2023年2月26日日曜日

これから伸びるネットビジネス

サムズアップ・アメリカ!
トレンドを掴み、活用する方法





2023年現在、リモートワークの需要は今後も伸びる傾向にあり、自宅でのサイドビジネスや、新たな仕事を求める方にとっては、潜在的なビジネスを開拓するチャンスがたくさん眠っています。
近年トレンドとなっている、あるいはこれから伸びそうなインターネットビジネスのジャンルは以下のようなものがあります。

オンライン教育:
新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの学びや遠隔授業が一般的になり、オンライン教育の需要が高まっています。これからも需要が増え続けると予想されます。


フードデリバリーサービス:
外出自粛やテレワークの増加に伴い、飲食店からのテイクアウトやデリバリーが増えています。今後も需要が継続すると予想されます。


個人向けフィットネスサービス:
フィットネスジムに通うのが難しい状況が続いているため、自宅でのワークアウトやオンラインでのフィットネスクラスが人気となっています。


リモートワーク支援サービス:
テレワークや在宅勤務が増えているため、リモートワーク支援サービスが注目されています。例えば、リモートワーク環境の改善やリモートワーク時のコミュニケーションツールの提供などがあります。


デジタルマーケティング:
オンラインでのビジネスが増えているため、デジタルマーケティングの需要が高まっています。特に、ソーシャルメディアマーケティングやコンテンツマーケティングが注目されています。

以上が、近年トレンドとなっている、あるいはこれから伸びそうなインターネットビジネスのジャンルの一例です。ただし、ビジネスの成否は常に需要と供給のバランスやビジネスの実行力によって変わるため、十分な調査と計画が必要です。



ここで昨今、多くの人が食い付いてくるのが、デジタルマーケティングの仕事についてです。では、デジタルマーケティングの仕事とはなんでしょう?具体例を挙げてみます。







 ● 注目のデジタルマーケティング 


デジタルマーケティングとは、インターネットやモバイルデバイスなどのデジタル媒体を活用して、製品やサービスを宣伝・販売するためのマーケティング手法のことです。

デジタルマーケティングの仕事には、以下のような職種や業務があります。

デジタルマーケティングマネージャー:
デジタルマーケティング戦略の企画・立案や、実行の指揮をとる役割を担います。広告配信の戦略的な運用やKPIの管理、分析レポートの作成なども担当します。


デジタルアカウントマネージャー:
クライアントのデジタル広告やマーケティング施策を担当し、クライアントの要望や課題に対して、解決策を提案します。


コンテンツマーケティング担当者:
WebサイトやSNS、メールマガジンなどのコンテンツを制作・配信し、顧客に情報を提供することで、顧客の信頼を得たり、商品の認知度を高めたりする役割を担います。


SEO対策担当者:
検索エンジン最適化(SEO)の技術を駆使し、Webサイトのアクセスアップを図る役割を担います。具体的には、キーワードリサーチやコンテンツ制作などを行います。


リスティング広告担当者:
検索エンジンやSNSなどで、広告配信の運用を行います。配信効果を分析し、改善策を立案することも担当します。


以上が、デジタルマーケティングの仕事の代表的な職種の一部です。また、具体例としては、以下のようなものがあります。

・Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告などのリスティング広告を配信 
・Webサイトを作成し、SEO対策を実施する 
・SNSの運用や、コンテンツ制作を行い、ファンを獲得する 
・メールマーケティングやSMS配信など、顧客とのコミュニケーションを図る

これらの業務を通じて、デジタルマーケティングの目的である、製品やサービスの認知を高める作業が必須なのです。







デジタルマーケティングを学ぶのに役立つサイト


デジタルマーケティングを学ぶのに役立つ日本語サイトとしては、以下のものが挙げられます。

Marketing Conferencehttps://marketingconference.jp/):デジタルマーケティングに関する最新情報を提供しているメディアです。特にSEO対策やSNSマーケティングについての情報が充実しています。


DIGIDAY Japanhttps://digiday.jp/):デジタルメディアに特化したメディアで、広告業界やマーケティング業界の最新情報を提供しています。


いいね!ツイート!シェア!https://i2ts.jp/):SNSマーケティングやコンテンツマーケティングに関する情報を提供しています。実践的なテクニックや成功事例なども掲載されています。


Digital Marketing Labhttps://www.dmlab.jp/):デジタルマーケティングに特化したコンサルティング会社が運営しているサイトで、SEO対策やリスティング広告、SNSマーケティングなどの情報を提供しています。


PR TIMEShttps://prtimes.jp/):プレスリリース配信サービスを提供しているサイトですが、マーケティング関連の記事も多数掲載されています。特にプレスリリースを活用したPRや、マーケティングに役立つツールやアプリの紹介が充実しています。


これらのサイトは、デジタルマーケティングの情報収集や学習に役立ちます。







また、ネットワークビジネスに欠かせない、SEO対策に特化したわかりやすいウェブサイトとしては、以下のものが挙げられます。


SEO初心者向け解説サイト「SEO基礎講座」https://www.suzukikenichi.com/seo-basic/):SEO対策の基礎から応用まで、わかりやすく解説されています。画像や動画を使った視覚的な説明もあるため、初心者にも理解しやすいと評判です。


SEO対策情報サイト「SEO対策ナビ」https://seo-kyokasho.com/):SEO対策の情報を幅広く提供しています。特に、Googleアルゴリズムの解説やキーワード選定の方法について詳しく解説しています。


SEO対策情報サイト「SEOとSEMの情報サイト」https://sem-seo.jp/):SEO対策に特化した情報サイトで、SEO対策の基本的な情報から、Google Analyticsの使い方やアクセス解析の考え方まで幅広く解説されています。


SEO対策情報サイト「SEO MAGAZINE」https://seomedia.jp/):SEOに関する情報を専門に取り扱っているサイトで、Googleアルゴリズムの変化や、SEO対策のポイントなど、最新の情報が掲載されています。

これらのサイトは、SEO対策の基本から応用まで幅広く解説されているため、初心者から上級者まで、幅広い層に役立ちます。SEO対策について学びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。



2023年2月25日土曜日

アメリカで運転手の仕事を得る

サムズアップ・アメリカ!
車社会アメリカの必須職業


 

タクシーからウーバーまで

 アメリカで転職、あるいは今後渡米して職業を得ようとしている方。運転免許を取得して、運転の仕事をしてみませんか? 

