2022年7月2日土曜日

転職はリモートワークと考える方へ

サムズアップ・アメリカ!
リモートワークへの道




リモートワークが注目される中、最適なリモートワークの機会を見つけるには、2つの考え方が必要です。自分自身を際立たせることと、その会社が提供するリモートワークが本当に約束されたものであるかどうかを確認すること。そのためには、直接の会社との面接が必要です。(広いアメリカでは面接から入社まで全てリモートと言う会社もありますが、ブラック企業に気をつけてください。)




  ● 自分自身をアピールする  

このご時世、アメリカでも企業は働き手を見つけるのに苦労しています。
特にリモートワーク希望の人材は、採用を見極めるのが難しく、キャリア豊富な経験者が優遇されます。
またリモートワークの場合は応募者が多い傾向にあります。
このような状況下では、同じポジションを目指す他の人たちと差別化を図る必要があります。よって、リモートワークで他の人たちと差をつけるには、いくつかの工夫が必要です。
この記事ではそのポイントをご紹介しています。





成果へのコミットメントを示す

リモートワークでは、自己管理、個人の誠実さ、労働倫理がかなり要求されますが、これらは雇用主が理想的な候補者に求めるものの最優先事項に位置します。
家にいると、午後の昼寝や見たい番組の誘惑があるかもしれませんが、物事を成し遂げることに集中する必要があります。

面接官には、あなたが努力家であることをはっきりと伝え、過去にどのように結果を出してきたかを例示して、それを証明しましょう。
アメリカの採用人事においては、職歴だけでなく、ボランティア活動や地域生活での貢献例も示せると、評価が上がります。



仕事に対するコミットメントを示す

採用担当者は、あなたが単にその会社の門を叩こうとするのではなく、募集している特定の仕事に興味を持っていることを知りたがっています。
さらに、どの企業でもリモートで働くことに興味があるというだけでなく、その企業に対するあなたのコミットメントを聞きたいと考えています。

コミットメント・・・ 欧米では求人求職のにおいてもっと重要視されるタームです。あなたが如何にこの仕事に情熱を注ぎ、成果を出せるか、意欲を発揮できるかを問うている言葉なのです。

そのため、仕事と会社について調べ、それぞれについてあなたが興味を持ち、やる気を起こさせ、素晴らしい仕事をするための意欲を維持できるような、具体的な側面に言及することで、自分をアピールすることができるのです。





コミュニティへのコミットメント

多くの企業は、リモートワークやハイブリッドワークが初めてなので、人々のつながりを維持する方法についても学んでいるところです。
企業はリモートワーカーに対し、連絡と報告を重視し、それを怠らない人材を求めています。
企業にとって遠隔地での仕事においてコミュニティを維持することは、高いレベルの意図と時間の投資を必要とする苦難の道です。
なので組織は、コミュニティの一員であることを約束する人を、最も熱心に採用することでしょう。
あなたがどのようにコミュニケーションをとっているか、また、人間関係の構築、ソーシャルキャピタルの構築、同僚環境に対する貢献、人脈の育成においてどのような強みをもっているかを話してください。
コミュニティと人脈を重視する姿勢は、採用担当者の耳に心地よく響くことでしょう。


適切な機会を選ぶ

インタビューのプロセスで自分を差別化することに加え、職場の組織体制を見極める必要があります。
パンデミック以前はリモートワークを提供していなかった企業が多いため、リモートワークがまだあまり得意でない可能性があります。まだリモートワークの統率が十分でない企業もあると言うことです。
そのため、自分自身の判断でいくつかの重要な要素を考慮することが重要になります。

例えば、



組織の文化について聞く

求職者がこれから働く会社のことを把握することは、大きな課題です。
その会社の文化や、リモートワーク(パンデミック時の対応以外)が初めてかどうかなどを聞いてみましょう。もし、それが新しいことで、長期的な管理方法や、新しい働き方をサポートするための方針、慣習、プロセスについて十分に計画していないのであれば、避けるべきでしょう。
それが新しい取り組みであっても、リモートワークを企業文化の一部にするために積極的に取り組んでいるのであれば、あなたはより良い方向に進むことができるでしょう。

