2020年10月19日月曜日

今が見ごろの秋

 ハドソンバレー秋景


 いきなり上のような変な画像を載せましたが、なんだかお判りでしょうか?

 幾何学模様?

 ロールシャッハ・テストの絵?

 何かのゲームに出てくる異次元の入り口?

 いえいえそのようなものではありません。

 大自然が作り出す美しい風景にちょっと手を加えただけのものです。

 はい、これは湖面に映る紅葉の森の景色を加工してタテ90度に傾けたものです。実際の写真は下のものとなります。


 とある自然公園の池を訪れた時に撮った写真です。空気が澄んでいて、太陽の光のさす角度も程よく、じつに見事に湖面が鏡のように輝いていたのです。まさにシンメトリーの美。わたしはこういった写真が昔から好きで、デザインの一部に取り入れたりしていました。

 あまり知られていないささやかな場所にも、グッとくる自然美があり、それを一番発見しやすいのがこの「秋」という季節じゃないでしょうか。


 さて。

 すっかり秋めいたニューヨークですが、ここハドソンバレー周辺はもうどこへ行っても、色とりどりの紅葉が楽しめます。車を運転していると、その美しさについ目を奪われ、運転がおろそかになります。気を付けなくてはなりません。加えて、今年は例年になく多くの観光客がこの界隈を訪れ、週末は大混雑となります。通常は学校が夏休みの間、家族連れを中心に賑わうハドソンバレーなのですが、今年は今頃になって、夏場をしのぐほどの人出となっています。


 これは間違いなくコロナ・ウィルスの影響でしょう。ひとつ考えられる要因は、夏のあいだ国民は自粛気味だったので、その反動が今になって表れているのだと思われます。とりわけ都市部にいた人たちは、逃げ場がないというか、閉塞感漂う都会の建物に閉じこもって相当鬱積した感情があったのではないでしょうか。夏の間は我慢し、ようやく警戒レベルが下がった今の時期を見計らって、堰を切ったように郊外へ飛び出し始めた、そんな状況がいま表れているのだと思います。


 通常の秋の行楽でも、このあたりの町はたしかに賑わうのですが、いまは尋常でない人の多さです。わが町コールド・スプリングは各駅停車の止まる小さな町です。平日は町の中心であるメーンストリートも閑散としたじつに平凡なところです。

 が、週末ともなると、いったい何をしに来たのか、とのけぞるほどの人の群れでごった返します。その多くはトレッキング目当ての人かと思いきや、家族連れや友人とただ町をブラブラし、レストランで食事をするだけの行楽客が実に多いことにびっくりします。おかげでストリートは町外からの車で埋め尽くされ、私たち地元の住民の車の置き場がなくなってしまうほどなのです。


 コールド・スプリングはいまそれぐらい賑わっているので、都市部から、あるいは他州から来る方は、十分考慮し、事前情報を得てから旅行プランを立てるようお勧めします。そうでないと、昼頃来ても駐車スペースがなくて、町内をぐるぐる回るだけで時間を無駄にしてしまいますから。


 そんななか、ハドソンバレーの地元の住民はどうしているのでしょうか。じつは多くの住民は、逆にひと気の少ない、なるべくマイナーな隠れ家的な行楽スポットを探し当ててさまよう傾向にあります。みんながみんなというのではありませんが、うちの子供の親御さんたちに聞いてみると、異口同音に「あそこ知ってる?」「ここ行ったことある?」と知る人ぞ知る地味目で渋くて静かなおすすめスポットを教えてくれます。いずれもハドソンバレーの周辺で、車で40分かからないところばかりです。

 自分も聞いたこともない、秘密のトレイルを教えられたり、情報交換するといろいろ新発見があって面白いです。


 今朝はそのなかでウェストポイントの近くにあるフォート・モンゴメリーという鄙びた町の公営公園に行ってみました。冒頭の鏡のような池と森の写真がそこです。

 それは見事な紅葉の森があって、日曜の朝方はほとんど人もいません。森は緑と黄色とオレンジが混ざり合い、背景となる空の青と組み合わせて、それはもうじつに調和のとれた自然美を堪能できるのであります。


 そんな感じで、ここ一週間ほどは時間の許す限り、静かで人の少ない紅葉の見ごろな場所求めて、あちこちカメラ片手にさまよいました。気候もいいので、歩いても汗もかかず、本当に心地よい季節です。

 そういうわけで、いろいろ秋の空気感がする写真を撮って出ししました。私のような写真の素人でも素材の素晴らしさに助けられ、けっこういい風景が撮れたりします。紅葉というとどうしても鮮やかさを求めてしまいがちなので、なるべく調和ということを念頭に、歩き回りました。かえってそのほうが秋らしい風景に出会えるものですね。


