2020年12月4日金曜日

デカいよ、アメリカの玩具

 大きすぎるオモチャたち


 先日ウォルマートのおもちゃ売り場のバカでかいクリスマス・ギフトの一部をご紹介しましたが、まだまだあります、日本とはちょっとスケールの違うおもちゃの数々。クリスマスは賑やかなほうがいい。それは分かります。はいそれは十分理解できるのですが、あまりに大盤振る舞いが過ぎて、お子さんたちがアップアップするほどの大スケールのプレゼントをあげ過ぎじゃないですか? 余計なお世話でしょうが、ついそんなことをつい思ってしまう、巨大なおもちゃの数々がありました。ご覧ください。


 はい、キリンちゃん。子供たちに大人気の動物ですが、ぬいぐるみにすると、やたらタテに長くて目立ちます。でも不安定ですぐ倒れちゃいそう。ウマとかも同じで、結局は子供のベッドで横倒しのままになる運命のようです。




 うわ。アメリカで娘さんへのテッパンな贈り物と言えば、テディベアに止めを刺すのですが、なにも大きければいいってもんじゃないでしょう。どこに置いておくの? それでも親は子供がびっくり目をまるくして喜ぶ姿を見たいばっかりに、こんなジャンボなものにまで手を出してしまうのです。私もかつてこれほどではないけど、何度かバカでかいクマちゃんを買った経験があるので、つい余計なアドバイスをしたくなってしまいます。




 2ー3歳の男の子なら必ずウケるのが巨大なヒコーキです。これはほぼ間違いありません。いとこの子にも大きめのブリキのジェット機を買ったことがあります。この絵のおもちゃは、なかにミニカーを蓄えるのが特徴で、のちのち車を買い足さねばならない仕組みです。これもデカけりゃいいってものじゃないと思うのですが・・・。




 いやもっと厄介なのがこの巨大ブロック・トイです。ひとつひとつのピースがデカすぎ!200個もブロックがセットになっているのですが、何を作るにも一苦労です。遊び終わったら片付けも大変で、収納にも困る厄介者にもなりかねません。ご購入の際はぜひ熟慮のほどを。





 場所を取ると言えば、女の子の夢の詰まったドールハウスも困ったサイズ感のものが多いです。いくらアメリカの家が大きいとはいえ、こんなもの子供部屋に置いたらほか他のことができないでしょう。しかし毎年次々と巨大な新しいデザインのドールハウスは増え続けているわけで、この人気商品のとどまるところを知らぬ勢いには脅威を感じます。




 もう一個、坊やのバンザイなトイをご紹介しておきましょう。みなさん見たことあると思いますが、アメリカで昔からあるおもちゃで、「4-To-Score」というものです。円盤形の駒をストンと落として同じ色を並べたものが勝ちという単純な五目並べみたいなものです。それれがなんでこのサイズになっちゃうのでしょうか? これおもちゃ屋さんで定価$250します。買った当初はワイワイ遊ぶでしょうが、保証します。スグ飽きます。そのあとどこへしまうんでしょうかね。この大きさ、もはや意味不明です。






 部屋に入りきらなくてもアメリカのキッズは困らないものもあります。たとえばこの電動四輪バイク。普段はパパのクルマの隣に並べてガレージに入れればよいのです。こういうのを買うお家の庭はたいていだだっ広いので、親がよく監視さえすれば、庭を勝手にぐるぐる走り回ってくれるのです。お高い買い物ですが、スゴく喜ばれるボーイズの夢が詰まっています。

 ちょっとマニアックな子供にはトラック・タイプがいいでしょう。男の子にしかわからない、ごつごつ大きく、いかついものが好きな坊やってけっこういますよね。でもこれくらいはまだかわいいもの。
 お次は少々寒気さえ感じる、ボーイズの夢マシンです。
 
 あーあ、本当に射撃できますよこのタンク。大砲とマシンガンの二段射ちです。こんなちっちゃい頃から、裏庭を戦場に見立ててシミュレーション・バトルですか? さすがアメリカですね。近所を見回してみればミリタリー大好きキッズの多いこと。こういう家族に限ってパパも普段から迷彩デザインのシャツやパンツ履いてたりします。この親にしてこの子あり。長じて武器マニアなんぞになるようなことは、ぜひとも避けてほしいと願うばかりです。

 ちょとビビったところで、最後は少しほほえましいものをご紹介します。




 トランプでかっ! お嬢ちゃん楽しそうですが、それどうやって遊ぶの? そもそもカード切ろうとしてもシャッフルできんでしょ、この大きさでは。ぺらぺらとはいえ52枚揃えると持つのも大変そう。買っても来年はドネーション行き確定グッズですねー(笑)。


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 去年閉店してしまったトイザらスのアメリカ店には所狭しと、巨大なおもちゃがひしめいていたものです。うちの子供たちにも喜んでもらおうと、大きなテディベアを買ったのはなつかしい思い出です。娘が大きくなって置き場に困っているのですが、いまだに部屋の片隅でほかのぬいぐるみたちと一塊になってうずくまっています。大きいし愛着があるし、手放すに手放せないという感じでしょうか。

 アメリカで、小さな子供のたくさんいるお家はどこも同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。とにかく大きなオモチャは、そのときは喜んでくれるけど、飽きたら放ったらかしというケースも多いのです。買う時は後々のことを考えて慎重に選ばないと、えらいことになります。

 うちはニューヨーク郊外の小ぶりの一軒家で、日本よりは少しスペースもありますが、それでもおもちゃは子供部屋には収まり切らず、屋根裏に押しこんでいるものも結構あります。夏場しか使わない子供用サーフボードや、冬限定のスキーやそりもやたらと場所を取ります。ここにさらにクリスマス・プレゼントの歴代おもちゃが加わると、もう足の踏み場もないほど屋根裏を占拠してしまうのです。年を追うごとに取捨選択して、ドネーションに回すか、粗大ごみとして処分するか悩みが増えていきます。

 なのでいまアメリカのおもちゃ売り場を見ると、これ買ったら先行きたいへんな事になるぞ、と他人事ながら余計な想像ばかり膨らむのです。


 というわけで、アメリカでは国の大きさに見合ってなのか、このシーズン、やたらデカすぎるオモチャが目立ちますよ、というレポートでした。

 でもクリスマスは年に一度のビッグ・プレゼントの日なのですから、これ以上野暮なことは言いますまい。せいぜい大きなオモチャを与えて、ビッグな子供に育てていってください。消費大国アメリカバンザイです。でもエコのこともしっかり考えてね。サムズアップ・アメリカ! こらからもよろしく!

