2020年11月9日月曜日

より良いカメラを求めて

 進化が著しいデジタル・カメラ




 先日購入したAPS-Cミラーレス・カメラ、FUJIFILM X-T200はとてもコンパクト軽量で持ち歩くのが楽しくなるカメラです。でもカメラ・ストラップをつけて首からぶら下げても気にならないハンディさがいいですね。でもやはりそのままではあちこちぶつかる心配があります。日頃は机の引き出しにでも入る小ささなのですが、やはり外を移動する際は、どこかにぶつけたり、埃をかぶる恐れが大きいです。

 そう思うとやはりバッグが必要になってきます。これまでいろんなカメラにそれぞれ対応したバッグを用意しましたが、富士フィルムのこのサイズに似合うバッグとはどんなものでしょう。このサイズのカメラに適したものは、意外にまだ本命が出ていないようです。

 APS-C機として、X-T200のコンパクトなサイズ感はそれくらい新しいレベルです。

 これまではとういと、たとえば「CANON EOS KISS デジタルX(2006年、三代目Kiss シリーズ)のときは気合入れてキャノン・オリジナルの専用バッグを買いました。本革性でずいぶん長持ちしてほかのカメラへも使いまわししました。しかしレンズが3本、4本と増え始めると大きめのバッグが欲しくなります。数年後、おなじくキャノンのEOS 60Dを買った際にはバックパック・タイプのレンズが数本入る大容量に切り替えました。

 これと前後して友人から安く譲ってもらった、ニコンDXフォーマットのD50というデジタル一眼も併用したのですが、なぜか撮り比べに取り付かれて、両方持って野山を訪ねることが多くなりました。D50には特定のケースを買わず、ストラップで左肩に掛け、バックパックにキャノンという二刀流スタイルでした。このころ第一次腰痛が発症し、だんだん両機持ちが辛くなってきました。

 しかもこのころは単焦点よりもズーム・レンズが好きだったので、300、400ミリの重たいレンズを何本も持ち歩きました。ますます腰に悪い状況です。

 そのうち何台か持ち替えた一眼レフカメラに疑問が生じます。確かにたまにいい写真が撮れるけど、これってそれだけの価値あるの? こんな重いの担いでいっても、どこかで写真を発表するでもないし、もうちょっと軽めの奴でスペック落としてもいんじゃね? と思うようになりました。

 そのころ人気絶頂だったのが、コンデジの中でもネオ一眼と呼ばれる超望遠ズームのついたちっちゃなセンサーのカメラでした。各社から出ているものは、見かけは一眼ライクですが軽量で、広角から超望遠までカバーする便利さがウリのものでした。画質に難ありと言われてきましたが、職業としての撮影ではなく、また特定の使途目的がなないならば趣味として十分使えるというのが私の見解でした。

 最初に買ったソニーの15倍ズーム(名前は忘れました)はスペック以上に明るく撮れて、切れの良い写りだったので、すっかり気に入りました。サードパーティのカメラバッグに入れても400グラムぐらいで、とても軽快に持ち歩けます。このころはマンハッタンに通勤していたので、毎日のように持ち歩いていました。一眼のような立体感やボケは望めません。等倍にして見比べると目も当てられませんが、私はほかに妥協点を見い出しました。シャッターチャンスです。軽量小型のカメラの良さはまさにここに尽きるわけで、写真の質よりまず、数打ちゃ当たる式で、いい瞬間をとらえる事を優先にしました。腰痛持ちとなった私にはその道しかないように思えたのです。

 以来私は「カメラは軽くて小さい」を最優先に考え、持ち出しやすさに注目してきました。もちろんここぞという時のために、気合の入る一眼を控えのカメラとして戸棚に仕舞ってはいましたが。

  中古で買ったキャノン EOS 6D。いまでも名機と言われるこのカメラに24-105mmのLレンズをつけっぱなしで待機させていましたが、子供の誕生日やクリスマス、知り合いの結婚式とかにしか使わず、宝の持ち腐れでした。やはり重さがネックになるのです。旅カメラとしては持ち出す気にすらなりません。仕事であれば文句なしに使うでしょうが、プリントアウトするでもなく、人に見せるでもないのでどうにもモチベーションが上がらないのです。

 そこへ行くと、スーパーズームで遥か遠方の景色や犬猫鳥を撮った写真は家族に見せても「わあ」と喜んでくれます。山歩きしていて見下ろした町の風景や、遠い丘の上の謎の建造物を拡大して正体を見つけるなど、眠っていた子供心をくすぐられます。夜景や室内など暗いところには不向きですが、それ以外ならけっこう頑張ってくれます。腰にもやさしい小型カメラが再び撮る楽しさを教えてくれたのです。

