カップケーキとマフィンの違いは？

サムズアップ・アメリカ！
紛らわしい両者を隔てるものとは

アメリカのキッズの大好物といえば、まず挙げられるのがカップケーキとマフィン。

どちらも同じような形状をしていて間違えやすいのですが、スイーツを扱うショップの人やいつも両者を作り慣れてる主婦から見れば当たり前の違いがあります。

そこで今回は初心にかえって、このマフィンとカップケーキの本質的な違いついて調べてみましょう。


　カップケーキとマフィン：本当の違い　


材料

違いを見分ける最初のヒントは、レシピにあります。

カップケーキはその名の通り、カップの中にケーキを詰めて焼いたものです。

カップケーキもマフィンも、小麦粉、バター、卵、牛乳、砂糖が必要です。

でも、カップケーキの場合は、ケーキ用の小麦粉とバターを使うことになります。

一方、マフィンは、万能粉や全粒粉で作ることができ、バターの代わりに植物油を使用します。

調理法も違いのひとつで、マフィンの場合はすべての材料を混ぜ合わせて、軽くかき混ぜることで、密度の高い生地に仕上がります。

カップケーキの場合は、もっとたくさん材料を泡立てて、ひとつひとつ加えていくと、なめらかな生地になります。

ダマがないので、ふんわりとした仕上がりにもなり、これもダマになりやすい固めのマフィン生地との違いです。


また、マフィンの一般的なレシピを頼りに、材料の量が2倍になったり、特に油脂、卵、砂糖の比率が大きく増えたりすると、カップケーキのレシピだとわかるパン屋さんもいます。

フィリングとフロスティング

マフィンが朝食として受け入れられ、カップケーキが受け入れられないのには強い理由があります。

マフィンは砂糖の量が少なく、甘くもしょっぱくもできるのです。

マフィンにはベーコン、野菜、果物などを入れることができ、ナッツ、チョコレート、フルーツなどのフィリングも入れることができます。しかしマフィンにはフロスティングはありません。

カップケーキは、一口で食べられるケーキで、必ずフロスティングがかかっています。

カップケーキはすべて甘いもので、生地がすでに十分甘いので、フィリングを入れることはありません。

カップケーキからフロスティングを取り除くと、マフィンになるという誤解があります。

これは単純な誤った俗説です。

カップケーキをマフィンにすることはできませんし、その反対もできません。

ケーキトレイに生地を流し込んだら、ケーキになるのでしょうか？もし、イエスならカップケーキ、ノーならマフィンになります。

食べ方も重要

カップケーキはケーキのミニチュア、マフィンはクイックブレッドのミニチュアなので、カップケーキは冷やして食べます。一方、マフィンは温めても冷やしても食べられるので、お好みでどうぞ。

〜要点〜

「マフィンは小さなパンのような食べもの、

カップケーキは小さな一口サイズのケーキです。」


お分かりいただけましたか。納得されない方は、ぜひ一度、両者をレシピ通りの作ってみてください。