2020年12月3日木曜日

買ってよかったカメラ

 後悔しない富士フィルムのカメラ


 この秋に購入した富士フィルムのミラーレス・カメラX-T200、予想以上の写真が撮れてとても満足しています。この機は入門機という位置づけの通り、初めてミラーレスに触れる人や、一眼カメラの初心者にもってこいです。とにかく最初はオート設定で、目に入る撮りたいものに集中するだけ。それでもいままでスマホ写真に見慣れてきた人には、びっくりするくらいのい写真が撮れるはず。



 X-T200はまさにビギナーにうってつけの一台で、のちのちレベルアップすれば、豊富なフジノン・レンズを買い足して、さらなるスキルアップが望めます。まずはこれ一台。これ一台で十分納得のいく撮影が楽しめること請け合いです。



 カメラの操作法がわからないとか、とにかくややこしいことは抜きにして、スマホでは撮れないようなきれいな写真を撮りたい、という方にも是非おススメしたいです。



 なぜ富士フィルムなの?

 という方。わかります。デジカメの世界ではまだどうしても知名度が低い印象ですよね。

 若い人には、フィルムメーカー時代の富士フィルムと言っても知っている人は少ないかもしれません。カメラがデジタルにシフトして、大手のキャノン、ニコンがデジタルカメラの発展をけん引してきましたが、ミノルタがカメラ事業から撤退したのを受け、ソニーがデジカメ開発を始めると、競争は一気に激化しました。棲み分けも進み、オリンパスとパナソニックはマイクロフォーサーズという新しいフォーマットを切り開きました。カシオとフジフィルムはいわゆるコンパクト・デジカメの領域でシェア拡大を狙いました。

 しばらくはこの図式でカメラ業界は進行していたのですが、iPhone等のスマホカメラの進化が著しく、カメラ業界のシェアは瞬く間に奪われはじめました。

 これを受けて、カメラメーカーはより高性能なフルサイズ・ミラーレスへと大きく舵を切ります。スマホを圧倒する高性能でないと生き残れないとの危機感からでしょう。ここ数年でフルサイズ規格のカメラは一気に開発が進み、カメラマンや写真愛好家たちはもっぱらハイエンド機ばかりに耳目を奪われるようになりました。実際、出る機種はどれもこれまでにない高性能を打ち出してきており、発表と同時にネットでわっと騒ぐのが恒例となっています。

 しかしこれでは一般のカメラに親しむ人たちは置いてけぼりです。カメラは高性能がいいに決まっていますが、精密機械ですのでやはり値がはります。30万、40万するのが当たり前の世界です。またそれに見合うレンズもすごく高価なものとなってしまいます。しかしこれではますます大衆はカメラから遠ざかり、手近なスマホのカメラで十分と思うようになってしまうでしょう。

 そこに目を向けたのかどうかは分かりませんが、フジフィルムは近年路線を改め、プロ向けの中判サイズのセンサー機と、APS-C機中心のコンシューマー向け製品製造に的を絞るようになりました。この戦略はすごくよかったと思います。ソニー、キャノン、ニコンのハイスペック競争には乗らず、独自路線を展開することにより、かえって商品のラインアップが独自性を帯び明確化してきました。

 いまや同社のAPS-C機の品ぞろえは業界随一で、ハイエンドから中級機、ビギナー向けまで選択に迷うほどバラエティに富んでいます。また豊富なレンズ資産も、最初は高い印象でしたが、ボリュームが増えるの従い、ユーザーに見合った選択の余地が出てきたことはファンにとっても喜びであります。

 私はこれまで、フジのカメラとはあまり縁がありませんでした。二十年近く前、コンデジ草創期に買ったのがファインピックス2600Zです。卵型のレンズカバーがスライドしてレンズが出てくる画期的なものでした。有効200万画素、1/2.7型正方画素原色フィルターCCD、換算38mm~114mm相当のフジノンズームレンズを使用。電源は単3型電池2本、記録メディアはスマートメディアで、2001年10月に発売されたものです。当時としては最新の技術を駆使したスタイリッシュで可愛いコンパクト・デジカメでした。


 わたしはこれが好きで、どこへ行くにも持ち歩き、日常の記録スナップ用として撮りまくったものです。いま撮った写真を見返しても、それなりに鮮明な画像で、描写性能は当時としてはかなり良かったのだと思います。

 あれから時は流れたものの、いままた富士のカメラに心奪われるようになるとは思いもしませんでした。私は以前からカメラは携帯性こそ命と申してきました。いくら高性能なカメラでも撮りたいときに手元になければ意味がありません。重くて大きな高級カメラは日常持ち歩くには不向きで、仕事としてカメラを撮るのでなければ、宝の持ち腐れです。軽いと言われてきたキャノンのEOS KISSでも持ち出しは「撮影する」と目的を持ったときのみでした。皮肉なもので、手元にカメラがない時に限って撮りたい被写体が現れるものです。それなら携帯性に優れかつ常識の範囲でそこそこ写りの良いカメラを求めるほうがまだ有用性があると思うのです。

 しかしなかなか期待通りのカメラは長らく出ませんでした。やっといいなと思えたのはソニーのRX100が出た時ですが、その頃はネオ一眼と呼ばれる超望遠コンデジのブームで、そっちに目が行き過ぎていました。画質はともかく遠くのものを引き寄せるような表現力がたまらなく好きで、そっち系のカメラばかり見ていたのです。富士フィルムからもFinepix S1という50倍ズームで防塵防滴仕様のフィールドカメラが出てかなり刺激を受けたものです。でもその当時は最終的にパナソニックのFZ1000を選ぶことで大満足していました。高倍率でなおかつ1インチセンサー、しかも当時画期的だった4K撮影ができるというのが決め手でした。しかし反面その大きさゆえ、常時持ち出しとはいかず、けっきょくのちにポケットに入る高級コンデジ、ソニーのRX100 VIを手にいれることになります。こちらはズーム8倍と控えめながら、いざという時にストリートでパッとリアクションで撮れる器用さがすごくうれしかったです。