 いまさらながら、うちはわざわざ遠方に出かけなくても、そこかしこにいい景色がある素敵な場所なんだなと感じました。

 みなさんもこの空気の澄んだ季節、改めてご自身の住む界隈を見直してみてはいかがですか。きっと小さな秋が見つかると思いますよ。



2020年10月18日日曜日

今カメラ界は動乱の時代

 富士フィルムの攻勢が始まる

  


 先日eBayのオークションで富士フィルムのAPS-C機のX-T200(Bodyのみ)、リファービッシュ(新品扱い・再調整品)が399ドルという破格値で出品されているのを見ました。あまりの安さに目を疑いました。出品者はeBayでも販売実績を保証されている優良リセラーです。信用のうえでも問題なし。現物写真もピカピカの新品そのものに見えます。「うわコレ、買いかも・・・」と思った時にはもうBIDのボタンを押していました。もう典型的な衝動買いですね。あとは入札期限まで約2日。その時点で二人しか入札者はおらず、多少競り上がっても500ドルにはなるまいと高を括りました。「ふっふっふ。久しぶりにいい買い物できそうだな」



 そう思った数時間後です。米国の富士フィルム・カメラのウェブサイトで新機種が発表されました。その名も「FUJIFILM X-S10」。

 スペックを見て「ええっ!」をうなりました。ほとんどすべての点でさっき入札したばかりのX-T200を上回る性能です。

「しあったー!」

 声を上げて後悔するほど、このたび発表された新機種はエントリー機(もしくわ中級?)でありながらすばらしいスペックでした。サイトを読むと、フジの最新にして最高の大評判人気機種「X-T4」に迫る性能が記載されているのです。それでいて価格は半分以下だとか・・・。(まじかよ)

 とくに素晴らしいのはボディ内の6軸手振れ補正機能。これはすべてのカメラファンが待ち望むものですが、ミラーレスに関してはまだどこのメーカーも上位機種にようやく搭載され始めたばかりです。フジはいち早く下位機種に対応してくれたのです。

 次にオートフォーカスは高速化し、瞳追従にも対応しました。SONY並みに爆速とまではいかないでしょうが、サイトのビデオを見る限り必要十分な速さ正確さ。さらに、富士フィルムならではのフィルム・シミュレーションが上位機種並みに揃っています(これぞ富士フィルムの真骨頂)。さらに小型軽量を維持しつつ、グリップを大型化して使用感を向上させました。センサーももちろん最新のX-Trans CMOS、画像処理エンジンもフジ自慢の高性能「X-Processor」搭載です。

 ああ、もうこれ見たら、他社メーカー含めてほかの機種は躊躇せざるを得ません。私はいまさらながら、早まったオークションの入札を後悔しました。「頼むほかの人、買ってください」 

 げんきんなものです。数時間前まであれだけ欲しがっていたカメラなのに(X-T200ごめんね) ※幸いめでたくほかの方が競り勝ってくださいました。(笑)

 なぜこのフジの新製品がいいかというと、私的に最大の理由はそのコンパクトさにあります。有効画素数約2610万のAPS-C機でありながら重量わずか465g。幅126ミリ、高さ85ミリ。小っちゃくてすごい軽いです。私が今年買ったキャノンのコンデジPowershot G3Xは690gですからその差は歴然です。

 世間で話題の中心たるフルサイズ・ミラーレスだとこうはいきません。レンズも当然大きくなるので、私の理想とする「チャンス優先」からは遠ざかってしまうのです。この富士フィルムのX-S10のサイズ感なら薄型の単焦点レンズなどを付けて容易に持ち運びができます。



 ここまでくると、画質や機能に勝るAPS-C機に食指が動くのも致し方ないのです。それにしても、キャノンやソニー、ニコンではなく、富士フィルムがこういうものを低価格で出してくるとは意外でした。フジは数年前から新しい方向性を明確に打ち出していますが、いよいよフジの巻き返しが本格化すると、私はにらんでおりますね、はい。

 

 それはさておき、個人的な話ですが、正直なことを申し上げましょう。

 私はずっと以前からコンデジ支持派でした。でしたというものなんですが、最近のデジカメ発表の動向を見ていて、それがちょっと揺らぎつつあります。(ちょっとどころじゃないかな。動揺してます)

 その第一の理由は、上記のように「ミラーレスの小型軽量化が著しい」ということです。

 私がなぜいままでコンデジを支持してきたかというと、何よりもまずシャッターチャンスに強いという利点からです。常にポケットやバッグに入れて、いざという時、さっと出してオートで撮れる。これがストリート・シューターに最も必要とされることだったからです。 

 その次にスマホの台頭があります。近年スマホのカメラ性能が急激によくなって、もはやコンパクト・デジタルカメラに拮抗する性能のものが出てきました。それによってコンデジの存在理由が問われはじめたのです。これはコンデジとともに生きてきた私には悲しいことで、なんとしてもコンデジの消滅を止めたいと思ったのです。

