2022年4月17日日曜日

デジタルカメラ入門:分類編

サムズアップ・アメリカ!
デジタルカメラの種類





初心者の方にとって、最適なデジタルカメラを選ぶのは大変なことです。一言でデジカメと言っても実に多くの種類があります。

スマートフォンでできることは限られています。より高画質で撮影するために、デジタルカメラに投資したくなる時期もあるでしょう。

ここでは、さまざまなカメラの種類を紹介します。




コンパクトカメラ

ポイント・アンド・シュート・カメラとも呼ばれる一群のカメラ。これらコンパクトカメラは、デジタル写真のアマチュア向けの安価な入門用カメラと言って良いでしょう。
小型で軽量なのが特徴です。通常、標準的な自動設定を備えています。光学ファインダーを搭載していないため、より小型になる傾向があります。


カメラを初めて手にする方でもすぐに使いこなせるユーザーフレンドリーは売りとなっています。被写体を決めて、ボタンを押すだけ。フルオートのカメラ任せにしておけば、ややこしい設定などはカメラはすべて行ってくれます。カメラがシーンを判断し、適正な露出を決定しオートフォーカスで撮影してくれるのです。

また大抵のコンパクトカメラには、フラッシュとズームレンズが内蔵されています。また、液晶画面も付いています。ボタンを押す前に、撮影するシーンを確認することができます。
さらに、多くのカメラにはマニュアル機能が付いています。写真撮影をより自由にコントロールすることができ、のちのち一眼などへステップアップする際の予習にもなります。

しかし、なんと言ってもこの種のカメラは使いやすさがすべてです。このタイプのカメラはどのメーカーも使いやすさを重視しており、何もかも細部までコントロールできるわけではありません。また、一部ではレンズ交換ができる機種もあります。

コンパクトカメラの欠点は、センサーが非常に小さいことです。そのため、あっと驚くような素晴らしい画質や大きな画像を印刷することはできません。
コンパクトカメラは、趣味で始める人には最適です。しかし、プロが使うには向いていません。




ズームカメラ



別名ネオ一眼とも呼ばれるズームカメラは、より強力なズームレンズを搭載しています。つまり、拡大能力に特化したレンズ一体型のカメラです。
これらのカメラは自動露出設定も可能です。(ほとんどの場合、手動オプションやHD録画も可能)
各メーカーがカムコーダーの技術を取り入れたものが多く、画質よりもレンズの拡大機能を最重視したものとなります。
このタイプのカメラは、レンズ交換ができません。それはズーム機能が充実しているためです。ズームは28-300mmあるいはそれ以上など、フルサイズでは実現できない超広範囲な撮影距離をカバーします。

ほとんどの現行モデルは少なくとも12メガピクセルを備えています。これは個人的な画像には最適です。拡大すると画質の荒さが目立ってくるので、他のコンパクトカメラと同様に、このタイプのカメラは業務用には適していません。




アドバンストカメラ


このタイプのカメラは、より経験豊かな趣味人のためのものです。
通常のコンパクトカメラで撮影した写真よりも、もっと自由自在に写真をコントロールしたい方向けです。
どの機種も画質にこだわり、通常のコンデジの域を超え、APS-Cカメラに迫る撮影能力がウリです。

またこれらはマニュアル露出モードやマニュアルフォーカスを搭載した上級者向けコンパクトカメラで、通常のコンパクトカメラより一段上の機能を備えています。しかも軽量小型で、で使い勝手か良いのも特徴です。

基本スマートフォンよりも高解像度の写真を撮影することができます。しかもそれで小型でコンパクト。スマートフォンよりこだわりのあるアートっぽい写真が撮りたい方に向いています。



アクションカメラ




最近、アクションカメラの人気が高く、モデルも増えています。

このタイプのカメラは、多くの点でコンパクトカメラに似ています。しかし、過酷な環境にも耐えられるよう、さまざまな機能が搭載されています。

耐候性、耐衝撃性に優れ、レンズは非常に丈夫なガラスで覆われています。アクションカメラは、非常に小型でありながら、そのサイズに見合った多機能性と高解像度を備えています。

他のコンパクトカメラと同様、プロフェッショナルな使用には適していません。これは、センサーが小さいためです。また、交換レンズが付属していません。また、光学ファインダーや電子ビューファインダーを備えていない場合もあります。
使用用途がアクション主体なため、電子手ぶれ補正がよく効くものに人気があります。




デジタル一眼レフカメラ




デジタル一眼レフは、本格的なアマチュアからプロフェッショナルまで幅広く対応します。コンパクトカメラより大きく、重いのが特徴です。ブリッジカメラやミラーレス一眼も普及していますが、プロ用カメラのほとんどは一眼レフカメラです。

