性能が気に入っています。外装も頑丈だしインテリアも妥協ナシの高級仕様です。もちろん一番ウリのエンジンのパワフルさとスムーズなクルージング感は後部座席のお客さんでもよく絶賛される快適さ。
ここ数年、リモサービスの主力車として愛用してきましたが、さすがに走行距離も173000マイル(27万8千キロ!)を越え、ガタが来はじめました。
そろそろ最前線から撤退してバックアップ用にと思っているのですが、今これを中古車市場に出したらどのような評価になるのか、調べてみました。
以下の出典は、アメリカの自動車評価最大手のケリーブルーブックからの引用です。





キャデラックSRX(2016)中古車専門家の評価

キャデラックの2016 SRXクロスオーバーSUVは、その角張った美貌と豪華な装備の数々で、若いユーザーにアピールすることを惜しみません。このボディスタイルの最終年である2016年のSRXは、BMW X3、Audi Q5、Mercedes-Benz GLKなどの高尚な挑戦者に対して、まだ競争力がある状態で出発します。しかし、SRXはその期待を裏切ることなく、多くのバイヤーが高級クロスオーバーSUVに期待するものに沿った乗り心地を実現しています。パワフルなV6エンジンによる力強い走りと、頭上と足元に余裕のある広々とした室内空間が特徴です。SRXに搭載されているCUEタッチスクリーン・インフォテイメントシステムと組み合わせることで、老朽化したSRXがなぜ今でも有効なのかが明らかになります。


2016年キャデラックSRXの中古車を試乗

2016年キャデラックSRXの試乗では、曲がりくねった裏道と長いフリーウェイを同じように走りましたが、どちらもSRXの能力に適していることがわかりました。SRXは4,300ポンド近い重量があるにもかかわらず、重苦しさや肥大化を感じさせず、オンランプでの加速やタイトコーナーでの機敏なハンドリングを実現しています。
さらに特筆すべきはSRXの乗り心地で、よりマニアックなSUVにありがちな突っ張り感がありませんでした。強いて言えば、SRXの乗り心地はBMW X3やAcura RDXよりもソフトで、ハンドリングはAudi Q5やLincoln MKXに近いと言えるでしょう。
SRXの308馬力のV6は、決して負荷を感じさせませんが、その燃費性能はやや物足りないものです。キャデラックはSRXに21ガロンの燃料タンクを搭載し、頻繁な燃料補給を軽減しています。


2016年キャデラックSRXの中古車を運転する

自動緊急ブレーキ

SRXの自動緊急ブレーキは、低速での衝突を検知してドライバーに警告します。ドライバーの反応が遅れた場合は、システムが介入して車を完全に停止させます。


BOSE サイレンス&サウンド

キャデラックのラグジュアリーSUV「SRX」の2016年モデルには、「アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」を搭載した驚異のボーズ・オーディオシステムが搭載されています。このシステムは、ロードノイズやウィンドノイズを打ち消すために、対向する音波を利用して車内を静寂にします。



2016年キャデラックSRXのインテリア

2016年モデルのキャデラックSRXのキャビンは、徹底的にモダンなものとなっています。最先端のCUEインフォテイメントシステムとそのタッチセンシティブな8インチディスプレイは賞賛に値しますが、このシステムは運転中に操作するには急な学習曲線を必要とします。SRXのフロントシートは広々としていますが、3人乗りのリアシートは背の高い大人には窮屈です。折りたたみ式でリクライニング可能なリアシートの後ろには、約30立方フィートのカーゴスペースがあります。これは、ホンダCR-Vのような小型SUVには劣りますが、大きな買い物をする場合を除いては十分な容量です。ウルトラビュー・サンルーフは、車内に風通しの良さを与える良い仕事をしています。


お気に入りの機能

キャデラックのクロスオーバーSUVを表現するには、"アスレチック "と "アトラクティブ "の2つが必要です。SRXのスタイルセンスは、角ばったシートメタルと、スタイリッシュではあるが視界を妨げる傾斜したルーフによって強調されています。フロントホイールのすぐ後ろからリアウィンドウの下まで、サイドに沿って立ち上がる顕著なシワは、勢いを感じさせます。ベースモデルを除くすべてのモデルに標準装備されているパワーリフトゲートは、腕の負担を軽減します。ツインテールパイプ、18インチまたは20インチの大径ホイールなど、ヤングエグゼクティブにふさわしいパッケージとなっています。



2016年キャデラックSRX 標準装備

キャデラックの2016年SRXラグジュアリー・クロスオーバーSUVは、デュアルUSB入力とBluetoothストリーミングを備えた8スピーカーのBoseサウンドシステムと、デュアルゾーンオートクライメートコントロールがベースフォームに含まれています。ベースモデルのシートはレザーレットです。ラグジュアリー・トリムにステップアップすると、価格は数千ドル高くなりますが、本革、パノラミック・サンルーフ、パワー・リフトゲート、リアビュー・カメラ、キーレス・アクセス、そして混雑した道路で大きな助けとなるブラインド・スポット・モニタリングが装備されます。最上級のPremiumトリムでは、10スピーカーのBoseオーディオ、ナビゲーション、体を冷やさないようにするベンチレーテッドドライバーズシート、レーンディパーチャーウォーニングなどの安全機能が追加されます。





2016年キャデラックSRXのインテリア

2016年キャデラックSRXのラグジュアリー・クロスオーバーSUVは、ベースモデルを除くすべてのモデルに全輪駆動が搭載されています。その他のオプションは、トリムによって異なります。その中には、自動ブレーキ機能とアダプティブ・クルーズ・コントロールを含むドライバー・アシスト・パッケージがあります。そのほかにも、ワイヤレスヘッドフォン付きのデュアルスクリーン・リアシート・エンターテインメントシステム、セーフティ・シート・アラート(シートを振動させて衝突の可能性をドライバーに知らせる)、ファイドを収容できるペット・カーゴ・パーティションなどが注目されています。

3.6リッターV6
308馬力/6,800rpm
最大トルク:265 lb-ft @ 2,400 rpm
EPA街中/ハイウェイ燃費:17/24mpg(FWD)、16/23mpg(AWD)


2016年キャデラックSRXのエクステリア

2016年キャデラックSRXのメーカー希望小売価格は、38,600ドルからで、積載モデルでは50,000ドル以上に達する。SRXのベース価格は、BMX X3、Lexus RX、Lincoln MKXの初値をわずかに下回り、Acura RDX、Audi Q5、Volvo XC60の初値を上回っています。購入前には、KBB.comのFair Purchase Priceで、あなたの地域の他のユーザーがSRXに実際に支払っている金額を確認することをお勧めします。長い目で見れば、キャデラックはその価値を十分に維持できると思われますが、残存価値ではAudi Q5やLexus RXには及ばないと思われます。




評価の分かれる最新型キャデラックSUV



自動車評価機関ケリーブルーブックにさらに私のSRXの情報をインプットして査定を受けなければなりませんが、どうやら私の乗っているSRXは走行距離が行き過ぎているので、一万ドル台になってしまうようです。優秀なメカニックが定期的にチューンアップ、チェックアップしてくれているのでまだまだ現役でやっていけると思うのですが、あまり低評価なら、個人で会社から下取りして、自家用車にしたいと思っています。アメ車もいろいろ仕事で乗りましたが、このSRXはそれほど気に入っている、私の中の名車です。


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