また、どのように意思決定がなされるのか、他の社員はほとんどオフィスにいるのか、それともリモートワークで仕事をしているのかについても聞いてみましょう。
もしあなたがリモートワークをしている人の中で少数派で、輪から取り残される可能性があるのなら、その機会はキャリアを制限することになるかもしれません。

また、その会社がどのように人と人とのつながりを保っているかという情報も求めてください。
人々が集うイベントを開催しているか?とかです。
チームには、絆や帰属意識を高めるための活動、静養、定期的な対面交流のための予算があルカも知っておきたいところです。
もしその組織が、遠隔地と現場を問わず、すべての従業員をコミュニティの一員にしようと積極的に取り組んでいるなら、優良な企業という傾向を示しています。
逆に、会社側がリモートワークへの配慮を感じられない場合は、もう少し探したほうがいいかもしれません。





組織のリーダーシップとチームについて聞く

多くの企業が未来の仕事の戦略としてリモートワークに取り組んでいるのと同じように、多くのリーダーも遠隔地からのマネジメントやチームへの働きかけのスキルを身につける必要があります。
会社がリーダーを育成しているかどうかを知り、リーダーへの期待について詳しく分かればなお良しです。
リーダーシップの育成が組織のアプローチに含まれているかどうか、また、リーダーへのフィードバックやチームメンバー間のフィードバックが豊富に行われているかどうかを確認します。
また、組織、リーダー、チーム、個人が継続的に学び、改善するために、意見や参加の機会が十分にあるかどうかを知りたいと思うでしょう。




キャリアアップに対する組織の取り組みについて聞く

自分のキャリアを成長させる機会があるかどうかも確認しましょう。多くの企業は、最もアクセスしやすく、知名度の高い人に報酬を与え、昇進させます。このような場合、リモートワークはキャリアアップのための最適な手段とはならないかもしれません。

勤務地に関係なく給与、昇進、学習、成長にアクセスできるような存在感のある公平性を、会社がどのように作り出しているかを尋ねてください。キャリアアップが組織的に行われるのか、それとも有機的に行われるのかを確認し、遠隔地で働く場合に昇進し成長するために何が必要なのかを知ることができます。




組織のアメニティについて聞く

リモートワークやハイブリッドワークで成功するために、その組織がどのような環境を整えてくれるかも検討しましょう。
また、オフィスのテクノロジーは、遠隔地とオフィスの両方にいる参加者をサポートしてくれるのかどうか。(アクセスが簡単、大型ディスプレイ、優れた音響効果などの諸条件)。

必要なときに出社できるオフィスがあるかどうか(本社所在地かワーククラブか)を聞く。そして、そのオフィスが、刺激的で、面白く、つながりのある環境で、あらゆる種類の仕事をサポートする場所であるかどうかを知ることです。
オフィスでは仲間と一緒にいたいということもあるでしょうから、そういう選択肢もあるかどうか調べてみてください。



まとめ

コロナ禍が収束、安定化に向かい、フルタイムでオフィスに戻ることを求める企業もあります。が、現状リモートワークを提供する雇用主は非常に多く、多くの社員が少なくとも一部は在宅勤務をしていることから、リモートワークは今後も継続されるでしょう。

しかし、新しい働き方が自動的に導入されるわけではありません。
従業員にとっても雇用主にとっても学習曲線があるため、自分が適切な候補者であることを明確にし、適切な仕事を選べるようにしたいものです。
こうした一つひとつのことに気を配ることで、あなたにとって最も貢献できる機会、そして個人的にも仕事上でも最高の充実感を得られる職場が見つかるはずです。



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