2021年6月19日土曜日

デジカメ入門・購入ガイド

サムズアップ・アメリカ!
カメラの購入:選び方




スマホの写真が物足りなくなってきた。もう少しおしゃれでかっこいい写真を撮ってみたい。カメラを買いたい、でもどれを買えばいいのかわからない・・・。
そんな方は少なくないのではないでしょうか?

一口にカメラを買うと言っても、初めての人、久しぶりの人には、今カメラの世界がどうなっているのか、知っておく必要があります。ここではこれからデジタルカメラを買おうと思っている方のために、役立つ(であろう)ポイントをいくつかご紹介いたします。
お役に立てれば幸いです。

まずデジタルカメラとはなんぞや、というところだけ簡単に触れておきます。


デジタルカメラは、電子イメージセンサーを用いて静止画や動画を撮影するカメラです。デジタルカメラの光学系は、フィルムカメラと同じように、一般的なレンズと絞りを使って電子イメージセンサーの光を調整します。

デジタルカメラは、PDAや携帯電話からはては宇宙望遠鏡まで、さまざまなデジタル機器に搭載されています。デジタル写真は適応性があり、電子メール、CD/DVD、テレビやコンピュータのモニター、ウェブに対応し、PCに保存することもできます。

デジタル写真の主な利点は、動画や画像をすぐに見ることができることです。画像編集ソフトを使って、切り抜き、再着色、コントラスト・不完全性の調整、1枚または複数枚の画像の合成などを行えます。

デジタルカメラには、ざっくり分けると以下のようなサイズ、機能、価格のものがあります。

コンパクトデジタルカメラ
ポータブルで使いやすい小型のもので、現行機種は主に2/3インチのサイズの小さなセンサーを用いています。これは多くのスマホも同様のサイズで、画質は限定されます。画像は通常、JPEGファイルとして保存されます。別名ポイントアンドシュートカメラとも呼ばれます。
安価でも信頼できる品質のものが、1万円前後から買えます。

デジタル一眼レフカメラ(DSLR)
一眼レフカメラをベースに設計されたカメラ。ペンタミラーを使ってレンズからの光を光学ファインダーで反射させて撮影する専用のビューイングシステムです。こちらはAPS-Cという比較的大きなセンサーサイズのものが主流で、近年までデジタルカメラの歴史の中核を担ってきたものです。旧機種でも高性能なものがまだ出回っており、カメラの基本性能を抑えたいのなら、5−7万円前後からいいものが見つけられます。

ミラーレスレンズ交換式カメラ
優れた品質のセンサーとデジタル一眼レフ用レンズを組み合わせたカメラ。2008年に発売され、人間工学に基づいた設計により、ペンタプリズムを介さず、光情報を電子的に伝達するシンプルでコンパクトなカメラとなっています。DSLRと並ぶ性能ながらスリム化、コンパクト化が可能となり、7-10万前後からエントリー向けの機種が買えます。



さてこれらのデジタルカメラの中で、どれがあなたに相応しいものなのかを見極める必要があります。迂闊に目についたものを買っても、実用性がなかったり、逆に多機能すぎて宝の持ち腐れになったりすることもあります。

もしあなたが、スマホカメラの延長で、日常の様々な場面をより写りの良い写真にしたいとお考えならば、コンパクトデジカメで十分です。ただ最近のスマホカメラは性能が良くなっているので、ありきたりのコンデジではその差を実感することは難しいかもしれません。スマホより明確にいい写真が撮れた、とわかるのはコンデジの中でも、高級コンデジ、欧米ではPremium Point and Shootというものを選ぶ必要があります。

またたとえば、あなたが写真集やテレビその他映像媒体で大きな画像を見て、あんな綺麗な写真を撮りたい、と思われたのなら、より高性能なカメラを選ぶことになるでしょう。





カメラを選ぶ上で、大事なポイントは以下のようなものがあります。

形状
これには大きさ、重さ、手にした時のフィット感も含まれます。詰まるところカメラも道具の一種なので、持ってファインダー(モニター)を見ながら撮影する一連の動作が負荷なく違和感なく行えるかということです。これはネットのカタログだけでは把握しにくいので、できれが店頭で実際に手に取って感触を確かめたいものです。無理ならば、ネットにレビューや評判を足掛かりにサイズや重量をよく吟味してください。

機能
撮る目的に大きく左右されるのがカメラです。全てにオールマイティなカメラは存在しません。どこかに特化した選択が必要です。今のカメラはそれぞれに優れた特徴があるので、それを見極めなければなりません。ミラーレスカメラに関していえば、以下の機能が重要な重要なポイントとなります。

1:オートフォーカス
2:センサー性能
3:手ぶれ補正能力
4:連射速度
5:感度上限
6:動画性能


これらに加えて、ビギナーにとっては、「フルオート」やプリセットされた撮影スタイル、さらにフィルターなどの効果が各カメラによって異なりますので、何が役に立つのか前もって知っておくと便利です。

