カメラは日本の誇る技術の結晶
かつて技術大国と言われた日本ですが、よもや世界の文化を変えた最大のアイテム、スマホでこんなに後れを取るとは、日本人の誰が予想しえたでしょうか。
スマホこそは21世紀初頭において、人類が持ちうる最高の便利ツールでしょう。人々のライフスタイルを根本から変え、様々な分野で新たな価値観を生み出しています。
日々進化するスマホの機能の中でも、いま一番注目されているのはたぶんカメラでしょう。
iPhoneはじめ、Samsung, Huawei, Googleなど新作が出るたびに高機能な内臓カメラが発表されます。高画質、高機能に加え、動画編集や配信の簡易さ、エフェクトさらにアプリとの連動などで、もはやカメラ単体ではなしえない領域を広げつつあります。
こういう状況を踏まえて、多くのメディアがカメラ業界の先行き不安を報じています。日本のカメラ技術はどうなったんだと嘆く向きも少なくありません。
しかし、多くのカメラファン、写真愛好家はスマホカメラの台頭をどこ吹く風と思っています。なぜなら、いまほどデジタルカメラの性能が躍進している時代はかつてなかったからです。今までにも昭和のフィルム時代の隆盛というのがありました。たしかにフィルム・カメラが小型化して、一家に一台以上の所有率を占める、趣味産業の花形だった時代もありました。さらに各メーカーが紙のパッケージでできた使い捨てコンパクト・カメラが隆盛を極めたこともあります。
各社が一斉にデジタルカメラに移行した当時も、世間はこの新しいデバイスに熱狂しました。フィルムカメラにはできないコンパクト化にも拍車がかかり、胸ポケットに収まるカメラを誰もが欲しがったものです。こうして時間をかけて成熟していったカメラですから、昨日今日出てきたスマホ・カメラにはとうてい追いつけない高度な技術が詰め込まれているのです。いっとき光学面での限界が囁かれたこともありますが、デジタルとしてよみがえったカメラは、センサーやオートフォーカスなど電子部分の技術を躍進させ、さらなる高みへと昇りつつあります。
そして時代はミラーレスへと大きく舵を切りました。
それまでのいわゆるデジタル一眼機は急速にマーケットを閉じはじめ、開発は一気にミラーレスへと傾きつつあります。しかも主流はフルサイズ。この流れはもはや止めようがありません。今年に入ってその勢いはより顕著なものとなりました。私はこれは総体的に見れば、カメラ業界にとって、正常な進化であり、正しい判断だと思います。
トップを独走するSONY。それを追いかける老舗のCANONとNIKON。その他のメーカーも新機種を出すたびに、驚くべき性能の向上が観られます。これほど短期間に次々と機能がアップいていくことはカメラの開発歴史上かつてなかったと記憶します。カメラ開発をけん引するのは、事実上日本のメーカーの独壇場と言ってもよく、後手に回ったスマホとは対照的であります。
アメリカでもカメラメーカーと言えば、先述のSONY、CANON、NIKONであり、さらにPentax、Olympus、Panaspnic、Fujifilmらも高い知名度を持ち、日本同様の商品ラインアップで親しまれています。
Amazon USAのランキングでいま売れているカメラはどういったものでしょうか。
では10位からカウントダウンしていきましょう。
10位
Sony Alpha A6100 Mirrorless Camera with 16-50mm Zoom Lens
9位
Canon EOS R6 Full-Frame Mirrorless Camera, Body
8位
Canon EOS R5 Full-Frame Mirrorless Camera, Body
7位
Sony Alpha a6000 Mirrorless Digital Camera, Body
6位
Canon EOS M50 Mirrorless Vlogging Camera Kit with EF-M 15-45mm lens
5位
Sony NEW Alpha 7S III Full-frame Interchangeable Lens Mirrorless Camera, Body
4位
Sony Alpha a6400 Mirrorless Camera, Body
2位
Sony a7 III ILCE7M3/B Full-Frame Mirrorless Interchangeable-Lens Camera
Kodak FunSaver 35mm Single Use Camera
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