 その後もごく私的なこだわりで「軽量小型」と「高倍率」のはざまでいろんなカメラを行ったり来たりしています。今話題のフルサイズで小型という夢のようなカメラにも注目はしています。ソニーのa7Cなどはフルサイズの常識を打ち破るコンパクトさで大注目しています。しかし望遠にこだわるとフルサイズのレンズはどうしても大きく重くなるので二の足を踏んでしまいます。私を含め大多数を占める一般ユーザーというのはそれほど画質云々にこだわりませんから、なるべく軽いカメラがいい、というのはごく当然の心理です。

 ここ数年、軽くて小型の条件を満たし、かつ望遠に強いと言われるマイクロフォーサーズ機に注目してきました。一時的でしたがオリンパスのPENシリーズも使っていましたし、パナのLumix G8は今でも最高のパートナーです。

 そんな中でいま見直されるのがAPS-Cというセンサーサイズです。これがミラーレスになると、いままでの一眼の3分の2の体積、約半分の重量のカメラが製造可能になりました。いま売れてるソニーのa6000台シリーズやキャノンのEOS Kiss Mがそれです。こうなるともはやマイクロフォーサーズの小型軽量の有利性もかすんできます。

 こういった状況に乗じて(かどうか知りませんが)じわじわ頭角を現してきたのが富士フィルムのXシリーズです。

 ライバルメーカーとの差異はいろいろありますが、「ウリ」の第一はやはりフィルム・シミュレーションでしょう。これが実によいです。長年フィルム制作にこだわってきたフィルムメーカーならではの色味。これはいくらいいレンズを使っても出せない別次元の描写力だと思います。何気なく撮った風景写真が、「おっ」と驚くほど素敵な発色をしてくれる瞬間。それが魅力なのです。

 いろんなカメラで撮ってきましたが、このような思いもよらない仕上がりの絵に出会うことは滅多になかった事です。「俺、腕上がったかも」と錯覚にとらわれるほどのいい気分です。エントリー・クラスのX-T200でさえここまで撮れるのですから、フラッグシップ機のX-T4などはもっといい出来に違いありません。

 最近発売された新しいシリーズの第一弾X-S10も好評のようです。上位機種と同じセンサーにボディ内手振れ機構を収め、なおかつ深いグリップに軽量小型とくれば、もう買いしかないです。(本当に買いたい。でもX-T200買ったばかりだし・・・)。


 私的には「レンズ高くて重い問題」が引っかかるフルサイズは当面パスして、ミラーレス・APS-Cの土俵でどのメーカーが覇権を握るか見守っていきたいと思っています。私の中では今のところ、フジフィルムの伸びしろに期待しています。ていうかこれからどんどん攻勢をかけていくのは間違いないでしょう。本当に楽しみです。



 ともあれ、もしこれからカメラを始めたい方、いま手持ちのカメラがイマイチという方に、フジフィルムのX-T200は絶賛でおススメしています。ムズイことはいいからとにかくいい写真とりたい。それならX-T200です。間違いありませんよ。




   


2020年12月2日水曜日

米国で学ぶ東洋の哲学

 瞑想に惹かれるアメリカ人



 アメリカの大学やカルチャー・スクールで禅や瞑想、ヨガなどを学ぶアメリカ人が増えています。これまでにも何度かブームはありました。よく知られるのはベトナム戦争が行き詰まったころ、一部の若者を中心にアメリカ国内が内省的になり、別の生き方を求めるようになりました。ヒッピーと呼ばれる人たちは、マルクス主義思想や毛沢東の教えも模索しました。インドのヨガを取り入れたり、ネイティブインデアンの教えも探し求めました。孔子の儒教も学ぼうとしました。そんな中で日本の武士道や禅の思想も広く世間に知られるところとなったのです。当時は一般的な文献は極めて限られており、日本人や中国人、あるいは東洋へ渡航して帰ってきた人たちからの口伝形式がとても貴重な学習源だったようです。しかしそれは必ずしも正確に伝わらず、曲解されたものも多かったようです。

 そのあとを受けて、さらに深い思想・思索を求める学術的な探求の試みが始まりました。ニューエイジ・ブームと呼ばれる運動は、音楽や絵画、映像、造形美術から身体機能を高めるエクスサイズのような形も出てきました。勿論ヨガも本格的なスキルの要求から、本場インドから本物の行者、チベットから修行僧まで招いて、本質的な理解を得ようと突き進んでいったのです。このころ東洋思想を学んだ学生の中から、のちに成長して大学で東洋思想の教鞭をとるようになった先生方がアメリカにおけるアカデミックな東洋思想教育をリードしていきました。

  いまアメリカの若い世代の多くは、東洋思想についても多くの情報が氾濫する中、いろんな要素を取り入れて、新時代のフィロソフィーを模索しているように伺えます。

 それではアメリカ人はどのようなテキストで東洋思想を学んでいるのでしょうか。例えば以下のようなガイダンスがアメリカのカレッジなどで平均的に用いられるものです。


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 東洋哲学は常に西洋哲学と非常によく似た目標を持っていました:私たちをより賢くし、動揺しないようにし、より思慮深くし、自分の人生に感謝するために読みやすくするということです。しかし、その探求の筋道は驚くほどに異なっています。東洋では、お茶を飲む儀式、竹林を歩くこと、川を眺めること、花を生けることなどの儀式を通して、哲学の教えを教えてきました。ここでは、大陸特有の知恵を提供し、哲学とは何かについての私たちの考えを豊かにしてくれるアイデアをいくつか紹介します。