 各社から出ている超望遠コンデジは競うあうかのように20倍、30倍、40倍と倍率を増し、センサー性能、解像技術も向上していきました。

 さらにうれしいことに1インチ・センサー搭載のネオ一眼も出始めました。ソニーのRX10シリーズやパナソニックのFZ1000などです。レンズを選んで交換する楽しみはないですが、万能感は半端なく、即戦力として十分の性能です。そんな中、いまもっとも私のデジカメで稼働しているのが、よりコンパクト、高画質を追求したSONY Cybershot RX100VIです。解放F2.8始まりで24mm から200mmをカバーするレンズ。315点像面位相差AFセンサーによる広いAFカバー範囲。高速の瞳追従オートフォーカス、最高約24コマ/秒で最大233枚の連続撮影性能。チャンスにめっぽう強い仕様になっています。なかでも一番のポイントはポケットに入る小型軽量ということ。ポケットに入るサイズなのでいつでもどこでも持ち歩けます。加えてそれまでの超高倍率コンデジをしのぐ高性能、高画質ということで稼働率はダントツに高いのです。

 もっと高い倍率が必要な旅用カメラはもうひとつあります。CANON Powershot G3Xです、こちらも1インチ・センサーですが望遠端が600mmとモンスター級です。その代わり重量、大きさもぐっと増して一眼カメラ並みのケースかバッグが必要です。

 しかしさらに時代は移り変わります。昨年から今年にかけ、ソニーが先鞭をつけたフルサイズ・ミラーレス・カメラが軒並み小型化して登場し始めたのです。そのさなか、我が道を行く富士フィルムはAPS-Cにこだわり、小型軽量化に拍車をかけてきました。その一つの成果が、エントリー機ながら、高度な撮影技術と小型化の融合に成功したX-T200なのです。本体重量わずか370グラム。キットレンズをつけてもネオ一眼より小さく軽いのです。こうなると私も考えを変えざるを得ません。携帯性優先でいってもAPS-C機がもっとも有利な立場に推移しつつあると思うのです。今後、もっと新しいものが出てきて、レンズも小型化が進み小さなバッグに収まるようになると、カメラは再び脚光を浴びるようになるでしょう。私もきっとその時はよりハイスペックなカメラを考慮せざるを得なくなると思うのです。

 さて問題は収納するバッグかケースです。いま程よい入れ物を探し始めたばかりです。今後、ちょっとした野山や町歩きに使える軽快なバッグ類があれば最高なのですが・・・。

 いいモノが見つかったらまたご報告したします。

 

2020年11月8日日曜日

カメラ 試し撮り

 富士フィルム VS パナソニック



 カメラを買う とまず試し撮りしたくなります。それも他機種との撮り比べをすぐしたくなるのはなぜでしょう。較べたからと言って別に勝ち負けを決めたいわけではありません。カメラ・レンズそれぞれの特性はもとより、撮影時のカメラ設定、環境、被写体の状態など条件によってベストとそうでないシチュエーションがあるので、なかかな完全平等な条件下で撮り較べるのはむずかしいです。

 そんなことを考慮したうえで、昨日買ったばかりの富士フィルムX-T200片手に町をぶらぶら歩いて気まぐれに撮影してきました。昔は機材をがっつり揃えて重いバッグを担いで汗かいて撮影に飛び回りましたが、それも昔のはなし。昨今はほどよく力の抜けたニュートラルな状態で外をぶらつく方が多くなりました。軽いカメラ片手に、気ままにスナップ撮影をする時が一番楽しいですね。

 対抗馬はなににするかと言っても、手持ちのカメラはそんなにないので、今回は機種、スペック的に近い感じのマイクロフォーサーズ機、パナソニック LUMIX G8で較べてみました。繰り返しますがこれは厳密な比較ではありません。散歩がてらに撮った写真がどれほど違うのか、みてみようか。ただそれだけの試写会です。



 そもそもレンズが違います。X-T200はカメラにキットとして付いてきた標準ズーム、

Fujinon xc15 – 45 mmf3.5 – 5.6 OIS PZです。

 対するパナソニックにはLUMIX G 25mm/ F1.7 ASPHという単焦点レンズです。

 なので参考程度にしかならないのですが、それでもX-T200の実力の片りんは確認することができました。今回はいずれもオート設定、手持ち撮影です。

 まずはこの写真



 上が富士フィルムのX-T200、下がパナソニックG8です。そもそも画角が違いますが、手前の鉄製のインコに注目すると、富士のほうが赤茶けた錆びの質感がよく出ていると思いました。背景のボケ具合はやはりパナソニックの単焦点が有利ですね。

 次はこちら。



 被写体はなんだかごちゃごちゃして、どこに焦点を定めたいのかわからない絵になってしまいました。店の空気感を捉えたいと思った結果です。この写真ではどちらが富士かパナか判別しにくい似通った色調になりました。








 タテ構図で赤い花を主題に撮ってみました。左が富士フィルム。赤い色がパナソニックより鮮やかになっていて、見た目より華やかさが増したような気がします。絵作りという点では、富士フィルムはフィルムチックに、より演出効果を高める傾向があるようです。対するパナソニックLUMIXは比較的忠実な色再現ですが、デジタル時代の申し子のようなかちっとした絵作りが得意な印象です。







