ブイログのために必要なカメラ

サムズアップ・アメリカ！
Vlogカメラの選び方：大事な10の機能とは

今年こそはVlogを始めようと思っている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか？

今VlogはYouTubeと絡めて最も注目される情報発信手段です。

でもいざ始めるとなると、どこから手をつけて良いやら、迷うこともあるでしょう。

特に動画を見るだけならいざ知らず、自分で一から撮影を始めるとなると、最低限の知識と機材がないと始めようがありません。

じゃあ取り敢えずスマホのカメラで、と思われる方。それも結構でしょう。実際スマホのビデオ撮影機能だけでVlogを運営している人もたくさんいます。

でも、もしより快適に、それなりのクオリティを追求するなら、やはりカメラは必要です。

スマホのみで作品を作っていくと、たいてい欲が出てより良いものを作りたくなります。

後々本格的なVlogに育てていくつもりなら、先を見越して自分に見合ったカメラを探してみましょう。

Vlogカメラの選び方

新しいカメラを購入する前に、これらの機能を頭に入れておきましょう。

Vlogを始めたばかりなら、写真家が推奨するカメラに投資することをまず考えるかもしれません。これは多くの初心者が犯す間違いで、Vlogと写真は全く異なるジャンルです。

この記事では、Vloggingに適したカメラのために何を探すべきかについて説明するつもりです。Vloggingに適していないカメラの選択肢を排除することで、カメラ探しをより簡単にすることができます。さっそく本題に入りましょう。



1. 録画機能

これは至極当たり前に思えるかもしれませんが、手持ちの（あるいはこれから購入予定の）カメラはビデオを本格撮影することが可能であることを確認してください。じっさいカメラを購入したら、まともな動画が撮れないという残念な失敗をする人もいます。

一口に録画機能と言っても、あまりに低解像度だたり、マニュアル操作がほとんどできない簡易動画撮影仕様だったりすると、いざ撮ってもガッカリするだけです。



2. LCDバリアングルモニター

液晶画面付きのカメラは、すべてのVloggerに必要なものです。しかし、カメラはどんなタイプのLCDスクリーンでもいいわけではなく、自撮りできるものでなければなりません。

録画するときは、構図やフレーミングがいつでも思い通りになるようにする必要があります。そのためには、レンズと向き合ったまま構図を確認できる、手前側にフリップする画面が必要です。
また画面の配置に注意しましょう。

上部にフリップしてしまうタイプのモニターだと、カメラにショットガンマイクを装着することができません。この場合、カメラの側面や底面に配置されたLCDフリップスクリーンが理想的です。



3. モニター接続性

据え置きで座るタイプのVloggerで、おしゃれな部屋のセッティングを見せたいなら、カメラにモニター（テレビやパソコンの画面）を接続しておくと間違いないでしょう。

そうすることで、カメラが記録している内容をより詳細に見ることができます。

この機能を実現するには、カメラがモニターに接続し、液晶画面をリアルタイムでミラーリングできることが必要です。

HDMIまたはUSB出力があり、モニターと互換性があることを確認してください。

4. サイズと重量

移動の多いVloggerには、持ちやすく、荷造りしやすい軽量なカメラが最適です。

旅行やショッピングを中心にVlogを書くなら、手に馴染み、腕が疲れないカメラが不可欠です。
また、移動の多いブロガーでも、セットアップの際にカメラを操作することが多いので、カメラの大きさや重さに慣れることが大切です。



5. オートフォーカス

動画撮影用のカメラには、動画用の連続オートフォーカスが必要です。

オートフォーカスが付いていない（マニュアルフォーカスのみの）カメラは、購入を検討しないでください。

Vloggingのためのマニュアルフォーカスを使用すると、撮影中に時間の大きな無駄であり、同様に編集中に余分な作業増えるのでお勧めしません。

常に、ビデオで撮りたい主題にに焦点を合わせるカメラが必要です。

つまり、あなたが歩き回り、話しているなら、あなたの顔に焦点を合わせる必要があります。

例えばあなたがメイクアップチュートリアルを撮影したいなら、或いはあなたがお勧めしたい商品を撮影するなら、その対象にフォーカスを当てられる、高性能なオートフォーカスは必須となります。



