
ハイキングは自然の中を歩くことによって、身も心もリフレッシュできる素晴らしいアクティビティです。自分の足で移動し、一日に必要なものだけを背負って、自分のペースで自然の美しさを発見することができます。ちょっとした計画と準備があれば、誰にでもできる無理のない健康法なのです。
ハイキングを夢見ていたけれど、まだ挑戦したことがないという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。そのために必要な基本事項を以下にまとめてみました。ただやみくもに自然の中に飛び込むのでは、その楽しさを堪能するころはできません。最低限のルールと知識を身に着けたうえで、ハイキングの第一歩を踏み出してください。
ハイキングのパートナーを見つける
ハイキングをしている友人がいれば、一緒にトレッキングに連れて行ってもらいましょう。たいていの人は、自分の専門知識を教えてくれたり、道具を貸してくれたり、初心者にお気に入りのトレイルを紹介してくれたりします。
知り合いにハイカーがいない場合は、多くの市や町にハイキングクラブがあり、定期的に遠出の計画を立てています。
一人でハイキングする
ハイキングのルートを選ぶ
自分のニーズに合ったハイキングコースを見つけるには、いくつかの方法があります。
ガイドブックやウェブサイトでは、トレイルの難易度、距離、標高差、道順、水源、トレイルの特徴、犬の同伴可否など、必要な情報をすべて得ることができるので、とても便利です。ウェブサイトには、最近の旅のレポートが掲載されていることが多いので、現在のトレイルの状況を知ることができるかもしれません。
口コミ
地元の人と話す
ハイキング・ルートを選ぶ際のポイント
完璧なハイキングコースを探す前に、次のようなことを考えてみるとよいでしょう。
時間に余裕があるかどうか
体力
距離
標高差
時期と天候
ロジスティック
スマホは当てにできない
ハイキングギアの選択
ハイキングの素晴らしさのひとつは、ハイテクな装備がなくても楽しめることです。トレイルに欠かせないいくつかのアイテムと冒険心があれば、大自然に向かう準備は万端です。
10種類の必需品
まず、よく言われるのが「10エッセンシャルズ」を携帯するべし、ということです。本格的なハイキングには欠かせない必需品です。日帰り専門のビギナーがすべて揃えるものではありませんが、知っておいて損はありません。
ハイキングシューズ
フットウェアは、最も重要なアイテムのひとつですが、その選択は非常に個人的なものです。ハイキングをする人の中には、足首までしっかりとしたブーツを好む人もいれば、軽量のトレイルランニングシューズを好む人もいます。また、歩く場所の地形も判断に影響します。障害物の少ない整備されたトレイルでは、軽量でローカットのハイキングシューズが適しているかもしれませんが、岩や根っこ、小川などがある険しいトレイルでは、頑丈なブーツのほうが適しているかもしれません。
いずれにしても、ブーツやシューズを新調するよりも履きなれたものの方がいいでしょう。長距離を歩くのに快適であることを確認してください。また、靴下は綿ではなく、ウールや合成繊維のものをお勧めします。
ハイキング時の服装
ウールやポリエステルなど、速乾性と吸湿性に優れた素材のウェアを選びます。濡れても乾くのに時間がかかるコットンは避けましょう。ウェアは、それぞれのシステムに分けて考えることができます。
肌に近いベースレイヤー
ハイキング用レイヤー
断熱材
雨具
ハイキング用バックパック
もちろん、Ten Essentialsと余分なギアを運ぶためのパックが必要です。
家の近くのトレイルで、天気の良い日に短時間のトレッキングをする場合は、容量15〜20リットル程度のデイパックで、水やいくつかのスナック、薄手の服を重ね着するのに十分なスペースが確保できます。
より遠くの原野に出かけるときは、より多くのギア、衣類、水、食料を運ぶ必要があります。このような旅には、30リットル程度の容量のバックパックが適しています。
食料と水
初心者の場合、どのくらいの食料と水が必要なのかを知るのは大変です。一般的な推奨摂取量は、1時間あたり200~300キロカロリーです。水分については、適度な気温で適度な運動をした場合、1時間あたり約0.5リットルを摂取するのが良いとされています。これらの量は、ハイキングの強度、天候、年齢、発汗量、体型など、いくつかの要素に大きく左右されます。経験を積めば、どのくらいの量が必要なのかがよくわかるようになります。
予想以上に時間がかかる場合に備えて、食料や水を少し多めに持っておくとよいでしょう。
水分補給の基本
エナジーフードとドリンク。選び方
水の処理。多くのハイカーは、日帰りのハイキングに必要な水をすべて持ち歩いています。しかし、約3リットル以上の水が必要になることが予想される場合は、かなりの重さになります。バックカントリーの小川や湖の水をろ過して処理することで、水筒やハイドレーション・リザーバーに水を補給し、荷物を減らすことができます。