1 人生とは苦しみである 
 ブッダの最初の、そして中心となる「高貴な真実」は、人生とは必然的に苦しみを伴うものであるということです。セックスは私たちを失望させ、若さは失われ、お金は私たちの痛みを免れないでしょう。仏陀のために、賢明な人は、存在の平凡な混乱と完全に自宅で成長するように注意する必要があります。彼らは、自分たちが糞山の上に住んでいることを理解する必要があります。卑屈さと悪意が頭をもたげても、それは完全に打ち負かされた希望を背景にしたものでなければならないので、不当に失望させられて、自分の信頼を裏切られたという感覚はない。とはいえ、お釈迦様は驚くほど明るく、一般的には人を惹きつけるような温かい笑顔をしていました。これは、彼の方法で来た素敵なもの、甘いもの、楽しいものは、すぐにボーナスとして経験され、彼の元の荒涼とした敷地に深く感謝していたからです。 人生の暗い背景を常に念頭に置いておくことで、彼はそれに対して目立ったものは何であれ、彼の評価を研ぎ澄ました。彼は私たちに明るい絶望の術を教えてくれる。


2 慈しみ(
Mettā)
 Mettāはインドの言語であるパリ語で、ベネヴォレンス、優しさ、優しさを意味する言葉です。仏教では最も重要な考え方の一つです。仏教では、この考え方を養うために、毎日の儀式的な瞑想を推奨しています。瞑想は、毎朝、イライラしがちな相手や、攻撃的で冷たいと感じている相手を注意深く考えることから始まり、通常の敵対的な衝動の代わりに、「あなたが平和を見つけられることを願っています」や「苦しみから解放されることを願っています」などの優しいメッセージへと昇華していきます。この練習は、最終的には地球上のすべての人を包むように、外側にむけて拡張させていきます。背景にある前提として、人々に対する私たちの感情は固定されたものではなく、変えられないものではなく、適切な後押しがあれば、意図的な変化や改善の余地があるということであります。「思いやりの心」は学ぶことのできるスキルなのです。



3: 観世音 
 観音様は、慈悲、思いやり、優しさに強く関連付けられている東アジアの仏教の聖なる女性像です。彼女はカトリックの聖母マリアのように、仏教の中で同じような役割を占めています。中国全土に聖母マリアを祀る神社や寺院があり、海南省には高さ108メートルの聖母マリア像があります(世界で4番目に大きい像です)。極論を言えば、彼女は最も崇高な意味での「ミイラ」なのです。中国では、大人たちが彼女の前では自分が弱くなることを許容されます。彼女のまなざしは人を泣かせてしまう温かさがあります。人が泣き崩れる瞬間は、物事が辛い時というよりも、ようやく出会った優しさ、長い間黙っていた悲しみなどを認めるチャンスなのです。ただ観音自身はいかなる判断もしません。彼女はあなたが疲れていること、裏切られたこと、物事が簡単ではないこと、うんざりしていることなどを受け止め、ただ理解するのです。


4 無為
 努力をしていないという意味を持つこの言葉は、字義通り受け取ってはいけません。道教の哲学の中心にある(中国語の)用語です。それは最初に紀元前6世紀の賢者、老子のによって書かれた道教の文献で記述されています。無為は「努力をしない」ですが、「流れて行く」ことを意味するが、それはどのような方法でも怠惰を意味することではありません。それはむしろ、現実の要求に抗議するのではなく、現実の要求に応じることの必要性を賢明に認識した上で、意志を意図的に降伏させることを示唆しています。老子が言うように、賢明であるということは、時として「全宇宙に身を委ねる」ことを学ぶことです。理性は、私たちの願いが現実と取り返しのつかないほど対立しているときに、私たちの願いを計算することを可能にし、必要なものに怒りや苦言を呈するのではなく、進んで自分自身を服従させるように促してくれます。私たちは、ある出来事を変えることはできないかもしれないが、老子にとっては、その出来事に対する態度を自由に選択することができるのです。


5 知恵としての竹 
 東アジアが「竹文明」と呼ばれているのは、竹が日常生活に広く使われてきたからというだけでなく、その象徴的な資質が何百年も前から道教の哲学の中で記述され、称賛されてきたからです。驚くべきことに、竹は木ではなく草に分類されているが、背が高くて丈夫で、木立や林を作ることができる。木の幹とは異なり、竹の茎は空洞であるが、その内部の空虚さが生命力の源である。嵐の時には曲がって、時には地に落ちそうになるが、その後は弾力性を持って跳ね返る。老子曰く、「竹のようになりなさい」と。竹の最も偉大な画家は、清朝の道教の詩人であり、芸術家であり、哲学者でもある鄭謝である。鄭謝は800枚の竹林の絵を描いたと言われており、その中に賢者がどのように振る舞うかの完璧なモデルを見たといいます。 竹のペンとインクで描いた一枚の絵の横に、彼は優雅な漢文字を書いた。「山にしがみつき、断崖絶壁に根を張り、苦難の末に強くなり、四方八方から吹き付ける風に耐えろ」と書きました。それは竹に向けられたメッセージであるが、もちろん私たち全員に向けられたものでもあるのです。

6 金
ぎ 
 16世紀以降、日本の禅宗思想は、修復されたものが持つ特殊な美しさや知恵に生きてきました。「金ぎ 」とは、二つの考え方を組み合わせたものです。日本語で「お金」を意味する「金」と、「継ぎ手」を意味する「つぎ」です。禅の美学では、たまたま壊れてしまった鍋の破片は決して捨ててはならず、慎重に拾い上げて再構築し、金粉を使った漆で接着します。重要なのは、傷を目立たなくすることではありません。貴重な金の鉱脈は、破損にはそれ自体が豊かなメリットを持っていることを強調するために存在しています。私たちは皆、ある意味では壊れた生き物なのですから。修理が必要なのは恥ずかしいことではありません。修復されたボウルは、私たちもまた元の状態に戻り、明らかな欠陥があるにもかかわらず愛されることができるという希望の象徴です。





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 いかがですか? かなり奥深く踏み込んでいませんか? 私は率直にアメリカの東洋思想の理解もそうとう進化してきたなと驚いています。
「金継ぎ」などという細やかな精神性にまで着目されると、もはやシロウトの出る幕ではなさそうです。うかうかしていると、現代の日本人が失いつつある大切な魂の問題までアメリカ人に看破されるやもしれません。
 大事なのはココロの問題。学問じゃないから。と言い切ってもいいのですが、少しは勉強して理論武装する必要はあるのじゃないでしょうか。アメリカ人も勉強してますよ。
 