 実験気分で撮ってみました。紅葉とレンガの壁に埋もれそうなおもちゃのロボットを配したのですが、この小さなロボットをよく描写して存在感を出したのは上の富士フィルムX-T200でした。非常によく解像されており、半分影の下でもちゃんと立体感が出ているのはさすがです。キットレンズでさえここまでできるのかと、ちょっと驚きました。







 レンガの壁を這うブドウのツタをメインに撮りました。これはどちらも素材の面白さをよく表現できているなと思いました。今回は全部JPEG撮って出しなので、やや平板な絵柄になりなしたが、料理次第ではもっと生き生きしたダイナミズムを表現できたはずです。








 最後はゴジラ対決です。左が富士フィルムで右がパナソニックです。富士のほうは若干白飛び気味の部分もありますが、細部はパナソニックに勝っています。画素数の差もあってやはりこの辺りはマイクロフォーサーズよりAPS-Cの方が有利になるのでしょう。色合いは互角張り合っています。
 ところでここは地元の町のメーンストリートの一角なのですが、なぜか十数年前からここにゴジラが祭られているのです。正確にはゴジラのフィギュアですね。古くなったり汚れたりすると、いつの間にか微妙に違うモデルと取り換えられたりします。野外なので雨や日光に晒されて塩ビモノは傷みやすいのは分かりますが、時には夜店で売ってる安物だったり、またある時はデテイルの作りこまれた本格フィギュアだったりします。ゴジラを囲んでいるのは一般的にはキリスト教の聖母マリア様を祭るための聖堂のシンボルです。まさかこれ作った人は、ゴジラが雌という設定を知っていたのでしょうか?

 というわけで、今回はさっと駆け足での試し撮り、比較編でしたが、まだまだこれから、富士フィルム・カメラの特性を試していかねばなりません。まずは上々の走り出し。楽しみなカメラを買ったもんだと単純に喜んでいます。




2020年11月7日土曜日

アメリカでのデジカメ購入は

 やっぱり富士フィルムに決定

 



 ときおり発作的に湧き上がる「カメラ欲しい病」。ここしばらく音沙汰なかったのですが、先月あたりから疼きはじめ、とうとう再発してしまいました。必要なものはまだまだたくさんあるのに、限られた予算の中でなにを血迷っているのかって感じです。

 でもやっぱり止められませんでした。

 結論から言うと、「富士フィルムのカメラ買っちゃいました」

 安かったもんで、つい・・・、ってやつです。機種はいま人気急上昇中のXシリーズの新エントリーモデル、

X-T200です。



 あれ、あんたちょっと前に、X-S10買うとか言ってませんでしたっけ?

 そう突っ込まれそうです。ええ、X-S10が私的には大本命で購入の予定でした。でもね、BEST BUYでいきなりやってくれたのです、激安セール。2月のリリース発売当初$999だったX-T200が夏頃はやくも$799になり、よっもう一声、と思って注目し続けていたら、先月いきなりそこからさらに$300ドル下げて、なんと$499に。今年発売のAPS-C機ですよ。しかも標準ズームのキットレンズが付いててこの値段。信じられますか。ちなみに同日、日本でのX-T200平均販売価格は94000円です。

 まじかよ、と目を疑いました。上位機種のX-S10が出るのが11月中旬。買っておこうかそれとも無視か。はやる気持ちを抑え、とりあえずX-S10が発売されるのを待ってから比べてみよう。そのときはそう思ったのです。

 ところがっ!

 エントリーモデルのX-T200、約五百ドルという圧倒的なディスカウント・プライスに注目が集まりあっという間にバックオーダーとなってしまいました。きっと猛烈に売れすぎたんでしょうね。品物は2,3週間待ちとなり、翌週には$799に引き上げられてしまいました。

 ああ惜しい。タイミングを逸してしまった。かくなるうえは来たるべき、上位モデルのX-S10に期待するしかない、ということになりました。

 ところがところが、予約受付を始めたアマゾンUSAのサイトで調べたら、標準ズームのレンズキット付きのX-S10が$1499と出ました。ええっ? これじゃ特価セールだった下位機種

X-T200との価格差が1000ドルということです。うわ、きっついなー。

 激しい葛藤に見舞われた翌日、改めてBEST BUYのサイトをみるとエントリー機X-T200が再びセールス価格$499になっていたのです。

 この瞬間、心が決まりました。

X-T200購入!