 私はアメリカでカーサービスという仕事をしています。タクシーでもない、日本のハイヤーとも違います。もともとはリムジン専用の会社から始まったのですが、私が就職した頃には、すでに業務範囲を拡大していて、メディカル・トランスポートの業務ライセンスを有していました。
小さな会社ですが、長年愛用してくださるリピーターを抱えており、新規のお客さんを呼びこまなくてもなんとかやっていける程度の安定した仕事量を保有しています(コロナ問題が起きる前までは)。

 一時は本気でタクシー会社に就職するつもりでしたが、フリーランスでグラフィック・デザインの仕事をしているので、長時間拘束されるタクシーの仕事には無理がありました。
運転業はあくまでも副業としてやりたかったのです。
それともう一つ、マンハッタンはともかく地方のタクシー会社は賃金が安く、仕事量の割に稼げないのが通例だったのです。
パートタイムで数社のタクシー業務をこなしてきましたが、これは自分には向かないと痛感しました。

 そうこうするうちにウーバーが台頭してきて、自分も何度か説明会などに足を運び、仕事用の中古車まで買って準備を進めたのですが、直前でウーバーはやらないと決めました。
周りではタクシー運転手がウーバーに鞍替えするのを見てきましたが、いずれも長続きする人がいないのです。






それぞれ理由はあるのですが、全てを自営業同様にしなければならないウーバーは自由なようで、けっこう車のメンテなどを考慮すると大変なのです。結局もとのタクシー会社に戻ったほうが楽などと言う人もおりました。

 私が選んだカー・サービスというのは、それらと似て非なるものです。
タクシーと違い、顧客を公道で拾えないのが最大の特徴です。あくまでも予約優先での受注業務なのです。
うちの会社には顧客リストがあり、そこからのリムジン予約が6−7割。あとは飛び込みでの電話予約と、医療機関、保険会社を通しての病院ー顧客宅間の送迎業務です。

 リムジンとしてご利用される顧客の多くは空港送迎とその他の長距離移動に使われます。私が担当するプトナム・カウンティ、ダッチェス・カウンティという地域から、ニューヨーク近郊の3大国際空港、ケネディ、ラガーディア、ニューアークへの運転サービスは約1時間から2時間の運転業務です。
あるいはマンハッタン内のどこかへご案内する仕事も多く、これも片道1時間半ほどを予定します。

 フリートと呼ばれる仕事車は、リンカーンとキャデラックが中心です。
ほかにもシボレーやフォードの大型SUV、ミニバンではホンダ・オデセイなども用意しています。
普通のリムジン会社にはベンツやサーブ、レクサス、BMWばどを使用することが多いのですが、うちの社長は、アメリカ・ブランドにこだわっています。せっかくアメリカに来てくださる海外のお客さんに、少しでもアメリカ気分を楽しんでもらうためというのが理由の一つ。
格が同じぐらいのラグジュアリー・カーならアメ車のほうが、経費、維持費が抑えられるということもあります。





 実際、同レベルの高級車を比べるなら、やはり鼻の差で欧州勢が有利かと感じます。それでもしっかり管理されたアメリカのリンカーンやキャデラックは顧客満足度は高く、ほとんどのお客さんは「いい車だね」と褒めてくださいます。
このあたり、タクシーをいろんなドライバーが交代で使いまわしているものとは違います。

 私もある程度仕事をこなし、ボスから信頼を得てからは、一台の車を責任持って管理するよう与えられ、自宅で管理するようになりました。
はじめはシボレーのインパラというバカでかいセダンでしたが、それ以降はリンカーンのMKXやMKTという高級車を預かり、今はキャデラックのSRXというSUVを運転しています。ガソリン代、駐車料金、有料道路等、および車のメンテ代はすべて会社負担。
ウーバーは全部自腹なので、ここで収入にも差ができます。

 タクシーのように客を求めて流す必要もなし。9割の仕事は前日にディスパッチャーと呼ばれる担当者が予定を組んで、一日のスケジュールを与えてくれます。
当日はそれ優先に加え、飛び込みの仕事などを随時追加する形となります。慣れるとやりやすい仕事で、空いた時間を自分の好きなように使ってもいい事になっています。

 タクシー会社によっては行動を厳しく管理され、ノルマを課されることも多いのですが、ウチのようなカーサービスは自由な気風が多くて気分的にも楽でよいです。
本職のグラフック・デザイン仕事にも時間を融通できることが出来、それがなにより有り難いと感じています。

 アメリカのカーサービスの定義は一部あいまいなところもあって、地域によってルールも異なります。
ですが少なくともいくつかのタクシー会社を通過した私にとって、いまのカーサービスがベストなチョイスだと思っております。
ご興味のある方はよく下調べをして、こういった運転の仕事をお選びされることをオススメします。



2023年2月24日金曜日

ライブコンサートを上手く撮影する方法

サムズアップ・アメリカ!
コンサート撮影の楽しみと注意点




一般的に、アメリカでのライブコンサートの撮影は日本よりも容易です。スマホの撮影に関しては、一部を除いてほとんど許可されていますし、一眼レフ機や近頃流行りのブイログ用カメラでも制限を設けている場合は少なく、比較的自由に撮ることができます。
大切なコンサイートの思い出をしっかり記憶に残すために、失敗のない、いい映像を残したいものです。
この記事では、ライブ撮影初心者のために、注意すべきポイントなどを簡潔に解説しております。


まずは、
ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズ
とはどういうものか。


ライブコンサートには、高速なシャッタースピードや広い範囲の焦点距離を持つレンズが必要です。
また、明るいレンズであることも望ましいです。
以下に、ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズのおすすめを紹介します。


【カメラ】

 ・Sony A9 II
:高速な連写や高感度性能を持ち、ライブコンサートに向いているミラーレスカメラの代表的なモデルです。 

・Canon EOS R5
:高速連写や高感度性能に優れ、高品質なビデオ撮影も可能です。

【レンズ】

 ・Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS
:ライブコンサートに最適な焦点距離を持ち、明るいF2.8の大口径を備えた望遠ズームレンズです。 