デザインや機能はフィルムカメラに由来しています。上位機種はフルサイズセンサーを搭載しています。これも35mmフィルムカメラの流れを汲んでいます。

クロップドセンサーを搭載した機種も多くあります。これはカメラメーカーが安く作れるためです。そのため、デジタル一眼レフカメラは幅広い層の消費者に受け入れられるようになりました。

これらのカメラの最大の特徴は、レンズが交換可能なことです。クロップドセンサーとフルフレームセンサーのどちらを選ぶかによって、レンズがどのように動作するかは異なります。

これらのカメラのレンズの品質は様々です。ほとんどのメーカーは、アマチュア写真家向けのラインアップを提供しています。そして、プロの写真家に向けた、より高価なラインもあります。例えば、キヤノンのLシリーズです。

デジタル一眼レフカメラには、さまざまなマニュアル設定やクリエイティブなコントロールも用意されています。
もちろんオートマチックモードで撮影することも可能です。
しかし、このタイプのカメラには、シャッター優先モード、絞り優先モード、マニュアルモードがあり、より自分の好みに合った撮影ができるのが利点です。

また光学ファインダーを搭載しているのがメリットです。センサーサイズは、APS-Cとフルサイズがあります。シャッタースピードが速く、低照度下での撮影に適しています。




ミラーレスカメラ




ミラーレスは未来の波と言われていました。今まさにその大きな波がカメラの世界を大きく変えようとしています。
しかもミラーレスとはいえ、デジタル一眼レフカメラのほとんどの機能を備えています。しかもより小さく、より軽くなっており、そしてなんと言ってもセンサーと画像処理エンジンは年々向上し、アマチュアでもプロに近い撮影が可能になってきています。

「ミラーレス」という名称は、センサーに光を反射させるミラーを内蔵していないことに由来しています。
レンズから入ってきた光は、そのままセンサーに届きます。そして、センサーが捉えた情報を液晶画面に映し出します。

そういうわけで、新しいミラーレスカメラは、デジタル一眼レフカメラに代わる強力な選択肢です。一眼レフとの一番の違いは、光学ファインダーではなく、電子ビューファインダーを使用することです。

実際、多くのプロカメラマンがミラーレス一眼に切り替えています。あるいは、旅行先などで普段使っているデジタル一眼レフの代わりとして使っているようです。

ミラーレスは汎用性が高く、高性能なタイプのカメラです。撮影結果を自在にコントロールすることも大きな特徴で、撮影後の画像編集の幅が大きいのもメリットとなります。

これらのカメラではレンズを交換することができ、クリエイティブなコントロールのための機能をたくさん持っています。顔認識機能を搭載し、フレームのあらゆる部分にフォーカスポイントがあるモデルもあります。これは、イベントや結婚式の写真撮影に最適です。

ほとんどのものが高解像度と動画、さらにWiFi機能を備えています。この後者によって、カメラを遠隔操作することができます。スマートデバイスを離れたところからリモコンのように使用することもできます。

もはや新しいミラーレスカメラは、信じられないような高解像度の画像を撮影することができるようになりました。
今は高感度や手ぶれ補正、オートフォーカスの優劣がカメラ選びの判断基準として大きなウェートを占めるようになりました。
この種のカメラは、比較的低価格でありながら、最高のデジタル一眼レフカメラのいくつかに匹敵します。




中判カメラの種類



一般人が抱くカメラの価格水準は超えてしまったプロ志向の強いカメラフォーマットです。アマチュアカメラマンがこれを使う場合、ほとんどの撮影シーンではオーバースペックとなります。しかし、近年中判カメラの存在意義は拡大しつつあります。

中判とは、ハッセルブラッドVシステムフィルムカメラで使われている120サイズのフィルムフォーマットを指します。ハッセルブラッドはこのタイプのカメラシステムの主要メーカーです。
中判は、フルフレームデジタル一眼レフカメラよりも大きなセンサーを持つカメラです。非常に高い解像度が当たり前のある種の広告の仕事では不可欠です。
このタイプのカメラは驚くべき解像度を提供します。しかし、オートフォーカシングシステムやバーストモードはまだそれほど洗練されていません。したがって、あらゆるジャンルの写真撮影に適しているわけではありません。

もう一つの欠点は、このタイプのカメラの価格が法外であることです。プロでも、自分で購入するのではなく、レンタルする人がほとんどです。
例えば、ハッセルブラッドH6D-400cは100メガピクセルで、53.4×40.0mmのセンサーを搭載しています。そして、ボディだけでほぼ5万ドルもするのです。




結論

どのようなレベルであっても、多くの種類のカメラの中から、あなたのニーズに合ったものを選ぶことができます。子供用のカメラだっていろいろあります。
いくつかの機種の特徴をよく調べてから、最終的な選択をしてください。

大事なのはスペックだけではありません。実際に手にとって、体感することが大事です。どんなに優れた機能を有するカメラでも使いこなせなければ意味がありません。自分の手や目に馴染み、しっくりくるものの中から、目的に合った一台を見つけてください。



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