2020年12月1日火曜日

今が「買い」のノートパソコン

 サイバーマンデーに買うべきパソコン

 


 アメリカが発祥のブラック・フライデーに続いて翌週の月曜日はサイバーマンデー。サンクスギビングデーの休み明けに職場や自宅に戻った人が、パソコンで一斉にクリスマス・ショッピングを開始することから始まったと言われています。

 実際こういう呼び名になる前から、クリスマス商戦が始まるのはこの月曜日からでした。なので、それが店舗での買い物からオンラインショッピングにシフトしただけのことです。とはいえその影響は少なからず、売る側は年々その対策に知恵を絞り、対策予算を割いていくようになりました。いまやパソコンはおろか、スマホでのネットショッピングが年末商戦の勝敗を決する主戦場となりました。

 今回はそのなかでも比較的大きな数字の動くパソコン市場を見てみましょう。

 いまやパソコンも大型デスクトップは主流から追いやられ、コンパクトでポータビリティの高い軽量小型ノート・パソコンやタブレットとノートPCを融合した2in 1と呼ばれるものに人気が集まっています。ではこれらの中で今年一番の「買い」はどのマシンでしょうか?


1 Apple Macbook Air 2020 (M1)  $899より


 待ちに待ったApple自家製プロセッサーM1搭載のマックブックがついに登場しました。その中でも薄型軽量のAirはどこでも持ち運べる最速のポータブル・コンピュータです。日常使いにはIntelのCore i7でも十分なパフォーマンスだと思っていたのですが、最近は動画編集など複数の重たいアプリを動かす人も多いらしく、より強力なパワー・マシンが求められていました。そんなパソコン・ヘビーユーザーの期待に応える驚異のポテンシャルを秘めたアップル・シリコンチップの登場はPC新時代を予感させます。うれしいのは他のAppleデバイスとの親和性が高くなり、iPhoneやiPadとの連携がよりスムーズに行えるようになる気音です。今後の課題はいかに多くの対応アプリやソフトを取り込むかですが、魅力的なソフトウェアが順次加わて行くのも時間の問題でしょう。先を見据えて、いま新型Macに乗り換えるのは十分「あり」だと思います。


2 Dell XPS 13 $999.99より

 好評だった去年の XPS 12を受けて、更なる高性能化を図った本機は、Dell社の本気度を丸出しにした切り札的ノート・パソコンです。無駄を省いたシンプルなデザインながら安っぽさは微塵もありません。

 CPU: Intel Core i7-1165G7 | GPU: Intel Iris Xe Graphics | RAM: 16GB | Storage: 512GB M.2 NVMe SSD | Display: 13.4-inch, 1200 | Size: 11.6 x 7.8 x 0.6 inches | Weight: 2.8 pounds
 
 この構成で期待しうる最高のパフォーマンスを発揮し、ビジネス用途はもとより、ゲーム・マシンとしての性能も十分発揮できる仕上がりと謳っております。とくにンテルのエース的存在、第11世代Tiger Lakeプロセッサが搭載された事はゲーマーにとってもグッドニュースのはずです。一度店頭でその高い完成度を確かめてみることをお勧めします。



3  Acer Chromebook Spin 713 $629より
 安価で持ち運びに便利な学生向けChromebookはいまやパソコンを扱う商店で不可欠な1ジャンルを形成していますが、その中でも今目立って伸び盛りなのがAcerのChromebookのなかでも高い人気を誇るSpinシリーズでしょう。2 in 1と呼ばれるデザインは若い人に大好評です。用途に応じてタッチスクリーン中心のタブレット・スタイルで操作するか、またはキーボード主体のノート・パソコン・スタイルで使用することも可能。ネットさえ繋がれば、Googleのサービス・サポートにより様々な用途に利用が可能。まさに万能型のポータブル・コンピュータと言えるでしょう。スタイリッシュなボディでいつでもどこでもカバンから取り出せば、もうそこが勉強や仕事の場となります。バッテリー寿命の長さもChromebookならではの省電力でピカイチ。日常使いにこれほど便利なノートPCはありません。



4 Asus ROG Zephyrus G14 $1129より


 CPUがAMD Ryzen 9-4900HSでGPUが Nvidia GeForce RTX 2060 Max-Qとなれば、ゲームファンの期待はいやがうえにも高まることでしょう。いや実際このゲーム・パソコンといっても差し支えないハイ・パフォーマンスの本機は、ノートタイプの小型パソコンとしては破格の実力の持ち主として、巷では発売前から話題になっていたそうです。その期待にたがわないレポートはすでにあちこちから発信されているので、実力のほどはそちらで検証されるのがよいかと思います。
 ここでは本機の所有欲を満たす外見を強調します。とにかく見た目もかっこいいよと言いたいのです。マグネシウム合金製で堅牢性抜群の筐体、高精細でクリスタル・クリアな映りのモニター、バネのしっかりしたキーボードなど、随所に高スペック・パソコンに見合うモノづくりのこだわりを見て取れるのです。店頭で本機に触れて、これは今年出たノート・パソコンの中でも一、二を争うであろうことは想像に難くありませんでした。ハードなマルチタスクにも耐えうる本機は絶対的エース。まさにAsusのフラッグシップ機としておススメです。

2020年11月30日月曜日

子供へのプレゼント

 クリスマス・ギフト for KIDS



 アメリカでは今年、小さなお子さんにどんなクリスマス・プレゼントが用意されているのでしょうか? 元ウォルマーターの私が、最寄りのWalmartにてご案内いたします。

 まずオモチャ売り場に行く前に、クリスマス・グッズ・コーナーへ行きました。ああ、賑やかな飾りつけがもう、いつでもいらっしゃいという感じですね。例年ここを訪れるたびについつい必要もないのに、クリスマスにちなんだものを購入してしまします。
 昨年は1.2メートルほどもある巨大なくるみ割り人形のエア・バルーンを買ったのですが、その冬の間に穴が開いて使い物にならなくなってしまいました。空気をいれて膨らます式のアウトドア用デコレーションは人気があって年々増えているのですが、管理が大変なのでもう買うのはやめようと思います。
 その代わり、メタル・ワイヤーで作られたトナカイやエンジェル、クリスマスツリーの電飾で今年は玄関口を飾ろうかと考えています。