・Canon EF 70-200mm f/2.8L IS III USM
:ライブコンサートに必要な焦点距離と明るさを備えた、定評ある望遠ズームレンズです。
 
・Sony FE 24-70mm F2.8 GM
:広角から標準域までの焦点距離をカバーし、明るいF2.8の大口径を備えた標準ズームレンズです。

 ・Canon RF 24-70mm f/2.8L IS USM
:広角から標準域までの焦点距離をカバーし、明るいF2.8の大口径を備えた標準ズームレンズです。


以上が、ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズのおすすめです。
ただし、実際の撮影環境や撮影スタイルによっては、適した機材が異なる場合がありますので、ご自身の撮影スタイルや環境に合わせて最適な機材を選ぶことをおすすめします。







ライブコンサートの静止画撮影と動画撮影での設定

ライブコンサートの静止画撮影と動画撮影での設定にはいくつかの違いがあります。以下に具体的な例を示します。


【静止画撮影の設定例】

シャッタースピード 
静止画では、シャッタースピードを高めに設定することで、動きを凍結させることができます。一般的に、1/200秒以上の設定をおすすめします。

ISO感度 
ライブコンサートのような暗い環境では、高感度に対応したカメラやレンズを使用することが重要です。
ISO感度を高めに設定することで、暗い場所でも明るく撮影することができます。ただし、高感度にするとノイズが発生するため、適切な設定を見つける必要があります。


焦点距離 
ライブコンサートでは、被写体が動いているため、動きに合わせてフォーカスを合わせる必要があります。広角レンズで撮影すると、動きが大きく見えるため、望遠レンズを使用することをおすすめします。


目まぐるしくライティングの変化するコンサートの場合は、オートフォーカスが効かない場面が頻発します。マニュアルフォーカスで確かめながら連写することで、成功率を高めることができます。



【動画撮影の設定例】

フレームレート 
動画撮影では、フレームレートを設定することが重要です。
一般的に、24fpsまたは30fpsがおすすめです。
ただし、フレームレートが高いほど滑らかな動画になりますが、ファイルサイズが大きくなるため、注意が必要です。


シャッタースピード 
動画撮影では、シャッタースピードを適切に設定することが重要です。
シャッタースピードが高すぎると、動画がカクカクしたようになります。一般的に、フレームレートの約2倍のシャッタースピードを設定することがおすすめです。


焦点距離 
動画撮影では、被写体が動いているため、フォーカスを合わせ続けることが必要です。自動フォーカスを使用する場合は、被写体が動いてもフォーカスを合わせ続けることができます。また、手動フォーカスを使用する場合は、フォーカスを合わせるために被写体との距離を調整することが必要です。







軽量小型のブイログカメラでもコンサートの撮影は可能?

軽量小型のブイログ撮影用カメラ、たとえば「
SONY aZV-E10」などでも、ライブコンサートの動画撮影は可能です。
ただし、ブイログ撮影用カメラは、一般的なビデオカメラや一眼レフカメラに比べて、性能面で劣る場合があります。そのため、注意が必要です。

以下は、軽量小型のブイログ撮影用カメラでライブコンサートの動画撮影を行う際の注意点です。

明るさに注意 
ライブコンサートは、暗い環境で行われることが多いため、明るさに注意が必要です。カメラ本体の設定や、レンズの明るさを高めに設定することで、明るく撮影することができます。


ノイズに注意 
ブイログ撮影用カメラは、センサーサイズが小さく、高感度にするとノイズが発生しやすい場合があります。適切なISO感度を設定し、必要に応じてノイズリダクション機能を使用することをおすすめします。


手振れに注意 
手振れ補正機能が搭載されていない場合は、三脚やモノポッドを使用することで、手振れを軽減することができます。また、手振れ補正機能が搭載されている場合でも、できるだけ手振れを抑えるように撮影することが望ましいです。


音声に注意 
ブイログ撮影用カメラには、マイクが内蔵されている場合がありますが、ライブコンサートでは、大音量の音楽や歓声などがあるため、音声が歪んでしまう場合があります。外部マイクを使用することで、よりクリアな音声を録音することができます。


以上のように、軽量小型のブイログ撮影用カメラでも、ライブコンサートの動画撮影は可能ですが、いくつかの注意点があるため、事前にしっかりと準備してから撮影することをおすすめします。






ライブコンサートの撮影で気をつけること

ライブコンサートの撮影には、以下のような注意すべき項目があります。

観客やアーティストに迷惑をかけないようにする 
ライブコンサートでは、観客が楽しむために大音量の音楽が鳴ります。そのため、撮影中にシャッター音などがアーティストの演奏に影響を与えてしまうことがあります。
また、周囲の観客の目線を遮ってしまったり、動きが制限されたりすることもあるため、周囲に迷惑をかけないように注意しましょう。


暗い環境での撮影に対応する 
ライブコンサートの会場は、照明が暗めであることが多く、撮影には十分な光量が必要です。明るいレンズや高感度性能に優れたカメラを使用し、露出を適切に調整することが重要です。


演出や動きに合わせた撮影をする 
ライブコンサートでは、アーティストやバンドの演出や動きに合わせて撮影することが大切です。演出が派手な場合には、高速シャッターで動きを凍結させたり、光の加減で雰囲気を出したりすることができます。


セキュリティチェックを通す 
ライブコンサートによっては、カメラやレンズなどの機材を持ち込むことができない場合があります。事前にセキュリティチェックを通し、撮影可能な機材であることを確認しておくことが必要です。


撮影制限に従う 
ライブコンサートによっては、アーティストの撮影を一部制限している場合があります。
例えば、一部の曲や演出は撮影が許可されないことがあります。撮影前に注意事項を確認し、ルールに従うことが重要です。


以上が、ライブコンサートの撮影で気をつけるべき項目です。撮影前にしっかりと準備し、観客やアーティストに迷惑をかけないように注意しましょう。



2023年2月23日木曜日

写真編集の強い味方:フォトエディタ

フリーでオススメの写真編集ソフト



 

プロから趣味で写真を撮る人まで、いま一番勢いのある写真編集ソフトと言えば、Lightroomでしょう。大量に撮った写真をまとめて一括管理しやすく、RAWで撮った写真を思うように編集できるのが人気の秘密です。細かい色調調整なども多彩な機能で自在にできるので、本格的に写真編集する人には欠かせないソフトです。