6. 顔認識

特に背景が他の顔や物で混雑している場合、オートフォーカスでは十分でないことがあります。これは、カメラのオートフォーカスが十分でないということではなく、実はその逆なのです。

カメラのオートフォーカスは優秀ですが、どの被写体や顔にピントを合わせればいいのか、カメラが迷ってしまうのです。
それを解決するのが顔認識です。通常、この機能を備えたカメラでは、自分自身の画像情報をアップロードすることができます。

そうすれば、他の人や物と一緒に撮影したときに、より簡単にあなたの顔を認識し、ピントを合わせることができます。



7. タッチフォーカス

タッチフォーカスは、カメラの画面をタップすることで、構図のどこにピントを合わせればよいかを知らせる機能です。必須機能ではありませんが、オートフォーカスや顔認識がうまくいかないときに助かる、とても便利な機能です。

8. 低照度性能

低照度性能とは、暗い場所でも映像を撮影できるカメラの性能のことです。

カメラのISOと絞りを調整することで、暗い環境でも撮影した光をコントロールすることができ、これはVlogのキャリアの中でいつかは必要になるものです。

ISOを高くすると、光に対するカメラの感度が上がりますが、高くしすぎると画像が粗くなります。

また、絞りを開ける（F値を下げる）と、より多くの光をカメラに取り込むことができますが、その結果、被写界深度が不足し平板な映像になる可能性があります。

ISOと絞りの範囲が広いカメラであれば、これらの設定の間のスイートスポットを見つけやすくなります。



9. 手ぶれ補正

カメラを持って歩くなら、手ブレを軽減するために手ブレ補正が必要です。

光学式手ブレ補正（OIS）が最も一般的で、カメラのレンズを移動させて動きを補正します。

しかし、動画には電子式手ブレ補正（EIS）が適しています。

EISは、ハードウェアを使わずにOISと同じ働きをします。

電子的な処理で、複数のフレームにまたがる動きを補正するのです。

このプロセスはレンズの調整よりも速いので、リアルタイムで手ぶれ映像を安定させるのに向いています。GoProのカメラなどがその特性を活かしています。



10. バッテリー駆動時間

Vlogの途中でカメラのバッテリーが切れることほど、つらいことはありません。

特に台本のないシーンを撮影している場合、その一瞬のチャンスを再撮影することは難しいでしょう。

ビデオ撮影中に少なくとも2時間使用できるカメラを探し、撮影を始める前に完全に充電されていることを常に確認しましょう。

バッテリーの残量が少なくなったら、すぐに交換できるように、数個余分に購入して持ち歩くのもよいでしょう。



11. ビデオ解像度

最近、インターネット動画は4Kが理想的な解像度のように思われますが、必ずしもそうである必要はありません。

1080pで撮影できるカメラを選べばお金の節約になりますし、大概のテレビモニターで観る分にはこれで十分です。

逆に４K以上では、人物の顔など必要以上に描写するため、嫌がる人もいます。



リサーチを怠らない

このように、Vlogでは写真とは異なるカメラのスペックが要求されるため、カメラマンが推奨するカメラを探し求めるのはやめましょう。

最高のビデオ映像を撮影したいのであれば、ここで紹介した機能をすべて備えたカメラを手に入れることが、それを達成するのに役立ちます。

以下は今おすすめのVlogビギナー用のカメラです。

ソニー ZV-1

Sony ZV-1は、いま最も優れたコンパクトVlogingカメラです。

Vlogを念頭に置いて設計された、このコンパクトなポイントアンドシュートカメラは、バックグラウンドノイズを低減するために、その内蔵マイク用の取り外し可能なウィンドスクリーンが付属しています。

