秋の行楽地：「ナイアガラの滝」編

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行く前に知っておくべき！

ナイアガラの滝の真実

行楽のシーズン、アメリカの観光地へ行こうと考えているなら、「ナイアガラの滝」を外すことはできません。世界でも有数の壮大な滝の光景は、一生に一度は見るべきであり、他のどんな場所よりも大自然のエネルギーを全身で感じることができます。

この記事では、「ナイアガラの滝」へ行く前に知っておくとより一層楽しめるトリビアを集めてみました。ご参考になれば幸いです。

1. ナイアガラの滝は、アフリカ南部のビクトリアの滝に次いで世界第2位の規模を誇る滝です。名前の由来は「Onguiaahra」という言葉で、滝を指す場合は「雷のような水」を意味します。また、ナイアガラ川を指す場合もあり、この場合は「首」を意味します。1656年の地図では、滝は "Ongiara Sault "と表示されており、この言葉は明らかにOguiaahraの変形です。


2. ナイアガラの滝は1つの滝ではなく、実際には3つの滝で構成されます。ホースシューフォールズ、ブライダルベールフォールズ、アメリカンフォールズの3つです。ホースシューの滝は3つの滝の中で一番大きく、ニューヨーク州とカナダ・オンタリオ州の州境をまたいでいます。



3. ナイアガラの滝は、アメリカ合衆国とカナダの間に位置していますが、どの国にも「所有」されているわけではありません。しかし、北米の地図で見ることができる合意された境界線があります。その境界線は、2つの国の間で3つの滝を分割しています。ホースシューフォールズはカナダ側にあり、アメリカンフォールズとブライダルフォールズはアメリカ側にあります。



4. ナイアガラの滝は五大湖の水を水源とし、約12,000年前のものと推定されます。五大湖のうち、ヒューロン湖、セントクレア湖、スペリオル湖、ミシガン湖、エリー湖の5つの湖が滝に水を供給しています。水は滝を流れた後、6番目の五大湖であるオンタリオ湖に供給されます。



5. 世界で最も高い滝ではありませんが（このリストに入る滝は他に約500あります）、ナイアガラの滝はおそらく最も流量が多い滝でしょう。そのクレストラインから毎秒70万ガロン以上の水が落下します。

6. ナイアガラの水のボリュームは、川の中に自然の渦を作成します。ナイアガラ峡谷にある渦潮は、4,200年前に浸食によって形成されたと考えられています。水深は39m。流入する水の量によって渦の回転する方向が変わります。



7. 多くの人が信じていることとは逆に、滝は同じ場所に静止しているわけではなく、水が動いたり、経路が変わったりすることがあります。ナイアガラの滝自体は、過去12,500年の間に7マイル後退したと計算されています。ナイアガラの滝は、世界で最も速く移動する滝である可能性が非常に高いです。



8. ナイアガラの水の流れが止まった時期がありました。歴史に記録された回数のみでも1848年と1969年に発生した事件があります。

1848年、ナイアガラは氷の塊によって水の流れが制限されたために止まりました。これは30時間から40時間続いたそうです。1969年、アメリカ陸軍工兵隊は、その場所にある岩盤を除去できるかどうかを判断するために、アメリカ滝の水を極端に減少させました。実験はごく短時間で終わりました。



9. ホースシューフォールズは、かつて氷瀑で流れが止まったことがありますが、水量が多いため、実際に完全凍結したことはないです。

一方、アメリカ滝は水量が少ないため、極低温で凍結しやすいです。特に寒い冬には、氷が溜まって氷のダムとなり、水の流れが悪くなることがあります。残ったわずかな水も、通常は凍結してしまうのです。



10. 霧の乙女号は、ナイアガラの滝の専用ボートツアーです。

1846年5月、アメリカとカナダの国境を越えるフェリーとして就航しました。

艀（はしけ）に似たこの船は、ボイラーからの蒸気を動力源としていました。約100人の乗客を乗せられます。1848年に観光名所となり、乗客が滝の近くまで行けるように進路を変え現在に至っています。

11. ナイアガラの滝の観光ルートには、いくつかのボートが就航しています。

3隻目と4隻目は霧の乙女号Iと霧の乙女号IIと命名され、1955年4月に火災で焼失するまで45年間フルに使用されました。

一時的に「リトル・メイド」と名付けられた40フィートのヨットがその代わりとなったそうです。

1955年7月、全長66フィートの新しいメイド・オブ・ザ・ミストが進水し、1956年6月にはもう一艘の船が進水しました。この船は前任者の名前を引き継いでいますが、厳密にはそれぞれ5隻目と6隻目の船です。リトル・メイド号は1956年まで観光客にサービスを提供していました。



