2022年4月5日火曜日

フォト現像の新しい波:Luminar

サムズアップ・アメリカ!
写真の現像に新しいソフトウェア




Luminarは数年前に、最小限の手間で画像を美しくする方法を探しているユーザー向けに、手頃でシンプルな画像処理・編集ソフトウェアとして登場しました。

Luminarは、あらゆるレベルのフォトグラファーがLightroomに代わる有効な選択肢を探し始めていた絶妙のタイミングで登場しました。

最初の頃は、正直あまり良い出来ではありませんでした。が、ありがたいことに、Skylumはそれ以来、改良に次ぐ改良でバージョンアップを果たし、本当に素晴らしい製品に仕上げてくれました。
2022年3月にリリースされたLuminar 4.1の最新版には、正直言って驚かされました。

一言で言えば、バージョン4は本当に信じられないような機能を提供する、Lightroomの代替品です。

人工知能(A.I.)を搭載したヘッドライン機能には、風景写真の空全体を置き換えたり、人物写真の肌を強調したり...すべてワンクリックで行える機能があります。

例えば風景写真ならワンクリックで空の色合い、深み、彩度などが置き換えられます。
これはもう編集というより、AI技術を駆使した新しい写真の創造です。

Luminar 4のもう一つの新機能はAIポートレートエンハンサーです。
これはポートレート写真のレタッチ作業を瞬時に行うことができるものです。
被写体の顔からシミ・小ジワを取り除き、目や歯を白くし、あるいは顔をスリムにすることも、すべて数回のマウスクリックで行うことが可能です。

さらに、AI構造ツールは、写真の中でより豊かに見える部分を改善し、他のすべてを自然な状態のままにして、画像に瞬時に「ポップ」な印象を与えるのに役立ちます。

これに対してAdobe Lightroomは、AI編集機能をほとんど備えていません。
つまり、写真に「ポップ」な印象を与えたい場合は、手動で行う必要があります。(ワンクリックでできるプリセットはありませんが、プリセットは画像によって変化するものではありません)。

Luminar 4のもう一つの強力な編集機能は、写真に太陽光線を追加する機能で、これもワンクリックでできます。





AI EnhanceはLightroomのClarityとDehazeスライダーに似ていますが、人工知能を使って、Luminar 4は自動的に空や人などの要素を見つけ、それに応じて調整することが可能です。
(一方、Lightroomは画像全体に編集を適用するので、手動でマスクする必要があります)。

Luminar 4には60以上の素晴らしい編集機能がありますが、画像管理についてはどうでしょうか?
ありがたいことに、ちゃんとしたDAM(デジタルアセットマネージャー)があり、すべての画像をフォルダやコレクションに整理することができます。

Luminarのライブラリ機能の大きな利点は、ハードドライブをミラーリングできることです。つまり、Luminarの外で画像やフォルダを移動したり名前を変更したりすると、それに応じてカタログが調整されます。

OSX の Finder や Windows の Explorer を使ってフォルダを整理する方法を知っていれば、Luminar のライブラリの使い方は全く難しいものではありません。

使いやすさはそれだけにとどまりません。写真をあなた好みのテイストを加えるには、文字通りクリックするだけで、70以上の素晴らしいプリセット(「ルックス」)が使用可能です。

「ルックス」という名前からして、何をするものなのか一目瞭然ですが、自分だけのルックスを簡単に作成し、共有することができるのです。これを使わない手はありません。これだけで写真編集が楽しくなり病みつきになること請け合いです。

何よりLuminarがLightroomや2022年に発売される他の画像編集ソフトより優れている点は、そのシンプルさです。Lightroomはバージョンアップするたびに高度な機能が付加されていき、途中参加するビギナーにとっては多機能すぎて敷居が高くなってしまいました。
かといってLuminarが単純すぎて微調整ができないとかいう話ではありません。

Lightroomに慣れている人にとって、Luminarの編集パネルはほとんど同じに見えるかもしれません。RAWファイルの主な調整機能はすべて揃っており、カーブやLUTマッピングなどのより高度な機能も含まれています。


更なる進化

そして最近のアップデートで、以下のようないくつかの新機能が追加されました。

● Atmospheric Haze - 通常日中に見られる、自然な感じの霞をワンクリックで画像に追加することができます。

● 消去ツール - 新しい技術により、オブジェクトを正確に消去します。複雑な背景やグラデーションでも、これまで以上に簡単に不要なピクセルを除去することができます。

● ポートレートエンハンサー - グループや環境写真など、顔の小さい画像にも使用できるようになりました。

● 調整量スライダー - 調整量をより細かくコントロールできるようになり、すべての編集ツールを元の画像とブレンドできるようになりました。

● Lightroom と Photoshop のサポート - Luminar 4.1 をプラグインとして、またはスマートオブジェクトを使用したスマートフィルタとして使用することができます。


例えば、Sony a7RIIIの40MB以上のファイルは、読み込みとキャッシュに数秒かかります。
性能は、オリジナルファイルのサイズとコンピュータのハードウェアに大きく依存します。

また、Lightroomの.xmpとsidecarファイルはLuminarにインポートできません。
基本的なカメラのメタデータのみです。
これはアセットマネジメントのパワーユーザー的なケースで、ほとんどの人には関係ないでしょうが、それでも言及すべきことでしょう。


フォト編集の新しい未来

最後に、初期リリースではクラッシュやパフォーマンスの問題について苦情がありましたが、ありがたいことに今年初めのv4.1.0アップデートで、問題の大部分が修正されました。
Luminarのユーザーへの対応が順次改善されているのは、会社がソフトの開発に真摯に取り組んでいる証拠でしょう。
いかがでしょうか。以前総合評価ではLightroomはトップランナーですが、それに迫る勢いでLuminar人気が高まっているのは事実です。
特に、使いやすさとパワフルなワンクリック機能を画像編集に重要視しているなら、Luminar 4を購入することをお勧めします。
ぜひ一度お試しください。



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