 カメラにはカメラならではの良さがあります。スマホで兼用できる範囲を超える、撮影の楽しさをどうしても存続させたいのです。そういう理由でずっとコンデジを応援してきました。それは今後も変わりません。

 ただ、より良い写真のためなら、ある程度の携帯性を保ちかつ高性能であることはいいに決まっています。ついこの間まで、携帯性と高性能を両立できるカメラなどずっと先の話だと思っていたのですが、どうやらもうそれは始まっていたのです。

 ていうか2020年はその嚆矢となる年だったのかもしれません。プロレベルの人でも自撮りがもはや当たり前になり、これからVlogを始めようという方も急増中です。小型化は必然の流れでしょう。これまでの一眼は入門機でさえレンズ込みで700g、800gが当たり前だったことを考えれば、長足の進歩です。レンズのサイズには限界があるでしょうが、こと本体に関してはまだまだ改良の余地があるでしょう。

 そういったわけで、コンパクトなデジカメは今後も肌身離さないのですが、小型で軽量ならフルサイズであろうがAPS-Cであろうが、注目せざるを得ません。そういった理由で今回発表された富士フィルムのX-S10は今一番気になるカメラです。キャノンやソニーなどからも魅力的な入門機が出ていますが、小型軽量でボディ内手振れ補正、高性能オートフォーカス、バリアングル、タッチスクリーンが備わり、かつ富士フィルムならではのフィルム・シミュレーションが使える本機は一歩抜きんでている感があります。ここは十分慎重に発売日まで検討する必要があると考えているところです。

 いずれにせよ今後のカメラ開発に目を離せない状況、来年も続きそうですね。


 そういうわけで、いまカメラに対する気持ちは揺れに揺れ動いている時期です。カメラ業界全体の動向もここ数年が過渡期でしょう。これまで一眼レフ中心だったカメラが間違いなくミラーレス、小型化へとシフトしつつあます。業界全体が盛り上がって、より良い製品が世に出ることを望むばかりです。


2020年10月17日土曜日

日米比較: 2020年ベスト・ビデオゲーム

 日米微妙に食い違うゲームトレンド

 PlayStationとXboxが時を同じくして、年末に新しいゲーム機を出すということで、大いに期待が盛り上がるゲーム業界。ゲーム・タイトルのほうも、ちょっと早いのですが、年末に向けてそろそろ一年を総括するコラムが発表されだしています。今日はその中で、ビデオゲーム・ソフトについて、日本とアメリカで興味深い違いが垣間見れたのでちょっと考察してみました。

 まずは日本の今年のビデオゲームの収穫に挙げられるベスト15タイトルをWEBサイト「ゲーム売り上げ定点観測」より転載させていただきます。





1 あつまれ どうぶつの森

2 リングフィットアドベンチャー

3 ファイナルファンタジーVII リメイク

4 ポケットモンスター ソード・シールド

5 マリオカート8 デラックス

6 Ghost of Tsushima

7 世界のアソビ大全51

8 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

9 Minecraft

10 スプラトゥーン2

11 スーパーマリオ 3Dコレクション

12 スーパー マリオパーティ

13 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング

14 ペーパーマリオ オリガミキング

15 ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX



 

 今年のゲーム界の目玉は誰が何と言おうと1位の「あつ森」に尽きるでしょう。10月の現時点で579万本という驚異的な売り上げで、2位以下を圧倒しています。殺伐としたゲームが多い中で、大人もこどももワクワク一緒に夢中になり、世代を超えて話題を共有できる楽しさが話題になりました。まさに国民的ゲームといっていい本年度随一の出来栄えでした。2位のリングフィットアドベンチャーもゲームとフィットネスを見事に融和させた新機軸が受けて堂々のランク入り。こちらも納得の100万本の大台越え達成です。

 それ以外はあまり目新しいタイトルのランク入りはなく、前年に続いて手堅い売れ筋が実績を上積みしていった印象です。

 ちょっと変わり種でスマッシュヒットしたのが、いちおうアメリカ産のゲームですが、堂々日本の侍活劇をテーマにした「Ghost of Tsushima」です。これが純然たるアメリカのゲーム製作会社Sucker Punch Productionsによるものだとは驚きです。つくりも仕様もグラフィックスもまるで日本で制作したような高度な仕上がりが話題になりました。むろんこのプロダクションの親会社がPlayStationのSONYですから、大々的なバックアップがあったことは想像に難くないのですが、企画立案はアメリカのスタッフだそうです。

 どうやって元寇などという日本人しか知らない題材を取り上げたんでしょうかね。ゲームのワンシーンを見た限りでは黒沢映画の影響がもろに出ており、彼らが「クロサワのようなカッコいいサムライ・ゲームを作ろうぜ」みたいなノリで制作したのではと想像しました。それにしても舞台設定といい、アイテムのデティールといい、サムライの刀の構え方といい、違和感がないのには驚きます。

