万能カメラが欲しかった
とにかく日常いつでもどこでもさっと出してパッと撮れるカメラを求めていました。
そんなのスマホでいいじゃん、という方もおられるでしょう。
私の場合はちょっと条件というか、こだわりがあって、現状のスマホカメラでは要求を満たせないのです。
私の場合はちょっと条件というか、こだわりがあって、現状のスマホカメラでは要求を満たせないのです。
それは何かというと、
1 最低8倍以上の光学ズームで遠くのものをグッと引き寄せたい。
2 鳥や昆虫、その他、動きのある動物を高速連写したい。
3 ファインダーで被写体を捉え、構図を決めたい。
4 絞りやシャッタースピードを直感的に操作したい。
などです。
以上に加え、携帯性に優れ、最低限のマニュアル操作が瞬時に行えるカメラが私の理想です。さらに今回購入したLumix TZ90には、ガジェット好きの遊び心をくすぐるさなざまな機能が満載されていて、これ一台でいろんな撮影が楽しめるのです。
5分でわかるPanasonic TZ90

構造と操作性
箱から出してすぐに、パナソニックTZ90は頑丈なキットであるという印象を受けます。プラスチックではありますが、基本的な堅牢性は担保されています。
サイズは以前のバージョンよりも少し厚く、ポケットに入りにくくなっていますあと5ミリ薄ければ文句無しでした。でも長く使えるカメラです。
性能
TZ90の画質はテスト段階ですが、今のところほぼ満足しています。総合力で言えば、私が使ってきたこれまでのコンデジの中でおそらく最高の点をつけることができるでしょう。
クローズアップやポートレートを撮影するとそれがよくわかるのですが、特に評価したのは空のディテールを拾うことでした。これまで使ってきたコンパクトカメラは、曇り空を撮影すると真っ白になってしまうものが多かったのです。しかしTZ90はダイナミックレンジが広く、濃いグレーの空の色調変化を拾ってくれるので、見たままを再現してくれます。
全体的に、露出は正確です。明るい俯瞰的な太陽光の下でも、ハイライトがしっかりと維持されています。色彩も豊かで鮮やかです。コンデジにもかかわらずRAWでも撮れるので、撮影後Photoshopなどで軽く処理すると、ほとんどAPS-Cレベルの写真に仕上げることができます。
低照度下でのノイズもよく処理されています。ISO3200くらいで撮影し始めると、画像を拡大したときに細かい部分の乱れが気になるのは想定内。コンデジセンサーとしてはよく頑張っている方です。暗い場面で撮ることは少ないので、気になりません。
AFシステムは高速で反応が良いです。光量の少ない場所でもコントラストの強い部分をうまく捉え、追尾モードでは被写体にロックオンし、被写体や自分の動きに合わせて確実に追尾してくれます。
電子ビューファインダーは小さく解像度も低いのでオマケと考えても良い程度ですが、あると助かる場面も必ず出てきます。
総合評価
これまでの機種で少しずつ改善されてきたことを基に、完全なパッケージとして提供されています。旅行用のコンパクトカメラとしては、おそらく市場で最高のスペックを備えており、これ以上を望むなら1インチセンサーで値段が倍以上もする高級コンデジということになるでしょう。
むしろ、パナソニックのTZ90は、旅行用カメラの枠を超えて検討すべきだと思うほどです。
何よりも重要なのは、美しい画像が得られることです。TZ90は暗所を除き、ほとんどの場面で信頼できる高品質のカメラです。
パナソニック TZ90 / ZS70は、前作よりもわずかに大きいボディですが、そのスペースを電子ビューファインダー、チルト式タッチスクリーン、4K動画、4Kフォト、ポストフォーカスとフォーカススタッキングモード、高速AFなどの多くの洗練された機能で満たしています。
堅牢で考え抜かれた造りになっており、センサーの大きさの割には画質も優れています。