 こちらはAdobeのサイトから月額千円ちょいのフォトプランでPhotoshopと抱き合わせでサブスク購入できます。
 しかし初心者にとってはいささか荷の重いソフトでもあり、頻繁に使う人でなければ他のオプションも検討したいところです。
そこで今回は、Lightroomに行く前に試しておきたい無料の写真編集ソフトを集めてみました。
いずれもそれぞれのサイトか、Microsoft StoreやApp Store、Google Playなどでダウンロードできます。
これらをいくつか試してみて、使い勝手が良いものがあれば、儲けものです。
中には有料版への撒き餌のようなソフトもありますが、そこは長く付き合えると確信したうえで、アップグレードすればよいことです。
これらのソフトでどうしても満足できなければ、やはりLightroomがおススメです。
それには及ばないものの、人によっては十分すぎるほどの無料ソフトもあります。
ぜひご自分の手で確かめて、一番合ったものをマスターしてみてください。



1. Canva



 Canvaはウェブブラウザ上で動作するフォトエディタで、お気に入りのスナップをカード、ポスター、招待状、ソーシャルメディアの投稿にするのに最適です。洗練されたオンラインプレゼンスを維持することに興味がある方にぴったりのツールです。

 Canvaには無料と有料の2つのレベルがありますが、無料レベルはホームユーザーに最適です。メールアドレスを入力してサインアップするだけで、スナップやデザイン用の1GBのクラウドストレージが無料で利用でき、8,000種類のテンプレートを使用して編集することができ、仕事を整理しておくための2つのフォルダが用意されています。

 クローンブラシやスマートセレクタのような高度なツールはここにはありませんが、色合い、ビネット効果、シャープネス、明るさ、彩度、コントラストの調整などを適用するための便利なスライダのセットなどがあります。テキスト編集ツールは直感的で、背景やその他のグラフィックも豊富に用意されているので、デザインを初めて間もない人でも、テンプレやガイドに従って、容易に作品を完成させることができます。



2. Fotor



 Fotorは、あなたの写真を素早くブラッシュアップさせるのに最適な無料のフォトエディタです。クローンブラシやヒーリングツールを使ってレタッチする必要がある場合は、要求に応えられません。しかし、あなたのニーズがシンプルな場合、つまり込み入った編集をしないという人には、ハイエンドのフィルターを使って素早く編集を終えることができます。

 初めてでも使いやすいチルトシフトツールや、ビンテージ感のある鮮やかな色調の調整など、Fotor の賢いメニューシステムを使って簡単にアクセスできます。カーブやレベルを手動で変更することもできますが、ハイエンドのツールのような複雑さはありません。

 Fotorの特徴的な機能で、多くのフリーのフォトエディタに欠けているのは、バッチ処理ツールぐらいでしょう。



3. Paint.NET



 多機能ソフトが必ずしもベストというわけではありません。Paint.NETのシンプルさは、それ自体が主なセールスポイントの一つです; それは、迅速かつ簡単に操作できるフリーのフォトエディタです。

 しかし、名前に騙されてはいけません。これはマイクロソフトの超基本的なペイントの安っぽいコピーではありません。それは、 曲線の基本的な操作も上手く習熟できる、 正真正銘のフォトエディターです。

 Paint.NETのインターフェイスは、その名前の由来を思い起こさせますが、何年もの間に、レイヤー、元に戻す履歴、たくさんのフィルター、無数のコミュニティ作成のプラグイン、画像を再構成するのに便利な素晴らしい3D回転/ズーム機能などの高度な編集ツールが追加されました。



4. GIMP


 GIMP (GNU Image Manipulation Program) は最高の自由なフォトエディタです。プレミアムソフトウェアで見かけるような画像を強化するツールが満載で、 毎日さらに多くのツールが追加されています。

 写真編集ツールキットは無料とは思えない洗練された美しさで、レイヤー、マスク、カーブ、レベルなどの機能を備えています。優れたクローンスタンプとヒーリングツールで簡単にキズを除去したり、カスタムブラシを作成したり、遠近法の変更を適用したり、スマートな選択ツールで孤立した領域に変更を適用したりすることができます。

 GIMP はオープンソースのフリーフォトエディタで、 ユーザーや開発者のコミュニティはその実用性をさらに高めるために膨大なプラグインのコレクションを作ってきました。これらのプラグインの多くはプリインストールされていますし、 公式の用語集からダウンロードすることもできます。それだけでは物足りない場合は、Photoshopプラグインをインストールすることも可能です。



5. Adobe Photoshop Express Editor

 Adobe Photoshop Express Editorは、その名の通り、世界をリードするAdobeの写真編集ソフトウェアの縮小版、ブラウザベースのバージョンです。驚くべきことに、ダウンロード可能なPhotoshop Expressアプリよりも豊富なツールキットを備えていますが、16MB以下のJPG形式の画像のみをサポートしています。

 これもFlashベースのツールですが、アドビはすべてのプラットフォームに対応した便利なモバイルアプリを提供しているので、スマートフォンやタブレットを使っていても見逃すことはありません。

 この無料のオンラインフォトエディタは、アドビに期待するような素晴らしい機能を備えており、ライバルのいくつかほど多くのツールを誇っているわけではありませんが、そこにあるすべてのものが完璧に洗練されています。間違いなくAdobe Photoshop Express Editorは楽しく使えます。唯一の欠点は、アップロードできるファイルサイズと種類に制限があることと、レイヤーのサポートがないことです。



6. Ashampoo Photo Optimizer

 急いで編集しなければならない写真がたくさんある場合、Ashampoo Photo Optimizerはあなたのためのツールになるかもしれません。そのインターフェイスは、きれいで散らかっていないと、多くのユーザーから評価されています。
 写真のインポートは簡単で、プールに追加されたら、貴重な時間を節約して、回転させたりミラーリングしたりするために、一度にいくつかの写真を選択することができます。また、ソフトウェアのワンクリック最適化ツールを使って、個々の写真を選択して強化することもできます。風景写真には特に効果があるのですが、他の被写体には必ずしも優れているとは言えません。

 手動で色や露出を補正したい場合は、6つのスライダを使って正確に補正することができます。同じ色の変更を写真全体に一度に適用できないのは残念ですが、それ以外は素早い補正を行うための素晴らしい無料フォトエディタです。

 より高度な編集をしたい場合は、Ashampoo Photo Optimizer 7、最適化ツールが強化されたプレミアムバージョンをチェックして
みてください。



7. Photo Pos Pro


 Photo Pos Pro は Paint.net や GIMPほど知られていませんが、Photo Pos Pro も最高品質のフリーフォトエディタで、高度な画像処理ツールを満載しています。

