2020年8月14日金曜日

英語はYouTubeで学べ

 おすすめ英会話 on YouTube


 

 英語学習はもはやネットを通じて効率よく進める時代。近頃YouTubeを観ていて、つくづくそう感じます。

 町の英会話教室に通って、ネイティブ英語を話す先生からいくら学んでも上達しないのは、みんなわかってきています。オンライン対話形式で現地の先生と会話する式の学習も、一時は流行りましたが、週に1ー2度、一回1時間程度では到底上達は望めません。

 学習する物量的な密度がスカスカで、まず生徒を甘やかしすぎです。高い授業料を払う生徒さんを失いたくないから、つい優しく優しく接し、いつまでたっても初心者から抜け出せないレッスンを堂々巡りのように繰り返してしまうのです。

 さらにこれらは根本的に、教える側の資質に問題があります。日本人に対し教えるにあたって、何が重要、必要かを全く認識していない先生が多すぎます。英語を上達させたいなら、生徒一人ひとりの問題を把握し、それに沿って中期、長期の達成プランを組み、上達を確認しながら教えるべきなのです。せっかくの個人授業、少人数制がまったく生かされていないのが、ほとんどの英会話教室の問題です。

 こういった塾制度の英語学習にはもう見切りをつける頃でしょう。本当に英語を習得したい、そんなやる気のある人なら、今は自ら自分に合った学習を選択できる時代です。

 そんな中で、私は近ごろの英語を教えるYouTuberの充実ぶりに瞠目しています。

 まさに百花繚乱。ここ数年で英語に関するYouTubeの人気はうなぎのぼりで、どれがいいのか、目移りするほどです。もちろんやりかたも語り口も様々で、なかには「ちょっと待て、その英語」という怪しいものまで含まれます。

 そんな中で、私がワンダフル! と嫉妬を覚えるようないいチャンネルをいくつかご紹介します。

1 ニック式英会話

 東京で長年英会話教室を主催するニック先生の授業は、ただではもったいないくらい、中身が充実しています。日本語の深いところまでよく知るニック先生だからこそ、日本人の陥りがちな文法上の間違いや、発音理解の仕方を惜しげもなく披露してくれます。毎回わかりやすい例文で教える発音と文法のバランスが絶妙なのに驚きます。英会話は常に文法と発音の両輪で上達させていくべきものですが、どちらにも偏らず、理路整然とわかりやすく教えてくれる英語は、とても自然で実用的なものばかりです。

 数あるYouTube英語レッスンでどれから始めるか迷ったら、まずこれ一本に集中していいと思います。繰り返し聞けば、参考書が苦手な人にもガッツリした英語基礎知識が身につく内容となっています。本当にイチオシ。

2 Yumi's English Boot Camp

 Yumi先生は日本人が陥りがちな発音の悩みを解消してくれます。とにかく発音、発声のお手本を地で行く先生です。よくいる帰国子女のような、まんまネイティヴの現代っ子的くだけた口語ではなく、日本人がたどり着くべき理想の発音方法を学べます。自然な言い回しや句動詞の大切さも教えてくれ、日本人目線でわかりやすく、役立つ情報満載です。ここで会得したことはフォーマルでもカジュアルでも自信持って活用できます。ひろく英語社会に溶け込みたい人には、是非参考にしてほしいチャンネルです。

3 Ichiro English

 パッと見なかなか濃いルックスのIchiro先生が熱く語る英語学習法は、とにかく熱量が半端ないです。英語習得のコツを伝えようとするエネルギーが画面を通じてひしひしと伝わってきます。個性的で型破りな教え方に評価は分かれそうですが、独学で覚えたとは思えない、ネイティヴ顔負けの英語知識は本格的です。独自のスタイルで、既存の英語塾にはない新鮮さを求めるならココ。先生の強調するポイント・アドバイスはいちいちもっともなので、思わずメモしたくなるほど引き込まれます。なんだか手品師の技を、目の前で見ているような臨場感は素晴らしいものです。

4 Hapa 英会話

 2014年に始まったポッドキャスト英会話を皮切りに、音声、ビデオを駆使したインタラクティヴ英語学習の草分けです。Jun先生のネイティヴ・イングリッシュは肩のこらないリラックススタイルで、気軽に聞き流せるのが特徴。時間のない人が、毎日シャワーを浴びる気分で日課にするとよいかもしれません。英語圏ならだれでも使う、普遍的な日常会話を短い時間で無駄なく紹介してくれます。これまでに取り扱った会話例は、大型参考書一冊分を越えロングランを続けています。全くの初心者が途中から入るのはちょっと躊躇うかもしれません。これから中級を目指す、という方なら参考になるティップスがふんだんに見つかるのではないでしょうか。