またその完全バリアングルのモニター画面は、マイクや付属のケーブルを妨げることなく自由に画面を反転することができ、Vlogのために理想型といえます。

このカメラは、グリップをしっかり固定するための小さな凹凸があり、かなり快適に使用できます。

また、信じられないほどコンパクトなサイズと軽量設計により、外出先にも簡単に持っていくことができます。

視線検出をサポートする素晴らしい位相差オートフォーカスシステムを搭載しています。

顔を視界から遮ることなくフレーム内に掲げた対象物に、自動的に再フォーカスを行うこともできます。

動画画質は全体的に良好で、4kではわずかにクロップしての撮影になりますが、4kでの撮影は十分可能です。

残念ながら、4kで連続撮影するとオーバーヒートしてシャットダウンする傾向があることは付記しておきます。

デフォルトでは、オーバーヒートを防ぐために4k録画は5分間に制限されていますが、この設定を無効にすることも可能です。

それに加えて、ソニーのメニューシステムは、あまり直感的でないレイアウトと、限られたタッチ機能で操作しにくいこともあります。

セルフィーモードで撮影する場合はフレーミングが面倒になります。

しかし、Vlog用のコンパクトカメラを探しているなら、今ある中で最高のポイントアンドシュートカメラの1つです。




GoPro HERO10 Black

ブログ用に最適なアクションカメラは、GoPro HERO10 Blackで決まりです。

非常に高級感があり、よくできていて、水深33フィートまで防水であることが宣伝されています。

いくつものアクセサリーや物に取り付けることができ、さまざまなアクションやスポーツのPOV映像を撮影することができます。

前面に2つ目のスクリーンがあり、録画しながらライブビューで自分をモニターできるので、アクション中の自分を撮りたいときに最適です。

手ブレ補正機能「HyperSmooth」は、手ブレをスムーズに補正してくれますが、クロップ（切り抜き）が発生します。

最大60fpsの5k動画、最大120fpsの4k動画、最大240fpsの1080p動画など、豊富な解像度とフレームレートのオプションを備えているので、自然な映像の撮影やスムーズなスローモーションの生成も可能です。

また、カメラを左右に傾けたときに動画を安定させることができる水平補正機能が向上しています。

ビデオ画質はまずまずで、低光量では他のアクションカメラより向上しています。

バッテリーの持ちは、他のGoProよりも若干悪く、長時間の録画ではオーバーヒートすることがあります。

しかし、バッテリーの性能とオーバーヒートのリスクは、使用習慣や設定の選択によって変わる可能性があることは注目に値します。

また、USB-Cポート以外の入力が不足していますが、GoProから「Mod」を購入すれば、入力と機能を追加することができます。

全体として、これはアクションビデオを制作したい場合に手に入れることができる最高のVlogingカメラの1つです。




DJI POCKET 2

手持ちで使えるポケッタブルカメラがいいという方は、DJI Pocket 2をチェックしてみてください。

GoPro HERO10 Blackのような防水機能はなく、フレームレートのオプションも少ないが、ブロガー向けで、3軸安定化ジンバルを内蔵しており、手持ちでの使用に優れた安定化を提供する。

信じられないほど携帯性に優れているので、外出先にも簡単に持ち運ぶことができます。

5kビデオの録画はできませんが、4kとFHDビデオを最大60fpsで録画でき、FHDでは120fpsまたは240fpsのビデオを撮影してスローモーション再生する機能を搭載しています。

動画の画質は全体的にまずまずで、低照度下でも意外ときれいに見えますが、このカメラの本当の特長は、手ぶれ補正と追尾性能にあります。

ジンバル軸をそれぞれ異なる方法でロックすることで、さまざまな手ぶれ補正効果を得ることができます。

また、被写体にロックして自動的に追従するトラッキング機能を備えているので、Vlog撮影の際には重宝するはずです。

とはいえ、特に4Kで録画する場合、使用中にカメラが非常に熱くなることがあります。

特定のPOV vlogingのためにマウント可能なアクションカメラが必要な場合はGoProを、スタビライズされたハンドヘルドオプションを探している場合はDJIを選部のが良いでしょう。