 もう迷いはありませんでした。プロでもあるまいし、そんな上のクラスの写真撮るわけじゃありませんからね。エントリークラスのカメラで十分です。

 いまとにかく撮りたいのは富士フィルム独特の発色を楽しめるフィルム・シュミレーションのフォトなのです。フィルム・シュミレーションとはフィルム・メーカーの富士が独自に開発した伝統のある写真ひゅおげんスタイルです。富士フィルムならではの写真表現が絶妙に素晴らしく、その色味、風合いといった口では表現しづらい発色のユニークさが大人気なのであります。富士のカメラを買う人の大半はこのフィルム・シミュレーションを体験したいがためだと聞きます。私もその例にもれません。とにかくあの素晴らしい色調で、写真の腕を飛躍的にアップさせた錯覚を味わいたいのです。


X-T200の主なスペックは以下の通りです。

24MP APS-C sensor with Bayer color filter and faster readout speeds
Updated hybrid autofocus system with 425 phase-detect points
Refined ergonomics, lighter body
3.5", 16:9 fully articulating LCD with 2.76 million dots
Easy-to-use touch menus
2.36M-dot OLED viewfinder with 0.62x magnification
8 fps burst shooting
New 'Clarity' effect
Oversampled 4K video with no crop
Audio level controls
Microphone and headphone inputs (latter via USB-C adapter)
New Digital Gimbal and HDR video options

 必要にして十分。ビギナーのカメラとしては申し分のない充実度です。

 ライバル機として挙げられるのは、SONY a6100やa6400、Nikon Z50、Canon EOS Kiss Mあたりだと思われますが、私は富士のクラシカルなデザインにまず惹かれました。そしてフィルム・シミュレーションが決め手でした。


 というわけで、Best BuyのサイトにてX-T200即刻購入しました。

 まだ買ってきて箱も空けていないので、なんのコメントもできません。

 明日はその開封から試し撮りまでをご報告できたらと存じます。 

 本日はここまでです。


2020年11月6日金曜日

シカゴ裁判と大統領戦

NETFLIXの傑作「The Trial of the Chicago 7」


 どうやら今回の大統領選は裁判に持ち込まれそうな見込みです。
 報道を見ていて、選挙制度の脆弱点も見えてきました。これはいろんな人が指摘するように、確かに透明性、正確性、公平性など多くの観点から問題が多い選挙制度です。いわゆるツッコミどころ満載というやつでしょうか。しかし問題点があるものの、ベストではないが現状ベターだという妥協点でとりあえずアメリカ国民を納得させてきた、そんな感じです。 
 いつかはより良い選挙制度をと誰もが思うのですが、だれも大ナタをふるえずに今日まで来てしまった、そんな感じ。そして今回の選挙でそのツケがどかっと回ってきたという印象です。
 いままでも接戦を伝えられた選挙はたくさんありましたが、今回ほど最後まで読み切れないギリギリ勝負ははじめでしょう。まさに誤差の範囲で結果がひっくり返りかねない展開。こうなると両陣営も引くに引けず、それぞれが勝利を主張し続けるエンドレス・ゲームになる恐れがあります。
 恐れと言えば怖いのが熱烈な支持者同士の諍いです。対立が長引きエスカレートすると、とんでもない暴力沙汰に発展しかねません。すでにあちこちで小競り合いが飛び火しており、決して予断は許せない状況です。

 そんな中、つい先日ネットフリックスで観た映画を思い出しました。
「シカゴ裁判」(原題:The Trial of the Chicago 7)です。

 この映画は実際観ていて、ものすごく引き付けられたのですが、終始ムカムカする憤りをぬぐえませんでした。これが実話に基づくものだと知らされていたのでなおさらです。数少ない劇場上映を経たのちNetflixで公開されたこの映画は、歴史的な司法の誤審の物語です。1968年、シカゴで開催された民主党全国大会で、8人の男性がベトナム戦争に抗議し、コンラッド・ヒルトンホテルの前で警察と対立し、暴動を扇動したとして起訴されました。
 アーロン・ソーキン監督のこの映画は、アビー・ホフマン、ジェリー・ルービン、デビッド・デリンジャー、トム・ヘイデン、レニー・デイビス、ジョン・フロインズ、リー・ウィーナー、ボビー・シールの8人が、偏向した法廷に対して弁護活動を展開していく姿を描いています。

