2021年12月25日土曜日

クリスマスから正月までのイベント

サムズアップ・アメリカ!
New York : ホリデーシーズンの過ごし方



ロックフェラーセンターのクリスマスツリーの前で家族写真を撮ったり、セントラルパークでアイススケートを楽しんだり。そして、チャールズ・ディケンズの「クリスマス・キャロル」の朗読を聞くなど、ニューヨークにはこの時期ならではのホリデーイベントが満載です。
もしあなたがニューヨークでこのシーズンを過ごすなら、以下にご紹介するイベント等は必見、必体験のものばかりです。ぜひご参考にしてみてください。



ニューヨークは、感謝祭の直後から大晦日のタイムズスクエアにボールが落ちるまで、ホリデーシーズン中、冬のワンダーランドに変貌を遂げます。
特別なコンサート、ツリー点灯、ホリデーマーケットなど、盛りだくさんです。
中には高価なものもあります。ニューヨーク・シティ・バレエ団の「くるみ割り人形」公演のVIP体験チケットは、とんでもない値段です。それでも一生に一度の思い出として、ご家族みんなで観劇するに相応しいボリューム満点のショーであります。

いやいや、でもしかし、と躊躇するあなた。ニューヨークのクリスマスには、無料または安価で楽しめることがたくさんあります。5番街に飾られた優雅なライトアップに目を奪われるだけでも楽しいものです。

閑話休題

どうしてもニューヨークの冬を満喫したい方には以下のリストがお役に立つのではないでしょうか。




NYCでアイススケート

絵に描いたようなロマンチックな舞台でスケートしてみたい。そんな願いが叶うのがマンハッタンの屋外アイススケートリンク。マンハッタンの屋外スケートリンクは、どれもインスタ映えする瞬間を演出するのに最適な場所にあります。

ニューヨークの屋外スケートリンクのトップはこちらです。


セントラルパークのウォルマン・リンク
ニューヨークの摩天楼を背景に写真を撮ることができます。

ロックフェラー・センター・リンク
ロックフェラー・センターの黄金の像、プロメテウスと一緒に記念撮影をしましょう。

ブルックフィールド・プレイスのリンク
ハドソン川のリンクからニュージャージーのパノラマビューが楽しめます。

ブライアントパークのバンクオブアメリカ・ウィンタービレッジリンク
このホリデーマーケットは、街で最も賑やかで、最も美しい場所の一つです。


リンクに行く前に、会場のウェブサイトで営業時間、料金、貸し出し状況などの最新情報をチェックしましょう。コロナ対策として、予約制で営業しているところもあります。
なおアウトフィットに関してですが、ニューヨークではあんまりもっさりしたブクブクのダウンコートはダサくなります。なるべく軽装で。スケートの貸し出しも多くの場所で用意されていますが、できればマイスケート持参がお勧めです。







今ならみられる、世界最大のメノーラ

セントラルパークの南東にあるグランドアーミープラザで、世界最大のメノーラを見ましょう。高さ32フィートのこのメノーラは、ハヌカの期間中、毎晩灯されます。

ブルックリンにもあり
ブルックリンのグランド・アーミー・プラザにも、少し小さめのメノーラがあります。プロスペクトパークの北側の入り口に向かいましょう。




ロックフェラーセンターの巨大ツリー

ド定番ですが、訪問者にとってこれは外せないでしょう。
ただしツリーだけに目を奪われてはいけません。ロックフェラーセンターのツリー前にある天使の彫刻のイルミネーションをみのがさないでください。毎年趣向を凝らしたアレンジの妙が見るものの心を奪います。

それ以降、新年まで巨大な常緑樹に灯がともり、人出が循環する。ニューヨークのホテルに一泊する場合は、市外からの観光客が去った後の深夜にこっそり出かけると、最高の眺めが楽しめます。




NYBGのホリデー・トレイン・ショー

ブロンクスにあるニューヨーク植物園で毎年開催されるホリデートレインショーには、子供も大人も魅了されずにはいられません。
グランドセントラルターミナルの模型は大迫力。クリスマスのニューヨークの楽しみの一つとしておなじみです。このショーでは、ニューヨークの有名な地域をミニチュアで再現し、その中を列車がグルグルと走り抜けるのです。
グランド・セントラル・ターミナルの地下を走る列車もあります。また、メイシーズ・ヘラルド・スクエアのデパートをぐるりと一周するものもあります。

これらのミニチュア建造物は、ケンタッキー州にあるアプライド・イマジネーションの職人ポール・バッセと彼のスタッフによって、松の皮、カカオの実、マグノリアの葉などの自然素材から作られています。30年の歳月をかけ、175体以上のレプリカを集め、ショーで上演しています。

2021年のショーの日程は、2021年11月20日~2022年1月23日です。敷地内はライトアップされ鮮やかに彩られています。そびえ立つ常緑樹と自然素材の建築物が実にマッチしてスケール感を際立たせています。






クワンザについて学ぶ

Kwanzaa
とは:
12月26日から7日間、クワンザはコミュニティ、家族、文化を祝う行事で、アフリカ系アメリカ人が自分たちのアフリカのルーツや遺産を再認識する手段として確立されたものです。
ブルックリン子供博物館は、今年12月26日から30日まで、第12回クワンザ祭を開催します。ニューヨーク最大の家族向けクワンザ・イベントと銘打たれています。