 このフリーのフォトエディターのインターフェイスは、GIMP のメニューやツールバーの配列よりもスマートで使いやすく、すべてが論理的で一貫性のある方法で配置されています。それでもまだ威圧感があるという方には、Fotor のフィルターベースのアプローチに似た「初心者用」のレイアウトもあります。選択はあなた次第です。

 エキスパート版レイアウトには、洗練された編集のためのレイヤーとレイヤーマスクの両方があり、カーブやレベルを手動で調整するツールもあります。メインメニューからワンクリックでフィルタにアクセスすることもできますが、より細かい編集に重点が置かれています。
 Photo Pos Proの無料版では、最大1,024 x 1,024ピクセルでしかエクスポートできないのが残念です。オンラインで共有するために画像を準備している場合は問題ないかもしれませんが、作品を印刷したい場合はソフトウェアの有用性が制限されてしまいます。 


8. PhotoScape


 PhotoScapeはシンプルな無料フォトエディタのように見えるかもしれませんが、メインメニューを見てみると豊富な機能を見つけることができます。
 PhotoScapeのインターフェイスは、私たちがここで見てきたすべてのアプリの中で最も難解なものの一つで、ツールは奇妙な構成のページにグループ化されています。確かに独創性はあり、Photoshopの真似をしようとはしておらず、機能も少な目です。
 PhotoScapeのフィルタはかなり高度なので、写真を素早く水平にしたり、シャープにしたり、スナップでマイルドなフィルタリングを追加したりする必要がある場合には良い選択だと思います。



9. Pixlr X

 Pixlr X は、Pixlr Editor の後継バージョンです。Pixlr Editor は、長年にわたって私たちに愛されてきた無料のオンラインフォトエディタの 1 つでした。
 Pixlr X では、前身の Pixlr Editor にいくつかの改良が加えられています。まず、Pixlr X は Flash ではなく HTML5 をベースにしているため、最新のブラウザでも動作します。また、Photoshop Express を彷彿とさせるインターフェイスと、ダークまたはライトのカラースキームを選択できるようになっています。

 Pixlr X では、色や彩度を細かく変更したり、画像をシャープにしたりぼかしたり、ビネット効果やフレームを適用したり、複数の画像を結合したりできます。また、多くの無料オンライン写真エディタにはないレイヤーもサポートされており、ペイントや描画のためのさまざまなツールが用意されています。高度な作業にも最適です。



10. PiZap

 無料のオンラインフォトエディタPiZapは、HTML5とFlashの両方のエディションで利用できるので、どのデバイスにも適しています。ハードドライブ、Facebook、Google Photos、Google Drive、Google Search、またはストックイメージのカタログから写真を選んで作業することができます。ストックイメージの一部はプレミアム購読者にのみ利用可能であり、Googleイメージズから直接写真を使用する場合は著作権の問題に注意する必要がありますが、これは印象的な選択肢です。

 piZapの編集インターフェイスは、迅速な調整のためのスライダーを多用する暗い, モダンなデザインを持っています - あなたがタッチスクリーンデバイスを使用している場合は、トリッキーなアイコンやドロップダウンメニューよりもはるかに優れた動作するシステム. 

 作成したものは、最大手のソーシャルメディアネットワークや、piZap独自のサーバー、Dropbox、Google Driveで共有することができます。また、ハードドライブに保存したり、電子メールで送信したり、埋め込みコードを取得したりすることもできます。あなたがプレミアムエディタのために財布を開いている場合にのみ、高品質であなたの作品をエクスポートすることができますが、愚かなソーシャル共有のためにそれが問題になることはほとんどありません。



その他のフリー・フォトエディタ

Ashampoo Photo Commander Free

 Adobe Lightroomに代わる無料のソフトウェアで、ワンクリックで画像のバッチを修正できるフィルターを使って、写真を編集して整理することができます。

IrfanView


 Lightroomに代わるもう一つの可能性を秘めたIrfanViewは、写真を一括で編集したり、タグ付けしたり、整理したりするためのシンプルながらも効果的なツールです。


フォトエディタの選択肢

 無料のフォトエディタを選ぶ際、まず最初に考慮すべきことは、自分の自信と経験のレベルです。単純にいくつかの調整(例えば、シミの除去や色の改善)をしたい場合は、シンプルなオンラインツールが最適で、オプションに圧倒されることなく作業を行うことができます。

 一方、より高度な編集に興味があるのであれば、レイヤーやマスクなどのツールを提供し、プロセスを完全にコントロールできるデスクトップソフトウェアを選ぶとよいでしょう。

 デスクトップソフトウェアは、編集する写真が複数ある場合にも適しています。無料のフォトエディタの中には、写真を一括で編集できるものもあり、膨大な時間を節約することができます。

 また、エクスポートした写真を何に使用するかを考慮する価値があります。オンラインのフォトエディタは、多くの場合、JPG形式で比較的低い解像度でしか画像をエクスポートできません。オンラインで表示したい画像には良いかもしれませんが(多くのフォトエディタにはFacebookやTwitterに直接画像を送信するツールが含まれています)、プリントしたい場合は、GIMPやPaint.NETのようなツールの方が、あらゆるフォーマット、高解像度でのエクスポートが可能です。


 以上、今現在アメリカで流通しているフリーの写真編集ソフトをご紹介してきました。まだまだこの分野の編集ソフトには未知の可能性を秘めたソフトやアプリがたくさんあります。



2023年2月22日水曜日

カメラのメンテナンスとは

買ったカメラを放置していませんか?