 さて各論を述べだすとキリがないので、次に2020年、アメリカでのビデオゲームの総括も並べてみました。こちらはアメリカの人気雑誌「ESQUIRE」がまとめた2020年のベスト・ビデオゲーム15選からです。順不同で挙げられた15タイトルは、




The Last of Us Part II

Final Fantasy VII Remake

Animal Crossing: New Horizons

Ghost of Tsushima

Streets of Rage 4

Moving Out

Murder By Numbers

Doom Eternal

Dreams

Ori and the Will of Wisps

Half Life: Alyx

Journey to the Savage Planet

Paper Mario: The Origami King

Clubhouse Games: 51 Worldwide Classics

Carrion






 このリストは一雑誌が取り上げた、2020年話題のゲームということで、上記の日本売り上げランキングとは単純に比較できません、が、挙げられたゲームは他のゲーム評価サイトなどでもメジャーに取り上げられたものばかりで、かなり的確な2020年を代表するアメリカのゲーム・リストだと言えます。
 日本とダブっているのは「あつまれ どうぶつの森」「ファイナルファンタジーVII リメイク」「Ghost of Tsushima」「ペーパーマリオ オリガミキング」「世界のアソビ大全51」の
5タイトル。これを多いとみるか、少ないとみるかです。
 昔は日本産のオリジナル・ゲームが先行発売して、あとで海外移植版が追いかけてくるような流れでしたが、アメリカはアメリカで独自のゲーム感が育ち始め、ここ10年で、その文化的背景などから、評価されるゲームも日米で差異が生じてきました。
 どちらかというとアメリカはずっと、こってり系のこれでもか怒涛展開だぜ、的な迫真性を追求する作品作りがもてはやされているようです。大ヒット作「The Last of Us」の続編も前作以上に人間の底深い愛憎劇を掘り下げていて、まるでHBOやNETFILXのドラマを見ているような臨場感があります。また相変わらずシューティング系のゲーマーが夢中になる「Doom Eternal」「Half Life: Alyx」なども必ずランク入りするところはアメリカらしいといえます。
 アメリカらしさと言えば、「Ori and the Will of Wisps(オリとくらやみの森の続編)」のような独特の世界観を有した、美しいグラフィックが絶賛されるゲームも、毎年のように発表されています。さすがアメリカと思うのは、多民族国家の強みで、ゲームにしても、西洋歴史を背負ったものから、中東風味、アジアンテイスト、ラテン風と様々なバックグラウンドを自在に使いこなせるポテンシャルがあります。
 加えて根強いスーパーリアルなスポーツ系のゲームも一大ジャンルを形成してゆるぎない人気を博しています。今後もアメリカのゲームはより莫大な資産、豊富な人材を駆使して、どんどん多様化していく予感はあります。
 こういったゲームに対する日米の志向性の違いも、今後間違いなく拡大するでしょう。もちろんマリオシリーズやファイナル・ファンタジーなど日本の誇れる文化にまで定着したゲームは今後も世界的に人気を維持するでしょうが、アメリカ勢の巻き返しにも期待しています。
 このようにゲーム一つをとっても、日米文化には興味深いことがたくさんあります。私的には、ゲームを通して日米の文化を比較する、本格的な評論を待ち望んでいるのですが、まだ雑感的なものしか目にしていません。ここを掘り下げると、なかなか面白い文明論が浮かび上がるのではないかと密かに期待する日々なのですが。
 今後機会がありましたら、ゲーム・クリエーターを志す愚息と一緒にビデオゲームの今後を模索するような雑文で、問題提起していければと思っています。日米ともに切磋琢磨し刺激し合って、よりよいゲーム文化を形成できればいいですね。
 


2020年10月16日金曜日

肩こり・腰痛を解決したい

 電気刺激は有効か?



 季節の変わり目に決まって肩こりがぶり返してきます。そんな時はいつもTENS Machineの登場です。これはいわゆる電気刺激によって幹部のコリをほぐすといったものです。

 いままでいろんなものを試してきましたが、その都度、効果があるものとないものがあります。よって私はいつも複数のTENS Machineを用意していて、その時の症状に合ったものを選んで使います。

 結論から言うと、TENSは肩こりや腰痛を緩和してくれます。やって損はない。ゆえにおススメということになります。ただ人によって効果は千差万別。このマシンあまり効かないな、と思って買い換えてみると、スゴク効いたということもあります。マシンの原理は一緒でも、電気刺激の種類、形状は様々で、パワーや低周波の波長、波形によってもその効き目は全く違ってくるのです。そのことを踏まえたうえで、あなたにぴったりのTENSマシンを見つけることが重要です。