5 IU-Connect 英会話

 アーサー先生はご自身、日本語を学ぶことによって、日本人が英語を学ぶ秘訣を知ったそうです。外国人にとって最難関の外国語である日本語を、完璧に近いレベルでマスターした先生だからこそ教えられる英語のメソッド。日本人が抱える、様々な英語活用の問題点をひとつひとつ丁寧に解説してくれます。それはアーサー先生が実際に見聞したであろう日本人の問題点を鋭く突いてきます。観ていると、私も知らずに使っていた文法的によくても、微妙にズレた表現が出てきました。アーサー先生はそれちょっとおかしいよって、噛み砕いて指摘されるので、まさに目からウロコでした。優しい物腰で語るスタイルも好評で、初心者でも安心して参加できるチャンネルです。


 今回は正統派のYouTuber英会話学習チャンネルをご紹介しました。これから英語を学びたい、再入門してみようか、そう思われる方はぜひチャレンジしてみてください。きっと今まで以上に英語が親しみやすく学べるはずです。


2020年8月13日木曜日

部屋にモノが多すぎる

 整理整頓・爆速進行中

  

 家にやたらモノが溜まって困っている人、結構多いです。

 そんなとき、あなたはどうしますか?

 私は日本にいた頃、運送業の知人に片付けの秘訣を教わりました。その人曰く、

「来週引っ越しだと思えばやる気になるよ」というものでした。

 まあそうなんでしょうけど、実際のところ、本当に引っ越しにでもならないとやる気は起きそうにありません。しかしその運送業の知人の家はいつ行っても、やたらきれいに片付けられているのです。それは悔しいくらいスッキリしているのです。特にモノが少ないとかではなく、やたら整理整頓されていて、余分なモノがないのです。

 私は、彼が何かまだ他に秘訣を持っているはずだと思い、食い下がりました。彼の答えは、

「明日自分が死ぬと思えばいい」でした。どんな金持ちも、モノ持ちもあの世へは何ももってけないだろ。そう思えば諦めもつき、何でも捨てられるだろう、というのです。

 さらに付け加えて、「ようするに君は執着心から抜け出せずにいる。そういう煩悩だと思え。そういう人はモノを減らすのが困難なので、別のやり方で行くしかない」というのです。

 なるほど、いくら整理整頓心がけても、人の性根が執着心に囚われた煩悩の塊では永遠に脱却できぬというわけです。

 それで私は「別のやり方」を求めてさまよい始めました。それから10数年。いま私がたどり着いた整理法があります。

 名付けて、「エイリアス作成法」

 これはネット社会の現代であるからこそ、為せる技です。私が日々行っているのは、過去に置き貯めた物品を片っ端から、デジタル化してゆく、というものです。

 できるものは限られていますが、私の場合、物量的にもっとも空間を占有しているものがデジタル化可能な対象品です。

 まず本。蔵書と言うほどでもないのですが、ざっと1000冊。それを2年ほど前から順次デジタル化しています。私は買ったまま読まずに本棚直行の積ん読本が多いので、捨てるに忍びない本が山程あったのですが、どうしても取っておきたい本から順に電子書籍を購入し、紙の本をリサイクルしています。すでに120冊以上がデジタル本に変えられ、本棚のスリム化に大きく貢献しています。すべての本が電子書籍化されてるわけではないのですが、調べたところ60%は可能とわかりました。あと1年ほどで、所蔵本のデジタル化は完了の予定です。

 次に、ビデオテープ。これは仕事の関係で、一時期、500本近くのVHSテープを溜め込んでしまいました。殆どが、レンタルビデオ店から借りたものをコピーした私的複製テープです。中身はほとんど映画ばっか。これは保存希望リストを作り、図書館でレンタル可能なものに星印をつけ、いつでも借りられることをチェックした後、ゴミ箱に捨てました。これであの場所をとってしかたがなかったビデオテープがスッキリ半減しました。

 さらにCDですがこちらもSpotifyでいつでも聴けるアーティストのアルバムは思い切ってBook-Offに売却しました。CDケース2個分浮いてスッキリ気分です。

 プリントした写真、フォトアルバム。これもパソコン・スキャナーで写真をスキャンするか、デジカメでまとめ撮りして、パソコンのデータと化しました。

 そうだ雑誌も古いのを後生大事に取っていたのですが、ある日思い切って時間を割いて、必要なページごとにデジカメで撮りまくり、デジタル化を敢行。去年からざっと80冊くらいは処分できました。昔はハサミで切り抜き糊でノートに貼っていましたが、デジタル化でそんな手間は大幅に省けました。

 同様に、取っておきたい重要書類もできるかぎり、スキャナーを使ってパソコンに移行しています。いらない書類が半年たらずで激減しました。もちろんその際同時に手作業で要不要の仕分けもしました。こういったアナログ的作業も同時進行で少しでも進めていきましょう。

 こうやってデジタル化可能なものの整理作業を、空いた時間にコツコツ進めることで、私の余分な所有物は大幅にカットできました。まだ道半ばですが、この方法なら煩悩と戦わずに安心してモノを減らすことができます。やったあとは非常に心地よいので、部屋を見渡してささやかな達成感を味わえるのがいいですね。