 さておもちゃ売り場に行くと、すぐ目につくのがアメリカならではの、巨大オモチャの展示です。でかでかとセールをアピールしているのは「電動スクーター」。

 でもこれは公道では走れません。あくまでも私道とか車の入れない公園などで遊ぶものです。さすがアメリカです、庭が広いお家用ですね。小学生の女の子が電気スクーターを乗り回す。こんな光景は日本にないですもんね。



 またこんな巨大玩具もありました。ご存じ「パックマン」ですがなんとアーケード・ゲーム仕様のビッグなゲーム機です。パックマンをプレイするのにこんなバカでかいゲーム機を買う人がいるのでしょうか。ちょっと疑問です。


 ゲームと言えば、任天堂のSwitchは相変わらず飛ぶように売れています。ゲームの種類も豊富で、子供たちも目の色変えてこのショーウィンドーを眺めていました。アメリカでもニンテンドーの愛称でこれらのゲームが人気をけん引しています。


 ポケモン人気も相変わらずです。ロングセラーとして長きにわたってグッズが売れ続けているのは大したもんです。



 今年ブームといえば、アメリカの幼稚園、小学生の女の子に、このおもちゃが絶大な人気を呼んでいます。「LOL Surprise」というのですが、いまやどこの店へ行ってもこの丸顔、巨大目玉のドールが所狭しと溢れています。

 この人形、まるでポップアイドルのようにど派手なファッションを着せ替え、付け替えできるので、女の子たちは夢見るキッズと化し、目をキラキラ輝かせてこのドールをカスタマイズするのです。ヘアスタイルからバッグ、小物まで様々なオプションが用意されているので、親御さんは注意しないと飛ぶように散財する仕組みとなっています。


 

 私が「おっ」と思い目についたのがコレです。Netflixで絶賛放映中のスターウォーズ外伝「マンダロリアン」の主役級キャラ、The Child (通称ベイビー・ヨーダ)をフィーチャーしたゲームやグッズです。これは今年の目玉となるかもしれません。とにかく可愛くて、みんなの人気者になりつつあります。これら以外にも、Tシャツやまぐカップ、ポスター、カレンダーなどで引っ張りだこなので、プレゼントとしてかなりウケは良いかと思いました。



 銃大国アメリカならではと思えるのがこれらのトイ。ボーイズに末永く愛され続ける「NERF」というトップ・ブランドにけん引されて、類似品も多数出ています。共通するのは、安全なスポンジでできた弾丸。しかしゲームソフトとタイアップしたSF的リアルな銃のデザインは年々過激化し、一度に数十発を連射できる強力なマシンガンのバリエーションがすさまじいです。アメリカのキッズはちっちゃい頃からこのようなトイガンに慣れ親しんでいるので、異国人から見ると、銃社会の根深さを感じざるを得なくなります。



 

 しかし一方では心和む幼児向けおもちゃも健在です。一歳児から遊べる安全な「赤ちゃん人形」のバリエーションもまた年を追うごとに増え続けているのです。お国柄を繁栄するように、いろんな人種の赤ちゃん人形がずらりと並ぶ中には、アジア系の赤ちゃんもいます。スーパーリアルなデザインから、コミカルなものまでバラエティに富んでいます。昔は敬遠されがちだった日本的なデカ頭の赤ちゃんも人気で、ちいさなお子さんへのプレゼントとしては、迷うほどオプションがあります。



 それからときどき、謎にやたらと群れを作るこんなおもちゃもあります。トイストーリーの人気キャラクター「ミスターポテト」ですね。去年の売れ残りかどうか知りませんが、やたらと「推し」みたいな感じで棚を占拠しているのがおかしかったです。ウォルマートはときおり、バランスを欠いた売り方をするのですが、超特価だったりするので、お買い得品、目玉商品ハンターは要チェックですね。




 このようにおもちゃ売り場を散策するのは久しぶりでした。うちの子供たちはもうおもちゃなど要らない年頃なので、実際に買うのはいとこの子供くらいです。

 うちの娘はなぜかいきなりローラー・スケートが欲しいなどと言っておりましたので、探してみました。どうやらいまレトロな四輪スケートが静かなブームのようです。


 これらの棚のローラースケートは子供向けなので、うちの娘にはちょっと小さすぎました。オモチャとはいえけっこう値が張るものです。しかしやはり小さい。娘の要求に応えるにはどうやらスポーツ専門店に行かなければならないようです。本格的なスケートは上を見ればキリがありません。ちょっとビビりながらウォルマートを去る私でした。

2020年11月29日日曜日

とりあえず買っ得ギフト: 家電編

 アメリカで売れてます



 クリスマスのギフト・ショッピング・シーズンの開幕です。昨日はブラック・フライデーということで、多くの買い物客がショッピング・モールに押しかけていました。私はギフトではなく、携帯電話の契約延長の件で出向いたのですが、午前中から人が集まり出してきたのにはちょっと焦りました。あまりごった返すと身に危険を感じる今日この頃ですので、用事を済ませて早々に引き返しました。

 やはり今年はネットショッピングで済ませたほうが賢明なようです。

 というわけで、いまアメリカで売れ筋のギフトグッズをご紹介いたします。いずれも去年から今年にかけて、アマゾンで売れに売れたものばかりです。とくに今回は家電というか、ガジェット系ですね。この分野の売れ筋は日進月歩で変化していきますので、ちょっとぼんやりしていると、置いてけぼりになるものが多いです。あなたはこれらの商品をご存じですか?