12. ナイアガラの滝の水流は、速度、水量ともに強力で、約490万キロワット、380万世帯の電力を供給することができます。



13. カナダ・ナイアガラ川の水が初めて発電用に転用されたのは1893年。チッパワとクイーンストンのコミュニティーに供給されました。水力発電所の取水口は、滝を流れる水の量に影響します。



14. ナイアガラの滝を流れ落ちる水をコントロールし、止めることも可能です。

観光シーズンの4月から10月までは、ニューヨーク電力公社とオンタリオ水力発電所の両方で、毎秒10万立方フィートの水量に保たれています。夜間は毎秒50,000立方メートルにまで水量が減少します。



15. ナイアガラの滝は、常に多くの冒険心を惹きつけてきました。

1829年の秋、アメリカ人のサム・パッチはホースシューフォールズを飛び降り、175フィートの高さからナイアガラ川へ落下しました。パッチは、ヤンキーのリーパーとして知られていました。彼は飛び込み、そして生き残ったのです。

16. 1901年10月、アニー・エドソン・テイラーが樽の中に身を置き、樽を滝の上に落下させました。テイラーは63歳（ただし40代と主張）で、学校の教師をしていた。彼女は、樽の中での最初の成功例となりました。



17. パッチとテイラーの偉業の後、滝を越えようとする試みが続々と行われた。ある試みは失敗し、またある試みは悲劇的でした。また、カヤック、ジェットスキー、鉄の樽、インナーチューブのセット、さらには大きなゴムボールなど、さまざまな方法で急降下する命知らずも現れました。



18. ナイアガラの滝を征服しようとする多くの試みが無謀であったように、これらのスタントを行うことは、いまだに違法と考えられています。カナダでもアメリカでも、違反者には重い罰金を課しています。

2003年、ミシガン州出身のカーク・ジョーンズは、ホースシューの滝から、着ていた服だけで、何の補助もなしに飛び降りました。彼は一命を取り留めたが、その後2,300ドルの罰金を課せられ増した。彼はまた、一生カナダへの入国を禁じられたのです。



19. 滝への挑戦は大きな反響を呼ぶということで、危険な曲芸で有名なニク・ワレンダも2012年6月、ナイアガラの滝の幅を安全ネットなしで綱渡りしました。（＊ただしワレンダはこの時初めて安全綱を身につけた）このスタントはABCテレビ局の主催で、当初はカナダの当局に拒否されました。しかしその後、彼の過去の偉大なスタントを称え入国を許可されました。



20. ナイアガラの滝は季節に関係なく見るべき壮大な光景ですが、一般的に夏の間は水量がずっと増えます。その効果は絶大で、素晴らしいものです。夜間は、発電量を増やすために迂回させるため、滝の水量は少なくなります。

夜間のライトアップも壮観で、観光客はホテルから（位置による）でもその美しさを眺めることが可能です。

21. ナイアガラの滝には実際に魚がおり、彼らは滝から落ちます。水滴が落ちるときにできる泡が落下のクッションになるため、約90％が生き残ります。また、魚の体も急落に耐えられるような形をしています。



22. ナイアガラの滝州立公園は、アメリカ滝、ブライダル滝、ホースシュー滝の一部を含むニューヨーク州にある公式州立公園です。

滝の周辺を保護・整備している州立公園としては全米で最も古いもの。かつてこの地域は民間企業の所有地であったため、一般人の立ち入りが制限されていました。

滝とその周辺を保護するための擁護者とロビー活動により、政府は周辺の土地を購入し、私人や企業による搾取から保護するようになりました。



23. 200年以上にわたって、ナイアガラの滝は世界のハネムーンのメッカと呼ばれていました。1801年、ニューヨーク州オルバニーのジョセフとセオドシア・アルストンが、9頭の荷馬車と数人の召使いを連れて滝を訪れたのが始まりです。

その後、裕福なハネムーン客が続々と現れました。時代と共に旅行のコストが減少し、ハネムーンの目的地としてナイアガラの滝の人気は増加しました。今日、ナイアガラは毎日多くの新婚旅行客をもたらしています。



24. 希望すれば、新婚旅行者はナイアガラの滝の市長が発行するハネムーン証明書を無料で手に入れることができます。オンタリオ州観光情報センターで入手できます。この証明書には、ハネムーン客が楽しめる市内のアトラクションの割引パッケージも付いています。



25. ナイアガラへは五大湖から大西洋の最終目的地まで、約15時間かけて水が下りてきます。ナイアガラの滝に流れ込む水は、雨、あられ、雪、地下水などさまざまな水源から来ます。しかし、この水の一部は、最後の氷河期にまでさかのぼる化石水でもあるのです。