 それは、今年の夏に起こったブラック・ライブス・マター抗議デモを考えると、あまりにもタイムリーに感じます。 抗議者たちは正当性を訴えた後、再び起訴されています。映画では、発足間もないニクソン政権による告発で政治犯扱いされる7人それぞれの問題がフラッシュバックを多用して語られる形を取ります。
 この出来事は共和党政府が、手に負えないと判断した市民への報復として要求した、明らかに党派的な裁判官が主宰するショー的色彩の強い裁判でした。群衆は「全世界が見ている」と叫び、これが今回の現実の選挙戦と重なります。一国の長を決める行事ではありますが、世界中の人が見ているのです。何が起きて、どう進展していくのか、すべて記録に残っていくのです。映画では左派右派ともに、あえて感情移入できないように不完全な人間を配しています。それでいて法廷の会話劇は固唾をのむ展開となります、このあたりは監督の手腕が光ります。
 本作は映画「ソーシャルネットワーク」でメガホンを取ったソーキン監督の作品です。巧みなテンポ、歯切れの良い台詞。典型的な白人と男性の世界観を持つドラマであり、監督が今回の素材をどれだけ熱心に伝えたいのかが、ひしひし伝わってきます。
 ネタバレは避けますが、映画の終わりのほうの重要な場面で、ある登場人物が他の登場人物の言葉を文法的に批判するくだりが出てきます。監督のメッセージが明確に意図されている場面です。
 ソーキン監督の法廷ドラマは、マシンガンのように畳み込む言葉を使って観る者を引き込みます。おそらく彼の政治観は(本質的に)中道的であり、右も左もわき腹を突かれる思いをします。それを、コメディアンをうまく使って風刺のきいたジョークに仕上げる場面もあります。アーロン・ソーキン。一筋縄ではいかない監督です。

 ただひとつ指摘しておきますが、本作の最大の問題点は、好感の持てるヒーローと明確な悪役がいるにもかかわらず、裁判自体は、物語の歯車を回すシステムとして機能していないように思えます。史実だから変えられないのはわかりますが、やはりどこまでも、もやもやは残るのです。快刀乱麻なカッコよく決着する裁判映画ではありません。おとなの現実と言いますか、問題提起は十分すぎるほどなのに、じゃあどうするの? で終わる感があります。
 そして現実に引き戻されたとき、目の前のあるのは、けっこう醜い争いに向かいそうな大統領選の行方です。

 映画では強烈な不公平感を放つ最低の裁判長が悪役を極めるのですが、その周りの人間の葛藤がドラマを作っていました。さてこの現実世界では、どうなるでしょうか。誰が誰と戦い、勝利し、また敗北し、どのような決着を見るのか。いずれにしても長期戦はよしてほしい。とばっちりを食うのは国民です。少しでも早期の決着をはかり、国民に納得できる選挙の結末を見せてほしいものです。




2020年11月5日木曜日

寒さ対策していますか?

 いきなりヒーター



 11月になると急に気温が急降下するのがニューヨークとその周辺の地域。木枯らしが吹きすさぶ中、昨日はたくさんの投票者たちが、投票所となった教会前に並んでおりました。ご苦労さま、他人事のようにそう思っていたら、今日は私がその寒風にさらされることになりました。

 ニュージャージーにある日本食料品店MITSUWAに行ったのですが、平日にも関わらず、入り口前は長蛇の列。いまこのお店はコロナ対策のため入場者数制限をしているのですね。100人ぐらいでしょうか、店内の客数を一定に保つため、一人店を出たらひとり入るよう、監視員が入り口でしっかり客の出入りを管理しているのです。

 なるほどこれは理にかなった安全対策です。しかし3、40人程度の並んでいる人数を見て、まあいいかと並んだのですが、これが午前中で寒いこと。たまたま天気が良かったので薄着だったのもありますが、駐車場の横の列に並ぶと寒風が身に沁みます。並んだのは30分程度だったのですが、脳裏にはすでに寒さ対策のことが、ちらちらよぎりました。

 そういえば昨年買いそびれたファンヒーターはMITSUWAにないかと探したのですが、その手のものは置いてありません。昔はこの店の前のオーナーが家電に力を入れていて、カラオケ・マシンやラジカセを購入したのですがそれも遥か昔の話。もはやニューヨーク・ニュージャージーあたりでも純日本の家電製品を手に取って購入なんてことはかなわなくなりました。

 そのかわりにオンライン・ショップが台頭してきたわけですが、大事なものはやはり実物を見てから買いたいものです。 

 前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、寒さ対策の室内版。ファンヒーターです。昨年冬、連日氷点下を記録するあまりの寒さにヒーターの設置を検討したのですが、諸事情で結局見送った経緯があります。今年はぜひうちの応接間に一台と思っていろいろ検討しました。

 購入決定はまだですが、おなじみのWalmartとBest Buyで下見調査済みです。

 買うのはずばり、

TaoTronics TT-HE003 Space Heater, Large, Black




です。なんか炎を噴き出してリモコンが吹き飛ばされてるような強烈なイラストですね。でも実物は高さ60センチ程度の可愛いサイズ。しかしテーブルサイドに置けばしっかり足元を温めてくれるスグレモノです。

 もうこれしかない、決まり。そんな腹づもりです。

 なんてったって手ごろで少エネ、スリムで橋を選びません。小さな部屋なら短時間で効率的に温まる仕様が気に入りました。

 アマゾンでもベストセラーで、星はなんと現在5つ。レビューした購入者数も千人を突破しました。競合する他製品を圧倒しています。しかも去年は80ドルだったのが、値下げされ、現時点で67.99ドルです。

 本格的な寒さの前に今年はこれを二台ほど買って万全の備えで冬を迎えるつもりです。

 備えあれば憂いなし。あなたはどんな冬対策をお持ちですか。

2020年11月4日水曜日

大統領決定! はいつ?

