アメリカで人気と実力の洗剤と言えば・・・
いよいよ寒くなってきて、衣替えの季節ですね。こんな時、秋物の衣類を片付けるとき、あるいは冬物を出した際に気になるのが、衣類の汚れです。しまったり出したりするたびに、もうちょっときれいにならないかな、そんなことが気になりますよね。でも結局いつも惰性で同じ洗濯洗剤を使い続けていませんか?
気になる汚れやしつこいシミ、うっとうしい臭いの問題に終止符を打ちましょう。
というわけで、アメリカで市販されている洗濯洗剤で、どれが一番良いのか、較べてみました。ご参考になれば幸いです。
アメリカではTIDEがひとり勝ち
そうなんです。TIDEはもうずっと世間で一番定評があり、売れ行きもダントツの一位です。ちょうど日本では「花王のアタック」が人気、実力ナンバーワンであるのと同様に、TIDEの洗濯洗剤は売り上げ常に上位で業界全体のシェアでも数十年以上トップを守り続けています。まさに洗濯の王様、ですね。
Tide Liquid Laundry Detergent, Original, 64 loads
うちも長らくTIDEのOriginal Scentつまり一番標準的なやつを使い続けてきました。しかし15年ほど前でしょうか、気づくとけっこう他社より割高であることに気づきました。とくに新興のメーカーから同じ容量のもので、半額近いものがたくさん出るようになってきたのです。ランドリー・デタージェントってそんなに違いないんじゃね?
素朴にそう思って、倹約も兼ねてほかのメーカーを試してみました。初期のこと使用したのはこの二つ。
SUN Triple Clean
商品名の字面からすると、3倍キレイになる期待感があったのですが、ごく普通の感想しか言えません。洗濯機の中での泡立ちがイマイチで、洗剤自体がなんだか薄めの印象です。こんなもんかと思って使い続けたのですが、次第にタオルのかび臭いのが消えるどころか助長されたような印象を抱くようになって使用を中止しました。
Extra Scent Sations
この商品はとにかく、いつもどの店で見ても激安なので、とりあえずないよりはましだろう、試してみるだけの価値はあるはず。そう思って数か月間、使い続けました。ん? なんか変だな。そう気づいたのは、子供がスポーツで使い倒した白いソックスの汚れがいっこうに落ちない、と家内がこぼした一言でした。そういえば、私の白いワイシャツも洗い直したにもかかわらず、次第に白さが失せていくような・・・。
のちに何かのきっかけで先述のコンシューマー・レポートを読むと、この洗剤に対してこのような酷評が下されていました。
液体洗剤の中では「普通の水よりもわずかに洗浄力があるだけ」
おいおい、何という言われ方でしょうか。それじゃあのねっとりした液体はなんだったって話です。速攻で使用を中止して、ほかのものに切り替えました。
記憶も不確かですが、いろいろ試しました。家内の意向もあって、TIDE中心だったのですが、ときおり私の気まぐれで、小さなサイズの異なるメーカーの商品を買っていました。
少なくともここ数年で使用してきたのは以下の品々です。
Arm & Hammer Power Loundry Detergent
Purex Fresh Morning burst
All Requid Loundry Detergent
Gain Laundry Detergent
Great Value Blooming Lavender
最後のグレート・ヴァリューはご存じWalmartブランドのオリジナル商品です。ウォルマーターとしてはやはり一度は使わねばと思って買ったものです。結果、どこと言って特徴はないが、ちょっとイマイチ感がぬぐえず、一回きりで辞めました。(残念)
でも上記の洗剤はいずれもどんぐりの背比べで、そこそこ洗浄力は認めるものの、油汚れや黄ばみなどには弱く、これぞというものには出会えませんでした。
そこでやはりTIDEが王様なのか? TIDEに勝る洗濯洗剤はないのだろうか、と思って世間の評判を調べてみました。
ニューヨークタイムスが運営する商品検証サイト「ワイヤーカッター」では14種類の市販洗剤を検証の結果、Tide Ultra Stain Releaseをナンバーワンに挙げました。
Tide Ultra Stain Release Liquid Laundry Detergent, 2.04 L (36 Loads)
(ああやっぱりね、って感じ)
いわく、「Tide Ultra Stain Releaseは、科学的によりクリーンな洗浄能力を確認しました。本品の複雑な化学構成は、衣類や洗濯機、肌、環境にダメージを与えることなく、高レベルで布地の汚れやシミ、臭いを除去し、すすぎ流す能力があります。私たちは、冷水で10の一般的な汚れに対してこの洗剤を試したところ、競合製品よりも幅広い種類の汚れを除去するのに効果的であることがわかりました。」などと書かれています。
やはりここでもTIDE強しなのです。
対するコンシューマー・レポートではどうでしょうか。コンシューマー・レポートはアメリカでもかなり中立的で権威のある商品分析機関とされているところです。
こちらではこの洗剤が一押しです。
Kirkland Signature Ultra Clean
KIRKLAND SIGNATURE Ultra Clean Premium Laundry Detergent with 2X Concentrate
カークランド・シグネチャー・ウルトラクリーンは、PersilやTideの高得点洗剤の約半額です。当サイトのテストでは、汗に含まれる化学物質の1つである体油の汚れを落とすという点で優秀な評価を得ています。しかし、カークランドは、血液や草の汚れにはあまり効果を発揮しませんので、一般的にはどのような汚れに対処しなければならないかを考えてご使用ください。ただし本品は硬水でもしっかりと洗浄することができる、数少ない洗剤の一つという利点もあります。
リーズナブルで高い洗浄能力が高評価につながったみたいですね。。
もう一つ、アメリカで人気の商品評価レビューサイト、「REVIEWED」での一押しを見てみましょう。ここではこれが一位。
Persil ProClean (パーシル・プロクリーン)
Persil ProClean Power-Liquid Laundry Detergent, Intense Fresh, 150 Fluid Ounces, 96 Loads
Persilはアメリカでは2015年半ばから販売されていますが、ヨーロッパでは長い間ベストセラーの洗濯用洗剤です。当社の光スペクトロメーターでは、すべてのテストにおいて、パーシルはタイドの洗剤よりも平均で2パーセント多くの汚れを除去していることがわかりました。この差は肉眼でははっきりとはわかりませんが、繰り返し洗濯することで差が出てきます。
残念なことに、ほとんどの小売店では、Persil は低価格であるにもかかわらず、非常によく機能するタイドよりも高価です。価格差は極端ではありませんが、Persil ProCleanパワーリキッドで1年分の洗濯をすると、それが加算されることがあります。
当社の社内調査やネット上の意見を見てみると、多くの消費者がPersilの匂いを「甘い」と思っていることがわかります。それでも、シミ抜きが重要であれば、Persilは文句なしの勝者です。
私は使ったこともないブランドですが、TIDEに匹敵するような良品のようですね。ぜひ試してみたいと思います。シミに関して言及していたので、ついでにみんながお悩み、スポット汚れ、シミ対策に効果的な洗剤を調べてみました。
この続きはまた明日。