TZ90 / ZS70は、機能が豊富で使い勝手が良いので、トラベルズームとしての立場を超えて、本格的に写真を撮りたいと考えているスマートフォンユーザーのステップアップ・カメラとして十分に活躍できると思います。
24~720mm相当の焦点距離で光学30倍ズームを実現し、1/2.3インチの2030万画素センサーを搭載したスーパーズーム機です。
4K動画にも対応。TZ90は、3840×2160のQFHD 4K動画を最大30pのフレームレートで撮影できるほか、フルHDで120fpsまたは100fpsで撮影してスローモーション動画を撮れます。
「4Kフォト」技術も搭載され、30fpsの4K動画を短時間で撮影し、そこから8メガピクセルの静止画を抽出することができます。
パナソニックのレンズ交換式カメラLUMIX Gの多くがそうであるように、レンズ固定式のTZ90にもポストフォーカス技術が搭載されており、撮影後に画像の焦点位置を変更できます。複数枚の画像を合成して被写界深度を変えることができる「フォーカススタッキング」機能も搭載。
長い焦点距離での映像を安定させるために、傾き補正と5軸手振れ補正があります。新しい4Kライブクロッピング機能では、撮影終了後に映像を少しずつ切り取って、パンや構図の調整を行うことができます。また、目立たないように撮影したいときに便利なサイレント撮影モードも搭載しています。
TZ90には、チルト式3インチ1040Kドット液晶タッチパネル&ビューファインダー、49エリアAFシステム、10コマ/秒(AF-Cモード時は5コマ/秒)の連写、1/16,000秒(電子シャッター時)の高速シャッター、タイムラプスモードに加え、先代のZS60/TZ80に搭載されていたフルマニュアル操作とRAWファイル(カメラ内で処理可能)の撮影機能が追加されています。
3インチ1040万ドットのチルト式液晶タッチパネルを180度反転させると、「自撮りモード」に切り替わります。
また、TZ90には0.2インチ、1166kドットの電子ビューファインダーが搭載されており、アイセンサーによりEVFを目に近づけると自動的に切り替わります。
堅牢で考え抜かれた造りになっており、センサーの大きさの割には画質も優れています。
TZ90 / ZS70は、機能が豊富で使い勝手が良いので、トラベルズームとしての立場を超えて、本格的に写真を撮りたいと考えているスマートフォンユーザーのステップアップ・カメラとして十分に活躍できると思います。
24~720mm相当の焦点距離で光学30倍ズームを実現し、1/2.3インチの2030万画素センサーを搭載したスーパーズーム機です。
4K動画にも対応。TZ90は、3840×2160のQFHD 4K動画を最大30pのフレームレートで撮影できるほか、フルHDで120fpsまたは100fpsで撮影してスローモーション動画を撮れます。
「4Kフォト」技術も搭載され、30fpsの4K動画を短時間で撮影し、そこから8メガピクセルの静止画を抽出することができます。
パナソニックのレンズ交換式カメラLUMIX Gの多くがそうであるように、レンズ固定式のTZ90にもポストフォーカス技術が搭載されており、撮影後に画像の焦点位置を変更できます。複数枚の画像を合成して被写界深度を変えることができる「フォーカススタッキング」機能も搭載。
長い焦点距離での映像を安定させるために、傾き補正と5軸手振れ補正があります。新しい4Kライブクロッピング機能では、撮影終了後に映像を少しずつ切り取って、パンや構図の調整を行うことができます。また、目立たないように撮影したいときに便利なサイレント撮影モードも搭載しています。
TZ90には、チルト式3インチ1040Kドット液晶タッチパネル&ビューファインダー、49エリアAFシステム、10コマ/秒(AF-Cモード時は5コマ/秒)の連写、1/16,000秒(電子シャッター時)の高速シャッター、タイムラプスモードに加え、先代のZS60/TZ80に搭載されていたフルマニュアル操作とRAWファイル(カメラ内で処理可能)の撮影機能が追加されています。