 ではまずそもそもTENSとはなにか。以下にウィキペディアの引用をもとに書いてみます。

TENS経皮的 末梢神経 電気刺激(けいひてき まっしょうしんけい でんきしげき、英:transcutaneous electrical nerve stimulation,TENS)は、痛みの局所、周辺、あるいは支配脊髄神経起始部などに表面電極を置き、低周波を通電する電気療法の一種である。経皮から電気で末梢神経を刺激して鎮痛させる療法でテンスとも呼ばれる。」

 要するにこれらのデバイスのなかには低周波(あるいは高周波)発生装置が組み込まれていて、ケーブルを通して末端のシリコン部から密着させた皮膚を通して幹部、おもに筋肉、神経等に電気刺激を送るというものです。原理はいたって簡単で、大昔の記録では治療にシビレエイの電気刺激を治療に用いた例もあるそうです。

 アメリカでは70年代くらいから脊髄周辺の治療方法の一環として、カイロプラクターや神経外科医のあいだで使用されるようになり、一定の評価を得ました。その後80年代には家庭で使えるマッサージ機として、小型化されたものが市販で売られるようになりました。一部の人は科学的実証が不十分であるとして懐疑的でしたが、その効用が口コミで広がり、今では多くの愛用者が使用し、毎年のように新機種が出回るようになりました。

 私が最初に使用したのは「Dr. HO's Double Massage」というもので、肩こりに効くという友人の勧めで購入したものです。もう10数年も前に買ったものですが、いまだに動きます。しかもちゃんと肩のコリを抑えてくれます。縦横3インチで厚さ1インチという超小型で、旅行のときも手放せないものとなりました。

 そこから始まって、腰痛がひどくなったときは、MRIで調べたり、カイロプラクターやリハビリ・センターなどに通いましたが、ペイン・リリーフという点では、このTENSマシンが一番助けとなりました。いろいろ試した中で、自分に合うものにたどり着くのは少々時間がかかりますが、今は買ってよかったと満足しています。

 ここでは一個人として、私がいいと感じた商品をご紹介します。



 いきなりど定番の超ベストセラーです。とにかく今アメリカでバカ売れしている電気マッサージ器のエース。その最新版です。私のは旧機種ですが、それでも多機能さはピカ一。そう、この機の一番の売りはずばり「多機能」で、およそ体の十数か所以上あらゆる筋肉、神経系のコリや痛みに対応しており、そのパルスの種類や強弱も様々に微調整が可能です。ここに特化したというものではなく、言ってみれば万能選手。一家にこれ一台あれば家族みんなでシェアして、それぞれの症状に応じて使用できるのが最大の強みかと思います。TENSを始める最初の一台としても好適な商品だとおもいます。




 こちらも私が長く愛用する肩こりと腰痛用の電気刺激マッサージ器です。ちょっと旧式に属しますが、コスパは最高で、どうやらこのモデルの低周波が私にぴったりのようです。入浴後これの端末を腰に貼り付け、ベッドに寝転がって読書しながら腰の張りをほぐすと、翌朝は痛みも取れて快適な朝を迎えることができました。いらいもう数年間手放せずに枕元において常備しています。ハマると手放せなくなる有難い相棒のような一品です。




 三つめは最初にご紹介したDr. HO'sというメーカーがいま一番力を入れている主力商品です。Dr.HO’sというのはその名の通り、香港出身のホー博士がアメリカで開発した電気治療器関連のメーカー大手です。この業界では最も息が長く、信頼されるプロダクトを量産しています。最近はこの足裏に電気パルスを当てて、体の各患部まで刺激が到達するという新方式を取り入れ、一部では絶大な人気を博しています。その力の入れようはインフォマーシャル (テレビコマーシャル)でも熱烈に宣伝されているので、多くの人が知るところとなりました。ちょっとお値段がはるので、私も購入を検討中ですが、この走りとなった電気足マッサージ器はいくつか試したことがあります。当時私の腰痛は酷く、幹部に直接当てるパッド式のほうを重用してはいましたが、この最新機種には食指が動きます。

 また試用レポートなどができた際には、改めてご紹介するであろう、注目の商品です。

 繰り返しになりますが、TENSは人を選びます。絶対効くとは断言できませんが、試す価値はあります。これまで肩こりや腰痛に悩まされてきた方の選択肢の一つとして、ご検討される価値は十分にあると思います。

2020年10月15日木曜日

アメリカのリスの写真

 リスたちの表情

 アメリカでもっとも身近な野生動物はなんといってもリスです。山奥から野原に町に、とにかくどこにでもいます。全米くまなく生息しているわけではありませんが、少なくともアメリカ北東部から中西部にかけてはハイイロリスという種が支配的に生息しています。


 こいつは体長15センチあまり。特徴であるふわふわ大きなしっぽをいれると30センチ前後にもなります。ちょこんと立ち上がって、木の実を両手でつかんで食べる姿が、なんともほほえましい小動物です。

