2022年8月28日日曜日

部屋がキレイに見えるカンタンな方法

サムズアップ・アメリカ!
あなたの部屋はなぜ散らかって見えるのか?





  家をすっきり見せるにはどうしたらいい?  


家を整頓してすっきり見せる最善の方法は、......そう、散らかったものを全部捨てて、残りを整理することです。こう言ってしまうと身も蓋もありませんね。これは真理ですが、やり遂げるのは膨大なエネルギーと時間が必要になります。

物が多すぎるのもストレスになりますが、断捨離して、貯金をはたいてコンテナを買ったのに......まだ家が散らかっていることに気づいたとき、本当にフラストレーションがたまるのです。
でもご心配なく。合理的精神の最前線を行くアメリカの主婦は(あるいはシングルの方も)、いかに効率よくお部屋をキレイに整頓し、美しく見せるかを常に心がけています。


これは経験者の声を集めて私が学んできた集大成です。
我が家は5人家族で、約1,500平方フィートの狭いスペースに住んでいます。子供が幼い頃はおもちゃやぬいぐるみの山でとっ散らかっていました。
私は日々増え続ける蔵書の置き場に困っていたし、家内は趣味のアクセサリー作りの工房が部屋から溢れ出して、至る所に材料の箱や棚が展開されていました。
私たちは文字通り物の山に埋もれていたのです。それはもう散らかり放題だった我が家は、お客さんが来訪することを何より恐れて暮らしていたのです。

ここでは私が学んだ、持ち物の量に関係なく、より簡単により早く家をすっきり見せるコツをいくつか紹介します。





1. シーツをきっちり折り畳むこと

そんなのやっていますよいう方。もう一度見直してみてください。本当にきっちり畳まれてますか? シーツに限らず、タオルや敷物、衣類などは物置にぎゅっと押し込んでぐちゃぐちゃになっていませんか? 限られたスペースはきちっと畳むだけで意外とスペースが空くものです。溢れて入りきらなかったものが部屋の隅に置かれていませんか? これがごちゃごちゃルームの典型例です。



2. リネンの縫い目や折り返しを内側にする

リネン類を棚に並べるとき、端と端が合わさる部分をしっかり整えるだけで、見た目がずっときれいになります。全部同じ向きにするのは鉄則、ほんの数秒でできることです。タオルから枕カバーまで、折りたたまれているものはすべて「本」だと思えばいいのです。ページではなく、なめらかな "背表紙 "を外側に向けるイメージ。畳めるものは全て同じ方向にします。統一性がキレイに見せるコツです。



3. 収納容器は、お揃いかコーディネートする

私が初めて物を分類・整理するためにプラスチック容器を購入したとき、適切な容器にきちんとしまいさえすれば、何でもきれいに見えると思っていました。
そのため、最初は容器の色やスタイルにはあまりこだわりませんでした。あまり部屋の色など気にせず選び、なるべく手持ちのものを使いました。

でもしかし、後で気づきました。1つの部屋で整理ボックスが異なるスタイル、色、サイズ、および/またはパターンだったとき、それは乱雑で忙しいようにに見えるのです。
新しい棚を作った後、よりフィットする容器を新たに購入することになります。今度買うときは、色やスタイルにかなりこだわって、1部屋につき1色に絞るようにしましょう。(今すぐ一気に買い換える必要はありません、焦らず一歩づつです)

その色でちょうどいいサイズの容器が見つからないときは、透明の容器や壁に合わせてペイントした木材を使うようにしています。そうすると、片付いていない部屋でもまとまって見えるから不思議です。



4. 透明な容器は要注意

透明なアクリル製の容器は便利です。いちいち蓋を開けなくても中身が分かり、一見整理しやすいもの事実です。ただし、それを部屋に置くことはリスクを伴います。いろいろ詰め込んだ中身が丸見えで、部屋のスッキリ感を乱してしまうのです。
自分ではよくまとめたつもりでも、お客さんに見せられないものまで、見えてしまうのはいかがなものでしょうか?
透明な容器もまた、部屋の調和という観点から、目に入らないところに置くよう心がけましょう。
なお、透明な瓶やプラスチック容器には、1種類のものだけを入れておくと、見た目もすっきりします。コットンボールや鉛筆など、すべて同じ色で統一すれば、さらに効果的です。







5. わかりやすいところから直す

断捨離を始めると、多くの人がキッチンや物置のガラクタの引き出しから始めます。
キッチン内の使わなくなった食器類や、道具箱の錆びた鋏や工具をすべて片付け、引き出しの中が整頓されていると、満足感がありますよね。でも、その引き出しを閉じたところで、他の家とはまったく変わりません。はい、見た目は一緒です!