3インチ1040万ドットのチルト式液晶タッチパネルを180度反転させると、「自撮りモード」に切り替わります。
また、TZ90には0.2インチ、1166kドットの電子ビューファインダーが搭載されており、アイセンサーによりEVFを目に近づけると自動的に切り替わります。

同社の処理エンジン「Venus」を採用し、ネイティブISOは80~3200、最大ISO6400まで拡張可能です。
また、TZ90は、DFD(Depth From Defocus)技術により、0.1秒のAFスピードを実現しています。AFシステムはフレーム全体に49点を配置しており、暗い状況でフォーカスをロックするための新しいローライトAFモードも追加されています。
基本的に、スペック的にはひと昔前のデジタル一眼入門機を凌駕しています。センサーサイズの小ささもデジタル処理の発達でかなりカバーされてると言えます。
また、TZ90は、DFD(Depth From Defocus)技術により、0.1秒のAFスピードを実現しています。AFシステムはフレーム全体に49点を配置しており、暗い状況でフォーカスをロックするための新しいローライトAFモードも追加されています。
基本的に、スペック的にはひと昔前のデジタル一眼入門機を凌駕しています。センサーサイズの小ささもデジタル処理の発達でかなりカバーされてると言えます。
構造と操作性
箱から出してすぐに、パナソニックTZ90は頑丈なキットであるという印象を受けます。プラスチックではありますが、基本的な堅牢性は担保されています。
サイズは以前のバージョンよりも少し厚く、ポケットに入りにくくなっていますあと5ミリ薄ければ文句無しでした。でも長く使えるカメラです。
ボディは金属と硬質プラスチックで構成されており、前面には質感のあるラバーグリップ、背面にはラバーサムグリップが付いています。
背面には、ビューファインダー、Fn4ボタンにもなるLVFボタン、4Kフォトモードのダイレクトコントロール、再生ボタンとポストフォーカスボタン(Fn1とFn2にもなる)、フラッシュ、露出補正、ドライブモード、フォーカスモードを設定できる4ウェイコントローラーのスクロールホイールがあります。十字キーの下には、ゴミ箱ボタンとDISPボタンがあります。右側面にはHDMI端子、カメラ下部にはバッテリーとmicroSDカードの収納スペースを設けています。
またレンズの周りにフォーカスリングがあるのが嬉しいポイントです。
タッチスクリーンは反応が良く、同様に頑丈です。全般にデザインに細心の注意を払っていると感じられるプレミアムコンパクトカメラです。
前モデルよりもサイズが大きくなったにもかかわらず、ジャケットやアウターのポケットに入るサイズです。サッと取り出して、電源ボタンを押し、指一本で撮りたい構図にズームインし、タッチパネルでフォーカスポイントを押してピントを合わせる。これが実にスマートでかっこいいのです。レンズキャップをいちいち取り外したり、フードをつけたりの手間が省け、その分シャッターチャンスが稼げるのです。
背面には、ビューファインダー、Fn4ボタンにもなるLVFボタン、4Kフォトモードのダイレクトコントロール、再生ボタンとポストフォーカスボタン(Fn1とFn2にもなる)、フラッシュ、露出補正、ドライブモード、フォーカスモードを設定できる4ウェイコントローラーのスクロールホイールがあります。十字キーの下には、ゴミ箱ボタンとDISPボタンがあります。右側面にはHDMI端子、カメラ下部にはバッテリーとmicroSDカードの収納スペースを設けています。
またレンズの周りにフォーカスリングがあるのが嬉しいポイントです。
タッチスクリーンは反応が良く、同様に頑丈です。全般にデザインに細心の注意を払っていると感じられるプレミアムコンパクトカメラです。