 ひとつ注意していただきたいのは、

デジタル化の際は必ず同じものを別の場所に複数保存しておくこと、です。たとえば、フォトアルバムのデータはパソコンとクラウドの両方に同じものを保存する、などです。用心深い私は、それに加え、外部ハードディスクにも第3のコピーを保存しています、こうすれば何かのときにデータが消失しただのという、取り返しのつかない失敗をカバーすることができます。

 みなさんもぜひお試しください。

余談:先月、向かいの住人がすごく思い切ったモノ減らしを敢行しました。

 ダンプスターを借りて、家の前に5日間ほど置き、数回に分けてドッカンドッカン大きなモノをそこに放り投げておりました。アメリカではこのダンプスター・レンタルやる人多いです。地域、容量によって値段は違いますが、ニューヨーク界隈では、ダンプカー同様の標準サイズ、ダンプスターで一回350ドルぐらいから借りられます。積み込まれた粗大ごみは然るべき処理場へ持っていってくれますので、手間暇労力を考えれば安い方です。

引っ越しのときに便利なダンプスター
引っ越しのときの必需品、レンタル・ダンプスター


 うちの向かいの人は粗大ごみを相当溜め込んでいたようです。朽ちかけた裏庭のドア、古いソファ、ベッド、便器、壊れた食器棚、タンス、椅子、テレビ、脚立、卓球台、鍵盤キーボード、電気スタンド、掛け布団、スーツケース、サーフボード、自転車、その他大きなゴミが毎日どんどん積み重ねられていきました。さすがアメリカ、粗大ゴミ処分も大スケールで短期間でさっさと済ませてしまいました。

 こういう潔さ、ぜひ私もあやかりたいです。物欲所有欲に打ち勝てない私は、つくづく自分の浅ましさを思い知りました。私もいつかはあの豪快な「ダンプスターへ放り投げ」をやってみたいものです。 



 

2020年8月12日水曜日

チーズケーキ激戦地・NEW YORK

ニューヨークで一番のCheesecakeといえば

 
 
 もう過ぎてしまいましたが、7月30日はナショナル・チーズケーキ・デーでした。例年なら各地でチーズケーキを祝うパレードなどが催され、ふんだんにチーズケーキのいただけるはずの日なのですが、今年はいずこも中止か規模縮小だったようです。
 そんな時、うちの子のママ友からチーズケーキのお土産をいただきました。ニューヨーク市内のコロナ感染率が1%台に落ち着いたことで、職場復帰がはじまったそうです。ニューヨーク、ここ数ヶ月頑張りましたからね。そういえばこの間まで駅前の駐車場ガラ空きだったのですが、今朝は結構埋まっていました。ようやくマンハッタンへの電車通勤も正常化に向かいつつあるようです。

 ママ友のご婦人からマンハッタンのお土産をいただくのははじめてです。なにかと思ったらチーズケーキ。それもマンハッタン有数のチーズケーキ人気店「アイリーンズ・スペシャル・チーズケーキ(Eileen's Special Cheesecake)」の定番プレーン・チーズケーキです。

 子どもたちは狂喜乱舞のお祭り気分です。ここは数あるニューヨークのケーキ店でも老舗で、昔ながらの「ニューヨークスタイル」といわれるズシンと食べごたえのある濃厚なチーズ感がウリの店です。店にはバラエティに富んだカラフルなトッピングのチーズケーキがたくさん並んでいて、見るだけでもハッピーな気分になります。一度行こうと思っているのですが、店の中へ入ったことはありません。とても小さくて車で行くと見落としかねない店です。しかしその人気は絶大で、マンハッタン観光するならぜひ立ち寄ってと宣伝するファンもいます。

 お土産に頂いたのは、直径15センチほどのファミリー向け定番プレーン・チーズケーキ。数年ぶりにいただきましたが、「うん、確かに美味い!」と舌鼓を打ってしまいました。ここのチーズケーキの特徴は日本人の舌に会う程よい甘さでしょうか。しっとり感は日本のものより高めで、口の中で程よく溶けます。



 とかくアメリカのケーキ類は激甘が多く、食べた瞬間に歯が痛くなるほど(いやホント)ものもあります。アイリーンズのは上品な甘さで、後味もさっぱりしています。さすが本場のニューヨーカーたちに長年支持されるだけあるな、そう思っていたら、うちの子供達はなんだか微妙な表情。「あれ、美味しくなかったの?」と聞いたら、美味しいけど、これより「チーズケーキ・ファクトリー」のほうが上、と主張しはじめました。

 ちょっと待てよ、です。「The Cheesecake Factory」は全米展開するファミリーレストランで、確かにデザートやお持ち帰りのチーズケーキがウリでファミリー層に不動の人気があります。しかしわたし的にあそこのはかなり子供を意識した、デコレート満載のお菓子というイメージなのです。良くも悪くもアメリカを代表するような甘さ第一主義のチーズケーキ。あそことアイリーンズでは格が違うと思うのは私だけでしょうか?

