2021年12月16日木曜日

Spider-man: 大ヒットの予想

サムズアップ・アメリカ!
新作スパーダーマンの前評判がすごい!



「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」が国内興行収入を独占し、パンデミック最高のオープニングを記録する見込みです。


映画評論筋の控えめな予測では、「Spider-Man: No Way Home」はデビュー3日間で1億ドルの大台に乗ると思われますが、共同プロデューサーであるソニーは1億3千万ドルに近い集計を予想しています。

強気の興行アナリストなどでは、このマーベル・シネマティック・ユニバースの最新作が2億ドルを超える可能性を示唆しています。

マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作は今年最も期待されている映画の一つであり、ネタバレを避けようとするファンが今週末に大挙して映画館にやってくることでしょう。
何と言っても最高レベルの極秘情報として、歴代三人のスパイダーマン揃い踏みなるか、というのがあります。ファンならずとも、この話題の真偽は当日まで持ち越され、その日のうちにリーク情報は世界中を駆け巡ることが必至の状態です。ことの真相を自分の目で確かめたい方は、興行初日に映画館に足を運ぶより他にないでしょう。



MCUが仕掛ける次なるサプライズ

マーベルユニバースの最も親しみやすい超人スパイダーマンは今週末、映画館でどのような旋風を巻き起こすのでしょうか。
メディアの中で慎重な見方をするNBCの予想では、スパイダーマンの象徴であるトム・ホランドの3度目の単独出演となる「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」がデビュー3日間で1億ドルの大台に乗ると見ています。多くの映画関係者はそれ以上を期待しているようです。

Exhibitor Relations社のシニアアナリストであるジェフ・ボック氏は、「『Spider-Man: No Way Home』はホリデーシーズンで最も期待されている映画というだけでなく、今年最も期待されている映画です」と語っています。
また彼は「これまでの他の多くのメガヒットしたスーパーヒーロー映画の例を見れば、本作はオープニングの週末に興行収入を更新するはずです」とも語っています。
さらに付け加えて、「1億ドルは決定事項です。1億5000万ドルは手の届くところにあるかもしれません」とボック氏は言うのです。

今年、現時点での最高オープニング記録は、ソニー・ピクチャーズの「ヴェノム」(
Venom: Let There Be Carnage)の9000万ドルなので、1億ドルを超える数字は、パンデミック時代のマイルストーンになるでしょう。

コムスコアのデータによると、トム・ホランド主演の「スパイダーマン:ホームカミング」は2017年の3日間のオープニングで1億1700万ドルを確保し、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は2019年に9200万ドルで着地しました。
現在、スパイダーマン映画の最高興行収入は、トビー・マグワイアが主役を演じた2007年の「スパイダーマン3」でだそうです。それを超えられるかどうかも注目したいです。

より楽観的な興行アナリストは、マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作が2億ドルを超える可能性があると指摘しています。もちろん、パンデミック興行の予測は驚くほど難しく、前売り券の売上などの指標は、例年ほどオープニング週末の興行収入を正確に決定していません。

国内興行収入は2020年に歴史的な低水準から回復しましたが、パンデミック以前の水準にはまだ達していません。多くの映画館がマスク着用義務を制定していますが、すべての観客が安心して映画館に戻ってこられるわけではありません。「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、「ハウス・オブ・グッチ」、「最後の決闘」、「ウエスト・サイド物語」などの大人向けの
良作でさえ、広く映画ファンを引き込むことができなかったのです。

一方、フランチャイズ映画は、観客、特に18歳から40歳の層をターゲットにした映画で、大きな人気を集めています。






「F9: The Fast Saga」と「ブラック・ウィドウ」を皮切りに、2021年の国内興行成績は上昇し、2022年も「バットマン」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」「ドクター・ストレンジ・アンド・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」「ジュラシック・ワールド」などの作品でその傾向が続くと期待されています。

MCUは興行成績が良く、人口動態のスイートスポットに位置しているため、若い観客だけでなく、10年以上フランチャイズについてきている他の世代も映画館に足を運ぶように誘い続けています。

さらに、カリスマ的なホランドを主演に迎え、どのキャラクターが登場するか数ヶ月前から予想されていた「Spider-Man: No Way Home」は、パンデミック時代の最高の興行収入につながる要素が揃っているのです。