前モデルよりもサイズが大きくなったにもかかわらず、ジャケットやアウターのポケットに入るサイズです。サッと取り出して、電源ボタンを押し、指一本で撮りたい構図にズームインし、タッチパネルでフォーカスポイントを押してピントを合わせる。これが実にスマートでかっこいいのです。レンズキャップをいちいち取り外したり、フードをつけたりの手間が省け、その分シャッターチャンスが稼げるのです。
性能
TZ90の画質はテスト段階ですが、今のところほぼ満足しています。総合力で言えば、私が使ってきたこれまでのコンデジの中でおそらく最高の点をつけることができるでしょう。
クローズアップやポートレートを撮影するとそれがよくわかるのですが、特に評価したのは空のディテールを拾うことでした。これまで使ってきたコンパクトカメラは、曇り空を撮影すると真っ白になってしまうものが多かったのです。しかしTZ90はダイナミックレンジが広く、濃いグレーの空の色調変化を拾ってくれるので、見たままを再現してくれます。
全体的に、露出は正確です。明るい俯瞰的な太陽光の下でも、ハイライトがしっかりと維持されています。色彩も豊かで鮮やかです。コンデジにもかかわらずRAWでも撮れるので、撮影後Photoshopなどで軽く処理すると、ほとんどAPS-Cレベルの写真に仕上げることができます。
低照度下でのノイズもよく処理されています。ISO3200くらいで撮影し始めると、画像を拡大したときに細かい部分の乱れが気になるのは想定内。コンデジセンサーとしてはよく頑張っている方です。暗い場面で撮ることは少ないので、気になりません。
AFシステムは高速で反応が良いです。光量の少ない場所でもコントラストの強い部分をうまく捉え、追尾モードでは被写体にロックオンし、被写体や自分の動きに合わせて確実に追尾してくれます。
電子ビューファインダーは小さく解像度も低いのでオマケと考えても良い程度ですが、あると助かる場面も必ず出てきます。
総合評価
これまでの機種で少しずつ改善されてきたことを基に、完全なパッケージとして提供されています。旅行用のコンパクトカメラとしては、おそらく市場で最高のスペックを備えており、これ以上を望むなら1インチセンサーで値段が倍以上もする高級コンデジということになるでしょう。
むしろ、パナソニックのTZ90は、旅行用カメラの枠を超えて検討すべきだと思うほどです。
何よりも重要なのは、美しい画像が得られることです。TZ90は暗所を除き、ほとんどの場面で信頼できる高品質のカメラです。
以前は私も、一眼レフのNikon D500やCanon EOS Kissシリーズなどで気合を入れて撮影に臨んだものですが、徐々に野外に持ち出す回数が減ってきました。どうしてもカメラ+レンズの容積の大きさ、重さが負担になって、持ち歩くのが億劫になってきたのです。
加えて撮った写真を大きく引き伸ばしてプリントすることも激減していたので、画質などにそれほど神経を使わなくなってきておりました。
カメラは時代とともに移り変わります。フィルムからデジタルへ。そしてレフ機からミラーレスへ。スマホ撮影全盛の現代において、最良のカメラとはなんぞや、と自問するときに、一つの答えとしては、圧倒的な写真機としての高性能を誇るフルサイズ・ミラーレスへの移行です。現在その流れで、カメラのトレンドもそちらへ急速にシフト中です。
もう一方の考えとしては、高性能な高級コンデジをメイン機にし、一眼などは必要時のみにする、みたいな方向性です。
色々考え方はあると思いますが、人それぞれでカメラの用途も違うので、一概にこれが正解というものはありません。ある人は鉄道写真を念頭にカメラやレンズを選ぶし、子供の成長記録としてカメラを使うという人もいます。かたや大自然の風景を専門に、かたやスポーツ写真を中心に、いやポートレートに専念したい、など、撮影への志向は百人十色です。
私も今後のカメラ揃えは暗中模索ですが、今回Lumix TZ90を迎えたことで、新たな段階に入りました。
道具としてのカメラへの興味はどこまで行っても尽きませんね。
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