 写真を撮るのは楽しいけれど、使ったら次使うまでバッグの中にそのままって事、ありませんか? 私もそれは他人事ではなく、昔ついついやりがちな事でした。以前勤めていたビデオ制作会社で、業務用のビデオカメラの保管が徹底されたいたことを受け、私も考えを改めるようになりました。今回は、あなたの大切なカメラを守るために必要ないくつかのチップスを書き記しておきたいと思います。

 

●デジタルカメラのメンテナンスとケア

 わずかな時間の日常的なケアで、あなたのカメラは、末永く新鮮な輝きを保ち続けられます。あまり高価なメンテナンスは必要ありません。以下の項目を日頃心がけるだけで、カメラの寿命はぐっと延びること請け合いです。中には当たり前じゃん、と思われる事項も含まれていますが、人によっては本当に基本的なルールさえ無視することもあるのです。(まあそれはカメラに限ったことではありませんが。)


1. レンズキャップ

 カメラを使用していないときは、常にレンズにキャップをつけておきましょう。大事なレンズを保護し清潔に保ち、傷をつけず、レンズの内側と外側を安全に保つのに役立ちます。レンズキャプの付けはずしが面倒な方は、ひも付きのレンズキャップをお勧めします。レンズキャップの端っこにつけたヒモはカメラボディかレンズに結び付けられ、撮影の際はカメラにぶら下がる形となります。いちいちレンズキャップを外してなくす、見失うという弊害を回避できます。


2. レンズクリーナー

 レンズを綺麗に保つためには、こまめなクリーニングが欠かせません。とはいえ毎回撮影の後に、丹念に磨き込む必要はありません。撮影後のルーティーンとして、軽くほこりなどの汚れをふき取るわずかな時間さえあれば結構です。使うのはレンズに優しい専用のクリーニングクロスがいいでしょう。レンズ表面を傷つけないよう優しく拭くだけなので、習慣化しやすいのが良いです。次に使い捨てのティッシュタイプのクリーナーとウェットタイプのクリーナーが使いやすいです。ただしこちらはなくなると継続しなくなるため、現在私は使っていません。またレンズクリーニング溶液を使っての掃除はアウトドアのヘビーユーザーに最適です。カメラをアクティブに使ったあと、ごみやほこり、水滴の乾いた奴がレンズにこびりついたりします。専用のクリーニング溶液ならレンズの輝きを保ったまま綺麗によごれを落としてくれるので、いざという時のためにも用意しておくと助かります。

 その際面倒がらずに、同時にファインダーとモニター画面を拭くことも忘れないでください。一瞬で済む作業です。


3. ブロワー


 
 保管していても、自然とレンズやカメラにはホコリが溜まっていくものです。バッグからレンズを取り出すとき、レンズのフロントキャップを外した後、それぞれブロアーを使ってホコリを吹きとりましょう。隙間に詰まりやすい埃は放っておくとしつこく付着するので、早めにこまめにブロワーで吹き飛ばしてください。ブロアーはちょっとかさばりますが、バッグの中に常備していることが望ましいです。

 ブロアーを使うもう一つの場所をご存じですか? カメラからレンズを取り外す前にレンズの溝部分を吹きましょう。日頃目届かないところだけに、意外と汚れがたまりやすいものです。レンズ交換のすきをついてゴミはセンサーを脅かします。特に埃や砂地の多い場所に行った場合には、レンズ交換前に必ずその溝を吹くことが大事です。

 センサーにホコリがたまりすぎた場合は、軽いホコリの場合はハンドブロワーでシュッとやってください。(注意:缶タイプの圧縮空気は絶対に使用しないでください!) またブロワーも汚い部屋でセンサーに向けるとかえってホコリを付けることがあるので、注意してください。
 もしブロワーでセンサーの汚れが取れない場合は、専門業者のメンテナンスを検討してください。センサーの損傷は、あなたのカメラの命とりです。



4. カメラバッグ

高品質なカメラバッグやバックパックには、形やサイズ、色、構造が異なるものがたくさんあります。特に機材のコレクションが増えてくると、自分に合ったカメラバッグやバッグを見つけるのに時間がかかります。カメラを守るに十分なパッドが入っていて、クッション処理がなされているか、よく確かめてください。
 また撥水性や耐久性に優れた丈夫な素材であって欲しいです。レンズを複数持ち歩く人はマルチコンパートメントバッグを選びましょう。バッグの中で互いの機材がぶつかり合うリスクを抑えることができます。日常的なハイキングでは、バックパックやデイパックがあれば、カメラを保護しながら背中に負担をかけずに済みます。




5. カメラバッグの掃除

 意外と気が付かないのがバッグ内の汚れです。長く使い続けていると、バッグの中は小さなゴミや汚れ、バクテリアで満ちてきます。これではいくらカメラを掃除しても意味がありません。定期的にバッグは空にして、内側を掃除しましょう。掃除機などで吸引して些細なゴミなどは除去しておきましょう。



6. レインカバー



 雨の日撮影用としてレインカバーも用意しておきたい一品です。
アメリカでは、18インチのレインスリーブスの2パックがAmazonで6.50ドルで売られています。私は念のためにカメラバッグに常時入れています。雨の日に撮影することは少ないですが、川や海、公園の噴水などの他に、にわか雨など予期せぬ時にこれは威力を発揮します。一時的な代用品としては大きめのジップロックバッグも雨雪、水しぶき対策には有効です。



7. 湿気対策

 カメラのレンズは常に湿気の侵入に脅かされています。幸い私はやられたことがありませんが、高価なレンズにカビが生えて使い物にならなくなったという話はたびたび耳にします。一番良いのは専用の防湿庫を用意することですが、高価な機材を使うプロやハイアマチュアでなければそこまで投資はしにくいかもしれません。 
 そんな時はカメラの収まる大きさのタッパーウェアにシリカゲルなどの防湿材を入れて保管する手があります。シリカゲルの小袋は何かの購入の際によく入っていますよね。あれすぐに捨てる人が多いけれど、カメラユーザーは取っておくべきです。そう長持ちしないので、あのシリカゲルはできるだけ用意しておいて、カメラの防湿に役立ててください。



 カメラ、レンズ、三脚などのアクセサリーは高価な資産です。ほんのわずかなクリーニング習慣でカメラは長持ちしますのでくれぐれもケアをお忘れなく。また将来中古品として売りに出す場合も、美観の面で大きな差がつきます。美品として少しでも高値で売りたい場合は、きれいなカメラが有利ですよね。レンズだけでなく、ボディ本体や、三脚、フラッシュなどもこまめに磨きを入れてあげてください。


2023年2月21日火曜日

撮影に三脚を使ってみる

頼りになる三脚を選ぼう


写真撮影をより良いものにするために、様々な機材がカメラの周辺にあります。勿論カメラとレンズがあればとりあえず撮影はできますが、あなたがもしその上を目指すなら、まず三脚を用意することをお勧めします。三脚は写真撮影のための最も重要な機材の一つであり、どのカメラマンに訊いても三脚は必須だと答えるはずです。