Asase Yaa Cultural Foundationと共同で開催されるこのイベントでは、ギフト作りのワークショップ、ストーリーテリング、ジャンベドラムの演奏やアフリカンダンスを学ぶ機会が提供されます。異文化に親しんで、ニューヨークの多様性を知ることができます。



ウィンドウショッピング

ニューヨークのクリスマスで外せない体験のひとつが、市内のデパートのホリデーウィンドウディスプレイをチェックすることです。
ブルーミングデールズ、メイシーズ、バーグドルフ・グッドマン、サックス・フィフス・アベニューでは、最も豪華な4つのディスプレイを見ることができます。

今年はソーシャルディスタンディングをわきまえながら行列に並んで、ホリデースピリットに浸り、うっとりと眺めてください。またウィンドウは自撮りに最適な背景です。
でも慌てて行くことはありません。ウィンドウの装飾はサンクスギビングの頃に始まり、新年が明けるまで取り外すことはありません。




「くるみ割り人形 」公演を見る

魔法にかけられたいと思ったら、ニューヨーク・シティ・バレエ団によるジョージ・バランシンの「くるみ割り人形」を観に行きましょう。
このショーは、何世代にもわたって親しまれてきたホリデーの伝統であり、その華麗な演出は一生忘れることができないものでしょう。

物語やチャイコフスキーの曲は古き良き歴史を忍ばせ、馴染み深いものです。
しかしこのニューヨーク版のショーはとても凝っていて、常に新鮮に感じられます。2幕で50分以内とコンパクトなので、お子様連れでも安心です。
チケットはすぐに売り切れます。まずはニューヨーク・シティ・バレエのホームページで、Eメールアラートを購読してください。






METでクリスマスを祝う

メトロポリタン美術館の中世彫刻館には、高さ20フィートの青いトウヒが植えられています。通常、毎週ツリーの点灯式が行われている場所です。残念ながら、2021年は建物工事のため、その行事は中止される模様。
しかし、このツリーと、その根元に設置されたナポリ・バロック様式のクレチェを見学することは可能です。ツリーとクレッシェの展示期間は、2021年11月23日~2022年1月6日です。

でもMETはそれだけじゃありません。メトロポリタン美術館の中世コレクションは、フォートトライオン公園の北側にあるクロイスターズにも収められています。
建築は中世のもので、すぐにタイムスリップしたような気分になります。

派手すぎない上品なクリスマスがお好きな方は、ホリデーシーズンにここを訪れてみてください。
松の木などの自然の要素を生かし、クロイスターズは美しく飾られています。
また運が良ければ、美術館の優雅な庭園に真っ白な雪が降るかもしれません。2021年12月16日~2022年1月4日の間、季節のデコレーションを楽しむことができます。




ホリデーマーケットを楽しもう

ニューヨークは買い物天国です。通常はマディソンアベニューでウィンドウショッピングをしながら、ブルーミングデールズでセール品をチェックするのがニューヨーカーたち。でも、ホリデーシーズンには、ニューヨークのポップアップ・ホリデー・マーケットにより惹かれます。

並のギフト商品に飽きたらない方は、ブライアント・パークにあるバンク・オブ・アメリカ・ウィンター・ビレッジへ直行です。グランドセントラルターミナルから歩いてすぐのところにあり、シーズンの早い時期にオープンします。2021年は10月29日から開催される予定です。

ポップアップのいくつかは屋外にあり、ヨーロッパの有名なクリスマスマーケットからインスピレーションを受けています。また、年中無休の会場を季節ごとにアレンジしたものもあります。

その他、シティにはたくさんのホリデーマーケットがこの時期、軒を並べます。是非以下をチェックしてみてください。



バンクオブアメリカ・ウィンタービレッジのホリデーショップ

ユニオン・スクエア・ホリデー・マーケット

グランドセントラル駅ホリデーフェア

コロンバスサークル・ホリデー・マーケット

ブルックリン・フリー・ホリデー・マーケット





残念ながら、グランドセントラルターミナルのホリデーフェアは、コロナの影響により2021年には復活しません。
しかし、Holiday Wrap-Up Experienceでは、プロの手によるギフトラッピングを無料で受けることができます。
グランド・セントラルにある素晴らしいショップで5点まで商品を購入すると、シンボリックな星座の天井をモチーフにしたものなど、テーマに沿った紙でラッピングしてもらえます。さらに、プレゼントを持ち帰るためのリサイクル素地のトートバッグも無料でもらえます。

ホリデーラッピング体験は、12月4日、11日、18日の午前11時から午後4時まで。12月20日から23日の平日の正午から午後6時まで。そしてクリスマスイブの午前11時から午後3時までは、クリスマス直前、ギリギリ手助けが必要な人向けに提供されるものです。購入の証明としてレシートの提示が必要です。


まとめ

以上、ニューヨークのホリデーシーズンを満喫するための、スポットガイドをご紹介しました。まだ行ったことのない方は、道に迷わないように、移動に時間を取られないように、事前に行動計画をきっちり立ててお越しください。

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