 速報を観ながら


 いよいよ本日アメリカ大統領選挙投票日です。

 米国ではこの日、投票を優先にするため、学校や仕事関連の業務を停止あるいは短縮するところが少なくありません。うちの子供の学校も教育者会議を午前中行う名目で、学校は休日扱いです。私の運転業務も、エッセンシャルなものだけ対応する体制で、私は自宅待機となりました。

 さて今この時点で地元の投票所を車で素通り観察したところ、投票所入り口からはみ出した行列は数十人程普度。これが夕方に向け、膨れ上がるのか、それとも史上最大規模と言われる郵便投票の効果で当日投票はそれほどでもないのか・・・。

 最新の調査によると、先回4年前の選挙と比べると、かなり投票率が上がってきている模様です。民主党のみならず、政党に組しない中間層でもアンチ・トランプは多く、トランプの再選だけは阻止したいと思う投票者も多いとみられています。しかしその分、熱烈なトランプ支持者の熱量はすさまじく、何が何でも再選をという強い意気込みを感じます。

 一方、バイデンは反トランプの支持者は集めるものの、キャラクターとしてはカリスマ性に欠け、掲げる政策も魅力に乏しく、投票に積極的なのは民主党の中核層に限られているとみられています。これまでバイデン有利が伝えられてきましたが、ここけきてトランプ勢の巻き返しがすさまじく、状況は混とんとしてきました。

 私は極力中立的な観点からこの選挙を見てきましたが、長い視野で選挙戦を戦ってきたのは現職トランプ陣営です。この日のためにあらゆる努力を惜しまず、言い換えればなりふりかなわず、とにかく再選勝利だけを念頭に4年間準備してきました。このエネルギーは軽視できません。アメリカを守るというスローガンは大統領個人のみの見解ではなく、トランプ支持層の大多数が本気で考えていることであり、いい国にしたい、よりよい生活を守りたいという真摯な気持ちで今の強い(強気な)大統領を担ぎ上げてきたのです。

 4年前、トランプが大統領に選出されたときは、多くのアメリカ国民が失望する姿を目の当たりにしました。あのときトランプが前面に押し出していたのは、アメリカ至上主義であり、国境に壁を作ることが最優先事項と謳う、前代未聞のメッセージでした。そこにはかつてアメリカが掲げた自由・博愛のキリスト教精神から逸脱していく危機感を覚えた人も多くいたでしょう。

 これを聞いた進歩的と言われる人たちはこれを時代の逆行だと受け止め「これでアメリカは終わりだ」「悪夢の4年間が始まる」などと嘆いたのです。

 トランプ政権は発足当初から過激ともとれる敵視政策を打ち出し、ヨーロッパ諸国やアジア、南米、いや隣国カナダまで敵に回す孤立主義ともとれる独走態勢に向かいました。多くの国が反発する中、日本は積極的にトランプ政権にすり寄り、親アメリカに徹しました。トランプがどんなに無理難題を押し付けようとも、「アメリカは同盟国にして共存共栄、運命共同体」そういったスタンスを全うしてきたのです。これを弱腰外交と批判する気持ちもわかりますが、反面、生真面目に見えてしたたかな日本のずるがしこさを指摘した外交評論家の意見もうなずけます。

 トランプのごり押し政策はこの四年、あちこちで物議をかもし、メディアとの対立も激化してきました。互いに「うそつき」呼ばわりが常態化し、聞いていて呆れるほどの幼稚さも感じざるを得ない、そんなときもありました。これが世界の超大国の政治かと思うと暗澹たる気持ちになったこともあります。 

 そうして過ぎ去った四年間ですが、いま振り返ると、トランプ政権は外交で大ナタを振るいつつ、じょじょに国内の経済を立て直してきました、コロナ禍が起きるまでは。

 このコロナが大きな誤算でした。コロナ問題が起きなければ、トランプ政権は四年間で目立った失策はほぼほぼしていないのです。本人が言うように、雇用は少なくとも拡大しました。失業率はこの四年間で減少し、実質最低賃金も大幅に上がったのです。製造業で海外依存を見直し自国の産業を支援する、こういった当たり前のことがそれまで成されてこなかったのです。もちろん当初に公約したほどの大成果というわけではありませんが、4年の短期間で株価も上がり経済も持ち直してきたのは事実です。

 こういった客観的な実績を今回の選挙で考慮にいれる中間層は少なくないかもしれません。確かに人柄という観点からすると、現職大統領は著しく資質に欠けると言わざるを得ません。アンチ・トランプを公言してはばからない人は今もたくさんいます。顔など見たくない、もう声を聴くのもいや、とテレビのニュースを切る人もごまんといます。おそらく史上これほど嫌われたアメリカ大統領はいなかったのじゃないでしょうか。

