2020年8月19日水曜日

オススメ節約カーライフ

 評価の分かれるMavisさん

 

 アメリカに住んでいる人で、車の修理はどこでやっも同じで出費がかさむ、とお悩みの方。Mavis Discount Tireを利用したことがありますか。Mavisさんはアメリカ東海岸を中心に全米規模700店舗以上を誇るタイヤ販売&車修理チェーンです。タイヤを格安で販売することから始まったお店ですが、各店舗にエキスパート・レベルのメカニックを配置し、修理サービスをするようになってから、業績は矢のごとく伸びていきました。ニューヨーク界隈では幹線道路上、どこへ行ってもMavis Discount Tireの看板を見ない日はありません。

 この店の良いところは、

1 土日でも開いていて、作業は手早い。

2 車全体の簡易チェックを無料でしてくれる、とくにタイヤ周り。

3 予約無し、飛び込みで修理依頼できる。

4 店舗同士、横のつながりがあってパーツ等の調達が迅速。

5 サーピス体系がシステム化されていて、課金内容の透明性が良好。

6 修理データはシステムを通じて全店共有なので、他支店に行っても自車の記録がわかる。

7 見知らぬ町で車がパンクしたり故障しても、最寄りのMavisにレッカー移動できる。

8 交渉により修理期間中の代車を提供してくれる。

などの利点があります。

 私の所属するリムジン会社も全車の管理をMavisさんに委託しており、どの車がいつどんなメンテをしたか、全履歴が保存されています。一般のローカルな自動車修理所ではけっこうデータ的なものが杜撰なところがあったりしがちです。とくに飛び込みで入った修理屋さんでひどい扱いを受けた、と泣き言を言うカー・オーナーは珍しくありません。その点、フランチャイズ制のMavisはお客の足元を見ることはなく、車知識の乏しい人にも優しく説明してくれます。

 そして最大の利点は、Mavisのメンバーシップに加入し、専用のカードをつくることによって、上限1000ドルの分割払いが可能になることです。個人営業のショップでは一括払いが基本なので、法外な修理代に泣かされることがあります。でもMavis Discount Tireのメンバーなら条件により六ヶ月あるいは十二ヶ月分割で無利子も可能です。支払いの負担が軽減されることは、とても助かるので、私個人もメンバーに加入しています。大掛かりな修理など、いざというときの選択肢としてあって損はないと思います。

 こう書いてくるといい事づくめのようですが、公平を期すため、ネガティヴ寄りの評判も記しておきます。よく聞くのはメカニックの技術にムラがあるという点です。各支店には必ず熟練のメカニックが一人はいますが、ほかは習いたてとか、見習いのような工員がいます。もちろんチェック体制はしっかりマニュアル化されており、マネージャーが最終確認をするので、問題はまずないでしょうが。

 また大規模なチェーン店なので、しょっちゅう顔ぶれは変わり、新しいメカニックをトレーニングしながら修理するという話も聞きます。さらに込み入った修理は嫌がる傾向があり、できないと言われ、ディーラー行きを勧められることもあります。また、やはりタイヤを売る店なのでタイヤのチェックには熱心で、早めの交換を勧められることも多いです。

 最寄りにMavisがない場合、一番いいのはプライマリー・ドクターのように、行きつけのオート・ショップを決めることです。何軒か試してみて、信頼できるメカニックを見つけることが大事。一度いい仕事をしてもらったら懇意にして、末永くテイクケアしてもらえるようにしましょう。 

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 話は変わりますが、夏の行楽シーズンもあと僅かになってきました。今年は思わぬパンデミックで、世界中どこへも逃げ場がなくなってしまいました。それでも、状況が少しでもマシになったらどこかへ行きたい、という欲求は多くの人にあるようです。

 先日、行きつけのオートショップに、車のオイル交換に行ったら、予約がいっぱいと門前払いされそうになりました。ここのオートショップは10年来の付き合いで、車が不調のときはよくお世話になります。

 オーナーに「繁盛してますね」と言ったら、いま予約中の車の半分はトラブルとか、故障ではなく、メンテナンスやチューンナップの依頼だというのです。だいたい毎年夏が始まる頃、こういうお客が増えるのだが、今年は先週頃からこうなったというのです。

 ああ、ニューヨークのみんなはコロナ感染が下降線をたどっている今、どこかにエスケープしようということか。そう思いました。わたしもこの一般的な庶民の意識はわかります。いままで数ヶ月、我慢し続けてきた「コロナひきこもり」のストレスがものすごく鬱積しているのです。このまま夏を終わらせていいのか?

 夏休みシーズンが終わる前に、ちょっとでも郊外へ出て、開放感を味わいたい。

 そう思ってしまうのも仕方ありません。かく言う私の家族も、毎年夏休みには、おばあちゃんのいる、ニュージャージーの浜辺に泊まり込みで行っておりました。毎年7月の恒例行事だったのですが、さすがに今年は断念しました。でも感染状況が収まり気味な今(ニューヨーク州)になって、やっぱり行こう、行きたい、行かなきゃ! ということになり、決行の判断に至りました。

 もちろん万全の注意を払い、ソーシャル・ディスタンスは守ります。絶対人混みは避け、マスク、手洗いは徹底します。それでももし目的地が混み合っていたら、予定変更も視野に入れています。とにかくこのまま夏は終わらせられない。

 そんな家族の願いを背負って、わずか一泊の夏休み旅行に望むのであります。

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