アメリカで売れ筋のガジェット7選


The PhoneSoap Phone Sanitizer & Charger  $63.41



 スマホを殺菌、除菌するこの小さなケースは、テレビ・ショッピングで紹介されるや、瞬く間に数十万台を売り上げるベストセラーとなりました。毎日手にするスマホがどれだけ汚れているのかを科学者が実証しました。一般的にトイレの便器回りより雑菌に溢れていいることが証明されたのです。そして本品は付着した雑菌の99.99%を辞去できるという実験検証もTVで行われました。それを観た人々はこぞってこの商品を買い求めたのです。
 このささやかなスマホ殺菌グッズは、まさに時代の要請というべきものでしょう。ほんの数か月前までは存在さえ知られていなかったガジェット。いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで売れまくっています。類似品も多数出ていますが、アマゾンで買うなら実績から見ても本品が一番でしょう。




 ドアベルのところに接続するだけで、セキュリティ・カメラの役割を果たしてくれる防犯効果抜群のガジェットです。不審者が玄関に立った時も即座に反応します。知りあいや配達人の判別もできるしコミュニケーションも映像として残ります。防犯意識の高まるアメリカにおいては異例の高セールスを維持し続ける、進化したドアベルです。


 ポケットに入る超小型で携帯性抜群のプロジェクターです。スマホとの連携も抜群で、どこへでも持ち運んで、ちょとした空間に映像を映し出せます。ビジネスマンなら出張先でのプレゼンに活用できます。ファミリーならスライドショー、若い世代ならこのプロジェクターとゲーム機を連携させて、テレビモニターを超える大画面を作り出してプレイもできます。


 一見なんの変哲もないサングラスですが、フレームの耳のあたりにスピーカーが内蔵されています。スマホのブルートゥース経由で好きな音楽が流れてくるサングラスです。音質も並み以上のクオリティを誇り、イヤホンをかけた時と変わりないクリアな音を聞くことができます。音楽以外の外部からの音が聞き取れる分、安全性も増し、ストリートで、車内でとおしゃれなサングラスをかけながら音楽を聴ける便利グッズです。



Philips SmartSleep Wake-up Light  $117.03


 日本でもじわじわ浸透してきつつある「光療法」。この決定版と言えるのが本品です。生活のリズムを整えるために、この太陽光を模したナチュラルな光を浴びることで朝晩にストレスを回避または解消できます。この光療法は医学的にも実証済みだそうで、精神の安定と健全化に利用する医療機関も多くあるそうです。たとえば、どんより重たい曇り空の日でも、朝日という光の波長を設定することで、さわやかな朝の目覚めを迎えることができるのです。夜の安眠に備えて優しい夕日を作り出すこともでき、いろんな設定であなたに必要な光を創出することができる健康のための新兵器です。


 こちらもセキュリティカメラの一種ですが、我が家では、アマゾンのECHO SHOWとスマホと連携して、もっぱらペットのウサギとのコミュニケーションに活用しています。このカメラには双方向スピーカー、マイクロフォンが内蔵されているので、Alexaを使って外出先から自宅のウサギに話しかけたり、餌が不足していないかを確かめることができます。勿論、家族ともこのカメラを介して顔を見ながら会話できます。私は面倒なスーパーでの買い物がある際、スマホのカメラから自宅の妻に店内の動画を見せて、どれがいいのか選んでもらったりもしています。アマゾンのストレージ・サービスを使ってVlogなどにも役立てられるので、今後需要はますます拡がる便利グッズだと思います。


 ふと気が付くと、仕事場や子供の部屋にもごろごろするようになった置くだけでスマホを充電できるこの手の充電器。いろいろ出回っていますが、価格破壊的な役割でベストセラーに躍り出たのが本機です。ほとんどのスマホ機種に対応し、ケーブルを介するよりも手軽に高速でフル充電できるのが好評です。(注:この機種はiPhone12には対応しておりません。本機は最大7.5Wattまでのスマホ機種に向けて作られたものなので、大容量のパワーを必要とする最新のiPhoneには上位機種が必要となります)


 今年は経済アナリストの予想では、ネットショッピングが史上最大の売り上げを記録するだろうと言ってますが、いやいやこんな時代でも、店先に並んでまでも直に買い物をしたいという一定数の人はいるわけです。お上がどんなに警告しても、店が開いている限り、この年末のセールに人混みを回避するのは至難の業だと思います。

 そんなわけで私も今年のご贈答関連はほぼ9割がたネットショッピングにシフトするつもりです。お世話になった人を中心に、知人、友人、近しい親せきにのみ、心ばかりの感謝の気持ちを贈れればいいかなと思っています。とはいえ、だいたい毎年相場は決まっています。クリスマスにちなんだチョコレートのパッケージか、クッキーの詰め合わせ、あるいは各種ティーバッグのセットです。この三種類のなかから先方にふさわしかろうモノを選びます。いろいろ品定めしていると時間とエネルギーが奪われてしまうので、たいてい一括買いです。

 問題は家族へのプレゼントです。家内は毎年「わたし何もいらない。無駄遣いしないで」の一点張りですが、かれこれ20年あまり、妻には音楽CDをプレゼントしてきました。しかし昨今は妻も音楽はもっぱらiPadで聴くようになったので、CDは時代遅れかなと若干ためらっています。子供たちももうオモチャを欲しがる年ではないので、工夫が必要です。先日、ウォルマートの玩具売り場を通りかかったのですが、もうこのコーナーには縁がないなと思うと寂しくなりました。昔は簡単でしたね。流行りのおもちゃを買えば、必ず喜んでもらえたので、今思えば楽勝でした。

 さて今年は子供らに何をプレゼントしましょうか・・・。

2020年11月28日土曜日

アメリカでのサービスとは

運転を生業とする者


  アメリカでリムジンの運転をしていると、いろんな人に出会います。以前はローカルな空港でプライベート・ジェットを利用する人の送迎などをしていました。多くはコーポレートジェットと呼ばれるビジネス用に企業が用意した小型飛行機を利用する人達です。私が出迎えに行く空港では、発着に合わせて空港スタッフがドライバーに指示を出します。数人乗りの小型ジェットが行き交う滑走路を恐る恐る横切って、空港のど真ん中で着陸を待たされることもあるのです。

 アメリカのビジネスマンはじつによく飛行機を利用します。州から州へ日帰りトンボ帰りも珍しくなく、まるで空飛ぶタクシーのような感覚で飛行機を乗り継ぎます。いつでしたか、私が飛行場のターミナルにリムジンで迎えに行くと、「あれ、君はいつドライバーに転職したの?」と聞かれたことがあります。「は?」私はこの初対面のお客さんが何を言っているのかわからなかったのですが、車中で話を聞いて謎が解けました。そのお客さんは、ニューヨークを起点に、他州へ毎週のように飛行機でビジネス・トリップをする人でした。彼が懇意にしていたプライベートジェットのパイロットが私に似た中国人だったのです。どこまで似ていたのか分かりませんが、彼にとっては運転手もパイロットも混同するぐらい日常的な移動機関の担い手に過ぎなかったのです。

