2020年10月6日火曜日

北米も紅葉の季節

 紅葉、お勧めスポット in New York



 ここニューヨーク州周辺もめっきり秋らしくなり、野山は赤や黄色の美しい紅葉の季節を迎えました。そこで今回は、ニューヨーク周辺のこれからが見ごろとなる、紅葉狩りおススメスポットを挙げてみました。

 アメリカでは紅葉の季節のことを、Autumn Foliage, Fall Foliageなどと呼びます。日本ほど紅葉に関心を示さないといわれるアメリカ人ですが、いえいえこの季節は、美しい紅葉スポットを目指す旅行者が各地から押し寄せます。昔は日本人ののようにカメラで紅葉を背景にパシャリ、とはしなかったのですが、スマホ・カメラの隆盛とともに気軽にスマートフォンで風景写真を撮る人が激増しました。そんな中、気軽に行ける秋の観光地付近で、今が一番見ごろの紅葉と言えば、以下のところはガチでお勧めです。



1 Ro
ckwood Hall Trail (Westchester County, New York)



 ロックウッドホールトレイルは、ニューヨーク州スリーピー・ホロウのロックフェラー保護区の西端に位置する、3.5マイルの人気のトレイルです。秋景色のハイライトは、ハドソン川を見下ろす壮大な眺望。特に崖から眺める豪華な夕日はドラマチックに映えることで有名です。趣のある木製の歩道橋のある小川のせせらぎ、秋には白樺の木々も優雅に輝きを増し、 散歩、ランニング、家族でのお出かけや自然写真の撮影にうってつけの地です。



2 Nyquist-Harcourt Wildlife Sanctuary (New Paltz, New York)



 足の穂が生い茂るウォールキル川とその周辺は自然保護区に指定され、バード・サンクチュアリ(野鳥の聖域)としても知られています。散歩に最適な緑の小道は秋になると燃えるようなオレンジの木々に包まれ、秋の虫たちの合唱を聞きながら、珍しい小鳥たちを探し歩くのが楽しい場所です。近くにはこの10エーカーの国定歴史建造物地区ヒューグノット・ストリートがあります。1700年代の歴史的に貴重な建造物が並ぶこの一帯は、多くの考古学者や歴史研究家が訪れる有名な地域。アメリカの歴史を知るうえでぜひとも押さえておきたいスポットです。



3 Old Croton Aqueduct (Croton on Hudson, New York)



 Aqueductは水路という意味ですが、ここではその水路に沿ったハイキング・トレイルという意味です。オールド・クロトン・アクエダクト州立歴史公園は、南はブロンクスのヴァン・コートランド公園から遥か北のコートランドのクロトン・ダムまで、1840年代にニューヨーク市に淡水をもたらした水道システムの軌跡をたどっています。20マイル以上に及ぶ木々に覆われた小道は、歴史的な景色や水道橋システムの特徴を通り過ぎてみることができます。とても長い森の細道なので、紅葉の季節は自転車で駆け抜けると爽快です。もちろんゆっくり歩くハイキングやジョギングもよし。どこからスタートしても楽しめます。



4 Walk Way on Hudson (Poughkeepsie, New York)



 ポフキプシーとハイランドを結ぶ全長1.28マイルの橋からは、ハドソン川のまばゆいばかりの景色を眺めることができます。紅葉のピーク時には、川の両側の木々が鮮やかな帯を作り、まるでパレードの中を歩いているかのような気分になります。紅葉のピークは通常10月中旬ですが、葉は11月上旬まで続く傾向にあります。



 これら以外にも、ハドソン川沿いの自然公園や森林地帯はどこを切り取っても絵になる場所ばかり。とくのにこの秋のわずかな紅葉の季節を見逃す手はありません。車でのドライブで思わぬ発見をする醍醐味もよし、ハドソン・ラインという電車で、途中下車した町のそこかしこで、秋の風情を見つけるのも一興でしょう。10月の半ばまで紅葉を楽しめるこの地域をぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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