 そんなことを思っていたら、家内は「あら、チーズケーキのベストはやっぱりHudson Valley Bakeryよ」などと第3の意見が飛び出してきました。それはこのハドソンバレー界隈ではけっこう知られたローカルなベーカリーです。比較的新しい店ですが、あえて言えば、おばあちゃんの作った手作りケーキ、みたいなほのぼの感があります。化学添加物なしという本物志向で、味は濃厚、それでいてふんわりした食感が上品。ついつい食べすぎそうになります。とくにオススメなのが「New York Plain」。サワークリーム風味が利いたプレーン・チーズケーキが絶品で、一度食べると忘れられません。ある時期定期的に買いに行ってたこともあるくらい、病みつきになりました。誕生日やお祝いには持ってこいの商品でもあります。



 さてこれらの中からチーズケーキ・ナンバーワンを選ぶのは至難の業です。どれも確かに人気があり、よく繁盛しているのがその証拠。

 いやいや私が食べたことのない、それでいて人気のあるチーズケーキはまだまだいくらでもあるでしょう。他州は存じませんが、ことニューヨーク内のチーズケーキに関しては、かなりハイレベル、ていうかここは全米一のチーズケーキ激戦区ではなかろうかとさえ思います。

 ニューヨークへお越しの際は、ぜひこのニューヨーク・スタイルのチーズケーキをご賞味ください。きっと忘れられない至福の味を堪能できますよ。

Eileen's Special Cheesecake
17 Cleveland Place, New York, NY 10012

The The Cheesecake Factory
Ridge Hill Shopping Center, 140 Market Street, Yonkers, NY 10710
The Shops at Riverside, 390 Hackensack Avenue, Hackensack, NJ 07601
The Source at White Plains, 1 Maple Avenue, White Plains, NY 10601

Hudson Vally Baking Company

421 Waverly Avenue, Mamaroneck, New York 10543

2020年8月11日火曜日

ウォルマートの闇

アメリカで電子レンジを選ぶ 


 私は日常の買い物はウォルマートの利用率が異常に高いのを自認しています。以前は身の回りを見渡すと、その大半がウォルマートで購入したものでした。そのためいっとき私は「ウォルマーター」であることを公言していたくらいです。

 なぜウォルマートなのかというと、「近くてなんでもあって、安いから」。という単純な理由す。それはいまも変わらないのですが、数年前からじょじょにその依存度を脱却しています。品質という面では、ほかの店を選んだほうがいい買い物ができるとわかってきたからです。

 とくに今回、電子レンジ購入にあたって、ウォルマート信仰はすっぱり捨てたほうが良い、というシンプルな結論に達しました。元ウォルマーターである自分がそう思うほど、今回のショッピングは酷いものでした。

 はじめにお断りしておきますが、これは一転してウォルマート批判に転じるものではありません。これからもウォルマートは庶民の味方であることには変わりません。

 あくまでも今回の事例を参考に、買い物は賢く、慎重に。そういうことを促したくてアップさせていただくものです。

マイクロウェーヴ・オーヴン事件

 私の電子レンジが突如壊れたのは、嵐による停電が発生し、回復した翌朝です。

 コップいっぱいの水を温めようとしたら突然、レンジ内からブーンと唸る音が聞こえ、同時に火花がスパークスはじめました。ちょうど間違ってスプーンなどの銀食器を入れてしまったときのような反応です。あわてて停止ボタンを押し、開けてみると中は陶器のコーヒーカップのみ。レンジ内の壁面もきれいです。試しに空の状態でもう一度20秒レンジを稼働すると、再びブーン、バリバリとうなりながらスパークしました。時間をおいて、もう一度試しましたが、音もスパークもひどくなるばかりです。

 危険を感じ、コンセントを抜いて床に置き、周囲を点検しましたが、外部からみるかぎりどこにも異常はみられません。

 製品は日本のSharp製で使用して5年余り。


 

 毎日ハードに使っても故障知らずで、使い勝手最高でした。

Stainless Steel Sharp Countertop 1200 Watt Microwave Oven, 2.2 cu. ft

(以前使っていたGE製のは加熱ムラが不満ですぐ人手に渡りました)

 故障で考えられるのは停電の時、電流異常が起きた可能性です。あのときの停電は、なんども切れたり灯いたりを繰り返す異常なものでした。

 保証期限を過ぎているので修理屋さんに持っていけば、直るかもしれませんが、手間暇コストを考えると買い替えのほうがいいだろうということに。

 電子レンジは毎日使うものなので、一日も待てません。下調べなしにウォルマートに直行しました。

 商品棚の上にサンプルの電子レンジが並んでいました。見た目ではどれがいいのかわかりません。Hamilton Beach とGalanzというブランドの商品がやたらと安くて多く、幅を利かせていています。全体の7割くらいでしょうか。

