米国民に愛される野鳥カージナルについて
カージナルは、アメリカで最も人気のある身近な野鳥の1つです。クリスマスカードの絵として定番の「雪ともみの木とカージナル」の図はアメリカ国民の心を和ませる最良の組み合わせです。
そのカージナル。ともするとその鮮やかな赤いボディだけが印象に残りますが、野鳥としてどのような特徴を有するのでしょうか？
カージナルのオス
オスのカージナルは鮮やかな赤色で、顔は黒い。嘴はピンクやオレンジ色で、紋章も目立つ。
カージナルのメス
特に繁殖期には、オスの近くにメスがいる可能性が高いです。メスのカージナルは、子鹿のような色で、赤いアクセントが特徴的です。
カージナルは渡り鳥ではないので、アメリカの東半分に住んでいる人たちは、一年中この鳥を楽しむことができます。裏庭や公園、森林、湿地帯、砂漠など、低木が密集している場所ならどこにでも現れる可能性があります。
生息域の地図は、Birds & Bloomsの公式フィールドガイドであるKaufman Field Guidesが提供しています。
オス・メスともに鳴く
音色高らかに歌うカージナルはほとんどがオスですが、メスも歌う数少ない鳥のひとつです。カージナルのペアは、歌のフレーズを共有し、巣作りの際にコミュニケーションをとることもあります。メスのカージナルスは、求婚者と何度も歌を交わすことで知られています。
トリビア：カージナルは24種類以上の歌を歌う。最も一般的なのは、"What cheer! What cheer! What cheer!"。アメリカ人にはそう聞こえるそうです。またカージナルスの鳴き声は、"チップ！"と叫ぶ甲高い音に似ているとも言われます。
鳥の餌箱を訪れるカージナル
筒型フィーダーを吊るすと、割と簡単ににカージナルが寄ってきます。餌箱の形を覚えているようで、つられて他の鳥も集まってきます。黒油のひまわりの種や紅花の種が好物です。
カージナルは早寝早起き
カージナルは一般的に同じ場所に留まるため、巣作りのスタートが早く、2月までに卵を産むものもいます。このように繁殖期が長いため、毎年何度も産卵し、子孫の生存を確保することができるのです。交尾したペアの約20％は毎年別れてしまいますが、ほとんどのカージナル・ペアは数回の繁殖期を共にします。
巣作りには3～9日かかり、メスがほとんどを担当します。孵化後数日間は、親が1時間に8回も餌を与えるほど子育てには熱心です。
オスのカージナルはなぜ赤い？
オスの大胆な赤色は、相手を引きつけるためと考えられています。羽の鮮やかさは、食事と関係があるのです。オスの鮮やかな赤色は、赤い果物に含まれるカロテノイドという色素からきています。
南西部の似たような姿の種、pyrrhuloxiaはデザートカーディナルと呼ばれることもあります。ハワイ、南米、プエルトリコなどでは、アカショウビン（アカカンチョウ）も見られることがあります。
カージナルはペットにできる？
現在、カージナルをペットとして飼うことは絶対にできませんが、意外にも飼うことができた時代がありました。1918年に制定された渡り鳥条約法以前は、野鳥をペットとして飼うことが合法だったのです。その色合いや鳴き声から、カージナルは人気のある鳥だったようです。
この記事では、オスのカージナルはなぜ赤いのか、カージナルは移動するのか、などカージナルの興味深い事実をご紹介しています。
カージナルバードってどんな鳥？
アメリカ北東部および中部以南の広範囲の生息するカージナル。カージナルの意味は枢機卿。なぜこんな近寄り難い高貴な名前がついたのでしょうか？ 実はこのカージナル、ローマ・カトリックの司教にちなんで名づけられたと言われています。その赤い色は、カトリックの司教のローブを連想させるからだそうです。
カージナルバードってどんな鳥？
アメリカ北東部および中部以南の広範囲の生息するカージナル。カージナルの意味は枢機卿。なぜこんな近寄り難い高貴な名前がついたのでしょうか？ 実はこのカージナル、ローマ・カトリックの司教にちなんで名づけられたと言われています。その赤い色は、カトリックの司教のローブを連想させるからだそうです。
