2021年9月24日金曜日

アメリカで銀行を選ぶには

サムズアップ・アメリカ!
米国でのバンクの選び方


米国での生活に銀行なしにはやっていけません。この生活と分かちがたい銀行の選択次第ではのちのちくらし向きにお大きな差が出てくる可能性があります。
特に日本から来たばかりだと、システムの違いに面食らうこともあるでしょう。
また今利用している銀行に不満があるならば、変更を考えるもの一つの手です。

ここではアメリカでの銀行選びに必要な最低限の情報をご提供しています。
まずはこれらを参考に、あなたに合った銀行を探してみてください。



銀行はどれも同じではない

自分に合った銀行を見つけるには、その銀行が提供しているサービスが、自分の現在のニーズや将来の目標に合っているかどうかを評価する必要があります。

自分に合った銀行を選ぶには、現在の財務状況、既存の銀行習慣、将来のニーズを考慮します。

そして、あなたが最も望む口座タイプ、商品、サービス、追加機能を提供してくれる金融機関を探してください。

また、複数の銀行を利用した方が良いと判断する場合もあります。複数の金融機関と取引することで、資金管理の自由度が高まり、より幅広い商品、より低い手数料、より良い金利を得ることができます。

いずれにしても、決定する前に考慮すべきことは以下の通りです。







伝統的な銀行、オンライン銀行、信用金庫

個人向け銀行には、大きく分けて3つのタイプがあります。必要な商品やサービス、お金の出し入れの方法、希望するカスタマーサービスのレベルなどによって、自分に合ったタイプを選ぶことができます。


伝統的な銀行

伝統的な銀行は、主に実店舗のネットワークを通じて金融商品やサービスを提供しています。大手銀行は、中小銀行やオンライン銀行、信用組合に比べて、幅広い商品やサービスを提供し、支店やATMの設置数も多い傾向にあります。

直接会って銀行業務を行いたい方や、質問や問題が生じたときに地元の支店やそのリソースに広くアクセスしたい方には、伝統的な銀行が適しているかもしれません。

対人サービスを重視しない場合や、小規模なコミュニティを好む場合は、オンラインバンクやクレジットユニオンの方がよいでしょう。


オンライン銀行

オンライン銀行は、従来の銀行と同様の商品を提供していますが、支店はほとんどありません。従来の銀行に比べて経費が少ないため、手数料や金利の面で競争力があることが多いです。しかし、オンライン・バンクには顧客サービス担当者がいますが、問題が発生した場合に支店に行くことはできません。



クレジットユニオン

信用組合は、組合員に金融商品やサービスを提供する非営利の会員制組織です。信用組合は会員が所有しているため、利益はローンの手数料や金利の引き下げ、当座預金や普通預金の利息の引き上げなどの形で会員に還元されます。
会員は一定の基準を満たす必要がありますが、その基準は居住地や勤務地、所属する組織などによって異なります。

地域に密着した組織との関係を築きたいなら、地元の信用組合をチェックしてみてはいかがでしょうか。
MyBankTrackerの共同設立者であるJason Reposa氏は、「より親密な関係を築くことができる」と言います。

その関係性から、地元の信用組合は、大規模な銀行よりも積極的に協力してくれるかもしれません。

気をつけなければならないのは、信用組合(および小規模なコミュニティバンク)は、大規模な銀行やオンラインバンクが提供しているようなモバイルバンキングや請求書払いなどの高度な機能を提供していない場合があることです。





FDICまたはNCUAの保険

お金のために一生懸命働いているのですから、そのお金が守られていることを確認しましょう。米国連邦預金保険公社(FDIC)の保険に加入している銀行か、米国信用組合管理局(NCUA)の保険に加入しているクレジットユニオンを選びましょう。

FDICとNCUAは、預金者一人当たり少なくとも25万ドルまでの資金を保証していますので、保険に加入している金融機関が破綻した場合でも、お客様は補償を受けることができます。

ほとんどの銀行やクレジットユニオンは保険に加入していますが、中には加入していない銀行もあります。



商品・サービスの提供

お客様のニーズが、請求書の支払いや雨の日のための貯蓄のために当座預金や普通預金口座を開設することにとどまらない場合は、銀行が提供している他の商品やサービスをよく見てみましょう。

多くの銀行や信用組合は、住宅ローン、クレジットカード、個人ローンなどの基本的なローン商品を提供しています。
また、サーティファイド・チェック、キャッシャーズ・チェック、オートマチック・ビル・ペイなど、金融取引の管理に役立つサービスを提供している場合もあります。

しかし、ウェルスマネジメントやファイナンシャルプランナーなど、より高度なサービスを必要とする場合は、もう少し深く掘り下げて探してみる必要があるかもしれません。

すべての口座をひとつにまとめて管理したいのであれば、ナショナルバンクの大手銀行がよいでしょう。
しかし、複数の金融機関に口座を持つことに抵抗がないのであれば、複数の銀行や信用組合と関係を築くことで、より良い手数料体系や金利を得られるかもしれません。



金利について

金利が重要な理由は2つあります。ローンの利息が減り、貯蓄の利息が増えれば、経済的な目標を達成するために必要なお金が増えます。
しかし、金利は金融機関によって異なります。そのため、最良の金利を見つけるために、いくつかの金融機関を回ってみることをお勧めします。



口座・サービス手数料

多くの金融機関では、商品やサービスを提供するために手数料を徴収しています。
しかし、金利と同様に、手数料も大きく異なります。
また、多くの金融機関では、最低残高の維持や口座振替の設定など、一定の条件を満たせば、手数料が免除または引き下げられる場合があります。

手数料に振り回されないためにも、口座を開設する前に、自分がよく使う商品やサービスにかかる手数料を確認しておきましょう。一般的な手数料には、以下のようなものがあります。


毎月の維持費

当座貸越手数料

明細書発行手数料

支払い停止手数料

小切手返却手数料

電信送金手数料

キャッシャーズ・チェック手数料

サーティファイドチェック手数料

ネットワーク外ATM手数料

支店とATMの場所




銀行に直接行って取引をしたい場合は、銀行の支店の場所も重要な検討事項となります。
ご自宅や職場の近くに支店があるかどうかを確認しておくと、より便利に銀行業務を行うことができます。
出張が多い人は、よく行く都市に支店があるかどうかも検討してみるといいでしょう。

また、普段は銀行に行かない人でも、銀行のATMがどこにあるかを調べてみましょう。支店以外のATMを利用する際に手数料がかかるかどうかも忘れずに確認しましょう。







オンライン・モバイルバンキング

地元の支店に出向くのが面倒な場合は、自宅や外出先でも銀行取引ができるよう、金融機関がどのようなテクノロジーを提供しているかを確認しましょう。
金融機関のオンライン、モバイル・バンキング、リモート・チェック・デポジットの機能や、銀行業務をより便利に、より快適にするアプリなどをチェックしてみましょう。

オンライン口座の安全性に対する懸念が高まる中、銀行取引の安全性を高める2要素認証を導入している銀行や信用組合を探してみてはいかがでしょうか。



次のステップは?

自分に合った銀行を選ぶには、所在地、商品やサービスの有無、手数料、金利など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
自分にとって最も重要なものは何かを決め、それを提供する銀行や信用組合を探しましょう。
まずはご自身の生活圏内で、評判の良い銀行を調べましょう。一番頼りになるのは地元の情報です。身近な人やその地域で働く人から銀行の評判を聞き出すのが手っ取り早いです。次にYelpなどの店舗評価サイトで、どんなレビューがあるか、レビューの数や星の数も参考にしてみてください。

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