2021年10月4日月曜日

趣味と実益のクラフト販売

サムズアップ・アメリカ!
あなたの手作り品を売り出そう



工芸品を収入源に

アートやクラフトを楽しみながらも、それを販売するまでには至らないという方も多いのではないでしょうか。
もしあなたがちょと手先が器用で、好きなものを作る時間と場所があれば、自宅で販売して副収入を得ることができるかもしれません。
世の中にはまだ見ぬオリジナルな手作り品を求めている人は想像以上にたくさんいます。
創造性を生かし、さまざまなアイテムを作ることで、その可能性は無限に広がっているのです。

例えばアメリカの多くの人が日本調のアート作品に好感を抱いています。日本でありふれた物でも、工夫次第でアメリカ人をあっと言わせるエキゾチックなアートクラフトが飛ぶように売れる、なんてことも夢ではありません。

実際、少し計画すれば、自分のクリエイティブなスキルを使って長期的なホームビジネスを構築できます。近年、私の周りにもそういう人が増えています。

ホームクラフトビジネスは誰にでもできるものではありませんが、副収入を得ることができると同時に、自分の美しい作品を褒めてもらうことができる素晴らしい方法です。

ところで自分で作った作品を販売するには、ちょっとした管理業務が必要になります。帳簿の管理、顧客の領収書の作成、仕入先の確保、税金の申告など、どのようにして業務を遂行するか、最初から計画しておくとよいでしょう。

手芸ビジネスを始めたり、成長させたりするのに役立つ情報はたくさんありますが、以下の項目は、そのような試みのメリットとデメリットを概観するのに役立ちます。



手作り販売

いい点

自分の趣味でお金を稼ぐことができる

クリエイティブな精神を養うことができる

好きな時に仕事ができる

在庫を増やしても損にはならない(いつか売れる)

オンライン、オフラインを問わず、様々な方法で商品を販売できる




難点

工芸品を作ったり、在庫を増やしたりするのは時間と手間がかかります。

時間と諸経費(材料費、包装費など)をカバーするだけの利益が得られない場合があります。

購入者から売上税を徴収し、売上税申告書を提出して州に納める必要があるかもしれません。

同じ商品を何度も作ることは、反復的で退屈な作業になるかもしれない




自分の創造性を活かしてお金を稼ぐことは、楽しくエキサイティングで、可能性に満ちていると思いませんか。
ここでは、作って売ることができる工芸品に関する10のアイデアと、手作り品をどこでどのように販売するかについてのヒントをご紹介します。







趣味を活かせるハンドメイド・クラフツ


1. ジュエリー

自分で作った質の高いジュエリーは、ひとつひとつが個性的で人気があります。クラフトフェアに持っていくにも、オンラインで販売するにも、小さくて簡単に梱包できるのがジュエリーの利点です。手作りのポリマークレイビーズ、石、金属、クリスタル、革など、素材はさまざまです。


2. アート/装飾品

人々は、家やオフィスに飾るユニークなアート作品を楽しみます。アートといっても絵画である必要はありません。写真、布製の壁掛け、ウォールステッカーなど、さまざまなものがあります。また、壁に掛けなくてもいいのです。マントルや本棚に置く装飾品を作ることもできます。


3. 石鹸・バス用品

手作りの石けんやバス用品は、特に敏感肌用に作られたものや、オーガニック製品を使ったものが人気です。通常の固形石鹸を作ることもできますし、型や染料を使って形や色を作ることもできます。また、香りをつけることもできます。石鹸以外にも、バスボムやバブルバス、ローションなどを作ることができます。これらの商品は、消耗品なのでリピートセールスにもつながります。


4. キャンドル

アメリカでは昔からキャンドルが(日本人には)予想外に人気アイテムとなっています。石鹸と同様に、様々な形、色、香りのキャンドルを作ることができます。
作り方も簡単で、始めたばかりの人でもすぐにイメージ通りの作品を作ることが出来るでしょう。
また、メイソンジャーやティーカップ、貝殻など、ユニークなアイテムを使ってキャンドルを作ることもできます。


5. 縫い物系アイテム

縫い方を知っていれば、財布やコインポーチ、バッグ、枕カバーやブランケット、鍋敷きやエプロンなど、さまざまなものを作って売ることができます。
アメリカではキルト作品なども大人気です。また、コスチュームや子供用のドレス、人形の服などの衣類を縫うこともできます。


6. オーガナイザー

日常の家庭用品やオフィス用品の収納や整理には、人々の助けが必要です。コーヒーカップやプラスチックのゴミ箱でもよいのですが、多くの人はユニークな装飾品を好んで購入します。木やガラスでできた道具立て、鉛筆立て、ファイルや写真を入れるための飾り箱など、さまざまなアイデアがあります。




7. 飾り皿、カップ、グラス

あなたは絵筆を使うのが得意ですか?
ペイントされた皿やカップ、グラス、特にワイングラスはとても人気があります。
また、ビールジョッキやメイソンジャーにエッチングを施すこともできます。ペイントやエッチングの代わりに、デコパージュを使ってキッチンアイテムをデコレーションすることもできます。デコレーションディッシュ、マグカップ、グラスはギフトにも最適なので、制作するアイテムとしても最適です。


