虫に刺された時の対処と特効薬

サムズアップ・アメリカ！
虫刺されの予防と治療のコツ

ほとんどの虫刺されは無害ですが、中にはジカウイルス、デング熱、ライム病、マラリアなどの危険な病気を広げる可能性のある虫もいます。特に、虫が媒介する病気が知られている地域を訪れる場合は、リスクを減らすための対策を講じることが重要です。



●虫刺されを予防するために、皮膚科医は以下のアドバイスを推奨しています

虫除けスプレーを使用する

蚊やダニなどの虫から身を守るには、20～30％のDEETを含む虫除けスプレーを肌の露出部分や衣服に使用します。

虫除けスプレーに記載されている使用方法に従い、指示された通りに塗り直してください。日焼け止めを塗っている場合は、まず日焼け止めを塗り、乾かしてから虫除けを塗ってください。

日焼け止めはたっぷりと頻繁に塗る必要がありますが、虫除けは控えめに塗るため、虫除け効果のある日焼け止めとは重複して使用しないでください。

適切な衣服を身につける

夜間の外出や木が密集した場所でのハイキングが分かっている場合は、虫刺されを防ぐために適切な服装をしましょう。

長袖のシャツ、ズボン、靴下を着用し、サンダルではなく、閉じた靴を履いて、できるだけ肌を露出しないようにします。

さらに、靴下はズボンの上まで上げ、シャツはズボンの中に入れておくと、より効果的です。また、有効成分ペルメトリンを含む防虫剤で衣類の外側を前処理することもできます。使用説明書に従い、最低でも2時間は乾かしてから着用しましょう。


ベッドネットを使用する

野外で寝る場合は、蚊帳を使用する。ピレスロイド系殺虫剤で前処理されたものを探してください。床まで届かない場合は、マットレスの下に敷くと効果的です。


流行に注意する

CDC Travel Health Noticesのウェブサイトをチェックし、渡航に関する警告や勧告に耳を傾けましょう。


どんなに気をつけていても、虫に刺されることがあります。幸いなことに、ほとんどの虫刺されや刺されは、自宅で安全に治療することができます。

●皮膚科医は虫刺されを治療するために、以下のヒントを推奨しています

蜂に刺されたような痛みを伴う場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販の鎮痛剤を服用します。必ずラベルに記載されている指示に従い、正しい量を使用してください。

かゆみを伴う刺し傷には、氷嚢やハイドロコルチゾンなどの市販のかゆみ止めクリームを塗ります。また、市販の抗ヒスタミン剤を内服する方法もあります。

腫れを抑えるには、氷嚢を噛まれた部分に当てます。

虫刺されの後、発疹、発熱、体の痛みなどの深刻な症状が出た場合は、すぐに医師または皮膚科の専門医に診てもらいましょう。その際、医師に虫刺されのことを伝えると、感染症にかかっていないかどうか調べてもらえますので、必ず伝えてください。



とにかく今すぐ痒み（炎症）を抑えたい方

Cortizone 10 Maximum Strength Aloe Anti-Itch Creme

かゆみを治すベスト：コルティゾン10 ヒーリングアロエで簡単緩和

アメリカ在住の方なら、これ一択でほぼ決まりと行っても過言ではありません。

うちの子供が行ったキャンプ場の救急箱にもこれが備えられていました。これなら大抵のドラッグストアやスーパーでも手に入ります。
効き目も抜群で、蚊などの軽度の虫刺されならこれでかなり症状は緩和されます。

Cortizone 10 Extra Strength with Healing Aloeの主成分は1％のヒドロコルチゾンで、処方箋なしで市販できる最大の強さです。

これはコルチコステロイドの一種で、体のヒスタミン免疫反応を鎮め、腫れや痛み、特にかゆみを軽減させます。
すべての成分は、EWGによる健康と環境への影響について10点満点中1～3点の最高得点を獲得しています。

またこのブレンドには、保湿剤、治癒効果のあるアロエの葉のジュース、オーツ麦のエキスが含まれています。オーツ麦とオートミールは、天然の抗炎症作用を持つ化合物を含んでいるため、腫れとかゆみを抑えます。