 初心者の方は、三脚と聞くと撮影を安定させるものとして必要なものだとはわかるけど、どうしても必要とは思わないでしょう。重いしかさばるし、セットアップや収納にも時間がかかり、手間がかかる厄介者と思われる方もいるでしょう。
 今どきのカメラは手振れ補正も優れていて、光さえあればほとんどのシーンは手持ちでOKと謳われています。事実その通りですが、三脚があればさらに撮影の幅が広がることも事実です。

 自宅やスタジオでポートレートを撮る、旅先での風景撮影、スポーツ観戦やライブショーなどでも、三脚があればより安定した撮影ができます。特に光源の乏しい暗所や夜間では、手振れが起きやすいので三脚を立ててシャッタースピードを稼ぐことができます。
 その他、定点観測や長時間露光の撮影、星空撮影など撮影時にカメラを所定の位置にしっかり保つためには、より良い三脚を使うことがいい写真を撮る条件となってきます。従って三脚はただ単に人の代わりにカメラを支える道具というよりは、よりよい写真撮影のためのカメラの延長だと思って、ひとり一台はいいものを持っておくことをお勧めします。
 


三脚を選ぶポイントとは?

 では、どうやって自分に合った三脚を見つけるのでしょうか?何でもかんでも撮影する初心者の方で、どの分野の写真撮影を目指すのかまだ決まっていない方のために、三脚を選ぶ際に考慮すべきいくつかの要素をご紹介します。


バランスと安定性
 どんな写真を撮るにしても、三脚を選ぶ際に最も重要なのは、カメラをしっかりと固定できるかどうかです。カメラ初心者の方は、一般的に標準サイズのカメラとレンズを使用しますが、安全のために、三脚の耐荷重や積載量がカメラをしっかりと固定できるかどうかを前もってに確認しておく必要があります。
 将来、より重い機材を手に入れることも考慮すれば、そういったカメラとレンズの総量、バランスなどを見込んで、より幅広い用途で使える大きめのものを推奨します。信頼できるブランドの大型三脚は、一般使途なら大抵のシーンをカバーできます。


素材
 アルミかカーボンファイバーが主流です。ほとんどの経験豊富なカメラマンは簡単に後者を選ぶでしょうが、ともに利点があります。アルミ三脚は、カーボンファイバーのそれより安価です。
カーボンファイバー製は一般的にアルミ製に比べて約20%~40%の軽量化が図られています。また、カーボンファイバー三脚のもう一つの利点は、腐食しにくく長持ちするとされています。


重量
 一般的に、三脚は軽い方が好まれます。長期の旅行やトレッキングの際の持ち運びが少なくて済みますし、現地での移動も楽になります。しかし、三脚の軽さには限界があります。あまりにも軽すぎる三脚は、重いカメラとのバランスが悪くなります。風の強い日や足場の悪い傾斜地で撮影する場合によく当てはまります。三脚が軽すぎると、風で倒れたり、カメラが揺れて写真がぼやけたりすることがあります。三脚は、持ち運びに十分な軽さと、環境に耐えうる重さのバランスが取れたものを選びましょう。


高さ
 もし、あなたが撮影するすべてのものに一台の三脚を使うとしたら、三脚の高さは絶対に考慮すべきことです。理想的には三脚の高さはより長い方が撮影に有利です。自分の身長よりも高い三脚なら撮影の幅が広がります。人垣の後ろから撮れたり、俯瞰に効果的な印象を与えることができます。三脚の最大高さが、自分の身長より30センチほど高いものであれば、ほとんどのニーズをカバーできるはずです。
 もしそんな状況で撮ることがないよという方、その時は割り切ってコンパクト最優先で選ぶものもちろんありです。


ロック機構
 三脚の関節ともいえるこの接合部は、安全のためロック機構が付いています。このシンプルな機能をめぐって議論するカメラマンもいます。多くの人は、脚のロックとロック解除を素早く行えるクリップタイプを好みます。一方ツイストタイプは、一度のひねりで三脚の脚のすべての部分のロックを解除できるので、使いやすいと言う人もいます。
 また、ツイストロックを使用するもう一つの利点は、一般的にツイストの方が薄く、特に折り畳んだ状態では三脚の全幅が小さくなるということです。これらはすべて好みの問題です。もしあなたが初めての三脚を購入するのであれば、実際に両方の三脚を触ってみて、どちらがより快適に使えるかを確認するのが一番です。

雲台
 ボールタイプの自由雲台が最も一般的なのは、非常にシンプルな理由からです。それは、使い勝手が良く、操作が簡単だからです。自由雲台は一般的に、ボールのロックを解除し、ショットの構図を決める際にカメラの位置を決めるためのメインノブが1つあるだけで済みます。高速な調整を必要とする写真撮影には非常に適しています。

 一方、3WAY雲台は、縦横斜めの軸上で調整を行いたい場合に適しています。ボール雲台で精密な調整をする場合、ボールのロックを解除すると、どの方向にも動くようになるので、かなり厄介なことになります。ギヤード式の精密ヘッドは
3WAY雲台のようなものですが、非常に小さく正確な調整ができるように調整された精密なノブが付いています。初心者にはまず必要のないものです。これらのヘッドの欠点は、もちろん調整に時間がかかることです。


目的に応じて
 三脚を使ってどのような写真撮影をするか、前提を考えて購入しましょう。スタジオでポートレートや商品を撮影するのであれば、シンプルで頑丈な三脚がベストです。また、旅行先での撮影が多いのなら、軽くて十分な高さのある三脚が良いでしょう。異常に高いアングルや異常に低いアングルで撮影する場合は、90度の支柱を持つ三脚の方が柔軟に対応できます。また、過酷な環境で風景を撮影する場合は、頑丈なカーボンファイバー製の三脚を使用することで、機材の安全性を確保することができます。

 ニーズに合ったカメラを見つけるのと同じくらい、適切な三脚を見つけることが重要です。三脚を適切に選ぶことは、写真家にとって最高の必要投資の一つです。適切なメンテナンスと取り扱いをすれば、何十年もの間、交換する必要がなくなることはありません。







太くて頑丈なカーボン素材でできており、大型カメラに対応し21kgもの耐荷重を有します。デザインもどっしりしていながら見た目以上の軽量化を果たしています。これ一台で末永く汎用三脚として使い倒せます。





トラベル三脚としても人気のあるシリーズです。40センチほどにたたんで持ち運びますが、最長150センチまで伸びるので、大抵の用途に十分な高さを確保しています。高級感あふれる作りで、可動部分はどれも滑らかで正確に動かすことができます。フルサイズの巨大な望遠レンズには不向きですが、他の用途ならば必要十分な使い勝手で安心してカメラを乗せることができます。

 ちなみに私は今、GEEKOTOというメーカーの高さは最大77インチまで伸びるスリムな三脚を使っています。別段欠点はないのですが、作りがやや華奢で、強度が低い方なのであまり強くおすすめはしていません。(GEEKOTO 77'' Tripod)選んだ理由は、なんと分離すると一脚にもなるスグレもだからです。野山を散歩しながら撮影することの多い私には重宝しています。トラベル用としてもコンパクトで持ち運びには便利だと思います。

GEEKOTO 77'' Tripod

2023年2月20日月曜日

ハイキングおススメのザック

サムズアップ・アメリカ!
ハイキング上級者向け編





 今あなたに相応しいバックパックとは? 


