2022年5月2日月曜日

中古カメラレンズを買う際のチェックポイント

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いいカメラは買ったけど、予算が尽きてそれに見合うレンズが買えない。そんな悔しい思いしたことがありませんか?
そんな時は中古レンズに目を向けてみましょう。
中古市場においては、カメラ本体よりレンズの方が、ハズレを引くリスクは低いです。
とはいえ、中古といえども高価なレンズ購入となると、それなりの注意点があります。
中古カメラレンズの市場は活発で、適切な購入手続きさえすれば、購入は理にかなっています。
購入検討の際は、以下のチェックポイントを押さえて、後悔のないレンズ選びを心がけてください。



1. あなたのカメラとの互換性

新しいレンズと古いカメラは、同じメーカーが両方作ったとしても、必ずしも一緒に行くとは限りません。カメラメーカーは大幅な更新をする際に、電子接点やチップを変更したりもしますので、古いレンズは、新しいカメラに適合するための追加のアダプターなどが必要となるときがあります。

また、オールドレンズの中には、対応するカメラの機種が限られているものもあります。
例えばキャノンのEF-Mレンズは今のフルサイズミラーレスEOSには使えません。
ネットで検索すれば、検討中のレンズが自分のカメラに適合するかどうかがわかります。使えないレンズで貯金を無駄にしないようにしましょう。




2. 傷やへこみをチェック

カメラの外装を調べます。レンズを固定しているゴムやネジの部分をよく見てください。
これらの部品にわずかにマークが残っていると、レンズが分解され、再び組み立てられ、故障を修理した可能性があります。
この場合、本来はプロの技術者がレンズを修正した証明になる領収書を提供する必要があります。そうでない場合、購入時のクレーム対象にできます。

またレンズのへこみは、あまり良い兆候ではありません。カメラが落とされたり、乱暴に扱われたりしていたかもしれません。
慎重にレンズへのダメージがなかったことを確認する必要があります。
もしオンラインショップでへこみのようなものがあるレンズを見かけたら、買わないでください。 少なくとも、それについて売り手に尋ねてみてください。






3.購入直後にはテストショット

レンズを受け取ったら、いくつかのテストショットを撮ってみてください。
店頭での購入なら、試しに自分のカメラを持ってきて、そのカメラにレンズを装着できるか確認しましょう。もし、許可しない場合は、何か隠している可能性がありますので、近づかないようにしましょう。

カメラの感触を試してみてください。画像は柔らかすぎませんか?
ソフトな画像は、合焦を司るエレメントが外れている可能性があります。レンズをテストすることで、機械的または電気的な問題が隠されていないかどうかを確認することもできます。

オンラインでレンズを購入した場合は、到着後すぐにテストしてください。何か問題が見つかったら、すぐに販売者に連絡してください。



4.光学的なシミ、傷、その他の欠陥

中古レンズのガラス面には、いくつかの問題がある可能性があります。
光を当てて、これらを探してみてください。
スマートフォンのLEDライトなどで反射を確認できます。
またフロントとリアのレンズ周辺に目立つ傷があってはいけません。多少の傷はあまり気にならないかもしれませんが、これらの欠陥が価格に反映されていることを確認してください。頻繁にレンズ交換をした接合部分は摩耗後が顕著なので、要注意です。

一方、中古のプロ用レンズは、塗装やゴムの損失など、外側に多くの摩耗や損傷がある可能性があることを覚えておいてください。プロ用レンズは頑丈に作られているので、大抵の場合、これは問題ありません。

内部の部品にホコリやカビ、傷などがないかを調べます。
保管状態が悪いと、レンズにカビが生えることがあり、レンズエレメントのマルチコーティングを損傷する可能性があるのでよくありません。クリーニングしても、すでに受けたダメージは元に戻らないかもしれません。

(注:補足すると、レンズは風通しが良く、涼しく乾燥した場所に保管し、定期的にメンテナンスを行うことが、カビを防ぐ方法です。)

レンズ内の微小な埃が気になる事があります。もちろんレンズには埃がないことが望ましいのですが、多少の埃は画質に大きな違いをもたらしません。もし、埃の入ったレンズを購入した場合、レンズを分解して埃を取り除こうとしないでください。元通りにすることは通常不可能です。

一番大事なのは、レンズエレメントの曇り、カビ、レンズのコーティングの損傷に注意することです。これらは購入を避けるべきサインです。
オンラインで購入する場合、購入前にレンズを確認できない場合は、写真に頼るしかありません。不明な点がある場合は、販売者に手紙を出しましょう。







5. 絞り羽根が正常かどうか

新しいレンズは必ず絞りをテストしてください。これ絶対必要です。
レンズを取り付ける前に、レンズの後ろ側と前側から絞り羽根を確認します。レンズによっては、絞りを開閉するレバーがあるものもあります。レバーを動かしてみて、問題がないかを確認します。羽根に油汚れがありませんか?



6. ピント合わせをする

フォーカスリングとズームリングを確認します。どちらもグラグラしないこと。かなり使い込んだオールドレンズでも、ある程度の抵抗があるはずです。また、リングを回したときに「ガリガリ」という音がしないかどうか。このような音は、内部に埃が詰まっている可能性があります。また、リングにへこみがある場合も、精度に影響が出る可能性があります。

さらに、ピント合わせを細かくチェックしましょう。
レンズを装着し、カメラを単焦点にセットします。何枚か撮影してください。これをプレディクティブフォーカス、コンティニュアスフォーカスの場合も同様に行います。




7. お支払いについて

カメラのレンズをテストせずに購入するのは危険なことです。
中古カメラをオンラインで購入する場合は、Escrow.comなどのサードパーティ・エスクロー・サービスの利用を検討してください。
エスクローサービスとは、高価な取引で支払いをする際に、買い手に完全に安全な取引ができるように設計されています。
すべての販売条件が満たされるまで、お金は当事者の間で手渡されませんので、購入者がアイテムを受け取れないというリスクはありません。
オンラインでカメラのレンズを購入している場合は、支払いが手続き完了する前にそれを試してみて、問題が発生した場合、あなたは売り手にそれを送り返せます。同時にあなたのお金を取り戻すことができることを意味します。

ご心配ですか?
でも中古レンズを購入する良い理由はたくさんあります。 まず価格が安いこと。中には新品価格の半額以下で、ミントコディションのものが見つかることもあります。
見た目の小さな傷や汚れで大幅なディスカウントになっているレンズもお買い得です。
eBayなどでは、出品者の取引実績で、どの程度信用できるかなどもわかります。オンラインショップの中には異常に激安なものも出回っていますが、その場合は出品者とよく連絡を取って細かく確認の上ご購入ください。



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