確かにカージナルはどこか気位が高そうで抗しがたい魅力があります。実際彼らは活力に満ちていて、明るく、かつまた素晴らしい歌い手でもあるのです。
オスは緋色の赤い羽を持ち、オスのカージナルは長い尾と頭があり、メスのカージナルは赤褐色であまり派手ではないですが、それでも森に緑の映える色合いなので、簡単に見つけることができます。
カージナルのオス
オスのカージナルは鮮やかな赤色で、顔は黒い。嘴はピンクやオレンジ色で、紋章も目立つ。
カージナルのメス
特に繁殖期には、オスの近くにメスがいる可能性が高いです。メスのカージナルは、子鹿のような色で、赤いアクセントが特徴的です。
カージナルは渡り鳥ではないので、アメリカの東半分に住んでいる人たちは、一年中この鳥を楽しむことができます。裏庭や公園、森林、湿地帯、砂漠など、低木が密集している場所ならどこにでも現れる可能性があります。
生息域の地図は、Birds & Bloomsの公式フィールドガイドであるKaufman Field Guidesが提供しています。
オス・メスともに鳴く
音色高らかに歌うカージナルはほとんどがオスですが、メスも歌う数少ない鳥のひとつです。カージナルのペアは、歌のフレーズを共有し、巣作りの際にコミュニケーションをとることもあります。メスのカージナルスは、求婚者と何度も歌を交わすことで知られています。
トリビア：カージナルは24種類以上の歌を歌う。最も一般的なのは、"What cheer! What cheer! What cheer!"。アメリカ人にはそう聞こえるそうです。またカージナルスの鳴き声は、"チップ！"と叫ぶ甲高い音に似ているとも言われます。
鳥の餌箱を訪れるカージナル
筒型フィーダーを吊るすと、割と簡単ににカージナルが寄ってきます。餌箱の形を覚えているようで、つられて他の鳥も集まってきます。黒油のひまわりの種や紅花の種が好物です。
カージナルは早寝早起き
カージナルは一般的に同じ場所に留まるため、巣作りのスタートが早く、2月までに卵を産むものもいます。このように繁殖期が長いため、毎年何度も産卵し、子孫の生存を確保することができるのです。交尾したペアの約20％は毎年別れてしまいますが、ほとんどのカージナル・ペアは数回の繁殖期を共にします。
巣作りには3～9日かかり、メスがほとんどを担当します。孵化後数日間は、親が1時間に8回も餌を与えるほど子育てには熱心です。
オスのカージナルはなぜ赤い？
オスの大胆な赤色は、相手を引きつけるためと考えられています。羽の鮮やかさは、食事と関係があるのです。オスの鮮やかな赤色は、赤い果物に含まれるカロテノイドという色素からきています。
特に換羽期には、この緋色の実を多く食べることで、より鮮やかな赤い羽根が形成されると言われます。この派手な色によって、オスは相手を引き付け、ペアの巣を守ることができるのだそうです。
他の色のカージナル
カージナルは、稀にキサントクロイズムという遺伝子変異により、見慣れた赤ではなく黄色になることがあります。
他の色のカージナル
カージナルは、稀にキサントクロイズムという遺伝子変異により、見慣れた赤ではなく黄色になることがあります。
また、運が良ければ白いカージナルなど、白っぽい鳥に出会えるかもしれません。
一部の科学者は、ソノラ砂漠のカージナルは、他の南西部の砂漠の北部の枢機卿に近いにもかかわらず、実際には米国の他の場所で見られるものとは異なる種である可能性があると示唆しています。
ソノラ砂漠のカージナルは、やや大型で、紋章が長く、オスは淡い赤色をしています。また、鳴き声も少し違います。
南西部の似たような姿の種、pyrrhuloxiaはデザートカーディナルと呼ばれることもあります。ハワイ、南米、プエルトリコなどでは、アカショウビン（アカカンチョウ）も見られることがあります。
カージナルはペットにできる？
現在、カージナルをペットとして飼うことは絶対にできませんが、意外にも飼うことができた時代がありました。1918年に制定された渡り鳥条約法以前は、野鳥をペットとして飼うことが合法だったのです。その色合いや鳴き声から、カージナルは人気のある鳥だったようです。
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