 こんなに馴染み深い小動物なのに、大抵の日本人はリス=SQUIRRELという単語がとっさに出てきません。さらに難しいのが発音で、だいたい「スクワロー」と口ごもるように発音しないと通じません。ついでに言えば、日本語でも漢字でリス=栗鼠と書ける人は少ないでしょう。


 私の住むニューヨーク州周辺、つまりアメリカ北東部でも、写真のような全身が灰色がかったトウブハイイロリス(Eastern gray squirrel)が主流です。もともと山間部に生息していたこのリスが、1800年代に都会でペットとして飼われ始め、リスをペットにするのがブームになったようです。現代ニューヨークの大都会でもよく見かけるのは、そのころ逃げたペットが繁殖したものだそうです。今でこそトウブハイイロリスを飼うのは禁じられていますが、百年前は愛玩用ペットとして人気があったのですね。でもニューヨーク以外のフィラデルフィアやシカゴといった大都市でもペットのリスを公園に放つことが流行りだし、あっという間に町にリスがあふれ出したんだそうです。


 当時はこの野に放たれ繁殖しすぎたリスに対し、賛否両論が飛び交ったようです。はじめは都会でも見られるかわいい野生動物としてもてはやされました。リスの餌をやる行為は人間性を高めるとして学者が推奨したくらいに。
 しかし人間の予想をはるかに上回る繁殖力で、町にあふれ出すと、害獣扱いする人も増えました。じっさいネズミ に匹敵する旺盛な食欲で、屋根の上やら電線を渡り、庭や玄関にまで出没しるようになったのです。今では町の多くの公園ではリスの餌やりを禁じています。町なかのリスは人間慣れしていて、うっかり一匹のリスにナッツなどをやってしまうと、徒党を組んで群がる危険も指摘されています。


 あのように愛くるしい見かけなので、駆除を大っぴらに勧める人は少ないのですが、農家や園芸をする人にとってはまさに天敵。迷惑極まりない厄介な生き物なのです。
 最近うちの庭に野鳥のための餌箱を設置したのですが、初日からリスに見つかり、またたくまに鳥の餌を食べつくされてしまいました。餌箱は用心深く、木の幹から遠い枝に架けていたのですが、リスは身軽なので、木の枝から枝に自在に飛び渡り、難なく野鳥より先に餌にたどり着いてしまったのです。今後、リスを近づけないよう対策を練らねばと、いろいろ頭を悩まされているところです。
 とはいえ、リスは写真撮影の練習にもってこいに動物です。リスを観察していると面白いですよ。リスは木の実を枝からもぎ取ってちょっと齧る癖があります。全部食べないで、抱えたまま地上に降り、少し離れたところまで走って、その実を地中に隠すのです。そしてすぐまたせわしなく木に登り、夢中で木の実を探します。でもちょっとおバカさんで、その頃のは前に自分が隠した木の実のことなどすっかり忘れてしまうのです。で、また新しい木の実を取っては隠す。その繰り返しをしています。ご苦労様って感じです。



 しかしリスの姿自体はやっぱりかわいいのです。しぐさにいろいろパターンがあって、写真映えする動物だと思います。とても用心深くて、5メートルも近づけばすぐ逃げてしまいます。しかもすばしっこくて、あまりじっとしていないので、撮影には根気が必要です。
 でもだからこそ撮影技術を磨くのにちょうどいいといえます。リスを見つけて、カメラを出し、撮影設定を決める。カメラを構え、照準を合わせシャッターを切る。これがきびきびできるようになると、撮影も楽しいものです。チャンスを逃がすと悔しいので、大抵は常時ポケットにある小さなコンデジで撮って済ませます。時間があれば、ミラーレス一眼で狙い撃ちを試みますが、なかなかリスもいいタイミングで現れてくれません。まあリスとは気長に付き合っていきます。これほど身近で心和む野生動物ってそうそういませんからね。



 みなさんもニューヨークへお越しの際は、ぜひリスを観察してみてください。かわいい奴ですよ。

2020年10月14日水曜日

人生を切り開く本:その1

読んでやる気を出す!



