2022年9月29日木曜日

ヤードセール成功のための戦略

サムズアップ・アメリカ!
自宅の不要なものを上手にリサイクル



家に不要なものが溜まってきて、くつろぐ場所がないほどのストレスを感じ始めたら、その家は赤信号直前です(つまり黄信号)。欧米ではこういったものを処分するべき時には、よく庭先での不用品販売を行います。
つまりヤードセール、ガレージセールと呼ばれるものです。慣れない日本人にはちょっと抵抗があるでしょう。でも思い切って始めてみれば、これは資源管理のためのリサイクル精神にも則ったものであり、身も心もスッキリすることがわかります。

本記事のガレージ セール ガイドは、家に埋もれた不要な物を換金するのに有効な方法を列挙したものです。 すなわち、自宅で効率的で収益性の高いヤードセールを行うアイデアが示されたものなので、きっと初めての方にはお役に立つと思いますよ。



1. 情報を発信する

品物を効率よく販売するには情報発信が欠かせません。
アメリカでは、ガレージセールの告知、情報発信にはCraigslistが一般的かもしれません。それだけではなくGarageSaleHunter、YardSaleSearch、GarageSaleFinderなど、さまざまなサイトをチェックして、情報を広めることをお勧めします。注意点としては、セールの1週間前と前日に再投稿することです。


昔ながらの看板作戦も有効

セールの看板には、軽量の画用紙ではなく、丈夫なオーク材のタグを使用するのが得策です。しかし、電柱や木に貼らないでください。
一部の都市条例では、許可なく看板を設置することを禁止しています。
その代わり、イベントの前日か当日の早朝に、木の杭に看板を取り付け、地面に突き刺すのが有効です。






2. お釣りを用意する

ガレージセールは基本キャッシュでの売買になりますので、 1ドル札と5ドル札をたくさん用意し、電卓も忘れずに。
芝生用具やスポーツ用品などの高額商品を販売する場合は、高額紙幣も用意しましょう。
庭先のセールは手作り感が喜ばれるものなので、プラスチックの弁当箱をレジとして用意するとか、前ポケットが深いエプロンを着用しましょう。
時間通りに、あるいは早めに販売を開始できるように準備しましょう。午前9時からの販売であれば、8時30分には一番乗りを狙った早起きの人が来るかもしれません。



3. おびき寄せる

草刈り機や、ほとんど新品の自転車、あるいは中庭の家具一式をお持ちですか?
目玉商品は一番目立つように設置しましょう。車道の端か芝生の端に置いてください。そうすれば、通りすがりの人がこれらの大きなものを見て、車を止めてくれるかもしれません。そして、残りの品々を整理して並べます。食器や小物を折りたたみ式のテーブルに並べ、本は背の向きを揃えて並べ、洋服は折りたたみ式のコートラックや、2本の木の間に張った物干し竿にロープで掛けておきます。



4. 整理整頓と適正な価格設定

持っているものにいちいち小さなシールを貼っていたら、気が狂いそうですよね。
その代わりに、似たようなものをグループ分けして、そのセクション全体に値段をつけると時間を節約できると、整理術のエキスパートは勧めています。

しかし、すべてのものに値段が必要です。そうすれば、一日中質問を受ける羽目になることはありません。でも、いくらぐらいにすればいいのでしょうか?
一般的に、ガレージセールやヤードセールで売られる品物は、新品で購入したときの価格の3分の1から半分に設定されています。
また、一挙に複数の商品を処分するために、商品を束にして(例えば3つで1ドル)価格を設定することもできます。







5. 上手に交渉する

あなたの目的は品物を減らすことですから、値段を下げるときは合理的に行いましょう。
5ドルを要求していて、オファーが3ドルなら、4ドルと言って終わらせるのは簡単です。
もちろん、自分の意見を貫くべきときもあります。
例えば、店頭で新品同様の手押し車が65ドルだと知っている場合、すでにディスカウントをしているにもかかわらず、それ以下の価格を要求しようとする交渉に応じないようにしましょう。中には価格交渉でぐいぐい押してくる人がいますが、そこは適正なものか、法外な価格か、冷静に判断しましょう。

セールを開始して、朝一番にやってきていきなり値切る人がいます。ほとんどの場合、こういったバイヤーは、バーゲン品を探しているディーラー(アンティークショップのオーナーやeBayのセラー)であり、あなたから安く買い上げ、それを値上げして販売することで利益を得ようとしています。せっかく告知販売するのですから、公正を期すためにも、後からくる人のための配慮を説明しましょう。


6. 飲み物を勧める

アメリカでは昔からよく見かける光景ですが、小さい子供のいる家庭ならレモネードを用意して一杯一ドルで提供しています。
子供がいなくても、暑い日であれば、ソーダや水、冬はココアなどを用意するのもよいでしょう。一杯1ドルで、多少は利益が出るかもしれませんし、もう少し長くショッピングしてしてもらうように誘うことができます。
また、子供たちが適齢期であれば、飲み物と一緒にクッキーやブラウニーを売らせるのもいいでしょう。ゴミ箱を置けば、カップやナプキンなど、売り場の周辺にたまりがちなゴミを捨てることができます。



7. マークダウンする、あるいは無料にする

最終的に、出した品々は家に持ち帰りたくないので、「無料」と書かれた大きな箱を用意しておくことをお勧めします。(ぬいぐるみの山、ロマンス小説の山、CDの山も同様です)。
また、「お買い上げプレゼント」コーナーを設けて、販売を促進することもできます。

25ドルごとに、購入者が無料で商品を選べるようにするとか、購入者に選んでもらう『サプライズ・ギフト』としていくつか包装しておくのもお客を惹きつけるアイデアです。
また、セール前の早い者勝ちと同様に、イベントの終盤には、直前の掘り出し物を探している人たちが出てくることが予想されます。最後の1~2時間で、価格を下げるなどして、この事態に備えましょう。



8. 楽しんでやる

ヤードセール、ガレージセールはご近所のお客さんが多いはずですから、その後の印象も大切です。コミュニティに貢献していることをアピールしながら、笑顔と挨拶を忘れず、楽しみながらリラックスして接客し、コミュニケーションを怠らないようにしてください。





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