 選ぶ基準はブランドではなく大きさとパワーです。今まで使用していたものと同レベルにしようと決めていました。電子レンジの機能差は気にしません。うちは凝った料理を作らず、ひたすら温めるだけなので、容量とワット数が足りてれば十分なのです。

 迷った挙げ句、この店の売れ筋らしいHamilton Beachの商品を買いました。99ドルとウォルマートらしいセールス価格です。いいものをゲットしたと、洋々と帰宅したのですが、箱を開けてびっくり。いきなり操作パネル下の部分が外れかけているのを見つけました。さわるとグラグラ外れそうです。よく見ると右下コーナーに大きなくぼみがあり、開閉ドアとの間に隙間ができていました。改めて梱包箱の底を見ると、角を打ち付けた痕跡が残っています。どうやら店頭に出すまでのどこかで作ったダメージのようです。おそらく一度地面に落っことしたのでしょう。もうこの時点でこの電子レンジはアウトでした。電源をつけるまでもなく、即座に返品しにいきました。

 ハズレを引いたとはいえ、こんなこともたまにはあろうと、ふたたび在庫の豊富な同じモデルを選んで交換してもらいました。こんどは箱の外観にダメージが無いことを確認済です。帰宅しこんどこそ電子レンジでお茶を飲むぞと開封すると、また同じ箇所に変な歪みがありました。そもそも、今度は床においた時点で4つの足がそろわずガタガタ傾いています。底部を見ると、明らかに外部の力で湾曲しているのです。したがってドアの開閉からしてギクシャクし、閉まりきりません。明らかに不良品です。

「ああ」

 私は天を仰ぎました。一日に2度も同じ商品で欠陥品を掴まされるとは、なんという運の無さでしょうか! この日おみくじを引いたら大凶だったに違いありません。いっそ電話でクレームをつけ、引き取ってもらおうかと思いましたが、それよりも面と向かってはっきり言いたい気持ちが勝りました。

 ふたたび梱包し直し重い箱を抱えてウォルマートへ。もう汗だくです。カスタマーサービスの担当者に説明し、当該商品の在庫も検査すべきといい添えました。担当者は熱のない顔でうなずくのみ。もうさすがにこのブランドは信用できないので、値段は張るが信頼のPanasanic製にチェンジしました。

 私はアメリカではなるべくブランド買いをしないようしてきましたが、やはりこと家電関係は、日本のブランドに利があることは否めなせん。今回それを痛感しました。

 ただ驚いたのは、この二度目の返品のときです。商品棚を見て私は目を疑いました。

 一度目に私が返品した電子レンジが棚に戻っていたのです!

 信じられますか。完全に落下で壊れた商品を再びシーリングして、値下げして売っているのです。($99→$59) 返品からわずか半日あまりのことです。

 どうなってるのでしょうか?

 店側は私が説明した商品の欠陥を承知で、再販しているのです。おそらく直しもせず。ていうか店で直せるレベルのものではありません。

 これを買ったお客さんは、確実に私と同じ運命をたどるでしょう。使えない壊れた電子レンジを店頭に並べる神経がわかりません。店員さんによっぽど注意しようかと思いましたが、そのときは疑心暗鬼に駆られ、いま手にしたPanasanic製を早く家でチェックしたい気持ちが先になりました。

 おそらく二度目に返品した品もすぐ店頭に戻されるのでしょう。ウォルマート恐るべし。

 結局パナソニックの電子レンジは健全に機能し、我が家のキッチンに鎮座しています。

 もうこれからは商品選びには注意を払います。痛い思いをしましたが、時間の損失だけで済みました。下手なものを買って保証期間外にぶっ壊れるようなヤワなものには手を出しません。偏見とかそういうものではなく、レビューをよく調べ、実績のあるメーカーから選択するのが賢い買い物でしょう。

 今回はそういうことを学ぶ教訓多きショッピングでした。

 ちなみに購入したPanasonic電子レンジはこれです。調子良好。快適に使えます(笑)。

Panasonic NN-SU696S Microwave Oven, 1.3 Cft, Stainless Steel/Silver


2020年8月10日月曜日

介護するアメリカ

 ケアをするオプション

 今の時代、自分を守るだけで精一杯という人は少なくないでしょう。そんな中でも身内の老人、病人、怪我人の世話は待ったなしです。アメリカではどのようにこの問題と取り組んでいるのでしょうか。

 私は仕事柄、養護関連の人を病院やケア施設へお運びすることをよく行っています。そういった施設やケアセンターのスタッフ、身内の方々はいまとても大変です。ただでさえ日常生活で支えを必要とする人を、コロナから守りながら、自らも感染の危機にさらされ働いているのです。

 たくさんの人が集まる大人向けのデイ・ケアも今は多くが休業状態です。こう言っては失礼なのですが、実際の現場を見ると、介護を必要とする人の一部は、コロナ対策の自覚に乏しく、マスクをせずに他人に接近したりします。ケアをする側はすべてフォローできるわけではなく、場所によっては隙だらけの施設も見かけるのです。