 それでもトランプ大統領は、ずっと強気でした。マスコミからどれだけ叩かれようと、自己のポリシーを曲げず、ツイッターで低レベルのつぶやきを流しつつ、自分に正直に生きてきました。本音と建て前を使い分ける政治家になかでは、極めて正直な部類にはいる、わかりやすいキャラクターではあります。

 これを今回の選挙でどう見るかです。「やっぱり一国の長たるもの、人格は大事だ」という人もいれば、「いや実績こそリーダーの証だ」と主張する人もいるでしょう。「あんなゲス大統領だが、やることはやるな」この四年間でそう見直す人が出てきたことも否めません。ただ、人種問題や銃規制、人権の問題ではなかなか譲れない人それぞれの考えがあるので、その揺れ方もアメリカならではの抱える問題です。

 でも逆に言えばそれこそが、自由平等、民主の国アメリカの反応です。揺れて悩んでいろいろ議論する。暴力はダメですが、徹底的に議論して思いのたけをぶちまけるのが、4年に一度の国民審判の日なのです。

 異文化のもとで生まれ育った第三者から見ると、今回の大統領選挙はとても興味深いものです。とてつもなく強烈な個性の現職大統領。対するは、影のうすかった副大統領経験者。

 どちらも70台の高齢で、これから4年間の激務をこなせるのか一抹の不安もよぎります。個人的には、四年前ヒラリーを担ぎ出してあれほど悔しい敗戦を喫した民主党陣営が、トランプに対抗しうる若い候補を育てなかったことへの疑問です。日本も似たようなものですが、野党がばらばらでは巨大な相手に勝てないのです。果たしてそのツケは今回の選挙で回ってきてしまうのか。

まとめ

 いま選挙当日を迎え、両陣営はどのような思いなのでしょうか。このコロナ禍が続く不安な世界情勢のなか、どのような政権運営をしていけるのでしょうか。

 アメリカを繁栄へと導く勝者はどちらか。泣いても笑っても、この日投票は完了し、明日から固唾を見守る開票が始まります。どんな結果であれ願わくば、スッキリしたあと腐れのない決着を観たいものです。

2020年11月3日火曜日

アメリカでオススメ洗濯洗剤など

洗濯は面倒だがきれいになると嬉し 

 



 引き続き洗剤関連の話ですが、その前に先回の標準洗剤のベスト5の発表です。

Good Housekeeping Institute Product Reviews
 
 通称「GH」と言って、アメリカの主に主婦層から多大な信頼を置かれている人気の家庭関連グッズのレビュー、紹介サイトです。ここで高評価された商品は、たいてい売れ行きがよくなるのだそうで、私もたびたびチェックしております。先日の紹介アイテムとはまた違うランキングになっているので、参考までに2020年版ベスト9のうち五位までを転載させていただきました。

1. Tide: Plus Bleach Powder Detergent

2. ProClean Stain Fighter Liquid Laundry Detergent

3. Persil: 3-in-1 HE Turbo Laundry Detergent Pacs

4, Gain: Botanicals Plant-Based Laundry Detergent

5, Kirkland: Ultra Clean Premium Laundry Detergent

 やはりここでもTIDE強しの感は否めないですね。お値段高めですが、それなりの結果は出している洗剤と言えそうです。さて、今回の洗濯グッズは別の観点からのご紹介です。


 みなさんお悩みでしょう、食べ物や油などによるシミ。これ本当についたら、ああやっちゃったと頭抱えると思います。私も新しく買ったばかりの服に焼き肉の汁つけたり、運転中のコーヒーこぼしたり、てんぷら挙げていて、フライパンからの跳ね返り油を浴びたりと、失敗ばかり繰り返しております。そんなとき、頼りになるシミ取り洗剤があるといいですよね。ということで選んでみました。


シミ取りの一番はコレ

Tide Ultra Stain Release



 「試した洗剤の中には、特定の汚れに効果があるものもありましたが、タイド ウルトラ ステインリリースは常にトップの性能を発揮し、テストした他のどの洗剤よりも多くの血液、皮脂、ココアを除去しました」

 検査対象になぜココア? ちょっと疑問もありますが、きっとアメリカではポピュラーな落ちにくい汚れの代名詞なのですね。日本ならコーヒーを挙げると思います。

 しかし上には上があるようです。もうひとつ別のところでは、こちらを第一位に挙げておりました。

OxiClean Max Force Laundry Stain Remover Spray



「あなたの人生でシミ取り剤を1つだけ買うなら、OxiClean Max Force Laundry Stain Remover Sprayをお勧めします。この塩素フリーの処方は、色素の多い柄物に使用しても安全で、4-in-1すなわち酵素など四種類の強力な汚れ分解機能があり、衣類に付着し乾燥しきって定着してしまった汚れにも効果的。あらゆるタフな汚れを除去します」