ヒドロコルチゾンは、皮膚科医が蚊などに刺され たりかぶれたりしたときに、短期間使用するよう勧め られています。Cortizone 10は、リップクリームのチューブのような「イージーリリーフ」アプリケータで購入できるので、刺された部分に直接少量塗布ことができます。また、クリーム、ゲル、ローション、軟膏、液剤としても販売されています。お好みによって使いわけてください。

その他にも、評価の高い虫刺され薬はあります。以下がその主なものです。

Aveeno Maximum-Strength 1% Hydrocortisone Anti-Itch Cream

ビタミンEやオーツエッセンスを配合し、虫刺されのかゆみや腫れの不快感を和らげながら、肌に潤いを与えるヒドロコルチゾンの虫刺され治療薬です。

アマゾンでは4,600件以上の5つ星評価を獲得しており、レビュアーからは、この製品を使用するとかゆみがほぼ即座に緩和されるという声が寄せられています。


Badger Aloe Vera Gel

アロエベラ（成分表示ではアロエ・バーバデンシス）の純度96％のオーガニック・アロエジュースで作られたこのジェルは、ナチュラル、無香料で、わずかな化学成分しか含まれていないため、敏感肌を含むすべての肌タイプに適しています。
ニューハンプシャー州ギルサムで製造されたこのジェルは、ベタつきを残さず、実際によく効き、小さなお子様や赤ちゃんにも使えるほどマイルドな使い心地です。ジェル自体は塗布すると自然に冷却されますが、チューブを冷蔵庫で保管することでその効果を高め、かゆみや腫れをより深く緩和することができます。

Gold Bond Lidocaine Multi-Symptom

痛み・かゆみを緩和するためのクリーム。

リドカイン配合で、かゆみと痛み（例えば、肌荒れ、日焼け、擦り傷など）を緩和するクリームです。1日に3～4回まで塗り直しが可能です。

CeraVe Itch Relief Moisturizing Lotion

皮膚科医と共同開発したこのローションは、軽い肌荒れや虫刺され、日焼けに伴うかゆみを一時的に和らげます。

かゆみ止め成分であるプラモキシン塩酸塩1％が配合されており、即効性があり、かゆみを長時間緩和します。また、

肌のバリア機能を高める3種のセラミドを配合した、エモリエント効果の高いクリームで、ベルベットのような軽いテクスチャーで、かゆみを緩和します。

虫刺されクリームはどのように機能するのか？

専門医は、虫刺されクリームは有効成分として抗ヒスタミン薬、コルチゾン、メントール、リドカインを含んでいると説明します。これらは異なる方法で作用しますが、どれも虫刺されの痒みが止まらないときに、ある程度の緩和をもたらします。

虫に刺されると、免疫システムがヒスタミンとして知られる化合物を放出し、「虫刺されから引き起こされる痒み」につながると言われています。抗ヒスタミン剤は、この反応を抑えるためのものです。

それは主にクリームやゲルの形で利用可能ですが、医師は、これらの一部の人々 の皮膚にアレルギー反応を引き起こす可能性があると警告します。

その場合、薬剤師は代わりに経口抗ヒスタミンを試してみることを推奨します。一般的なドラッグストアなどでは、ジフェンヒドラミン、ベナドリルとして知られているものです。

メントールもリドカインも、虫刺されのかゆみを直接和らげてくれる有効なオプションです。前者は鎮静、冷却効果をもたらし、後者には一種の麻痺効果があり、それが痒みを鈍らせるのです。

ほとんどの蚊刺されは、市販の治療薬で良くなるはずですが、ひどい反応になったり、治る気配がない、あるいは感染したように見える（これは掻くと本当に危険です）場合は、医療機関に助けを求めてください。

医師や医療従事者は、皮膚の治癒を助けるために、処方箋に沿った強度の経口または外用のステロイドや抗生物質を処方することができます。

まとめ

虫除け、つまり刺される前の予防としてDEETやピカリジンといった有効な忌避成分を含むものが有効だということは間違いありません。でもそれも100％有効というわけではありません。

それでもやっぱり蚊に刺された！というときのために、虫刺されクリームがあるんです。この夏、野外に出かけるときは、救急箱の中にかゆみ止めクリームを入れておくと安心です。
暖かい季節になり、外で過ごす時間が増えることを楽しみにしていても、虫刺されでせっかくのレジャーが邪魔されるのは嫌なものですからね。

そうならないために、上記の評価された虫刺されクリームを用意して、アウトドアを楽しんでください。