2021年4月24日土曜日

ワクチン接種完了

モデルナのワクチンでした



ようやくというか、ついにというか、こちらアメリカでも16歳以上の対コロナワクチンの接種が始まりました。開始当初はワクチンの配布にお役所的な問題等で流通が追い付かず、みんなをやきもきさせました。とりわけ優先的に受けられるご高齢の方たちはどうやって予約応募するのかもわからず、困惑を隠しきれない様子でした。

しかし徐々にワクチン配布の手続きが潤滑に進むようになると、接種は一気に広域高年齢層に拡がり、いまや一億人を超える米国民が接種を受けるようになりました。

アメリカでははじめ医療関係者、六十五歳以上の人限定で始まり、少しずつ枠を拡げていったのですが、なにせ前例のないビッグプロジェクトなので、多々混乱はあったようです。


医療関係者に次いで、許可を得たのはエッセンシャルワーカー(仕事上必要な人程度の意味)でした。これは地域によりやや曖昧なカテゴリなのですが、当事者が積極的に必要性をアピールして、許可を得たという話も聞きます。

間違いなくエッセンシャルワーカーに属するのは、警察やこのワクチンの輸送や管理に関わる労働者、さらには消防隊や軍関係など緊急時に公務が必要な立場の人も優先的に受けられます。で、その次くらいに私たち公共交通機関に携わる労働者が入ります。

私はリムジンドライバーのライセンスを持つChauffeurという職種なので、申請はできましたが、高齢者にある程度行き渡るまで待ちました。その後ネットで接種予約を受け付けている場所を探しました。こちらでは大きな会場を設けて一日何百人、何千人規模の接種が可能な場所もあります。

私はもっと近場で受けられるところはないかと探して、薬局主催の小規模なところで予約を取りました。アメリカではこのようにCVSやRite Aid、Walgreenなどというフランチャイズの薬局で接種がウケられるので、これが功を奏したと思います。ご高齢の方でも遠くの大会場に行かず、近所の薬局で受けられるのは大きな利点ですね。



それにしても日本の接種状況は先進国の中でも最低水準です。厚生省、運輸省はじめ政府の取り組みが異常なほど鈍いです。お役所仕事と言ってしまえばそれまでですが、ことは緊急を要する事案なのですから、首相主導で強引にでも接種手段を加速させるべきです。多少の混乱はあっても、アメリカは結果的に急速な接種体制を作れたのですから、日本ができないことはないはずです。

そもそも日本はシオノギ製薬や小野薬品、中外製薬など自国製のワクチンを数種完成させているにもかかわらず、治験が進まず足踏みしているようにすら見えます。安全第一は分かりますが、アメリカの成功例があるのですから、そこを見習って認可までのスピードを加速させないとダメです。できるんですから。


閑話休題。

今回のモデルナの二度目の接種ですが、ちょっと経過報告をして皆さんに注意を促させていただきます。

私が接種を受けたのは午後7時でした。一回目の時は翌日、ちょっと注射を打った左腕が筋肉痛のような軽い痛みがありました。それはさほど問題ではなく、翌日にはほぼ解消していたのです。今回の二度目の接種もまあそんなもんだろうと、タカをくくっていました。

ところがさにあらず、です。

何事もなく帰宅し、普通に食事して就寝、翌朝も全く違和感なく起床しました。医者から人によって副反応の出る恐れがあると聞いていたので、念のために一日休暇を取りました。、午前9時ごろ普通にこのブログを書き始めました。

ところが書いているうちに、なにやら体がだるくなってきました。

「お、なんか変かも・・・」思いながら書いているうちに、どんどん気分がダウンしていき、眠気とけだるさがグイグイ襲ってきました。どうにか書き終えるとそのままベッドにゴロンと横たわり、何もする気力が失せていました。ちょうど風邪に引き始めのような感覚です。でも熱や悪寒はありません。ひたすら体がだるいのです。思考が回らないのです。

私は運転の仕事をしているので、この日は休んで正解でした。副反応を甘く見ていつも通りハンドルを握るととんでもないことになっていたかもしれません。

昼を過ぎても食欲もなく、ただゴロンと横になってスマホを見ていたのですがそれも億劫になってとうとう本格的に布団に潜り込んで仮眠をとることになりました。

接種から14時後にこの症状は始まり、かれこれ半日、鬱陶しいけだるさに苛まれました。

医者からそんな時は鎮痛剤を呑むよう指示されていたので、そのとおりにしていたら、ようやく不調はおさまり、その後何事もなかったかのように、普通の状態に戻りました。

一晩ぐっすり寝て翌朝はスッキリ元の状態に戻り、今は心身ともに快調そのものです。




以上が、私の二回目のワクチン接種後の経過報告です。

このような事例は私だけでなく、多くの人が経験しています。人によりその症状に大小の差異はありますが、もっと酷い症状になる人も中にはいます。かと言ってワクチン自体、何も恐れることはないですよ。脅すつもりはありません。ちなみに私の家内はほとんど影響を受けませんでした。

要するに一番言いたいのは、二度目の接種は一時的な副反応が出る可能性を考慮してください、という事です。それ自体は大半が1-2日で解消しますが、大事を取った方がいいですよ。ワクチンを舐めないでください。接種翌日は、念のため仕事を休むことをお勧めします。

そういうお話でした。

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