2022年10月24日月曜日

アメリカで野菜を自作する

サムズアップ・アメリカ!
野菜がたっぷり育つプランター栽培




 趣味の園芸 

あまり知られていないことですが、多くの野菜は鉢植えでもよく育つものです。適切な植物を選べば、大きな鉢をいくつか用意するだけで、かなりの量の野菜を栽培することができますよ。

裏庭に広大な土地を掘らなくても、自分の食べ物を育てることができます。
ベランダやパティオに小さなスペースがあれば、食材野菜専用のガーデンを作ることができます。
また野菜プランターでの栽培は、さまざまな可能性を広げます。普段はスーパーで見かけない、エキサイティングでおいしい品種を植えて収穫することもできます。
まずは、日当たりのよい場所にプランターを置き、自分や家族が好きな野菜を数種類選びましょう。すぐに、健康的でおいしい野菜が玄関のすぐそばで育つことでしょう。



野菜プランターと園芸資材

植え付けを始める前に、使用する容器を選びましょう。ホームセンターなどで販売しているもので十分です。容器の種類や大きさは、庭の手入れに影響するので、スペースと育てたい野菜に合ったものを選びましょう。



容器の種類

どのような容器で野菜を栽培したらよいかわからないですか?ご心配なく。
ほとんどの野菜は、容器の種類にこだわることはありません。基本的な条件は、植物が十分に育つ大きさの鉢であることと、余分な水を排出するための水抜き穴があることです。

一般的に、テラコッタ(粘土)鉢で育てる植物は、多孔質であるため、他の種類の鉢よりも水やりに注意が必要です。
特に、菜園を移動させることが多い場合は、軽い容器を選ぶようにしましょう。
一度植えると、特に水やりの後はかなり重くなるものです。
また、色についても考えてみてください。濃い色は熱を吸収するので、特に暑い地域の夏には、野菜によっては土が温まりすぎてしまうことがあります。
また、木材を加工した容器は、化学物質が含まれている可能性があり、野菜に吸収されるおそれがあるので避けましょう。





容器の大きさ

鉢の大きさは、特に初心者は大きい方がよいでしょう。
その理由は、大きな鉢は土を多く含み、水分を長く保つことができるため、水やりの回数が少なくてすむからです。
少なくとも幅10インチ、深さ12インチ以上のものを選びましょう。
また、一般的な丸い植木鉢にこだわる必要はありません。半樽、プラスチック製のかご、窓辺のボックスなども有効です。

トマトやキュウリなど、背の高い植物やつる性の植物は、容器の中に支柱を立てて育てると、より生産性が高まります。
植え付け時に針金でできたかごを容器に差し込むだけで、簡単にできます。
棚植えの植物には、転倒の危険を最小限にするために、大きくて重い容器を使用します。



使用する土の種類

野菜は鉢の種類にこだわる必要はありませんが、水はけのよい用土が必要です。
他の多くの家庭菜園と同様、野菜もコンテナ用の培養土が最適です。
土は容器の縁から2~3センチ下になるように入れます(上部に余分なスペースがあると、容器から溢れることなく深く水を与えることができます)。
植え付け直前に水を与えます。



野菜の植え方

プランターに植える植物を選ぶのはあなた次第ですが、まず最初に、あなたが何を食べるのが好きか考えてみてください。
ほとんどの野菜は、同じような条件(日当たりと水はけのよい土)を必要としますが、特に1つのコンテナに複数の野菜を植える場合は、実際に同じような条件であるかどうか再確認しておくとよいでしょう。

野菜用プランターは、庭に植えるのと同じ時期に始めることができます。
どんな野菜を育てたいかにもよりますが、プランターで種を蒔く、室内で種を育ててから移植する、ガーデンセンターで苗を購入する、などの方法があります。



植物を植え、肥料を与える

苗と苗の間は3~4インチ空け、種子のパッケージの説明に従って調整します。
すべての種が発芽するわけではないので、必要以上に植えて、後で余分なものを間引きます。移植やスターターは、鉢の中で育てていたのと同じ高さに置きます(ただし、トマトは下葉を摘み取り、茎を容器の奥に植えることができます)。
移植する場合は、容器に入れる前に、根を軽く引っ張り、根球を軽くほぐします。それぞれの植物を識別するために、プラスチックのタグを購入します。

