2022年10月12日水曜日

バードウォッチングのコツ

サムズアップ・アメリカ!
鳥探しが上手になるためのお役立ち情報






 バードウォッチングをより楽しむためのヒント 

バードウォッチングは、年齢を問わず、どんな場所でも、どんな季節でも楽しむことができる楽しい趣味です。
ここでは、初心者向けのバードウォッチングのコツをご紹介します。



双眼鏡を使いこなす

 以下は、双眼鏡を使用する際のバードウォッチングのコツです。

文字がはっきり読める標識から3メートルほど離れた場所に立ち、次の手順で行います。

まず、双眼鏡の鏡筒を自分の目の間隔に合うように調整します。鏡筒を目一杯広げます。
そして、看板の方を向いて双眼鏡を目に近づけ、2つの像が1つに収束するように鏡筒を押し付けます。これで、目に心地よくフィットするはずです。

次に、中央のフォーカスホイールをできるだけ右に、個々のフォーカス(通常は右のアイピース)をできるだけ左に回します。この時点で両方の接眼レンズのピントが合っていないはずです。

そしたら目を閉じて標識に向かい、双眼鏡を目の前に持ってきます。
左目を開けたまま、文字にピントが合うまで中央のフォーカスホイールを回してください。ピントが合っていることを確認するために、一番焦点がシャープになるところを通り過ぎた後、もう一度戻って探してみてください。

次に、左目を閉じて、右目を開けたまま、右側の接眼レンズ(個別焦点ホイール)を時計回りに回し、文字にピントを合わせます。
もう一度、ピントが合ったところを通過して、文字が最もシャープになるところまで戻ってください。

両目を開ければほら、双眼鏡のピントは完全に合っているはずです。

注:双眼鏡を使用しないときは、カバーをつけてレンズを保護しましょう。お出かけの前には必ずレンズのクリーニングをしてください。鳥を探すときに、レンズに大きな汚れや傷があると見つけにくいです。






双眼鏡で鳥を探す

木々や低木が密集している場所で鳥を探すのは、特に初心者には難しいものです。
まずは肉眼と耳で確認しましょう。動きを見て、音に集中しましょう。

一歩下がって、頭を固定し、目の力を抜いてください。頭を動かさず、じっとしている方が、目には動きが伝わりやすくなります。

まず目で鳥を見つけ、鳥に焦点を合わせながら双眼鏡を目に近づけてよく見てください。その際、双眼鏡に視線を落とさないようにしましょう。鳥から目を離さないでください。

また、双眼鏡で鳥を見つけるために、見分けるポイントがあればメモしておきましょう。

例えば、鳥が独特のカーブを描いている枝のそばにいたり、他の葉っぱとは違う形の葉っぱのそばにいたりする場合です。

そうすれば、双眼鏡を目の前まで持ってきて、すぐに鳥が見えないときでも、これらのポイントを参考にしながら正しい方向に進むことができます。



目で見て鳥を探す

双眼鏡8倍程度の倍率で探すくらいなら、まず目で見て探す方がはるかに簡単です。
例えば、人ごみの中で誰かを探すとき、視野が広いととても楽ですよね。あの感覚です。

まず鳥を見つけ、それから双眼鏡で細部を見る、がセオリー。例えば、木の上に鳥がいたら、まずその鳥が乗っている枝を目で見て、双眼鏡で見つけやすい特徴を先に見つけてから、双眼鏡を覗きながら枝を辿って鳥を探します。

裏庭で双眼鏡を使って鳥を探す練習をしましょう。そうすれば、フィールドでプレッシャーがかかったときに、枝から枝へと飛び回る動きの速い小鳥を見つけることが容易になります。





野鳥観察仲間に道案内をする

あなたが森などで野鳥を見つけたとき、バードウォッチング仲間は「どこ?」と聞くでしょう。
その際、大雑把に「あの木の上だ!」とは答えないでください。森の中にいるときは「中央の雲の右側」とか「あの曲がった木のてっぺん付近」、「池の上、右端を飛んでいる」。といった具合に特徴的な位置情報が必要です。

さらに例えて言えば、「近くに大きなカエデの木があるでしょ?2本下の右側にある、葉が黄色くなりかけている木の下に青い鳥がいますよ」といった具合です。


バードウォッチングのコツ次に、相手が正しい対象を見ていることを確認したら、時計方式を使います。

バードウォッチャーがよく使う表現で木の場合、12時が上、6時が下、9時が真ん中左、3時が真ん中右となります。
つまり、「鳥は2時方向、木の中心から半分ほど出たところの枝に座っている。先端付近で下向きに曲がっている一番太い枝の上にいます」みたいに表現します。
一人でバードウォッチングをするときに描写の練習をしてみましょう。森の状況を把握することは、鳥を見つける早道です。



記録をつける

バードウォッチングに出かけるときは、小さなノートを持参してください。鳥をどのように識別したかを思い出すのに役立つように、メモを取ります。

バードウォッチングを始めてからこれまでに見た鳥をすべてリストアップしている人もいます。

リストアップする際には、種類だけでなく、日付、具体的な場所、生息地、オスかメスか、行動(子供に餌をやる、虫を捕まえる、羽繕いなど)もメモしておきます。できるだけ詳しく書きましょう。
このメモを見返すと、いつどんな時にどんな野鳥と遭遇したかを思い出し、楽しいものです。
整理して保管すれば、フィールドノートや観察記録から有用な科学的データを得ることができます。
例えば、コーネル鳥類研究所のEbirdプログラムなどに、自分の目撃情報を提供することができます。
野鳥観察は一人でも楽しめますが、どこかのコミュニティと連携すれば、より早く情報を得られ、鳥探しのアイデアも得やすいので、より楽しめますよ。



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