 実際に老人ホームなどでの集団感染は、アメリカのどの地域でも発生しており、閉鎖をせざるを得ない施設も増加の傾向にあります。家族はもとより、介護の助けになるはずのエイドやボランティアの人達も原則訪問、入室等を禁じられたりしています。これでは介護が逼迫するのも自明のことです。

 それぞれの自治体で、助け合って人材を補う試みもありますが、持続的にできるかどうかは不透明なところが多いのが現状。

 そんな中、私の家内の母親が、老人養護施設に入るのを断念しました。去年の秋頃から入居先を度々訪れ、義母も納得していた矢先にコロナ問題が起きました。春に予定通りの入居を打診したら、待ってくれと言われました。ケア要員の人材不足と、財政難、そして安全の確保が不十分で、行政から新規入居者を制限するよう指示されていたらしいです。

 こちらもそんな不安要素の多い場所に義母を預けるわけには行きません。しかし養護施設を断念したことで、われわれは深刻な現実に直面しました。というのは、義母はすでに先月、長年住み慣れた実家を売却してしまっていたのです。

 義母にはもう帰る家がありません。思わぬ事態に家内の親族は家族会議をZOOMで始めました。なんとか他のオプションはないものかと検討を繰り返しました(私は不参加。家内に任せました)。フロリダに母のいとこで一人暮らしの大叔母さんがいるので、どうかと意見が出たのですが、それでは老老介護になってしまいます。

 家内の親戚、兄弟姉妹はいずれも相応の家を持っていますが、急に母を迎えるとなると、生活設計も大幅に変えることになるでしょう。義母は足が悪く、車椅子に対応できる家が必要なことも忘れてはいけません。毎週何度も議論が繰り返されました。そのうちコロナの情勢が好転するのではと、淡い期待もありましたが、全米規模ではまだ感染は増加傾向ということで、施設等への転居はオプションからはずさざるを得なくなりました。

 ーー誰かが母と一緒に住み、世話をする。

 やはりこれしか選択肢はありません。我が家もできることならなんとかしたいのですが、うちは借家で寝室の余分もありません。親族みんなが母を心配し、どうすべきかと、呻吟する日々が続きました。

 そしてその挙げ句、家内の姉夫婦が母と暮らすことを決断しました。決め手は「リタイヤ」です。この姉の夫は、この春定年で仕事をリタイヤしたばかりです。おりしも10年前から決めていた、田舎暮らしへの準備が進行中だったのです。引退後にはロングアイランドの大きな家を売り払い、ノースカロライナの田舎に引っ越すのが夢だったといいます。すでに彼らはノースカロライナの土地だけを購入していました。この秋には家を建てる計画が進んでいたのです。母と暮らすことで、家の設計図は速やかに見直しが始まりました。小さな家でもバリアフリーにし、応接間を削って母の寝室を作るそうです。

 姉夫婦はリタイア生活になるので、母の面倒をみる時間はありそうです。むろん二人にはそれなりのプランがあったでしょうが、今は母のことに意識を切り替えているみたいです。本当に頭が下がります。

 このように、なんとかうちの義母の生活は、姉夫婦によって守られそうです。これはまだ運のいいほうでしょう。たくさんの問題を抱える家族とその被養護者たちは全国にたくさんいます。今後はこういった、生活難民の手前にいる弱い立場の人達が、保護されるような政策を為政者に強く示していく必要があるのではないでしょうか。

 もはやこれは当事者のみの問題ではなく、国や地域のあり方から抜本的対策が急がれる課題であると私は思います。

2020年8月9日日曜日

ニューヨークでウサギを飼う

うさぎ記念日 


 8月8日は我が家にうさぎ兄弟がやってきた記念日です。ちょうどまる4年になります。

 この二匹はLion Headsという品種で、日本ではこれによく似たライオンラビットがポピュラーです。親戚のようなものですが、ごらんのとおり、耳が大きく顔の周りの毛がたてがみのようにふさふさとライオンのように伸びています。全体に毛足が長く、お尻のあたりの毛もわさわさ伸びては抜け、綿帽子のように床を漂います。ブラッシングしてやると喜ぶのですが、季節によってものすごい量の抜け毛になります。兄弟で舐めあって毛づくろいもしますが、この種は毛玉を飲み込んでお腹を壊しやすいので注意が必要です。

 凍らせたパンプキンのシャーベットが好物で、これには消化を助け、胃の中の毛玉を排出させる効果があるので、常備しています。ニンジンはさほど好物ではなく、気が乗らないと「フン!」とそっぽを向かれます。基本、ウサギは干し草と水さえあれば生きていけるのですが、野生と違ってデリケートな体なので、ペレット状の野菜やビタミン入のものを適宜与えます。

