2021年6月12日土曜日

今だからコンデジ購入:Lumix TZ90

サムズアップ・アメリカ!
カメラを買うタイミング



久々にカメラを購入しました。今注目のフルサイズ・ミラーレスではなく、コンパクトデジカメ。パナソニックから出ているLumix TZ90です。近頃発表されたGH5 Mark IIじゃありません。
ええ、なんだそりゃ、と思われる方もおられるでしょうが、理由があります。

最近YouTuberで写真家の西田航さんがコンデジに興味が湧き、コンデジ数台で作品作りに挑んでいるという動画をアップされていました。結構な反響があったそうです。日頃、Canon使いでハイエンドのRシリーズを臆面もなく支持されている西田氏がいきなりコンデジ?と当惑を覚えました。説明によると、西田氏が最近見に行った森山大道写真展で、あのストリートフォトの巨匠がニコンのクールピクスを使っていると知り、興味をもったとおっしゃるのです。

森山大道さんといえばモノクロ写真の強烈なインパクトで世界的に知られるカメラマン。あの巨匠がコンデジで作品を作っていることはどっかで聞いていましたが、てっきりリコーGRユーザーかと思っていました。しかしその写真展で森山氏の使用カメラがクールピクスと紹介されいてい多層で、私も「え?」と驚いたのです。
それが、しかもなんとCoolpix S7000。初心者向けのもう6年前に発売された旧機種です。とはいえCoolpixを使った人ならわかるでしょうが、起動が早いカメラです。ストリートフォトで要求される速射性の条件は十分満たされるカメラなのです。でも肝心の画質はRicoh GRのようには行かないはず。プロの写真家はどのようにコンデジの写真を作品にまで昇華させていくのでしょうか。

私はそこに強い興味を覚えたのです。

今やカメラ業界全体がスマホカメラに推されて縮小する中、圧倒的な高画質、高性能で差の出るフルサイズミラーレスしか生き残る道はない、ような風潮の中で、コンデジが蘇るなんてことはあり得るのでしょうか。

今回知ったお二方のプロカメラマンの今後のご活躍が気になります。

もちろんコンデジを扱う方は森山大道氏、西田航氏だけではありません。異色のカメラマン、大熊真春氏もリコーの一眼レフから現在はパナソニックのLumixに乗り換えています。
さらにNikonファンで知られるYouTuberマツチャンネルで、日頃ハイエンドのニコン機の素晴らしさを訴える氏も最近クールピクスの旧機種にハマっているとの動画をあげておられました。

こういう機運から見ても、コンデジはまだ死んでいないのだと感じています。確かに各カメラメーカーともここ1、2年コンデジは目立った新機種を出していません。唯一ソニーがZV-1をヒットさせましたがあれはVLOGに特化したもの。スチル中心の私には興味がありません。

この度私の購入したのはPanasonic Lumix TZ90

DC-TZ90 | コンパクトカメラ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

これまた2017年発売のもので、後継機種TZ95も出ています。
この24mmから720mm、倍率30倍もの超望遠かつコンパクトというコンデジは他社からもまだ色々発売中です。その中でなぜ私がLumix TZ90を選んだのでしょうか。
まあ一言で言えば多機能ということです。
Lumix TZ90は発売から4年経った今でも最新のコンデジと比べ、それほど引けを取らない充実した機能が満載のカメラなのです。

まだ私は現在、現役のコンデジを2台持っているのですが、ともに瀕死の状態です。特にソニーのHX99は電気系統がイカれて、ダイアル捜査中に勝手に別の設定に飛んで行ったりします。モードによってはシャッターを切ると全く予期しないイラストタッチの写真になってしまい、もはやカメラの役割を果たさなくなってきています。(下記参照)

さらにフラッシュもあまり使わないのですが、ポップアップさせても全く光らなくなりました。

もう一台のキャノン・パワーショットSX260はレンズ面に複数の傷がつき曇りがち。なかなか焦点が定まらず、望遠端は見ていられないくらいぼんやりした写りとなってしまいました。

これらのカメラは常日頃、バッグに入れ、ほとんどどこへ行くにも持ち歩いていました。でももう限界です.
プロでもコンデジを使うと知ったこのタイミングでもう一度、日常使いのコンデジを買わねばと思った次第です。

では選んだLumix TZ90のどこが良いかということです。

1 とにかく広角から超望遠までをカバーしているところ。
2 チルト式モニターで素早く構えられる点。バリアングルより早く撮れるのです。
3 ファインダーがついていること。遠くのものを撮る際に顔に固定してブレを防げます。
4 4K写真が撮れること。
5 タッチスクリーン対応。操作が素早くできます。
6 毎秒10コマ連写ができること。

などが主な理由です。

とにかくお散歩カメラとしての条件をしっかり満たしてくれているのが嬉野です。しかもコンパクト。欠点もあります。

動作はこのクラスのカメラの中でもちょっともっさりしていて、一瞬のシャッターチャンスにはやや弱いです。でもその分ものすごくいろんなことができる、遊べる多機能コンデジ。プロやハイアマチュアが真っ先に見向きもしなくなるタイプのやつですね(笑)
いいんです。私はこれが好きなんです。カメラでありながらガジェット感が半端ない。

というわけで、明日からちょくちょく試し撮りをして、どんなあんばいかをレポートできればと思っております。

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