身体のための砂糖制限

サムズアップ・アメリカ！
砂糖の代替品として最適なものは？

砂糖は現代の食生活で最も問題視されている食材のひとつで、肥満、糖尿病、心臓病などの深刻な病気と関係があると言われています。

幸い、砂糖に代わるヘルシーな甘味料で食品に甘みを加えることができます。天然甘味料は精製された砂糖より害が少ないだけでなく、健康にも良いのです。


なぜ砂糖の摂りすぎは体に悪いのでしょう？

ほとんどの人は、食べ物にどれだけの砂糖が含まれているかを意識しておらず、知らず知らずのうちにリスクを高めている可能性があります。

砂糖の取り過ぎによる主なリスクに以下のようなものがあります。

• 体重増加
• にきび
• 心臓病
• II型糖尿病
• 脂肪肝
• 癌
• うつ病のリスク
• 細胞の老化と炎症
• 歯の問題

ではなるべく砂糖を摂らずに、甘さの代わりとなるものは何でしょうか？


砂糖の代替となる6つのベスト

1. キシリトール

キシリトールは、トウモロコシや白樺の木から抽出される糖アルコールで、砂糖によく似た甘さが特徴です。

カロリーは1gあたり2.4kcalと砂糖の40%も少ないだけでなく、砂糖の悪影響の主因となる果糖も含んでいません。砂糖とは対照的に、キシリトールはグルコースやインスリンの値を増加させません。さらに、骨や歯の健康を改善するなどの健康効果も期待できます。

日本でもキシリトール含有のガムは有名ですが、アメリカではそれほど浸透していません。一つには、キシリトールがペットの犬には危険だという論文発表が世間に広まったことが挙げられます。
「犬がキシリトールを大量に摂取すると、膵臓からインスリンが大量に放出されます。その結果、血糖値が危険なほど低くなり、衰弱、震え、発作、虚脱などの症状が現れ、死に至ることもあります。」とのことで、人にはほとんど無害なのですが、動物によっては非常に危険な成分となるので、欧米ではあまり製品化されていないのが現状です。

2. ステビア

ステビアは、南米の植物、ステビア・レバウディアナの葉から抽出された植物性甘味料です。
ステビオサイドとレバウディオサイドAに分けられ、それぞれカロリーはゼロで、砂糖よりも甘く感じられるかもしれません。
ステビアの葉には栄養素が含まれているため、ステビアには血圧を下げ、血糖値を下げる効果があると言われています。

2012年にカナダ保健省がステビアを甘味料や食品添加物として認可して以来、この植物由来の成分はさまざまな製品に登場するようになりました。その一部をご紹介します。


Vega One Nutritional Shakes

天然素材を使用し、ステビアで甘味をつけたサプリメントミックスです。5種類のフレーバーから選べます。水やジュースに1包入れて、よくかき混ぜてお飲みください。


Iögo
このヨーグルトは、人工の香料や着色料を一切使用していません。甘味は主にステビアからきており、フルーツもたくさん入っています。


Pure Via Stevia
この粒状の甘味料は、砂糖や人工甘味料の代わりとなるものです。紅茶やコーヒーに入れたり、オートミールに振りかけてお召し上がりください。

3. モンクフルーツ甘味料

モンクの実から抽出された天然甘味料で、カロリーはゼロ、砂糖よりもかなり甘いのが特徴です。
果糖とブドウ糖を含むが、モグロシドも含まれており、これが甘さの元になっています。

モグロシドは加工時に搾り汁から分離され、甘味料から果糖とブドウ糖が除去されます。

モグロシドは抗酸化物質で抗炎症作用があり、ある種の病気から身を守るのに役立つと考えられています。



4. ココナッツシュガー

ココナッツシュガーは、ココヤシから樹液を取り除いたもので、鉄、亜鉛、カルシウム、カリウムなどのミネラルを含んでいます。
また、砂糖に比べて血糖値が低く、これはイヌリン（水溶性食物繊維の一種）を含んでいることも一因と考えられます。



5. はちみつ

ミツバチが作るハチミツには、健康に役立つ栄養素やミネラルが豊富に含まれています。
フェノール酸やフラボノイドには抗酸化作用があり、炎症、糖尿病、心臓病、ガンなどの予防に役立ちます。
（注：しかし、蜂蜜は多くの健康上の利点を持っていますが、それでも果糖を含んでいるので、適度に摂取する必要があります。）



6. メイプルシロップ

メープルシロップは、カエデの樹液から作られ、抗酸化物質とカルシウム、カリウム、亜鉛、鉄、マンガンなどのミネラルを含んでいます。
蜂蜜と同様に、メープルシロップにも健康上の利点がありますが、それでも糖分がかなり高いです。精製された砂糖よりはましですが、過剰摂取は避けた方がよいでしょう。