 今日はこんな人に効く人生突破本をご紹介します。

・なんだか知らないけど生きるのが辛い感じがする。

・コロナで何もかも停滞、私の人生もお先真っ暗。

・仕事は面白くない、家に帰っても無気力。どうしたらいい。

・あの人はうまくいってるのに、なぜ私は思うようにならない。

・頑張ってもどうせ先が見えてる。所詮勝ち組には入れない。

・幸せになりたい。でも具体的に思い浮かばない。

・現状を改善したいが、どこから手を付けていいのやら。


 以上の項目、あるいは似たようなもやもやを抱いてる人にうってつけの本が、

『YOU ARE A BADASS』です。サブタイトルは、

 How to Stop Doubting Your Greatness and Start Living an Awesome Life 
(あなたの偉大さを疑うのを止めて、素晴らしい人生を生き始める方法)

You Are a Badass: How to Stop Doubting Your Greatness and Start Living an Awesome Life

 作者のジェン・シンセロは、本書でニューヨーク・タイムズのベストセラー作家の仲間入りを果たしテーマに講演し世界中を飛び回っています。とくに女性からの支 持が高く、熱烈なファンが友達や親せきに彼女を紹介してファンは拡大し、本書は長年にわたってベストセリングを続けています。
 私は知らなかったのですが、この本は2017年に、
『YOU ARW A BADASS もっと「自分のため」にいきていい!』
のタイトルで日本語訳版が出ているのですね。日本でどれほど反響があったのか知りませんが、アメリカでは大ベストセラーで以後も続刊が好評発売中です。

 『You are a Badass』では、人生を変えるような洞察力、インスピレーションに満ちたストーリー、エクササイズなど27の章で、読者の潜在意識による呪縛を解き放つ手助けをしてくれます。

「本書の骨子」

 ズバリこの本は、あなたが自己発見の道を歩み始める手助けをすることを目的としています。各章ごとに、あなたがいつも望んでいる人間関係、お金、キャリア、そして全体的な人生を創造する手助けとなること、生きるヒントを語りかけます。ユーモアを交えた文体は今風で、軽口で語り掛ける感じで説得を試みます。
 望むものを手に入れることを妨げている信念や行動を変えるためには、「自分の道から抜け出す必要がある」と彼女は力説します。
 なぜ私はここにいるのか? 自分の人生の何が気に入らないのか、どうすれば今の自分の人生を変えることができるのか。こういった根源的な問いかけに対し、大胆な発想の転換を提言してくるのです。
 また彼女はあなたに内なる恐怖と向き合い、解放する方法を教えてくれます。この本の根底にあるテーマは、自分自身を愛することだと思います。それはあなたが自身の中で深く内省し、生涯を通じて蓄積されてきたいわれなき不安や、嫌悪感、自己不信を取り除くのに役立ちます。ちょっとスピリッチュアルに寄りすぎてない? と日本人には感じるかもしれませんが、アメリカではこのくらいは日常会話でもよく耳にするレベルのものです。
 とても思慮深く構成された本で、ここに書かれた27章を読み通すことで、あなたは自分の内なる心を分析、理解し、今何をすべきかが明確になってきます。ただの願望が、実行へと移っていくのです。それこそが本書の狙いだと感じました。

「本書をさらに簡潔に要約すると」

目的を成し遂げるには、たった一つ、あることをちょっと変えるだけでいいと述べています。

 それは、『人生を変えたいと「願う心」から、変えようと「決める心」に移ること』と説いています。

直接引用すると、
「願う」なんていうことは、ソファに座ってなにも考えずに、雑誌を見ているあいだにだってできるわ。でも「決める」ということは、自分の身を投じ、どんなことがあっても物事をやり遂げ、粘り強く夢を追いかける意志をもつことなの。

 いかがですか。私にはとても説得力をもって伝わってきました。これからの時代、なんとなくふわふわと生きていくのは困難になっていくでしょう。確固たる自分、自分が何たるかを理解し、どこに向かっていくのか、明確な指針が必要だと思います。なにをよりどころとするかは人それぞれであり、なんでもいいんです。なんでもいいから一度つかんだら離さないことです。そしてしっかり生きるには「心」「信」「真」この3シンが必要。あ、これは余談。本書とは関係ありません。えーとにかく、自分を深く知るために、この本が一助となれば幸いです。ぜひ読んでみてください。
 



2020年10月13日火曜日

イラストで見る「オズの魔法使い」

The Art of Wizard of OZ 


 今年はあの有名な児童書「オズの魔法使い」が出版されてちょうど120年です。本来ならアニヴァーサリー・イヤーとして様々なイベントも行われる予定でしたが、思わぬ自粛の波を受けて縮小されてしまいました。しかし世界中にその名を知らしめた映画版「オズの魔法使い」は1939年公開で、去年80周年記念イベントが盛大に催されました。この映画版のインパクトが強いせいか、オリジナルの「オズの魔法使い」のイラストは日本ではもう忘れ去られているようです。



 フランク・ボーム原作の「オズの魔法使い」に挿画を描いたのはウィリアム・ウォレス・デンスロウ。オズを描くまでは無名のイラストレーターでした。当時この児童書は内容とともに、挿画もとても斬新だったそうで、本は増刷が間に合わないほど、飛ぶように売れたようです。デンスロウの挿画はとてもユニークでユーモアたっぷりです。多くの人が彼の描くドロシー、ライオン、かかし、ブリキの木こりを見て本を読みました。

