2022年5月5日木曜日

スマホで風景をキレイに撮る方法

サムズアップ・アメリカ!
あなたのスマホ写真が劇的に変わる!





日常的にスマホで写真を撮っていても、ある時期が来ると誰もが写真に物足りなさを感じるものです。一つはスマホカメラの宿命である画角。多くのスマホには広角と標準の二種類ぐらいしか画角がないため、絵面が単調になってしまうのです。またここぞというときにシャッターチャンスがあっても遠すぎてそのダイナミズムが伝わらない、なんてこともありがちです。
でも、少なくとも風景写真に限って言えば、スマホでも工夫次第で、あっと唸らせられるような写真を撮ることが可能です。ここでは、自然写真撮影を楽しむためのコツをいくつかご紹介します。



おすすめはHDRモード、またはRAWで

風景写真は、カメラアプリのHDR設定を活用する絶好の機会です。
デフォルトで有効になっている場合もありますが、そうでない場合はカメラアプリの設定からオンにすることができます。
HDRモードを有効にすると、複数の写真を連続撮影し、その画像データを1枚の写真に合成します。
その結果、白飛びしたり、暗いシャドウ部で失われる可能性のあるディテールをより多く残すことができます。
特に明るい日中のようなコントラストの強いシーンで威力を発揮します。
ただし、HDRを使うと、不自然に平坦なトーンになることがあるので、撮影後は必ず結果を確認してください。なるべくスマホを安定させて何度かトライすると、いいものが撮れるはずです。

また、つい最近ほとんどのスマートフォンで搭載されたRawモードでの撮影も可能性が広がります。(Camera+などの高機能カメラアプリを使用するのがベストです)。
カメラがJPEGを作成する際、写真の最も暗い部分と最も明るい部分の画像情報が切り取られてしまいます。
この余分なデータを利用するには、AdobeのLightroom Mobileのような高度な編集アプリを使う必要がありますが、仕上がり全体の見た目をかなり自由にすることができます。



撮影に最適な時間帯を選ぶ

映像をドラマチックに演出するのは、早朝か日没の太陽光です。劇的な写真を撮りたいのなら、間違いなくこの時間帯を狙うべきです。
良い光の定義は人によって好みが分かれますが、本当に雄大な景色でも、頭上からの光がきついと台無しになってしまいます。
暖かく幻想的な光に包まれたいなら、日の出の約1時間前と日没前のゴールデンアワーが始まる頃に撮影場所に行くように計画しましょう。
Photo Pillsのようなアプリを使えば、その時々の太陽の状態を正確に知ることができます。Photo Pillsにお金をかけたくない場合は、無料のゴールデンアワーアプリや、golden-hour.comのようなウェブベースのユーティリティを利用することも可能です。





ディテールも忘れずに

壮大な風景はその美しさに魅了されますが、ワイドショットを撮ったら、その場を盛り上げるのに役立つ小さな特徴やディテールを探してみてください。
黄金色に輝く葉っぱや、岩の質感をクローズアップしてみましょう。このようなディテールショットは、それ自体も美しいです。さらに風景を引き立てるために、前ボケとして近くにある草木や人工的な柵や家並みを写し込むことで、大自然の背景がより優雅に引き立ちます。



太陽の位置に注意

写真のフレーム内に太陽を入れるのは難しい作業です。
強烈な明るさのために画像の他の部分が暗くなり、光線のフレアが画像全体に広がってコントラストが低下し、紫や緑、時には白といった奇妙な色の塊が写り込んでしまうことがあります。
太陽が画面の外にある場合でもフレアは発生するので、カメラのレンズに直接太陽が当たらないように、手で帽子のつばのようなものを使って遮光してみましょう。



3分の1の法則は要注意

多くのスマホアプリには、フレームを縦と横に3分割するグリッドが内蔵されています。
これは、写真学校などで最初に学ぶ「三分の一の法則」と呼ばれる構図の基本を意識したものです。
風景写真の地平線を2本の水平線のどちらかに置くと、バランスのとれた写真になるという考え方です。
その通りだと思うこともあります。
しかしその結果、画像の3分の1が、上部の特徴のない青空や、下部の質感のない砂地になってしまうこともあるのです。
その場の雰囲気に合った構図で、バランスよく撮影しましょう。
画面上のグリッドに左右されることなく、自分にとって良いものを探してください。


三分の一構図を意識しすぎた失敗例


背景よりもボートを主役にしてバランスを取る



画像にスケールを与える

凡庸なカメラは、壮大なものをそれほど印象的でないものに見せてしまうものです。
道は険しく、山は高く、森は雄大・・・のはずなのに、なかなかそれが表現しづらいでしょう?
スマートフォンの広角レンズの限界でもあるのですが、スケール感を出す方法を探すことで、この問題に対処することができます。
スケール感で一番わかりやすいのは、人間をフレーム内に小さく収めることです。鳥もスケール感を出すのに最適な素材ですが、それ以外にも山小屋や小舟なども小さく写し込むことによって、自然の雄大さが引き立ちます。



水平線をまっすぐに

些細なことと思われがちですが、水平線が曲がっていると、どんな風景写真も台無しになります。撮影時に正確な水平線が得られないこともありますが、公にアップする前に編集で水平線を補正してください。


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