 こういう忙しいビジネスマンに共通するのは、移動中に会議をする点です。車に乗る前からすでに誰か仕事相手と話をしていることも珍しくありません。私が「こんにちわ」と話しかけても返事がないのは電話中だからです。車に乗ったとたんに、誰かに電話をかける人も目立ちます。これがまた不思議なくらい相手もすぐ応答してきて、間髪置かずに会議に突入するのです。移動中、小一時間話し続けることも珍しくありません。

 こういった忙しタイプのビジネスマンは、たいてい運転手のことなど気にも留めません。支払いも会社が事前に済ませている場合が多いので、ひどい時など、下車の際、一言もなく去っていくお客さんもいます。もちろん「サンキュー」と声をかけてくれるとこちらも安堵するのですが、なんの反応もないとなんだか怒られているようで不安に駆られます。なんか落ち度があったかな?なんてね。

 でも当たり前ですがいい人もいて、支払いはチップ込みで会社持ち、という場合でも、別れ際に「おつかれさん、ありがとう。いい運転だね。コーヒーでも飲んでね」とポケットからチップをはずんでくださるお客さんもいます。

 それ目当てというわけではありませんが、やはり運転手も人の子、わずかな移動の間でも心地よいひとときにしたいとの思いがありますので、なるべく和やかな運転を心がけます。相手が話好きだなと感じたらこちらから話しかけて世間話をしたりもします。車が動き出してから3分以内で話したい人か、話したくない人かを見極めるようにしています。

 ときおり、車中が沈黙で凍った空気が漂うことがあります。そんな時はギリギリの低いボリュームでニューヨーク的なジャズのインストルメンタルを流します。リラックスしたムードが漂う選曲を用意していますので、場の雰囲気がふんわりとよくなります。「いい音楽ですね」と言われるとしてやったり、とうれしくなります。

 ニューヨークは人種のるつぼと言われるように、多民族国家です。流すラジオもヒスパニック系にはラテン・ミュージック、アフリカ系の方ならモータウン・ミュージックなどと使い分けています。ある時、見た目がいかにもラッパー風だったお客さんを乗せ、これならと軽いノリのヒップホップ系のラジオにチューニングしました。そしたらそのお客さん、あっという間に火がついてぐいぐい乗ってきました。たびたびボリューム上げるよう要求され、けっきょくすごい大音量で目的地まで走ることに。まるでダンスパーティのような運転になってしまいました。そんなこともあり、近頃はリクエストが来た時にさっと切り替えられるテクニックも考案中です。

 こうした空港とつながる運転は今年初めまで続けていて、それなりにいい出会い、楽しいことなどもあったのですが、3月になって事態は一転しました。コロナの影響で、瞬く間に空港は閉鎖され、飛行機利用者は皆無となったのです。

 私は長年日本はじめ、諸外国からくるお客さんの送迎、観光案内までやらせていただいてきたのですが、それが一瞬でできなくなりました。いまでは地元のローカルな移動を必要とする顧客のみと言っていいほど客層も変わりました。

 以前はプライベートジェットを足代わりに使う、超のつくようなお金持ちもいました。今はメディケイドという制度を利用する、自家用車を持たない低所得層の人たちの病院送迎などで細々と稼いでいます。こういった方たちからはチップなしでサービスするよう言われていますので、生活も大変になってきております。

 とはいえサービス業として、プロとして当然クオリティーを落とすことは毛頭考えていません。ただこの低所得層のお客さんたちも、経歴や育った環境が千差万別でいろいろ刺激になることがあります。すごく親しくしてくださるフレンドリーな人もいれば、なぜだかいつも不機嫌でなにかと突っかかってくる人もいます。もうホームレスすれすれの人も多く、私が運転する高級車リンカーンやキャデラックに乗れることに狂喜する人もいれば、平気で車内で飲み食いして車を汚してくれる人もいます。

 私の所属するカー・サービスという業務形態はタクシーとは違い、路上でお客さんを拾うことはできません。すべてが予約制で、事前の連絡やスケジュール、支払いが完了していることが基本、前提です。生活保護を受けているお客さんの中には、自分で車の予約もできずケースワーカーやエイドと呼ばれるサポーターの人に任せっきりの人もいます。

 なかには、カー・サービスという仕事を把握せず、生活ケアの一環だと勘違いして利用する人もいます。途中下車して煙草や宝くじを買う人もいれば、食料の買い足しに付き合わされることもままあり、疲れることも多くなりました。

 カー・サービスという職種は、単にお客さんをA地点からB地点へお運びするだけではありません。近年は特に人手不足の医療関連の送迎が絡むようになり、その連携が求められています。高齢者やハンデを背負った方の足代わり、杖代わりになるようなきめの細かいサービスが必要とされているのです。玄関口まで行って車いすを押したり、病院に着いたら先導してドアを開けたり、受付と連絡確認をしたりと、時に応じていろいろ気配りも必要なのです。大変ではありますが、やりがいのある仕事だと思っています。

 以前は自家用ジェットに乗るお客さんに気を使い過ぎていた面があったことに気づきました。こびへつらっていたわけではありませんが、人と人とのつながりが希薄だったことを反省しています。これからはお客様の貧富にかかわらず、距離感を縮めたコミュニケーションを心がけたいと思っています。

 また今現在は、あまり度を過ぎた要求をされるお客さんに対しては、毅然とした対応も必要だと感じています。ケースバイケースでありますが、そういった様々なやり取りも仕事のスキルとしてこれから伸ばしていくよう自らに心がけしているところです。

 コロナというのは人の生命、健康を奪い、仕事も奪っていきますが、ただ負けているわけにはいきません。このような逆境だからこそ、創意工夫を発揮して、自分を磨いていかなばならない。そんなことを考えている今日この頃です。