2022年2月17日木曜日

注目の新カメラ「OM-1」

サムズアップ・アメリカ!
オリンパスの意志を継ぐカメラ

OM Digital OM-1



マイクロフォーサーズファン待望の新型カメラがついに発表となりました。
名付けて「OM-1」。マイクロフォーサーズカメラがここまで大々的にメディアに取り上げられるのは久しぶりです。数ヶ月前、パナソニックから「Lumix GH5 II」が発表されたときもこれほど話題にはなりませんでした。
やはり、オリンパスから事業を受け継いだ「OM Digital Solutions」初のフラグシップ機ということで注目度が高まったのでしょうか。
昨今カメラのニュースといえば、Vlog用の動画専用カメラか、フルサイズカメラの発表しか話題にならなかったので、マイクロフォーサーズファンとしては嬉しい限りです。

私はオリンパスのOM-D EM-1 Mark IIを愛用しているので、今回の新型機には興味津々です。
海外ではどのようなファーストインプレッションなのか、気になりました。
今回はそのまとめとなります。


(インサイドイメージングより引用)

  OM-1:「オリンパス」マイクロフォーサーズの咆哮が蘇る  


旧オリンパスブランドのOMデジタルソリューションズは、2040万画素の積層型CMOSセンサーを搭載した、買収後初の主力カメラ「OM-1」を発表しました。OM-1は2022年3月上旬から発売されます。

スペックに入る前に、OM-1という名称は、50年前の1972年に発売されたオリンパスの象徴的な35mmフィルムカメラと同じであることを強調する価値があります。
OM-1は、ファインダーにオリンパスのロゴが付いています。

積層型BSI Live MOSセンサーは、従来比3倍高速化したTruePic Xイメージプロセッサーとの組み合わせにより、ダイナミックレンジの向上とオリンパスカメラ最高の解像度を実現しています。

新しいノイズ処理技術により、最高ISOは25600まで向上し、手ブレ補正は7.0段のボディ内補正を実現、新機能「ハンドヘルドアシスト」により、三脚なしでもスローシャッターでの撮影が可能になりました。
また、OM-1では新たに「コンピュテーショナルフォトグラフィー機能」を搭載しています。これには、12枚の画像をハーフピクセルシフトで撮影・合成する「50MP Handheld High Res」オプションと、同じ機能で三脚を追加して8枚の画像を合成し、8000万画素の解像度の画像を作成する「Tripod High Res Shot」が含まれます。

OM-Dでは、他にもNDフィルターの効果をシミュレートするライブND、「合成画像に明るい部分」を追加するライブコンポジット、フォーカスタッキングやHDR撮影といったおなじみのモードなどの演算機能をリストアップしています。

プレスリリースでは、このカメラのAFシステムを説明するために、技術マーケティング用語の多い醜い文章を投げかけているので、ここではオリンパスのマーケティングチームに説明してもらうことにします。

「4分割フォトダイオード構成により、垂直方向と水平方向のオンチップ位相差検出を実現」。1,053点、オールクロスタイプの世界初クロスクワッドピクセルAFを活用し、全画素、全撮影範囲において、様々なパターンの被写体にピントを合わせます。新開発TruePic Xプロセッサーの高速演算能力と新AFアルゴリズムにより、フレーム内のどこにいても被写体に高速・高精度なピント合わせが可能です。さらに、ディープラーニング技術により開発された「AI検出AF」を搭載。
OM-1は、電車、飛行機、自動車、バイク、ヘリコプター、鳥、猫、犬などを追尾することができます。シーケンシャル撮影は、最大50fpsのブラックアウトフリー撮影、最大120fpsのAF/AEロックシーケンシャル撮影が可能です。」


その他の特徴は以下の通りです。

- 防塵・防滴ボディ

- 576万ドットEVF、最大1.65倍まで拡大可能。

- 4K 60P動画撮影。

- センサーに付着したゴミやホコリを除去するダストリダクションシステム「SSWF(Supersonic Wave Filter)」。

- UHS-IIデュアルSDカードスロット。



もう一本、
Lawyer.netによる記事は以下のとおりです。

  OMデジタルソリューションズ、ポストオリンパス第1号機「OMシステム OM-1」を発表 

オリンパスブランドを冠していますが、同社ではこれが最後のカメラになるとしています。

オリンパスのカメラ事業が新しいオーナーによって生まれ変わったOMデジタルソリューションズは、その最初の製品として「OMシステム OM-1」を正式に発表しました。
前モデルのレガシーを受け継ぐこの新機種は、マイクロフォーサーズ・ミラーレスカメラのフラッグシップ機として発表されたものです。

OM-Dシリーズの精神的な後継機と考えられていますが、OM-1はブランドへのオマージュとして、依然としてオリンパスの名前を冠しています。

同社の旧ブランドへのオマージュは、これだけにとどまりません。実はこのカメラ、1972年に発売されたオリンパスの人気35mm一眼レフカメラと同じモデル名で、初代OM-1から50周年を迎えているのです。

今回発売するOMシステム OM-1は、マイクロフォーサーズの20MP積層型CMOSセンサー、新型画像処理エンジンTruePic X、5軸センサーシフト式手ブレ補正機構を内蔵しているのが特徴です。
オートフォーカス、自動露出で50fps、対応するProシリーズレンズを装着した場合は最大120fpsの撮影が可能です。

また、新しいノイズ処理技術を搭載し、常用ISO感度を25600まで、さらに102400まで拡張することができます。
OM-1は、60fpsの4K動画をバッテリー駆動で最大90分、外部電源接続で最大2時間撮影することが可能です。

また、デザインも一部変更されていますが、オリンパスファンには馴染み深いものとなっています。また、IP53等級の防水・防塵性能を備えており、屋外での撮影にも最適です。

OM-1の背面には、輝度調整機能付き576万ドット有機EL電子ビューファインダーと、3型バリアングル有機ELタッチスクリーンディスプレイを搭載しており、576万ドットの高解像度を実現しています。後者は、搭載された各種設定などのユーザーインターフェースを一新しています。

OMシステム OM-1の価格は、本体のみが2,199米ドル、新しくなったM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mmレンズとセットになったキットが2,799米ドルとなっています。
OM Digital Solutionsによると、この新しいカメラは3月初旬までに出荷される予定です。

Lawyer.netより引用
The brand formerly known as Olympus is now 'OM System' - and it has a new  Micro Four Thirds camera on the way: Digital Photography Review

0 件のコメント:

コメントを投稿