子供と楽しむ秋のハイキング

サムズアップ・アメリカ！
秋こそ家族で郊外に出かけよう

秋はハイキングに格好の季節です。気候は穏やかで、山や森の紅葉は美しく、野生動物を観察するチャンスも豊富です。

こういう時期だからこそ、家族連れでをトレイルに足を運び、自然が見せる秋の顔を体験するのに最適なのです。

だけど単にハイキングのためのハイキングは、子供にとって楽しい時間ではないかもしれません。ただ歩くだけではなく、トレイルにいる間、子供を夢中にさせるアイデアは、たくさんあるものでます。記事では、この秋に子供と一緒にできるハイキングのアクティビティを紹介します。



葉っぱ集め

秋になって林に分け入ると、小さな子供たちは葉っぱを集めるのが大好きだということがわかります。鮮やかな色、しなやかな質感、さわやかな香りなど、さまざまな感覚を刺激してくれます。

子供と一緒にハイキングに出かけて、色や形の違う葉っぱを集めるのは、子供たちが外で体を動かしながら自然界に興味を持つきっかけになる素晴らしい方法です。

葉っぱを見つけたら、なぜその葉っぱを選んだのか、どこが好きなのかを訊いてあげましょう。昔は集めて標本を作ったものですが、今がデジタルの時代。スマホの写真をフォトアルバムがわりに、「葉っぱ写真集」を作ってアート体験をしてみましょう。

木の識別

葉っぱを集めるだけでも楽しいですが、葉っぱや樹皮、木の実、果実などの目印を使って木の種類を識別する方法を教えることで、さらに魅力的なアクティビティになります。

カリフォルニア科学アカデミーとナショナルジオグラフィックが開発した「iNaturalist」アプリは、特定の種類の樹木（その他の植物、動物、鳥も）を識別するための非常に有効なツールです。樹木の識別は、お子さんが大きくなって一人でトレイルを歩くようになったときにも役立つスキルです。是非お試しください。



秋の山菜採り

秋のもう一つの楽しいアクティビティは、味覚の報酬をもたらす野生の食物の採集です。

英語ではforaging（フォレイジング）といい、野生に育っている採食可能な植物類を探し回る行為を指します。

ドングリ、ローズヒップ、ブラックウォールナット、ワイルドグレープなど、秋には多くの自然の恵みが収穫できるようになり、子供たちは自分たちのおやつを見つけるのに夢中になりますよ。

自分の住んでいる地域の野生の食物についてよく調べ、フィールドでその種類を正しく識別できるようにしましょう。（それは親の責任でしっかり調べる必要があります）

また、iNaturalist（前述）のようなアプリを使用すると、食物の正確な識別が可能になります。ただし、その種について少しでも疑問がある場合は、危険なので誰も食べないよう、しっかり確認しましょう。慣れないうちは採食が確実なものだけにしましょう。確実なのものを採取して持ち帰り、再確認をお忘れなく。

動物のサインを探す

秋は、多くの種類の動物が、仲間を探したり、移動したり、冬に備えて食べ物を蓄えたり、冬眠に入る前に食べ尽くしたりして、動き回る時期です。

このため、秋は地元のトレイルで動物の足跡やその他のサインを探し、それらを識別するのに最適な季節です。

Pocket Guide to Animals/Tracks』などの本や『iTrack Wildlife』などのアプリを使えば、ハイキングに出かけたときに自分で足跡を確認できるようになり、子供たちにとってハイキングがさらに楽しいものになるでしょう。

双眼鏡があれば、さらに楽しくなりますよ。



ジオキャッシング

ジオキャッシング-GPSを使って隠されたキャッシュを見つけ、その体験を記録しましょう。

これは今、人気のあるハイキングのアクティビティで、子供たちをハイキングや自然に引き込む素晴らしい方法です。

多くの州立公園や地元の公園では、GPSの貸し出しなど、ジオキャッシングのアクティビティを提供していますが、ジオキャッシングはあちこちで見つけることができます。

TrailLinkでは、地域ごとのジオキャッシング・トレイルをリストアップしています。

また、Geocaching.comとそのスマートフォンアプリでは、個々のジオキャッシュを探し、自分だけのスカベンジャーハントをデザインすることができます。



持参すると助かるもの

つま先を保護し、グリップ力のある靴底の適切なフットウェア

自分用と子供用の水とスナック

ジャケット、帽子、虫除けスプレー、日焼け止め、乾いた靴下

包帯、かゆみ止めスプレー、抗生物質軟膏、鎮痛剤などの入った小さな救急箱

手拭い、ティッシュ、除菌作用のあるウェットナプキン等

収集物を収めるビニール袋

注：こんな危険なマネはやめてください