 このイラストなしではイメージするストーリーも人それぞれできっと違うものになったことでしょう。このイラストのおかげで、多くの読者がイメージを共有し、めくるめく物語世界に入っていけたのです。

 時は流れ、「オズの魔法使い」と言えばあの映画のイメージを思い浮かべる人のほうが多くなったようです。それでも私は英語の教材として図書館で借りたオリジナル版の児童書が好きで、あのイラストをみながら模写を試みたものです。ボームの絵柄はまねようとしてもなかなか様にならず、どう描けばあの独特のタッチを出せるのかと、ペンや画用紙を変えてみたりもしました。ずいぶん昔のことで、今回改めてあの絵を見て、いまだにデンスロウは孤高のイラストレーターだなと感じ入る次第です。


 今では様々なアーティストがオズの魔法使いのあのキャラクター達を描くようになりました。昔はじつに素朴で、ほのぼの系のドロシーとその仲間が多かったのですが、最近は独自の解釈や、原作から遊離したものまで様々な別バージョンが無数に描かれています。

 それらを見比べるだけでも、いかに「オズの魔法使い」が世界中の人に親しまれ続けてるかがわかります。(とはいえ、やっぱり今でもオリジナルのデンスロウ版が別格で最強!)

 今回はいろんなイラストを交えながら、この物語の簡単な要約をお読みください。とっても夢あふれるファンタジーですよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 


                  

ドロシーはカンザスに住む平凡な女の子。ある日、彼女の住む場所に大きな竜巻が起こりました。

ドロシーは子犬のトトを探し連れ帰ったのですが、竜巻が彼女たちのいた家ごと飛ばしてしまいました。

彼女は気がつくとお花畑の見えるキレイな場所にいました。

そしてそこにいたのは「北の魔女」。

彼女はドロシーに「東の魔女をやっつけてくれてありがとう!」と感謝を告げます。

うしろを振り返ると、悪い東の魔女が、彼女の家の下敷きになっていたのです。

北の魔女は、ドロシーに東の魔女が履いていた銀の魔法の靴を履かせます。すると東の彼女は消えていきました。

ドロシーが「家に帰りたい」というと北の魔女は、オズの魔法使いの元に行き、願いを叶えてもらうようアドバイスしました。




言われた通りドロシーは旅に出ます。オズの元に向かう道中、かかし・ブリキのきこり・ライオンの3人に出会いました。

かかしには「本当の脳みそ」、きこりには「心を持てる心臓」、ライオンには「弱さを治す勇気」をオズに授けてもらおうと思い、子犬のトトを加え5人で旅を続けました。

オズのいる場所に着くと「魔法の靴を履いている」ことが評価され、ドロシーたちは建物の中へ入ることを許可されます。

そのとき出会ったオズは「大きな顔のみ」の不思議な存在でした。

一行はそれぞれの叶えて欲しい願いを伝えると、「西の魔女を退治することが条件」と言われ、一行は西へ向かいます。




それを知った魔女は怒り、手下達に彼らを攻撃させ、さらに「その魔法の靴をよこせ」と要求してきました。

ドロシーがそれを断ると、彼女はドロシーを、自分の奴隷にしてしまったのです。

そんな奴隷の日々が続いたある時、魔女はドロシーの足を引っ掛けて転ばせ、そのすきに脱げた靴を奪い取ります。

それに怒ったドロシーは、魔女にバケツの水をふっかけます。すると魔女は、水が弱点だったようで、みるみるうちに溶けてなくなって行きました。

オズの元に行き、魔女を退治したことを告げましたが、その時に、実はオズの正体は、特殊な力を持っていない、ただの人間のお爺さんだということが判ります。

「大きな顔」は不思議に見せるためのトリックにすぎなかったのです。




オズはみんなに約束のものを渡すことはできませんでしたが、それぞれに「おがくずの脳みそ」「布切れの心臓」「勇気の出るジュース」を与えました。しかし彼らは冒険を通じてすでに望みの物を得ていました。もらったのはその証だけなのです。そしてドロシーには「気球」をプレゼントしました。

ドロシーは気球に乗って元の場所に帰ろうとしたのですが、トトがそのタイミングで逃げ出してしまったため、乗れないまま気球が飛び立って行ってしまいます。

落ち込む彼女のところに再び、最初に出てきた北の魔女が現れ、「魔法の靴を3回打ち鳴らしてごらん」と言います。

言われてtあ通りにすると、あっという間に元いた世界に戻ることができました。
めでたしめでたし。




 いかがですか。映画も傑作ですが、本を読むとその素朴な物語世界がじつにノスタルジックで、古き良きアメリカのおとぎ話を実感できます。はじめに日本語版を読んでから、原作を読むと、より分かりやすく楽しめますのでお試しください。電子書籍版、オーディブル版合わせて楽しむのもいいかもしれませんね。