ですからガラクタの引き出しや化粧箱、クローゼットの奥の服、ベッドの下のものを片付けるのは素晴らしいことですが、部屋をスッキリさせるのが優先なら、目に見えるものから片付けましょう。
外に出て、改めて玄関に入って見渡してみてください。自分がお客になったつもりで(お客さん目線で)部屋を覗いてみるのです。テーブルの上に書類やリモコン、後で修理しようと思っているものなど、目障りなものが嫌でも目に入ってくるでしょう?

そうです。キッチンの引き出しを整理しても、靴の山は直りません。まず、最も視覚的な問題点が何であるかを把握しましょう。人は第一印象と言いますが、家も玄関から最初に入る部屋の眺めが一番目につくのです。この初め視野に入るアングル内をまず整理すること。次にその部屋を分類、収納、または整理する方法を考えましょう。



6. 断捨離の
前にモノの行く先を決める

ただ闇雲に部屋のものを減らそうとしても、疲れるばかりです。まずは系統だてて、大きく分類することから始めましょう。

キッチン関連
仕事がらみ
子供関連
趣味の私物
衣類

などです。

大きくざっくり分けてから、一日1ジャンル、あるいは1週間かけて一つのカテゴリーに集中して分類していきます。分類するスペースがなければ、目印のステッカーやマーキングをして、それらをどう処分するか準備します。

処分の先もまた分類します。例えば、

捨てるもの
寄付するもの
売るもの

などです。

それらがどこへゆくのか、目的地を明確に把握する必要があります。
粗大ゴミの捨て方は地域によって違いますし、寄付する先の住所や連絡先も控えていきましょう。
これらを明確にすることで、今まで頭にの中で「やらなきゃ、やらなきゃ」と堂々巡りしていたモヤモヤがスッキリと晴れてきます。
要するに、もしあなたがたくさんの物を処分するつもりなら、いつどこで物を処分できるのか、前もって自分の地域を調べておくことです。そうしないと、いつまでもごちゃごちゃしたものが残っていて、年中同じことを考えては諦める、悪いサイクルに飲み込まれることになります。





7. 日用品とおそろいのものを選ぶ

どんなものでもおそろいのセットを持つと、すっきりした印象になります。
タオルをどのようにたたんでも、3枚の緑、4枚の茶色、そしてある日気まぐれで買った花柄の青いタオルより、白いタオルを重ねたほうがきれいに見えます。
てんでんバラバラのタオルやコーヒーカップを並べるより、ある程度統一性のあるデザインや色を選んだ方がずっと綺麗に整理されて見えます。



8. 冷蔵庫の外側は常にクリアに

冷蔵庫は、キッチンで一番大きなアイテムです(おそらく)。しかも、最近はほとんどのキッチンがオープンになっています。つまり、冷蔵庫は常に視界に入り、冷蔵庫に付着しているものが見える状態になっているのです。

お子さんのいる家庭では、よく磁石でくっつけて、表面にベタベタと何でも貼り付けているのではないでしょうか。ステッカーやシールなどと違って、いつでも跡形も残さず、取り去れると思って慢心していませんか? 
それらはみるみる領土を広げて、写真やらアニメのキャラクターやら、いらなくなったメモ用紙や古いTo Do Listまでごちゃ混ぜに貼ったままになってしまいます。
便利でよく目につく場所だけに、ついそのままにしがちですが、訪問客には一番目につく未整理状態の煩雑な場所、となってしまいます。

本当に統一感のある整理されたキッチンを望むなら、冷蔵庫の扉はスッキリさせましょう。



片付けは大変なことではない

以上は、家をすっきり見せるためにできることのほんの一例です。
お揃いのアイテムやコーディネートされたアイテム、整頓された棚、クリアなスペース、きちんと並べられた必需品などが、あなたに代わって大変な作業の多くを担ってくれます。
うちはモノが多すぎると悩む前に、まずあなたの脳内をスッキリ整理させてから、片付けに取り組んでみてください。



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