「『Spider-man:No Way Home』は、まだ公開されてもいないのに、すでに文化的な時代精神を捉えている」と、BoxOffice.comのチーフメディアアナリスト、ショーン・ロビンズは言います。事実、この数ヶ月間この映画に関して、ファンやメディアも巻き込んで、さまざまな憶測やリーク情報(らしきもの)が飛び交いました。YouTubeなどではあたかもMCUが公式の作ったかのようなティーザー映像が無数にはびこり、フェイクだと分かっていても、数千数万の視聴実績を上げたりしています。この映画がいかに多くの人から注目されているか、といいうことです。

2019年の 「Avengers :Endgame」のとき同様、ネタバレを聞きたくないファンが、大挙して映画館に足を運び、本作を鑑賞することになりそうです。



「スパイダーマン」のブランド力と底力


この作品が、あなたがもしスパイダーマン映画史上最大の作品になると思っているなら、それは正しいかもしれません。
予想される少なくとも5人の悪役、帰ってくるスパイダーマンの噂、記録的視聴数を誇る予告編、そしてマルチバースのコンセプトがすべてをひっくり返す! と言われる『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』は、今のMCUの持てる限りの切り札を駆使してくると言われています。

『スパイダーマン:ノー・ウェイホーム』は全米で12月17日に劇場公開予定。

ほとんどの条件下で、この映画は興行までうまく漕ぎ着けてきました。ただ、これまでのスパイダーマン映画を観ている前提で成り立つ設定らしいいので、新参者は要注意です。少なくとも過去作のいくつかをDVDでおさらいしていおたほうがいいかも。

とはいえ登場人物、背景、動機が複雑に絡み合っているにもかかわらず、『ノー・ウェイ・ホーム』は、各プレイヤーの出自を理解すれば、驚くほどすっきりとしたプロットに仕上がっていると言われています。スパイダーマンの過去の作品群を観れば、劇場の後方で歓声をあげている人たちの理由がわかるはずです。

もし、あなたが20年にわたる過去のスパイダーマン映画を熟知していないなら、きっと失望することはないでしょう。また過去作にあまり馴染みのない人でも興奮できるように、MCUは配慮を怠らないはずです。

史上最高のスパイダーマン映画と言われる「スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース」の実写版に相当する(であろう)この作品のスケールを、あなたは十分に理解できないかもしれません。
しかし、親しみやすいキャラクターを持つ好感の持てるヒーローたち、巧みでダイナミックなアクションシーン、ツボを心得たユーモア、あっと驚く展開は誰もが期待していいと思います。

大前提として、ピーター・パーカーは『ファー・フロム・ホーム』のラストで起きた出来事の影響に対処することになります。
彼がミステリオ(ジェイク・ギレンホール)を殺害したという捏造されたスキャンダルとともに、彼の秘密の正体が世間に知れ渡ったのです。
ニュースメディアの権化ジェイムソン(J・K・シモンズ)を筆頭に、野蛮なメディアが彼を追いかけており、ピーターは世間の不快なスポットライトに追われる難しい存在に適応しなければならないのです。

ピーターはかつての戦友ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)のところに行き、魔術師ですべてに記憶を消す呪文を唱えるよう依頼するのです。
夢は叶えられるかと思いきや、その後、意外でしかも期待を裏切るような、テーマ性のあるスペクタクルが登場するというのです。





マーベルは、グリーン・ゴブリン(ウィレム・ダフォー)、ドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)、エレクトロ(ジェイミー・フォックス)、サンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)、リザード(リース・イフンス)など、復帰した悪役を含めることを宣伝しています。
もしかしたら、これは彼らのバックストーリーを勉強するように警告するためかもしれません。視聴者が予習して行けば、それぞれの悪役が別の世界に突入するストーリーにいちいち解説しなくとも、たった1つか2つのセリフで納得させ得るからです。

敵のヴィランの中で特に目立つのは、グリーン・ゴブリンとドクター・オクトパスでしょう。トレーラーを見る限り、マーベルのデジタル・デエイジング技術のおかげで、ダフォーとモリーナはほとんど、サム・ライミのオリジナル『スパイダーマン』3部作に登場した20年近く前のように見えます。

MCU映画は、一作ごとに視覚効果が進歩してより洗練されてきているので、『ファー・フロム・ホーム』の時のような過剰なエフェクトの濁流にもまれることはないはずです。
アクションシーンでは、今まで以上にアクロバティックな戦闘が繰り広げられ、観客の度肝を抜く可能性大です。

ドクター・ストレンジとのシークエンスは魔術的で目を見張るものがあるだけでなく、本来(原作のような)ピーターのもうひとつの超能力である頭脳を発揮させる場面もあるようなので期待したいです。


いずれにせよ、今週末は若者、家族層を中心に、この映画の話題で持ちきりになるはずです。どこまで興行記録を伸ばすのかにも注目したいところですね。

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