また初心者の方は軽視しがちなのですが、将来性、拡張性を考えて、各カメラに対応するレンズのラインアップを把握していくことをお勧めします。それぞれのメーカーやセンサーによってそのカメラに適合するレンズが異なり、使えない場合もありますので、長い目で見てレンズの買い足しも考慮に入れておきましょう。


それでは目的別に2021年時点でオススメのカメラをご紹介します。あなたに相応しいカメラが見つかるようなガイドを目指しました。


ビギナーのための用途・目的別カメラ選び


1:スマホの次のステップとして簡単でよりキレイに撮れるカメラが欲しい

  SONY RX100 VII

Sony RX100 Mark VII review | Digital Camera World

2012年の初代機発売以来、この7代目で9年目を迎えるRXシリーズは1インチセンサーの強みを最大限に引き出しつつ、常に新しい要素を取り入れながら成長してきた最良のコンパクトデジカメの一つです。最新版のVIIでは、新開発のメモリー一体1.0型積層型CMOSイメージセンサーと最新の画像処理技術で、RXシリーズ最速のスピード性能を実現しました。フルサイズの上級機α9でも採用されている最高20コマ/秒の連続撮影時、最大60回/秒のAF/AE演算処理を行うことで、動きが複雑で速い動体にも、高精度なAF/AE追随が可能、と謳っております。まさにコンデジとして死角なしの最強カメラと言えるでしょう。



2:子供の成長記録をキレイに残したい

  Canon EOS Kiss M

キヤノンのミラーレス「EOS Kiss M」実機インプレ、触って驚く高性能 (1) | マイナビニュース

一眼レフ機として大ヒットシリーズ出してきたEOS Kissのミラーレス版として、多くのファミリー層から支持を受けています。軽量小型で、ライトな操作性が抜群。小柄な女性の手にも馴染むグリップと持った時の質感、バランス感も最適です。日常の生活から旅のお供にも邪魔にならず、さっと取り出して手軽にいい写真が撮れます。




3:風景やスナップ写真を中心に撮りたい

  Fujifilm X-S10

Fujifilm X-S10 review | TechRadar

私の所有するX -T200もいいのですが、残念ながら製造は終わってしまいました。しかしX -S10はさらに上をいく本格撮影が可能であり、エントリー機にして中、上級機並みの機能を併せ持つ万能選手です。富士フィルムお得意のフィルムシミュレーションを豊富に使え、他メーカーには出せないフィルム会社ならではの写真を得ることができます。




4:スポーツや乗り物、野鳥など、動きのあるもの中心で撮りたい

  Olympus OM-D E-M5 Mark III

Compact and feature-packed: Our Olympus OM-D E-M5 Mark III review: Digital  Photography Review

強力な手ぶれ補正や防塵防滴で知られるオリンパスからは、このコンパクトながらも、上級機に匹敵する高性能、高機能が満載のOM-D E-M5シリーズがお勧めです。クラシカルなボディデザインは持っていて飽きが来ないし、キビキビと動くカメラのメカニズムを堪能するにはもってこいの一台です。



5:動画も上手く撮れるカメラにしたい

  Panasonic G9 

Panasonic Lumix G9 review | TechRadar

4K撮影をいち早く取り入れたパナソニックはデジカメ黎明期に多くのビデオカメラも開発してきました。そのノウハウをデジカメにも応用し、GH5やFZ2500などの動画に強いカメラを出し続けています。G9はスチルに強いとされていますが、4Kの高画質動画もプロ並みで見逃せない描写力を誇ります。動画、静止画どっちも撮りたい派には見逃せないマイクロフォーサーズ機です。



6:将来的にプロ並みの写真が撮れる本格的なカメラが欲しい

  SONY a7 III

Sony A7iii Street Photography Review - Lives Up To The Hype?StreetShootr

a7 IIIの登場によって、デジタルカメラ全体のあり方を決定づけたとも言える名機です。多くのカメラファンを瞠目させた爆速かつ正確なオートフォーカス性能は、ライバル機から頭ひとつ飛び出したまま現在に至ります。フルサイズでありながら動作は機敏で、クロップ無しの4K動画も撮れるし、秒間10コマの撮影も手ブレせずに撮り続けられます。初めてフルサイズを手にする方にもしっかり馴染む取り回しの良さも魅力の一つでしょう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


以上が用途別デジカメの一押しお勧めリストです。

今回はメーカーの配分などは考慮せず、ズバッと感じたままを選びました。もちろんこのチョイスがベストだとは言い切れませんが、少なくともすでに多くのカメラファンから高評価を得ているものばかりです。
売れないと言われる昨今のデジタルカメラ業界ですが、出されるカメラに駄作はもはやなく、どれを選んでも、どこかに必ず光るものがあるのが今のカメラです。
あとは自分に合うか合わないかです。しっかりスペックなどを見極めた上で、後悔のないカメラ選びを楽しんでくださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