NIkon Z30:アメリカでの評判
圧倒的に好意的な批評が多いZ30
Nikon Z30はコンパクトで堅牢性も保ち、非常によくできた、という手応えの声が多く見られます。概して欧米では、作りのしっかりしたモノを求める傾向が強いです。
カメラ機材の扱いもラフな人が多く、デリケートな日本人のように、綺麗に磨いて大切に保管するより、道具としてガンガン使い倒すタイプのカメラユーザーが多いです。
このZ30は普段使いのブイログカメラとして、欧米でもおおむね歓迎されています。
なぜなら、本機は簡単で確実なビデオ撮影に必要な、すべての機能を備えていますから。
自撮りモードは、このカメラがいかにブロガー向けに調整されているかを示す一例です。
しかもEVFを搭載していないことを除けば、ミラーレス一眼カメラとしての実力も十分です。コンパクトでカンタン、高画質な旅行撮影やVlog撮影を求めている人にとって、Z30は十分期待に応えてくれるスペックなのです。
Vlog撮影に適したカメラが増えてきていますが、ニコンはその中でも最新のものを提供しています。
EVFはないものの、カメラ自体は非常によくできており、それに付随するレンズは必要十分んのクオリティ。
このカメラは明らかにVlogを簡単にすることを目的としており、操作系もシンプルで手間がかからない工夫がなされています。
Z30はプロの映画制作者向けではないかもしれませんが、コンテンツ制作者には正々堂々と狙いを定めているのです。
付属のニッコールZ DX 16-50mm F3.5-6.3 VRレンズ(35mm判換算で24-75mmの画角)はすでに高評価を得ているもので、心配はありません。
ぶっちゃけZ50やZfcからファインダーを取り除けば、Z30とほぼ同じ形になります。
もちろん、開発は常に水面下で行われているので、そう簡単にはいきませんが、設備面ではかなり合理的にまとまっているのではないでしょうか。
この点は、Vlog撮影に重点を置いていることもあり、比較的軽いボディ(バッテリー、カード込みで405g)は、腕を伸ばして長時間カメラを持ち歩く人にはありがたいでしょう。
また、ずっと期待されていたバリアングル画面は鮮明で見やすく、正面を向くとさっとセルフィーモードに移行します。
カメラ前面のニコンZマウントは、フルサイズFXはもちろん、クロップセンサーのDX光学系にも対応するワイドなマウントです。
カメラ前面のニコンZマウントは、フルサイズFXはもちろん、クロップセンサーのDX光学系にも対応するワイドなマウントです。
また、必要に応じてニコンFTZアダプターを装着し、ニッコール一眼レフ用レンズの使用も可能です。
正面から見えるのはFn1、Fn2ボタンと、グリップ上部のサブコマンドダイヤルのみで、Aモードでの絞りなどの設定変更に使用します。
Fn1はデフォルトでホワイトバランス、Fn2はフォーカスとAFエリアのモード選択になっています。これらのボタンの機能は、再割り当てすることができます。古くからのニコンユーザーならずとも、使い勝手の良さはすぐ理解できるでしょう。
カメラ上部には、ホットシュー、非常に洗練されたモードセレクターダイヤル、シャッター周りのオン/オフスイッチ、ISO、露出補正、動画のスタート/ストップのボタンが配置されています。
また、メインコマンドダイヤルは、右手親指の下にぴったりと配置されています。
グリップの造形も美しく、シャッターボタンの位置も正確に手になじみます。
動画スタート/ストップボタンは別の持ち方が必要ですが、人によっては第一指ではなく親指を使うことが便利かもしれません。
カメラの背面には、優れた3インチTFTタッチセンシティブモニターと、通常のニコンボタンおよび4方向コントローラーが配置されています。
ニコンユーザーにとっては非常に馴染みやすく、論理的であり、短時間で慣れれば誰でも簡単に操作できるようになります。
特筆すべきは、主要な機能を1つのグループにまとめた「iメニュー」です。十字キーで項目を選択し、コマンドダイヤルで変更することができます。非常に使い勝手がよいです。
さらに、無料のソフトウェア「Nikon Webcam Utility」を使用すれば、高級ウェブカメラとしても使用できます。これはニコンのウェブサイトからダウンロードできます。
接続は、USB-CまたはHDMI接続も可能です。
接続は、USB-CまたはHDMI接続も可能です。
外部マイク用に3.5mmステレオジャック入力があります。
充電器が付属していないため、インパワー充電にも対応しています。
バッテリーは330枚または75分の動画撮影にしか対応していないため、予備バッテリーを用意しておくとよいでしょう。
オプションで購入すると便利な外部チャージャーがあればより簡単に扱えます。
Nikon Z30:主な特長
20.9MP CMOS APS-Cフォーマット DXセンサー
12bitまたは14bitのRAW現像
ISO100~51,200(ISO102,00、204,800まで拡張可能)
メーター範囲: -4~+17EV
3型バリアングルTFTモニター 1,040kドット
タッチセンサー式モニター
4K UHD ビデオ 30p
ビデオ 1920x1080 最大120p
映像圧縮 H.264/MPEG-4
ステレオマイク内蔵+外部接続端子
WiFi(2.4GHz)/Bluetooth 4.2
ハイブリッドAF(-4~+19EVの範囲で設定可能
EN-EL25バッテリー
SDカードスロット×1(+UHS-I規格のSDHC、SDXC対応)
11コマ/秒
シャッタースピード 30秒~1/4000秒
ピクチャーコントロールシステム
モニターを正面に向けた自分撮りモード