植え付けの前か後に、バランスのとれた有機肥料を土にまきます。
肥料を与えすぎると、植物が早く成長しすぎて倒れやすくなり、味も濃くなくなるので、与えすぎないようにしましょう。
植え付け後1ヶ月くらいから、週に1回程度、水溶性肥料をパッケージの説明書に従って与えてください。
植え付け後は、やさしく、しかししっかりと水を与えて、種や移植苗を落ち着かせます。藁、堆肥、腐葉土などでマルチングして、鉢土が乾燥しないようにします。
植物を健康に保つため、数日おきに水やりをします。





野菜のお手入れ方法

野菜のプランターで最も気をつけなければならないのは、水やりです。
そのため、定期的に野菜を点検し、鉢底材が乾いていないかどうかを確認しましょう。
土に指を突っ込んでみて、乾いていたら水やりのタイミングです。

菜園の生産性を維持するために、雑草や害虫に気をつけましょう。
プランター植えの植物は、通常、地植えの植物ほど病気にかかりにくいのですが、それでも問題がないか注意する必要があります。
病気や虫害の兆候がある植物は、取り除いたり、治療したりしましょう。



収穫のコツ

収穫は最も満足度の高い作業ですが、そのために必要なことはあまりありません。
楽しめる大きさになったら、すぐに収穫してください。
ほとんどの野菜は、早めに、そして頻繁に収穫したほうが生産性が高くなります。
植物を「種になるまで」放っておくと、結実率が下がることがよくあります。
また、根菜類以外のものを収穫するときは、剪定枝やハサミ、ナイフなどを使って必要な部分を取り除くとよいでしょう。
葉や実を引き抜こうとすると、植物が傷ついたり、容器から根こそぎになる危険性がありますからご注意を。



プランターに適した野菜

以下は、さまざまな野菜を容器で栽培するための基本的な手順です。
植え付け方法は、最適な生育のためのものであることに注意してください。小さめの容器で栽培しても、十分な結果が得られることが多いですよ。


ビーツ 2~5ガロンの窓際の箱に直播きする。

キャベツ 5ガロンの容器に1株。または、小型の品種では、1ガロンコンテナに1株。

ニンジン 2 から 5 ガロンの深さのある容器に直接播種する。3cm ほどの間隔に間引く。

キュウリ 5ガロンのコンテナに2株。つる性のものを使用する場合は、トレリスやケージに植えてください。

ナス 5ガロンのコンテナに1株。

インゲン豆
5ガロンのウィンドウボックスに直播きする。

コールラビ 5 ガロン容器に直播きする。3 株に間引く。

レタス 1 ガロン以上の容器に直播きするか、移植する。8 インチの間隔に間引く。

タマネギ 1 ガロンまたはそれ以上の容器に直接播種する。青ネギの場合は、2 センチの間隔になるように間引く。球根タマネギの場合は、6インチ間隔に間引く。

エンドウ豆 5 ガロンの容器に直接播種する。背の高い品種は、トレリスで育てます。5インチ間隔に間引く。

ピーマン 5 ガロン容器に 1 回移植する。

ラディッシュ 2 ガロン以上の容器に直接播種する。3cm ほどの間隔を空けて間引く。

ホウレンソウ 1 ガロンまたはそれ以上の容器の中に直接播種する。3cm ほどの間隔をあけて間引く。

サマースカッシュ 5 ガロンの容器に 2 株ずつ、直播きまたは移植する。

スイスチャード 5 ガロン容器に 4 株ずつ、移植または直播で植える

トマト 5 ガロン容器に 1 株ずつ移植する。

ウィンター・スカッシュ 5 ガロンに 1 株の割合で直播する。



それぞれの地域、気候にあったユニークな野菜を育てるのも楽しいものです。
みなさんもぜひチャレンジしてみてください。





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