8. マグネット/ピン

ビジネスをしている人の中には、オリジナルのマグネットやボタン、ピンなどを購入して、見込み客にプレゼントするのが好きな人も多いのではないでしょうか。
また、自分でオリジナルのアイテムを作ってまずは仲間うちで流行らせる、なんてこともことも可能です。


9. ペットグッズ

人々はペットを愛しています。そのため、ペット市場でホームビジネスを行うのは良いアイデアです。ペット市場では、ペット用のベッドや洋服、首輪などを作ることができます。さらに、アートやペットの写真を入れられるロケットなどの装飾品も作ることができます。


10. ペーパーグッズ

ペーパーグッズを制作する利点は、デジタルで販売できる場合があることです。パーソナライズされたプランナー、チェックリスト、ステッカーなどを作成し、デジタルファイルとして納品すれば、顧客は自分で印刷することができます(ステッカー用紙はオフィスストアで購入できます)。


**注意事項:作品はあくまでもオリジナルを目指してください。人気ブランドのデザインを盗用したり、既存のキャラクターをグッズにすることは違法ですので、あくまでもご本人の総意と工夫で勝負しましょう。








アイテムを販売するには

アイテムが完成したら、いよいよ販売に向けての準備に入ります。ここでは、アイテムを収入に変えるためのヒントをご紹介します。


利益が出るような価格設定をしましょう。
いくら自分の力作が売れても、費用対効果がゼロもしくはマイナスであれば、その販売を見直さなければなりません。むろん商品を高く売りすぎるのは良くないですが、材料費だけでなく、自分の労働時間もカバーできるように気をつけましょう。

商品をブランド化する。
ビジネスには小まめな営業活動が不可欠です。
自分の名前、ビジネス名、ウェブサイト、その他の連絡先などを、それぞれの商品に記載する方法を見つけましょう。ステッカーを貼ったり、名刺用紙に自分で情報を印刷したりしてもいいでしょう。お客様がもっと欲しいと思ったときに、あなたと連絡を取ることができます。

特定のタイプの顧客をターゲットにすることも考えてみましょう。
例えば、多くの顧客は、自分の好きな写真が入ったイヤリングやチャームブレスレットなどのユニークなスワッグアイテムを求めています。
例えばシープドッグのオーナーなら、シープドッグの絵が描かれたトートバッグやティーカップ、キーホルダーなどを求めています。グッズをカスタマイズすると、時間はかかりますが、その分料金もあげることができます。

時期に合わせる。
商品の多くは1年中いつでも使えるものですが、クリスマスの装飾品やギフト商品、7月4日の飾り付けなど、季節に合わせた商品を提供することで、売上を伸ばすことができます。
例えば、私の知人はクリスマス用飾りグッズを夏頃から準備し始め、12月だけで半年分の副収入を得ています。
また、結婚式の引き出物や誕生日のデコレーションなど、特別な日のためのアイテムを作ることも検討してみてください。







商品の販売場所

商品ができあがったら、いよいよ販売です。良いニュースは、商品を販売する機会がたくさんあることで、場合によっては家から出る必要もありません。



工芸品を販売するオンラインサイト

手作りの商品を販売する場所としては、Etsyが最もよく知られていると思いますが、他にもオンラインで商品を出品・販売できる場所はたくさんあります。


Aftcra

Art Fire

Handmade at Amazon

ハンドメイドアーティスト

Handmadeology Market(ハンドメイドマーケット

インディーカート

アイクラフトギフト

Zibbet


また、上記のオンラインクラフトリソースを使わずに、独自のEコマースストアフロントを設定して、これらのサイトに掲載することもできます。
(**Eコマースビジネスの始め方については、別途詳述いたします。)







オフラインで工芸品を販売する場所

工芸品を販売する方法は、オンラインだけではありません。店頭で販売すれば、梱包や発送の手間も省けます。
市町村など地域ごとにバザーやフェアを定期的に行なっているので、情報を集め、リスト化し、定期的に巡回販売する主婦やアマチュア・アーティストの人がアメリカにはたくさんいます。誰でも参入自由なので、店舗を持たず低リスクで始められるのが魅力です。


クラフトフェア

バザー

地元のお店での委託販売

ファーマーズマーケット

出店可能なローカルイベント




対面販売のもう一つの重要な利点は、お客様と直接触れ合えることです。お客様からのフィードバックを得たり、商品の特徴を把握したり、お客様が購入したいと思う新商品のアイデアを聞いたりすることができます。


こういったビジネスを始めても、すぐ挫折する人はこのフィードバック、顧客データを疎かにする人です。商品を売ったら仕事は終わり、というのではありません。
ビジネス展開にはリピーターやあなたの作品のファンを獲得することが、大きな課題です。そのためには顧客満足度をアップするための、配慮ある販売マインドを忘れないようお願いいたします。

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