夏でも冬でもアウトドア派のあなた。最適なバックパッキングパックをお探しですか?
この記事では、トップレベルのバックパック数点を紹介し、それらを比較しました。
それぞれのパックには長所と短所がありますが、その特徴、性格を読み解くことで、あなたの旅をよりシンプルなものにするお手伝いをします。
以下に厳選したバックパックはいずれもアメリカで人気、売れ行きともにハイレベルの、実力派たちばかりです。



Granite Gear Blaze 60


グラナイトギアのBlaze 60は、その印象的なデザインのおかげで、今回のレビューでも総合的に最も優れたバックパッキングパックとなりました。
このパックは、わずか3ポンドの重さで、最大50ポンドの荷物を快適に支えることができます。
また、このパックに搭載されている機能は、実用性と使いやすさを兼ね備えています。
伸縮性のあるメッシュのスタッフイットポケット、広々としたヒップポケット、取り外し可能なトップリッド、通気性のあるバックパネル、長いフロントアクセスジッパー、9つのコンプレッションストラップなどがあります。
このパックには、あらゆる機能が備わっています。
また重量と容量の両面で素晴らしいものです。
軽いパックは基本重量を低く抑えることができますが、Blazeには頑丈なサスペンションが付いているので、ちょっとした贅沢品や冬用・登山用のギア、長いトレイル区間のための追加食料などを快適に運ぶことができます。

またこのパックは多くの点で優れていますが、すべての人にとって完璧なパックは存在しません。いくつかのバックルは小さいので、手袋をしたままでは操作しにくいです。
またこのパックはハイテクで革命的なパックではありませんが、シンプルで機能的なデザインが魅力のひとつです。
Granite Gearは基本を守り、最も軽く、最も耐久性のある素材を使用することで、パックの軽さと強さを維持しています。



Ultralight Adventure Equipment Catalyst



ULA Catalystは、3ポンドというわずかな重さで、軽量化を好む人のためのパックです。
このパックは信じられないほど軽量ですが、補給の間の長い期間、高重量の荷物を快適に運ぶことができます。
ULAのパックはトレイルコミュニティでは有名で、ジッパー付きのヒップベルトポケット、伸縮性のある大きなメッシュのスタッフイットポケット、1リットルの背の高いボトルを2本ずつ簡単に入れることができる巨大なサイドウォーターボトルポケットなど、スルーハイカーが求める機能を備えています。
さらに、追加料金を払えば、あなたのトレイルネームを刺繍してくれます。好みに応じて、楽しい色の組み合わせなど、さまざまなカスタマイズが可能です。
これらはすべて素晴らしいものですが、何よりこのパックの軽量性、機能性、快適性、機能の充実度が非常に高く評価できるものです。

ただしひょっとしたら、通気性を考慮してトランポリン型のサスペンションを好む人には、このモデルは向かないかもしれません。
また、このパックにはトップリッドがありませんが、外出時のアイテムを収納するのに十分なスペースが確保されています。このパックはBlaze 60に勝るとも劣らないものでしょう。




Arc'teryx Bora AR 63



Arc'teryxは性能に関しては一切の妥協を許しません。
ショルダーストラップにはメモリーフォームタイプのクッションが採用されており、クッション性と優れたサポート性の絶妙なバランスを実現しています。
機能もよく考えられていて、とても使いやすいです。
回転式のウエストベルトは、最初はギミックのように見えるかもしれませんが、特に荒れた急な地形では、肩から腰への体重移動が非常に効率的です。

このパックの主な欠点は、重量が5ポンドと重いことと、最高級の価格設定が多くの人にとって受け入れがたいものであることです。
そうは言っても、評価テストでは最も耐水性の高いモデルであるされています。
「Bora」はパックの大部分を覆う独自のAC²ファブリックを採用し、いくつかの縫い目を密閉し、いくつかの止水ジッパーを統合しました。
この組み合わせにより、湿った熱帯雨林での春の雨天時のハイキングでも、このギアはバッグの中身が浸水せずに済みました。




REI Co-op Flash 55


長年にわたり、REIは様々な成功を収めた多くの製品を生み出してきました。
印象的で手頃な価格の製品もあれば、完全に的外れな製品もあります。
Flash 55は、「比較的低価格で、素材が素晴らしく、よくデザインされている」と評判の製品です。
このパックの重量はわずか2ポンド10オンスで、驚くべきことに、30ポンドまで快適に扱うことができます。
Packmodシステムは、外部のポケットやストラップのほとんどすべてを移動または排除することで、ニーズに合わせてパックをカスタマイズすることができます。
サイドのボトルポケットの間には、2つの "余分な "サイドスタッシュポケットがあります。
フロントのスタッシュポケットは、超便利でユニークなスペースの使い方で、実質的に外部の収納容量を2倍にすることができます。
また、サイドのボトルポケットは、グループ内で最もアクセスしやすい場所にあります。
ボトルが垂直に入るため、腕の振りに支障がなく、体の側面に近いため、片手で簡単に水筒を出し入れすることができます。

製品を軽量化すると、性能面では別の問題が発生することが多く、耐久性やサポート性まで低下してコストが高くなることがあります。
Flash 55は価格を抑えることに成功していますが、耐久性の問題は考慮に値します。
例えば、岩に擦りつけたりすると、穴が開いてしまう可能性があります。
また、30ポンド以上の荷物を収めるためには、より頑丈なサスペンションが必要となり、パックの基本重量が増えてしまいます。
その問題さえクリアできるなら、このバックパックは文句なしの優等生です。