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サムズアップ・アメリカ！
PayPal 対 Amazon Pay

あなたのサイトに最適な決済方法はどっち？

もしあなたがオンラインビジネスを運営していたり、これから始めようと思っているのであれば、オンライン決済ソリューションのトップ2の選択肢は、おそらくPayPalとAmazonでしょう。約60％の市場シェアを持つPayPalはもちろん業界のリーダーですが、Amazon Payはそのすぐ後ろに迫っています。このブログでは、この2つのソリューションを比較して、スモールビジネスを始めるの当たって、どちらがより適しているかを考えてみたいと思います。

価格

Amazon PayもPayPalの標準バージョンも、初期費用、月額費用、契約解除費用はかかりません。ただし、PayPal Payments ProやPayflow ProのようなプレミアムバージョンのPayPalでは、月額25～35ドルの料金を支払わなければならない場合があります。

お客様のサイトでゲートウェイを介して取引が行われた場合には、課金されます。これらの取引手数料は、国によって異なります。以下に取引手数料の詳細をご紹介します。

PayPal - 米国内のビジネスでは、取引ごとに2.9% + 0.30ドルを支払いますが、米国外では、取引額の約3～4.5%に加えて、通貨に応じた固定手数料がかかります。

また、マイクロペイメントと呼ばれる12ドル以下の取引では、1回の取引につき5％～6％＋通貨に応じた固定費がかかりますので、より多くの費用が必要になる場合があります。

Amazon - アマゾンのペイメントゲートウェイでは、米国内での取引に対して、1件あたり2.9％＋0.30ドルの手数料がかかり、さらに適用される場合は税金もかかります。

また、国境を越えた取引には、3.9%の追加手数料がかかります。

さて、これはどう見れば良いでしょうか？

そこで、各サービスの月額料金の例を計算して、どのペイメントゲートウェイが最もコストパフォーマンスに優れているかを見てみました。

ここでは、お客様のビジネスが米国を拠点としており、1ヶ月に10ドルと100ドルの取引が50件発生すると仮定して計算しています。つまり、あなたが支払うトランザクション手数料は、以下のようになります。

このような取引がそれぞれの金額で月に50回あったと仮定すると、10ドルの取引（受け取り総額が月に500ドル）にかかる手数料は、PayPalでは27.5ドル、Amazon Payでは29.5ドルになります。一方、100ドルの取引（合計金額5000ドル）にかかる手数料は、PayPalでもAmazon Payでも160ドルです。

低価格の商品やサービスを扱う場合は、PayPalの方が安いと言えます。ただし、ここで算出された費用は米国内でのものであり、国によって異なる場合がありますので、ご利用前に必ず自国での費用を確認し、見積もってください。

特徴

1. 対応通貨

PayPalは200以上の国と地域、25の通貨に対応していますが、Amazon Payは現在、約16カ国に拠点を持つ加盟店のみが利用可能で、ほぼ12の主要通貨に対応しています。

2. チェックアウトプロセス

標準仕様では、購入者はPayPalのサイトを経由するため、チェックアウトプロセスを完全にコントロールすることができませんが、Amazon Payでは、より合理的なチェックアウトプロセスを実現しており、お客様はプロセス中に貴社のウェブサイトを離れることはありません。この機能は、PayPalのProバージョンにのみ搭載されており、サイト上のチェックアウトプロセスを完全にカスタマイズすることができ、ブランド意識の高いビジネスに最適です。

3. 決済

ペイパルでは、クレジットカードをお持ちの方であれば、ペイパルアカウントをお持ちでない方でもお支払いいただけます。一方、Amazonでの支払いには、お客様がAmazonのアカウントを持っている必要がありますが、最近ではほとんどの人がAmazonのアカウントを持っているので、問題ありません。

報告書によると、アマゾンは2016年初頭に3億1,000万のアクティブな顧客アカウントを持っていましたが、その後もその数は大幅に増加しています。

支払い形態に関して言えば、Amazonは主要なクレジットカードとデビットカードに対応しています。しかし、PayPalでは、主要なクレジットカードはもちろん、銀行口座、電子小切手、PayPal残高も利用できます。

4. オンライン請求書

請求書の管理が大変な企業のために、PayPalでは、無料のテンプレートを使ってオンライン請求書を作成し、顧客にメールで送信することができます。請求書の作成や送付にかかる費用、セットアップ費用、月額費用、キャンセル費用は一切かかりません。オンラインで支払いを受けたときにのみ課金されます。これは初めて事業を始める方にとっては頼もしいサポートとなるでしょう。

Amazon Payでは、このような機能の提供については言及されていません。

5.セキュリティ

信頼できるブランドであるPayPalとAmazonは、セキュリティに真剣に取り組んでいます。

しかし、少しでも疑いがあると、PayPalアカウントがロックされてしまうケースが多々あります。違法な取引には極めて厳格で、一度ミスした記録を残すと、容易にアカウントを取り戻すことはできません。

また、販売者としてチャージバックや顧客からのクレームが多い場合、また取引になんらかの問題があった場合には、PayPalがアカウントを制限したり、最大21日間支払いを保留することがあります。

これは、電子機器やギフトカード、イベントチケットなど、詐欺の発生率が高い特定の種類の素材を扱っている出品者にも起こり得ます。同様に、武器、タバコ製品、偽造品などの制限された商品を扱う場合も、Amazon Payは使えないかもしれません。そのため、サイトに使用する前に、Amazonの利用規定とPayPalの利用規定を確認してください。

導入プロセス

PayPalの支払いゲートウェイ統合は、おそらく最も簡単に設定できますが、Amazon Payの支払いゲートウェイ統合は、優れたAmazon Pay統合プラグインを使用しない限り、少しプログラミングの知識が必要になるかもしれません。

サポート

Amazonのヘルプページに記載されていない質問がある場合は、まずクイックウェブフォームから質問を提起する必要があります。Amazonのサポートチームは、電話、チャット、電子メールのいずれかの方法で連絡を取ります。また、PayPalでは、バーチャルアシスタントや無料の電話サポートを提供しています。

最終的な感想

どちらの決済プラットフォームも、マーチャントには簡単に支払いを受ける方法を提供し、ショッパーには簡単に支払いを送信する方法を提供します。

しかし、詰まるところ、どちらの支払い方法を選択すべきでしょうか？

申し訳ありませんが、正直その答えは主観的なものです。

お客様のビジネスの場所や、世界中のどの市場をターゲットにしているかによって異なります。しかし、決済ゲートウェイは相互に排他的なものではありません。常に複数のゲートウェイを使用することで、お客様に複数の支払い方法を提供することができ、その方がお客様の購買意欲を高めることができます。

したがってより収益性を高めたいなら、多少の出費があっても複数（両方）の決済方法を採用した方が、いいということになります。しかし個人で始める場合は、事業が軌道に乗り、ある程度の収支見通しができるまでどちらか一方を採用した方が無難です。

データ的に申し上げれば、ある調査によると、米国のオンラインショッピング利用者の26%が、過去1年間に「長すぎる/複雑なチェックアウトプロセス」が原因で注文を放棄し、6%が「十分な支払い方法がない」ことが原因で放棄したとのことです。

あなたのサイトで1つまたは複数の決済ゲートウェイを使用することで、これらの問題を解決することができるということは考慮に入れておいてください。

もちろん、これは私の意見に過ぎませんので、逆の意見もあると思います。

さて、あなたの決済ゲートウェイはどちらにしますか？　いずれにしても現在の選択肢は以上の二つが堅いことは確かです。後悔なきようご検討ください。