カメラで冬景色をキレイに撮るポイント
冬場は寒さで外出が億劫になりがち。ついついカメラの出番も減ったりします。
しかし!
冬こそ名場面の宝庫なのです。撮影する被写体として、冬ならではのシーンを思い浮かべればたくさんイメージが溢れてきます。さあ、カメラ片手に外に飛び出し、この季節にしか見られないシャッターチャンスを捕まえに行きましょう!
この記事では、簡潔に冬景色の綺麗な撮り方のコツをご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
露出補正で明るさを調整する
雪景色は、光の反射率が高いため、カメラの露出計では暗めに写ってしまいます。そのため、露出補正をプラス側に調整して、白く明るく写るようにしましょう。露出補正の量は、カメラや撮影条件によって異なりますが、+1.0~+2.0程度が目安です。
ホワイトバランスを調整する
雪の色は、太陽光の色によっても変わってきます。太陽光が強く青みがかった場合、そのまま撮影すると、雪が青っぽく写ってしまいます。そのため、ホワイトバランスを調整して、雪の色を正しく表現しましょう。
太陽光が強い場合は、ホワイトバランスを「晴天」に設定します。また、曇りや夕方など、太陽光が弱い場合は、「曇り」や「日陰」に設定すると、より自然な色合いに仕上がります。
絞り優先モードで撮影する
雪景色を撮影する際には、絞り優先モード(Avモード)で撮影すると、シャッタースピードを自動で調整してくれるため、手ブレを防ぐことができます。
また、絞りを開放側に設定すると、背景が大きくボケて、雪景色がより引き立ちます。
低い位置から撮影する
雪景色は、高いところから俯瞰して撮影すると、遠近感が出て迫力のある写真になります。また、低い位置から撮影すると、雪の上にできる影が強調されて、立体感のある写真になります。
光と影のバランスを意識する
雪景色は、光と影のバランスが重要です。光の部分だけでなく、影の部分もしっかりと写すことで、立体感のある写真になります。
また、光と影のコントラストが強いと、写真がよりドラマチックになります。
雲を活かす
冬の空には、雲が多いことも多いです。雲を活かすことで、写真に奥行きや広がりが出ます。
また、雲の形や色を意識して撮影すると、より印象的な写真になります。
ただし、ストロボの光が雪に反射して、ゴースト現象が発生することがあります。そのため、ストロボの位置や出力を調整して、ゴースト現象を抑えるようにしましょう。
イルミネーションを楽しむ
冬は、イルミネーションを楽しむことができる季節です。イルミネーションと雪景色を組み合わせると、とても幻想的な写真になります。
イルミネーションの色や明るさに合わせて、露出やホワイトバランスを調整しましょう。
季節を表現する
冬の風景には、雪や氷、霧など、季節感を表現できる要素がたくさんあります。これらの要素を意識して撮影することで、より季節感のある写真になります。
例えば、雪の結晶や氷の模様をクローズアップで撮影したり、霧に包まれた景色を幻想的に表現したりするのもおすすめです。
撮影を楽しむ
冬景色は、とても美しいものです。うっとりと見惚れるぐらいの景色を探し当てましょう。撮影するときは、シャッターを切る瞬間を楽しみ、自分だけの特別な写真を撮るように心がけましょう。写真はあなたの気持ちを素直に反映してくれるものですよ。