2020年12月13日日曜日

マーベル映画 評判 予想

 怒涛のMCU フェーズ4再編成


 先日マーベル・シネマティック・ユニバースの投資家に向けてのオンライン・プレゼンがありました。一部はYouTubeでも公開され、大変な話題を呼んでいます。

 なにが凄いって、今年一年すべての新作公開を停止したMCUが、投資家のうっ憤を晴らすべく、大幅にアップデートした2021年のスケジュールを発表したからです。

 これを受けて全米のMCUファンは狂喜乱舞しました。アベンジャーズ・シリーズが終焉し、次作を渇望していたすべてのファンが熱狂的にこのビッグニュースを歓迎しました。

 いやその反響たるやすさまじい。

 日本で例えれば、いま「鬼滅の刃」の映画と最新刊の話題で持ち切りですよね。あんな感じで、アメリカのMCUファンはにわかファンも含めて大盛り上がりとなっているのです。

  全米ほぼすべてのメジャーな報道番組で取り上げられ、エンタメ系のサイトでもトップニュース。YouTubeには驚きと感動のリアクション映像が急激にアップされ、Twitterには個人的に応援するキャラクターへの期待や思いで溢れかえりました。ブログもしかりで、ここ数日数千のブロガーがこのInvestor Dayへの熱い思いをつづっています。

 今回発表されたフェーズ4から先のスケジュールは、まさに怒涛の新作ラッシュとなっており、その多くがディズニープラスでの公開となる予定です。映画館がいまだ不透明の状況ではオンライン視聴が主体とならざるを得ないでしょう。大画面でのスケール感を堪能するのはまだ先の話との見方です。

 しかしこうしてテレビシリーズと同時進行で、映画も製作が進んでいるのはとても希望が湧きうれしい限りです。


 すでに2020年公開予定だった劇場映画「Black Widow」以降の作品群が今回のプレゼン対象でしたね。まず嚆矢となるのは、ディズニープラス配信予定のWandaVision

 ここからいきなり今までのMCUワールドを新たなステージへと持っていく内容みたいです。詳細は明らかにされていませんが、現実改変ものというのでしょうか、ワンダの超能力が暴発して、何かと戦う話になっていく、というのがファンの間で囁かれています。

 そしてこれはプレゼンでも触れていましたが、続くスパイダーマン・シリーズやドクター・ストレンジの次回作とも繋がっていくようです。もうこれだけ聞いても大河ストーリーというか、新サーガの始まりを予感させ、ファンにはたまらない情報です。

 次に公開される予定なのが、6話構成となるThe Falcon and WInter Soldier。「インフィニティ・ウォー」でヒーローを引退したキャプテン・アメリカの後継者を巡る物語となりそうです。

 次がファン垂涎のヴィランキャラ、ロキが主演のタイトルもそのものズバリLoki。これにはディープなファン達も驚いたようです。以前から告知されていたとはいえ、極秘撮影だったため、この作品に関してはほとんど噂レベルで確かなソースがありませんでした。それが今回のトレーラーで一気に情報が溢れ、ファン達の考察、妄想が後を絶たない状態です。インフィニティ・ウォーで姿を消したロキがどこへ行ったのか? その後のストーリーとなりそうですが、まったく先の見えない映像だったので期待ばかりが膨らみます。

What If .....。次に紹介されたトレーラーはアニメーションで、MCUキャラ総出演的なイマジネーション爆発映像でした。もし仮に、あのとき、あの人がこうなっていたら? というこれまでのMCU作品の別展開を想定した動画かな、と思ってしまいました。おそらく2Dと3Dを混ぜ込んだアニメーションが独特の雰囲気を醸し出しており、新時代のアニメとして見逃せない内容となるのではないでしょうか。

 お次は異色作Ms. Marvel。パキスタン出身のティーンエージャー・ガールを主役に抜擢したスーパー・ヒーローもので、タイトルからも「キャプテン・マーベル」との関連が予想される作品です。これ以外にもShang Chiという中華アクター多数登場の、カンフーの達人を主役にした作品も予定されており、MCUは今後、人種、性別を超えたヒーローを主役に据え、作品群を作り上げていく模様です。


 今後の制作予定を紹介された作品はそれだけではありません。プロデューサーのケビン・ファイギが言及されただけでも、これだけあります。僭越ながら、私が勝手にひと口コメントを加えてご紹介しておきます。


「ETERNALS」

原作コミックが途方もなく大きな宇宙規模の話のため、どんな映画になるのか予測できません。太古から地球を守る超人たちの話って大味すぎて。いったいどうなるのでしょう?


「howkeye」

アベンジャーズのメンバーだった彼のその後を追う話かと思われます。超人ぞろいのMCUキャラの中で、ブラック・ウィドウと並ぶ「スゴク強ええ人間」の活躍に期待です。


「SHE HULK」

本家ハルクの従妹という設定のSHE HULK。むかしテレビアニメ版で登校した緑色の女性版ハルクにはドン引きしたものですが、今回はどんなビジュアルになるのでしょうか?


「MoonKnight」

ムーンライトは言ってみれば、マーベル版のバットマン。自警団として悪と戦う大富豪という設定はモロにバットマン。「スターウォーズ」のオスカー・アイザックが演じるとの噂。


「Secret Invasion」

時系列は不明ですが、キャプテン・マーベルで登場した宇宙人のクリー、スクラルどちらかが地球人に化けて静かに侵略をたくらむ。それに挑むのがSHIELDの初代長官ニック・フューリーという話。のはずです。


「Ironheart」

アイアンマン亡きあとの世界、それを引き継ぐ若き少女戦士誕生の物語。フェーズ4の次は、ヤング・アベンジャーズという新世代の話になるはずで、その伏線となるでしょう。


「Armor Wars」

コミック版ではトニー・スタークの会社からアイアンマンの機密情報が漏洩、アイアンマンのテクノロジーが悪用され、それと戦う話です。スターク本人は出ないかも。


「Thor:Love and Thunder」

雷神ソーの物語は新たなる局面を迎えそうです。流出したスチル写真のなかに、ナタリー・ポートマンが神のハンマー、ムジョルニアを持つ雄姿が!


「Blade」

80年代、一世を風靡したスタイリッシュなバンパイアもの。アクション俳優ウェスリー・スナイプのイメージが定着していますが、果たして彼の復活はあるのか?


「Antman and Wasp:Quantummania」

おそらくタイトルどおり、量子世界にまつわる話。今後展開されるであろう、マルチバースとも密接に繋がる、見逃せない作品の予感です。


「Black Panther II」

主人公役チャドウィック・ボウズマンのご逝去を受けて、だれが彼の遺産を受け継ぐのか、作品の内外ともに注目に値する次回作となります。


「Fantastic 4」

MCUが「F4」二度目のリメイクに挑みます。いっときマーベルの看板コミックだっただけに、前作、前々作の失敗を受けて、今度こそいい作品に仕上げてほしいものです。


 その他短編作品も加えると、今回一挙20作品も紹介されたわけで、その意気込み、資本力、企画力には驚嘆を抱かずにはいられません。



 MCU作品の魅力は、これらが一つの世界観で連動されているため、どこでどの作品のストーリーやキャラクターに繋がっていくのか、いやでも追っていかされるようになります。従ってどの作品も見逃すことはできず、けっきょくすべて観ることになってしまうのです。

 2008年「アイアンマン」に始まったMCUワールドをずっと観続けてきた身としては、これからも全作品見逃さず、応援していきたいと思っています。


 

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