風景写真に最適なレンズ

サムズアップ・アメリカ！
初心者のためのバイヤーズガイド

ポートレートやアクション、野鳥撮影、物撮りを仕事にと思っている人でも、風景写真を撮らないという人はいないでしょう。 自然や夕日、景色には、私たちの想像力を沸かせ、創作意欲をかきたてる何かがあります。 そんな風景写真を撮るにも、もちろんレンズが必要です。

でも、どんなレンズが必要で、どんなレンズが欲しいのでしょうか？ あなたにとって、風景写真に最適なレンズは何でしょうか？ このバイヤーズガイドで、風景写真に最適なレンズ選びをお手伝いします。



風景写真におすすめのレンズ

風景写真愛好家の多くが、最初に手を伸ばすレンズは、広角レンズです。 

しかし、優れた風景写真家は、あらゆる焦点距離のレンズをバッグに入れ、思い通りの風景を撮影できるようにしています。 風景写真に最適なおすすめレンズを紹介する前に、レンズの基本をおさらいしておきましょう



標準レンズ

標準レンズとは、18～70mmの範囲のレンズのことです。 

ほとんどの初心者向けカメラには、18-55mmレンズのレンズが "キット "として付属しています。 これらは汎用性が高く、安価なレンズなので、風景写真を始めるには最適なツールです。 

あなたが急いで外に出て、ブランドの新しいレンズを購入する必要があるように感じることはありません。 あなたが持っているものを使用し、レンズがあなたの撮影技術のバロメーターであると、あなたは心得ているでしょう

人気のある標準レンズは、やはり24-70mmズームレンズです。 これらのレンズは、結婚式やイベントのカメラマンに人気のある洗練されたガラスと高速なレンズを使用しています。


望遠レンズ

望遠レンズは、85ミリメートル以上の焦点距離を持っています。 

望遠レンズは、焦点距離85mm以上のレンズで、被写体を手前に引き寄せます。 

木や山小屋、山の頂上、岩場など、風景上の特定のイメージを遠くから撮影するのに役立ちます。 より親密なシーンを作り、スケール感を表現するのに役立ちます。


広角レンズと超広角レンズ

広角レンズと超広角レンズは、焦点距離が35mm以上のレンズです。 広い範囲を写すのに適しています。 広い範囲を写すことができるので、壮大なスケール感を表現することができます。 風景写真では最もポピュラーなレンズです。


プライムレンズ

焦点距離が固定されているレンズのことです。 撮影場所を移動しないと焦点距離を変えることができないので、「動いてズーム」することになります。 

しかし、画質がよく、シャープなため、風景撮影には最適なレンズです。 ポートレートで愛用している一眼レフがあれば、ぜひ風景でも試してみてください。

風景写真に最適なレンズとは？

どのジャンルにも言えますが、風景写真には風景写真にふさわしい優れたレンズ性能が備わっています。以下の項目はレンズ選定にあたって、まず調べてみる必要のある項目です。

これらを念頭に置いて、今後の機材選びをしてみてください。

焦点距離

撮影にあたってよく考慮しなければならないのが、焦点距離です。なぜそれは重要なのでしょうか？ まず、焦点距離によって、風景やシーンをどれだけ写し込めるかが決まります。

望遠レンズは、広角レンズに比べて画角が狭くなります。 しかし、焦点距離は被写界深度、つまり手前から奥までどれだけシャープにピントが合っているかにも影響します。

広角や超広角は被写界深度が長くなります。 一方、望遠レンズは、手前から奥までピントが合うので、被写体を分離することができます。 



風景写真に適した焦点距離の選択

風景写真に最適な焦点距離を選ぶには、撮影目的や所有している他のレンズの種類に依存します。 広々とした風景を撮りたいなら、当然広角か超広角がいいでしょう。 

ディテールやタイトな構図にフォーカスしたい場合は、標準レンズや望遠レンズを検討してみてください。



絞り

絞りは、シーンに入る光の量と被写界深度を制御します。 

可変絞りではなく、固定絞りのレンズを探してください。 撮影時の一貫性が向上し、光量の少ない条件での撮影が可能になります。 f4、f2.8、f1.8、または f1.4 の開口部を持つレンズは、作業に十分な光を提供します。