 ウサギは概ねおとなしく飼いやすいペットと言われますが、犬や猫のように人なつっこい生き物ではありません。性格はじつにマイペース。こちらからかまってやらないと距離は縮みません。かといっていきなり抱っこしたり、くすぐっても逃げられます。見た目は可愛いのですが、基本ツンデレで、じゃれついてくれたかな、と思った次の瞬間、ダッシュで隅っこに逃げ込まれたりします。根気よく付き合うことが必要な生き物です。

 とくにうちのウサギ兄弟は生い立ちにトラウマがあって、はじめは懐きにくかったのです。

 彼らは、とあるニューヨークの地方農家で生まれました。かなり変わった農夫だったそうで、牛、馬、羊、鶏などのついでにウサギも多数飼っていました。あるときあまりに増えすぎたウサギに、何を思ったのか、柵を開放して野放しにしてしまったのです。周りは野良猫、野犬をはじめキツネやラクーン、上空にはコンドルが舞う野生の世界です。飼われていたうさぎたちはどうやらそいつらに追われ、森で散り散りになったといいます。そのなかにまだ幼いウサギ・ブラザーズもいました。二匹はどんなに怖い日々を過ごしたのでしょうか。草食動物のウサギに攻撃性は一切なく、ただ逃げるだけの本能しかありません。

 近所の心ある人が動物レスキューのボランティに通報して、逃げたウサギを一羽一羽保護していったそうです。そのなかにウサギ・ブラザーズもいました。

 土手のくぼみで発見されたときは、互いにピッタリ身を寄せ合って震えていたそうです。まだ生後数ヶ月だったといいます。

 その話を人づてに聞いた家内が、ぜひ飼いたいと申し出ました。ちょうどうちの娘が思春期にさしかかり、悩み多きときだったので、癒やしを求めていたのです。

独特の警戒フォーメーション。こんな格好で互いに身を守り合うのです。


 動物レスキューの施設に保護されていた二匹を見て、妻と娘は即座にアダプトを決めました。大急ぎでケージや住むスペースを用意し、彼らを迎え入れたのが4年前の8月8日。

 二匹は兄弟ですが毛色が対照的です。白と灰色の方はストーミー、黒と茶色の方はチューウィと名付けました。スター・ウォーズのストーム・トゥルーパーとチューバッカから取ったものです。

 いまや二匹はすっかりウチの家族の一員となって、幸せに暮らしています。ときに外で犬が吠えると、条件反射でビクッと震えて、トンネルに逃げ込むのは、幼少時のトラウマのせいでしょう。いまでも二匹は頻繁に互いに身を寄せ合って、周囲を伺う癖があります。聴覚が発達しているので、人には聞き取れない音がしても嫌がって、激しく足で地面を打つ癖があります。いわゆる足ダンですね。日がな一日、腹ばいになって鼻をヒクつかせていますが、バナナやパパイヤなどのデザートが出たときは、飛び跳ねて全身で喜びを表現します。

 とっても可愛くて癒やされるこの生き物と、ニューヨークの片田舎で出会えたことはとてもラッキーでした。気難しい年頃の子供達もウサギと遊べば心が和み、家族共通の話題にも事欠きません。ウサギたちに感謝しながら、これからも大事に育てていきたいと思います。

  

2020年8月8日土曜日

変容する世界

 新時代に向けての提言(仮)



 コロナで人と人が自由に接近できなくなってはや半年あまり。ここニューヨークでも様々な場面で、生活様式に変化が見られるようになりました。


今のニューヨークの現状


 近頃、仕事でマンハッタンへ行く機会が増えてきました。週に2,3回はマンハッタンのどこかしらに車を回しています。それだけ人々がマンハッタンへの往来を復活しだしたと言えます。7月初旬にマンハッタンへ行ったときは、場所にもよりますが、至るところで、これがニューヨーク? と目を疑うほど閑散とした惨状が見られました。本当にゴースト・タウンのように人がいなくなっていたのです。

 昨日、ミッドタウンのチェルシーという地域へお客さんを迎えに行ったのですが、夕暮れ時、レストランの多くが営業していたのには驚きました。ただし大半は店内での飲食は禁止されており、店舗の表に椅子とテーブルをならべて営業していました。見る限り、多くの店がディナーどきということもあり、盛況でした。テーブル同士の間隔は6フィート余り取っていましたが、問題は通行人です。歩道にはみ出したレストランのスペース分だけ通り道が狭くなり、どうしても食事中の人と、通行人が接近してしまいます。従業員も皿を抱えて激しく行き交うので、蜜が避けられているようには見えませんでした。

