2022年3月18日金曜日

セント・パトリックス・デーとは

サムズアップ・アメリカ!
Happy St. Patrick's Day




  セント・パトリックス・デイの由来  

セント・パトリックス・デーは、アイルランドの守護聖人のローマ・カトリックの祝祭日を祝う日です。
聖パトリックは461年3月17日に亡くなりました。しかし、彼はアイルランド人ですらなかったということをご存知でしょうか?
ここでは、聖パトリックに関するいくつかの楽しい事実と、彼の日について教えるために使えるアクティビティをご紹介します。



歴史

パトリックの誕生時の名はMaewynです。ローマ時代の英国で生まれました。彼は奴隷として誘拐され、アイルランドに連れてこられました。

彼はガリア(フランス)の修道院に逃げ込み、キリスト教に改宗しました。432年、宣教師として再びアイルランドに赴きました。すでにキリスト教が定着していましたが、パトリックはタラという場所でドルイド教徒と対峙し、異教徒の儀式を廃止させ、キリスト教をより広めたという伝承が残っています。

パトリックは司教となり、死後、アイルランドの守護聖人に任命されました。しかし、アイルランドの祝祭は控えめなものでした。アイルランド人がアメリカに移住すると、今日知られているような大規模な祝賀行事やパレードが行われるようになったのです。

18世紀、独立戦争に参加したアイルランド人兵士たちが、最初のセント・パトリックス・デイのパレードを開催しました。この祝典は、アイルランド人がアメリカに移住した後、自分たちのルーツとつながるための方法となりました。





面白い史実

シャムロック
伝説によると、聖パトリックは三葉のクローバー(またはシャムロック)を使って三位一体を説明したそうです。

川を緑色に染める
川を緑色に染める習慣は、1962年にシカゴで始まり、市の職員がシカゴ川の一部を緑色に染めることを決定しました。

コーンビーフとキャベツ
アイルランド系アメリカ人の代表的な料理。その昔アイルランド系アメリカ人はとても貧しく、満足に料理をすることができませんでした。セント・パトリックス・デイに、彼らが買える最高の食事はビーフとキャベツだったのです。それが、この祝日の主食へとつながっているのです。




祝日の活動

アイルランド人でなくても、セント・パトリックス・デーをお祝いすることができます。
アイルランド文化について学び、緑色の服を着て、アイルランドを楽しむ一日として、誰もが参加できます。ニューヨークでももちろん日本人が地域のお祝いに参加しても彼らはウェルカムです。



この祝日にまつわる意外な事実

グリーンを身につけよう 毎年3月17日のセント・パトリックス・デーは、パレードや幸運のお守りなど、緑色のもので溢れかえります。このイベントは宗教的な祝日として始まりましたが、時が経つにつれ、アイルランド文化の祭典となりました。





有名な聖人

聖パトリックはアイルランドの守護聖人ですが、彼はいつもアイルランドに住んでいたわけではないのです。パトリックは4世紀にイギリスで生まれ、アイルランドに来たのは16歳になってからだそうです。

到着後、パトリックはキリスト教に興味を持ち、他の人々にこの宗教について教え始めた。彼は同国の多くの住民をキリスト教に改宗させたと言われており、現在ではパトリックが亡くなったとされる日がセント・パトリックス・デーとなっています。



神話は否定された

聖パトリックは実在の人物ですが、彼や祝日にまつわる伝統のいくつかは、実は神話なのです。
例えば、聖パトリックの日には四つ葉のクローバーをよく見かけますよね。
しかし伝説によると、パトリックは三つ葉のクローバー、つまりシャムロックを教えの一部として使っていたと言われています。
シャムロックが4枚目の葉を生やすことは可能でも、4つ葉のクローバーは幸運のシンボルとされているだけなのです。

また、パトリックはアイルランドからすべてのヘビを追い出したという伝説もあります。
ヘビは実際には元々アイルランドに生息していなかったのです。実際、ヨーロッパや北アメリカに生息する多くの動物は、アイルランド島には生息していないのです。



グリーン

アイルランドは島であること、葉の茂った木々や草の茂った丘など緑が多いことから、エメラルドアイルと呼ばれることがあります。
しかし、もともと聖パトリックといえば、青色なのです。(18世紀にシャムロック(もちろん緑色)が国のシンボルとなり、ようやく緑色がセント・パトリックス・デーのお祭りに取り入れられるようになったのです。シャムロックの人気とアイルランドの風景から、この色が祝祭日に定着した。



今日の伝統

セント・パトリックス・デーに緑色の服を着なければならないのは、実は小妖精がいるからなのです。この伝統は、緑色の服を着ると小妖精から見えなくなる、という民間伝承と結びついています。
また、この色を身につけると幸運が訪れると考える人もいますし、アイルランドの先祖に敬意を表して身につける人もいます。

また、アメリカのアイルランド系アメリカ人の多くは、セント・パトリックス・デイにコンビーフやキャベツを食べるという習慣があります。
またこの祝日には、アイルランドの伝統的なダンサーやミュージシャンが街を練り歩くパレードを見るために人々が集まります。
地域によって祝い方はさまざまですが、シンボルである緑のクローバーと緑の衣装は欠かせないものです。








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