2022年6月5日日曜日

日記を書くことのススメ

サムズアップ・アメリカ!
日々の記録で得られるメリットとは




アルバート・アインシュタイン、マリー・キュリー、フリーダ・カーロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そしてフレデリック・ダグラスに共通することは何でしょうか。これらの有名人たちは、それぞれ自分の経験や考え、感情を記録するために日記をつけていました。カーロとダ・ヴィンチは、感情を表現したり、アイデアをスケッチするためにイラストを描いたりもしていました。
皆さんも子供の頃、夏休み限定で絵日記をつけていたことがあったのではないでしょうか。
また正月元旦から決意して日記を始め、三日坊主で終わったなんて思い出もあることでしょう。
なぜ多くの人が日記をつけようとするのでしょうか。日々の生活の中で、ふと過去を振り返ったとき、あの日あの時何をしていたか、何があったのかを思い出すのはなかなか困難です。そんなとき日記があると便利ですよね。
自分の人生の足跡を残しておく価値は、自分にしか分かりませんが、それだけにワンアンドオンリーの輝きを放つ可能性があるのです。
過去に何度か挫折した方も、これからトライしてみようと思われる方も、書き始める前に、一度以下の記事をお読みください。きっと何かのヒントが隠れているのではないでしょうか。



日記はどのような効果があるのか

天才科学者から思慮深い芸術家まで、そしてその間にいるすべての人が、日記をつけることは有益なセルフケアになりえます。実際、日記を書くことは次のような点で役に立ちます。




目標を達成する

日記に目標を書くと、自分の意図をよりよく把握することができます。
これは、あなたが責任を持ち、それを達成するために何をすべきかを思い出させるのに役立ちます。具体的に書くようにしましょう。



進捗と成長の記録

日記を書くことを習慣にすれば、過去の記録を見直すことで、自分の進歩や成長を確認することができます。一年前、二年前の自分が何を考え、何をして(あるいは何をしなかったのか)一目瞭然となります。



自信を持つ

自分の進歩を確認することは、大きな自信にもつながります。自分が直面した課題を振り返り、自分がここまで成長したことを確認することで、誇りに思うことができます。
また毎日日記を書くこと自体が、文章表現の上達につながるので、書くことに対する自信も生まれるのです。



文章力、コミュニケーション能力の向上


書くことは、どんなことでもそうですが、練習すれば上達します。
毎日日記を書くことは、文章を書く技術を練習していることになります。
また、日記を使って自分の考えやアイデアを表現すれば、コミュニケーション能力全般の向上にもつながります。





ストレスや不安の軽減

ネガティブな考えや感情が頭の中でループしてしまうことがあります。
これは、困難な状況に対処しているときにはストレスになり、現在の状況を悪化させることさえあります。
しかし、立ち止まって自分の感情を紙に書き出せば、ネガティブな考えを頭から解放することができます。書いているうちに、今まで考えもしなかった解決策を思いつくかもしれません。



インスピレーションを得る

レオナルド・ダ・ヴィンチは、信じられないような発明のアイデアを日誌に描きました。
彼のように、あなたも日記を書く時間を使って、ブレインストーミングをしたり、想像力を膨らませたりしてみましょう。
書いている最中やスケッチしている最中にひらめくインスピレーションは、あなたを驚かせるかもしれません。



記憶を強化する

Journal of Experimental Psychology誌によると、自分の考えを書き留めることで、ネガティブな出来事に対する侵入的思考が減り、ワーキングメモリが向上するという研究結果が発表されました*。
何かを書き留めるという単純な行為でさえ、脳はそれを覚えておきたいと思うのです。だからこそ、メモを取ることは新しいことを学ぶ際にとても効果的な練習なのです。



  --- さまざまな種類のジャーナルを見る ---  

始めたいけど、どうすればいいかわからないですか?
ここでは、いくつかの異なるタイプのジャーナリングオプションを考えてみましょう。



意識の流れ

思いついたことをそのまま書き留める。言葉や思考は意味を持つ必要はなく、単にあなたの思考を行動に移すだけです。Twitterは本来思いついた呟きを簡潔に表現する手段として始まりましたが、最近はあまりにも考えすぎで企みの多い文章が目立ちます。
意識に流れに従って、おもいのたけを日記に託すことは、自分の気持ちに正直になろうとする試みの一つなので、より精神的な自由を味わうことができます。





夢日記

これは他人よりよく夢を見る方に向いた日記になります。あなたの潜在意識と接触する方法として、毎晩夢のメモを取ります。朝起きたらすぐに書き込むようにしましょう。
夢は荒唐無稽なものでも、何らかのサインとして実生活の自分の反映と捉えることができます。一見無意味な現実感のない日記のようになりがちですが、蓄積していくととても興味深いユニークな自己の内面記録になることがあります。



食べ物日記

毎日、何を食べたかを記録します。これは、あなたが食べるものを選ぶ際に、より注意深くなるのに役立ちます。健康的な減量に苦労している人は、食べたものを記録することで、自分が変えるべき点を知ることができます。



フィットネスジャーナル

ワークアウトを記録することで、アクティブなライフスタイルを維持することができます。この種の日記の醍醐味は、時間の経過とともに進歩が見られることです。



感謝日記

寝る前に、その日、その週、その月に感謝したことをすべてリストアップします。
人は何かに感謝することで、心の整理をつけることができます。日頃から不平不満が募っている方こそ、人生の良い面に思いを向けて、感謝の気持ちを文章にしてみてください。続けていくと、問題点が洗い出され清々しい気持ちが表れてきます。


スケッチ・ジャーナル

イラストや落書き、スケッチを通して、あなたの感情や考え、アイデアを表現してみましょう。自己表現の手段としてビジュアルに訴えることは効果的です。自分だけがみるものですから、稚拙なものでも構いません。「書き残す=描き残す」ことによって、後々見返したときに、自分のより率直な心のありようが分かってきます。


一日の出来事ジャーナル

一日の体験を記録します。面白い会話や新しいレシピなど、その日の出来事を書き留めましょう。文章を構築する作業は、脳内の整理につながり、より冷静かつ客観的なものの見方を養っていくことにつながります。第三者的観点を身につけることにより、自己本位の狭い考え方からの脱却を図れます。


ToDoリスト

頭の中にToDoを書き留めるのではなく、書き出してみましょう。完了したものから消していくことで、大きな達成感を得ることができます。



まとめ

どのタイプの日記をつけるにしても、正しいやり方と間違ったやり方があるわけではありません。すべてあなた次第です。自分の心と体、そして精神と向き合う時間を持つこと、それが本当に大切なことなのです。



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