 交通量も減ったとはいえ、四六時中車が行き交う排気ガスの中での食事はあまり健全には思えませんでした。

 いま食事を目当てにマンハッタンへ来ることはオススメできません。やはりそれなりのリスクを背負うことになるでしょう。


 じゃあ、どこに行けばいいんだ、こんな行楽の季節に。とフラストレーションの高まる方、たくさんいらっしゃると、思います。


都会を離れて郊外へ


 そんなときは、郊外を目指してはいかがでしょうか。アメリカは広大な自然の宝庫です。都会のレジャーに慣れた方なら、いまこそ地方の良さを知るべきです。

 ただし今現在、州を跨いでの越境レジャーはご法度です。事実、今週から警察が州境のインターチェンジなどで検問を始めています。マンハッタンから程遠くないホワイトプレーンズという小都市はコネチカット州と隣接しています。そこで事故や工事でもないのにやけに車が詰まっている、と思いきや、警察がニューヨーク以外の車のナンバーをチェックして、随時停車させていたのです。

 今は明確な必要理由がないと、容易に他州からニューヨーク入りできないので、くれぐれもご注意ください。検問の場所は随時変更されるそうです。これだけ見ても、州を挙げていかにコロナと戦っているかがわかります。


 ま、ニューヨークは広いので州内で探せば人も少なくて、自然の美を堪能できる場所はたくさんあります。これからもそういった隠れスポットなどをご紹介していければと思っています。

 とはいえ地方にゆこう! 誰かがそう言うと、地方で静かに暮らしている地元の方たちの中には眉をしかめる人もいるかも知れません。しかし敢えて申し上げれば、今は時代が大きく変わる潮時です。これまでの地方に凝り固また常識や風習から解き放たれるべきです。外部からお金を落としに来るゲストがいない地方はやせ細るだけです。日本の地方が今どれだけ人材不足にあえいでいるか、アメリカ人にも教えてあげたいです。


 今は意図的に人に接近しない限り、国立、州立公園などは穴場です。感染リスクの低い大自然の中ではのびのびと体を動かせます。注意するとすれば、目的地までの途中で、ドライブインやガスステーションでの接触の可能性。これも今まで通り、マスクと除菌をしっかりしていれば感染は防げます。少なくともマンハッタンで食事するよりも安全です。大森林の人気のないところでマスクを外して深呼吸しましょう。ストレスも飛んでいってしまいますよ。



新時代のライフスタイルが生まれている


 今はもう、日常でみんながマスクをして買い物に出歩く時代。自粛自粛で、こもり疲れの溜まる一方。もはや人々は以前の生活に戻るより、新生活を模索する段階に入っているのです。

 いや、こんな生活は一時的なもので、ウイルスが去ったら、またもとに戻るよ、と楽観的に考えているあなた、甘いかも。

 すでに多くの学者、有識者がコロナ定常化を想定しています。今の事態は収束しないとする考え方です。そんなの嫌だあ、といってもこればっかりは過ぎていかないとわかりません。いや何も私はコロナは時代の要請だなんて不謹慎なことは申しません。が現実、すでに多くの人がマスクライフを受け入れ、新時代を模索し始めているのです。もちろん私も抵抗はあります。なんとか元の世の中に戻って欲しいと。しかし同時に新しい時代に対応できる生き方も模索すべきだという内なる声が警鐘を鳴らすのです。


来たるべき時代に備えよう


 この先何が起ころうとも、フレキシブルに対応するすべを持たねばならない段階に来ているのだと思います。

 これを私は「柔軟性の時代」と命名します。

 この大感染の世、もはや国民は国家に頼らず、自治を収める地方レベルで政策を動かしてゆくべきでしょう。そうしないと手遅れになります。大きな統治体制だけでは、流動的非常事態に際し、変動のスピードに対応できないのです。

 個々においても、今後地震、洪水、ハリケーン、クーデター、経済転覆、医療崩壊、ルール変更、大企業失速、国際紛争なにかしら大それた事が起きたときに備え、柔軟に対応できる精神性、実行力が求められているのです。パニクってすべてを失ってからでは遅いです。臨機応変、フレキシブルに世の変動に対応し、自分を守るすべを身につけておきましょう。地方の自治に影響を与えうる発言、発信力もSNSの活用などで可能な時代です。

 

 もう一つ。自分を守ると同時にコミュニティ・レベルの協力体制を確立しましょう。遠くの親戚より、隣人の助けが頼りになります、日頃から友好関係を築いておけば、いざというときに助けたり助けられたりの互助精神が発揮される、そんな時代の予感がします。

 結局、信じる人は信じられることになるのです。新時代のキーポイントはコミュニティの活用、ここに尽きる、とまでは言いませんが、とても重要なファクターとなることは疑いません。


まとめ


 この先、時代はどのような放物線を描いて飛んでゆくのでしょうか。いまだだれも正確な予想はできていません。しかし時代の空気は確かにどこか指向性をもって流れているような気配を漂わせています。この空気をうまく読み取った人が、次世代をリードしてゆくのでしょう、きっと。

 みなさんも来るべき世界に備え、いまから感性を磨いておいてはいかがでしょうか?



**この記事を書いたのが2020年8月7日。それから一年後、この記事を受けて更なる心境の変化も記しています。ご興味のある方、ご覧いただければ幸いです。

https://www.amemono.com/2021/09/blog-post_14.html