2023年2月24日金曜日

ライブコンサートを上手く撮影する方法

サムズアップ・アメリカ!
コンサート撮影の楽しみと注意点




一般的に、アメリカでのライブコンサートの撮影は日本よりも容易です。スマホの撮影に関しては、一部を除いてほとんど許可されていますし、一眼レフ機や近頃流行りのブイログ用カメラでも制限を設けている場合は少なく、比較的自由に撮ることができます。
大切なコンサイートの思い出をしっかり記憶に残すために、失敗のない、いい映像を残したいものです。
この記事では、ライブ撮影初心者のために、注意すべきポイントなどを簡潔に解説しております。


まずは、
ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズ
とはどういうものか。


ライブコンサートには、高速なシャッタースピードや広い範囲の焦点距離を持つレンズが必要です。
また、明るいレンズであることも望ましいです。
以下に、ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズのおすすめを紹介します。


【カメラ】

 ・Sony A9 II
:高速な連写や高感度性能を持ち、ライブコンサートに向いているミラーレスカメラの代表的なモデルです。 

・Canon EOS R5
:高速連写や高感度性能に優れ、高品質なビデオ撮影も可能です。

【レンズ】

 ・Sony FE 70-200mm F2.8 GM OSS
:ライブコンサートに最適な焦点距離を持ち、明るいF2.8の大口径を備えた望遠ズームレンズです。 

・Canon EF 70-200mm f/2.8L IS III USM
:ライブコンサートに必要な焦点距離と明るさを備えた、定評ある望遠ズームレンズです。
 
・Sony FE 24-70mm F2.8 GM
:広角から標準域までの焦点距離をカバーし、明るいF2.8の大口径を備えた標準ズームレンズです。

 ・Canon RF 24-70mm f/2.8L IS USM
:広角から標準域までの焦点距離をカバーし、明るいF2.8の大口径を備えた標準ズームレンズです。


以上が、ライブコンサートに向いているスチルカメラとレンズのおすすめです。
ただし、実際の撮影環境や撮影スタイルによっては、適した機材が異なる場合がありますので、ご自身の撮影スタイルや環境に合わせて最適な機材を選ぶことをおすすめします。







ライブコンサートの静止画撮影と動画撮影での設定

ライブコンサートの静止画撮影と動画撮影での設定にはいくつかの違いがあります。以下に具体的な例を示します。


【静止画撮影の設定例】

シャッタースピード 
静止画では、シャッタースピードを高めに設定することで、動きを凍結させることができます。一般的に、1/200秒以上の設定をおすすめします。

ISO感度 
ライブコンサートのような暗い環境では、高感度に対応したカメラやレンズを使用することが重要です。
ISO感度を高めに設定することで、暗い場所でも明るく撮影することができます。ただし、高感度にするとノイズが発生するため、適切な設定を見つける必要があります。


焦点距離 
ライブコンサートでは、被写体が動いているため、動きに合わせてフォーカスを合わせる必要があります。広角レンズで撮影すると、動きが大きく見えるため、望遠レンズを使用することをおすすめします。


目まぐるしくライティングの変化するコンサートの場合は、オートフォーカスが効かない場面が頻発します。マニュアルフォーカスで確かめながら連写することで、成功率を高めることができます。



【動画撮影の設定例】

フレームレート 
動画撮影では、フレームレートを設定することが重要です。
一般的に、24fpsまたは30fpsがおすすめです。
ただし、フレームレートが高いほど滑らかな動画になりますが、ファイルサイズが大きくなるため、注意が必要です。


シャッタースピード 
動画撮影では、シャッタースピードを適切に設定することが重要です。
シャッタースピードが高すぎると、動画がカクカクしたようになります。一般的に、フレームレートの約2倍のシャッタースピードを設定することがおすすめです。


焦点距離 
動画撮影では、被写体が動いているため、フォーカスを合わせ続けることが必要です。自動フォーカスを使用する場合は、被写体が動いてもフォーカスを合わせ続けることができます。また、手動フォーカスを使用する場合は、フォーカスを合わせるために被写体との距離を調整することが必要です。







軽量小型のブイログカメラでもコンサートの撮影は可能?

軽量小型のブイログ撮影用カメラ、たとえば「
SONY aZV-E10」などでも、ライブコンサートの動画撮影は可能です。
ただし、ブイログ撮影用カメラは、一般的なビデオカメラや一眼レフカメラに比べて、性能面で劣る場合があります。そのため、注意が必要です。

以下は、軽量小型のブイログ撮影用カメラでライブコンサートの動画撮影を行う際の注意点です。

明るさに注意 
ライブコンサートは、暗い環境で行われることが多いため、明るさに注意が必要です。カメラ本体の設定や、レンズの明るさを高めに設定することで、明るく撮影することができます。


ノイズに注意 
ブイログ撮影用カメラは、センサーサイズが小さく、高感度にするとノイズが発生しやすい場合があります。適切なISO感度を設定し、必要に応じてノイズリダクション機能を使用することをおすすめします。


手振れに注意 
手振れ補正機能が搭載されていない場合は、三脚やモノポッドを使用することで、手振れを軽減することができます。また、手振れ補正機能が搭載されている場合でも、できるだけ手振れを抑えるように撮影することが望ましいです。


音声に注意 
ブイログ撮影用カメラには、マイクが内蔵されている場合がありますが、ライブコンサートでは、大音量の音楽や歓声などがあるため、音声が歪んでしまう場合があります。外部マイクを使用することで、よりクリアな音声を録音することができます。


以上のように、軽量小型のブイログ撮影用カメラでも、ライブコンサートの動画撮影は可能ですが、いくつかの注意点があるため、事前にしっかりと準備してから撮影することをおすすめします。






ライブコンサートの撮影で気をつけること

ライブコンサートの撮影には、以下のような注意すべき項目があります。

観客やアーティストに迷惑をかけないようにする 
ライブコンサートでは、観客が楽しむために大音量の音楽が鳴ります。そのため、撮影中にシャッター音などがアーティストの演奏に影響を与えてしまうことがあります。
また、周囲の観客の目線を遮ってしまったり、動きが制限されたりすることもあるため、周囲に迷惑をかけないように注意しましょう。


暗い環境での撮影に対応する 
ライブコンサートの会場は、照明が暗めであることが多く、撮影には十分な光量が必要です。明るいレンズや高感度性能に優れたカメラを使用し、露出を適切に調整することが重要です。


演出や動きに合わせた撮影をする 
ライブコンサートでは、アーティストやバンドの演出や動きに合わせて撮影することが大切です。演出が派手な場合には、高速シャッターで動きを凍結させたり、光の加減で雰囲気を出したりすることができます。


セキュリティチェックを通す 
ライブコンサートによっては、カメラやレンズなどの機材を持ち込むことができない場合があります。事前にセキュリティチェックを通し、撮影可能な機材であることを確認しておくことが必要です。


撮影制限に従う 
ライブコンサートによっては、アーティストの撮影を一部制限している場合があります。
例えば、一部の曲や演出は撮影が許可されないことがあります。撮影前に注意事項を確認し、ルールに従うことが重要です。


以上が、ライブコンサートの撮影で気をつけるべき項目です。撮影前にしっかりと準備し、観客やアーティストに迷惑をかけないように注意しましょう。



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