一般的に f1.4 の絞り値を持つレンズの風景写真は、大きくて高価になる傾向があります。 ニーズに優先順位を付けて、より小さく、より軽く、より安価なレンズを使用するか、それとも 4 倍の重量があり、より速く、よりシャープなレンズが最適なレンズであるかを判断するのはあなたです。

オートフォーカス

レンズのオートフォーカスがカメラと連動するのかしないのか、を常に確認してください。 レンズを複数もつと、その確認が必要になってきます。必要に応じてマニュアル フォーカスも使用できますが、ほとんどの場合、特にハンドヘルドで撮影する場合は、オート フォーカスを多用するでしょう。 また、余談ですが目が老化するにつれて、AF は自分の視力よりも信頼性が高くなります。

ウェザーシール

あるレンズは風雨に耐えるように作られています。 そうでないものもあります。いわゆる防塵防滴というやつですね。

 天候シーリングは湿気、塵および他の望ましくない環境からレンズを守ってくれる大切な要素です。 特に風景写真に持ち出す場合は、天候シールまたは耐候性であるレンズを選択することは、妥当な投資と言えるでしょう。
これらのレンズはまた、より頑丈に構築されており、さらに暑さ寒さなど過酷な状況に耐えるように作られています。

手ブレ補正機能

手ブレを補正する機能により、より遅いシャッタースピードを使用できるようになります。 この機能は必須ではありませんが、特に重いレンズや望遠レンズの風景写真では、本当に役に立つことがあります。
手持ちで撮影するとき、風が吹いているとき、そして、振動するプラットフォーム（ボートや振動する橋など）から撮影しているときに、それは役立ちます。 望遠を多用する風景レンズは、この機能が必要かもしれません。



重量とサイズ

最後に、レンズの重量とサイズを考慮するようにしてください。 

レンズは店頭で持った重量感で、なんとかなるだろうと思って、衝動的に買うのは要注意です。いざ撮影という時、機材一式をバッグに詰め込むと、思いのほかレンズ重量が、あなたを圧迫することに気づくでしょう。

やはり重いレンズは嫌われる傾向が高く、やがて使わなくなる可能性もないとは言えません。



その他の考慮事項

センサーサイズ

APS-Cなどのカメラで撮影する場合、フルサイズカメラで風景写真を撮影する人とは視野の広さが異なります。 カメラのクロップファクターが、購入するレンズの有効焦点距離にどのように影響するかを考える必要があります。
例えば、24ミリメートルF2レンズは私のニコンD500クロップセンサーの上に実際に36ミリメートルF2です。 
あなたの目指す風景写真が必ずしもフルサイズ至上主義である必要はありません。

撮りたい写真によって、センサーサイズ、レンズの画角等も考慮に入れましょう。

結論

最高の風景写真レンズを探すのは容易なようで、なかなか奥が深いものです。 あなたの撮影風景写真のスタイル、予算、経験、カメラのブランド、およびセンサーサイズにも依存します。

ただ一つ確かに言えるアドバイスは、あなたの優先順位とニーズを識別し、次にそれらのニーズを満たし、あなたの予算に合った最高のレンズを見つけることでしょうか。 そして、何より重要なことは、それは使用されてこそ生きるレンズであるということです。

風景写真に最適なレンズは、あなたが無理なく購入することができ、あなたの技術を向上させる目的で定期的に使用してください。 

旅のみならず、ちょっとした散歩や地域のイベントなどでも腕試しはできます。あなたのお気に入りの場所でお好みの風景写真をお楽しみください。