 人生とは大きく出ましたね。それくらい自信のあるおススメなのでしょう。まだ続きます。

「OxiCleanは、グリース、血液、草、油、食品、粘土などに使用することができ、すべての水温で同様の効果があります。あなたがすることはごく簡単。この汚れ除去剤を患部にスプレーし、ファブリックにそれをこするだけ。5〜10分でその魔法が働き、あとは適切な温度設定で衣服を洗えばいいのです」これに賛同するほかのレビュアーも大絶賛。この製品を「ほとんど除去不可能なシミに対抗できる唯一正しい答え」とか「ボトルに入った奇跡」などとと呼んでいます。

 ここまで言われれば、一度試さずにはいられなくなりますね。

 続いて、臭いを除去するのにもっとも効果的な洗剤は、どれでしょう。こちらも評価はいろいろ別れるのですが、実際に、科学的実証的に検証したサイトが共通してベスト10上位に入れていたのは以下のプロダクトです。



OdorKlenz Laundry Additive


「あなたが所有するすべての洗濯可能な生地を守るため、安全かつ効果的に除去できるものを探している場合は、OdorKlenz Laundry Additiveで決まりです。それはあなたの悩みを解決する最善の回答です」

「あなたの洗濯可能な服にしがみつく臭いが香水であれ、汗であれ、グリース、防虫剤、またはペットの尿であれ、あらゆる匂いに対応するOdorKlenz Laundry Additiveは、それらすべてをを削除することができます」

 ううん、実に頼もしい響きです。

「マグネシウム、亜鉛、酸化チタンの組み合わせから製造され、ミネラルが付着し、汚染物質と反応して臭いを破壊したり、中和したりします。この製品には無添加の香りが含まれているので、お気に入りの洗剤と競合することもありません」

「それは、湯にも冷水にも対応し、標準的な洗濯機から最新の高効率洗濯機まで機種を選ばず使用でき、洗濯可能なあらゆるファブリックに対応し安全み使用できます」

「あなたはいつも使っている普通の洗剤にちょう1/4カッ分の本品を追加するだけです。ほぼすべての問題の臭いを除去します。もしあなたが超のつくほど本当にクサイ洗濯物を持っている場合は、事前に本製品を水で溶かしたバケツにつけておくことをお勧めします」

「OdorKlenzは、いくつかの競合他社製品よりも高価ですが、それは正しく使用されるなら、かならず最高の結果をもたらす商品であることが判明します。液体タイプと粉末タイプ、お好みの方から選択することができます」

結論:

長所。環境への毒性のない、染料や香料の自由な、すべての洗濯可能な生地から臭いのすべてのタイプを除去できます。

短所:量販店ではなかなか手に入りません。オンラインでお求めください。


 これを読む限りでは絶対の自信作のようですね。市販製品はいろいろ出回っていますが、臭いに関しては、ほかの香料配合でごまかす製品が多いので、気を付けましょう。日本で人気のオドイーターのように、臭素を根こそぎ、分解または除去できるものでない限り、臭いはなかなか取り去れないものですので、上記の商品には期待が高まりました。

 では最後に、洗濯品をソフトに仕上げる、柔軟剤つまりコンディショナー(アメリカではソフトナーと呼ばれることが多いです)について、お勧めナンバーワンをピックアップしました。


Downy Ultra Liquid Fabric Conditioner


「ダウニー社のリキッドファブリック・コンディショナーは、衣類を柔らかく残すだけでなく、洗濯機のダメージから衣類を保護するのに役立つ製品です。本品は、洗濯プロセス中に引き延ばされたり、引き裂かれたりするのを防ぐのに役立つ作用、すなわち服の繊維を柔らかくする効果があり、衣類の生地を守ることを優先に製品化しました。ちょうどキャップ一杯の量で、競合する他社製柔軟剤を使用した場合よりも、はるかに服のしわを少なく仕上げることができます。この製品は洗濯機を選ばず、どの標準的なマシンにも使用することができます」

 ダウニーの商品は我が家でも一番使用率の高いコンディショナーです。パッケージが可愛くてつい手に取りやすい商品なのです。上記商品のほかに、「お肌に優しい」がウリの、

Downy Free & Gentle Liquid Fabric Conditioner for Sensitive Skin




がうちの家族に好評です。私だけ鈍いのか、イマイチ効果がよくわかりませんが、洗濯の仕上がりにこれを入れると、乾燥した後のごわごわ感が減り、素肌にしんなり馴染むのがいいと、家族は言っています。アマゾンのレビューなどでも、ソフト感が他社製より上だと書かれているものが多く、かつまたケミカルな臭みもない透明感がよいと好評です。

 ぜひお試しください。

 というわけで、アメリカの洗濯洗剤類もあふれんばかりにたくさんあります。いざ選ぶとなるといろいろ迷ってしまいがちです。今回と先回挙げたもののなかから、もしあなたに合ったものを見つけていただければ幸いに存じます。