2022年1月28日金曜日

日本マヨネーズ最強論

サムズアップ・アメリカ!
なぜキューピーが最高なのか?


「このマヨネーズ、なんか美味しくない・・
・。」
日本からアメリカに来た人なら誰でも一度は思うはずです。アメリカのマヨネーズはイマイチだと。
その理由は日本のマヨネーズにあります。もっといえば、「キューピーマヨネーズ」の存在が他のマヨネーズの価値を貶めているのです(日本人にとって)。

マヨネーズはもともとフランスから来たもので、サンドイッチ、ハンバーガー、サラダ、フライドポテトによく使われる濃厚でクリーミーなソースやドレッシングのことです。
元祖フランスのマヨネーズには、アメリカのマヨにないマスタードが加えられ、ピリリと引き締まった風味です。
日本のマヨネーズはそのいずれとも違い、独特の味を生み出してます。

マヨネーズは世界に広がりましたが、基本は、油、卵黄、酸(酢またはレモン汁)の乳化物であり、そこから調味料を使用した多くのバリエーションがあります。
色は白に近いものから淡い黄色のものまで、食感は軽いクリーム状のものから濃厚なゲル状のものまで様々である。






キューピーマヨとは?

近年、アメリカではキューピーマヨネーズの人気が高まっているのをご存知ですか。
日本では1925年誕生以来ずっと変わらぬ味で親しまれ、マヨネーズといえばこの味、みたいに定着していますが、実はこの味、キューピー独特のアレンジなのです。
世界中にあるマヨネーズと一線を画する圧倒的風味は、ようやく欧米でも認知され始めました。
キューピーマヨネーズは普通のマヨより滑らかでコクがあり、卵のうま味がたっぷり詰まっています。米国のマヨにはないコクと甘さと酸味のバランスが絶妙で、何につけても合うハーモニーの楽しさを味わえます。






アメリカのマヨはどこが違うのか?

アメリカのマヨネーズが全卵を使うのに対し、キューピーマヨネーズは卵黄だけを使い、黄色い色、カスタードのような食感、そして独特のコクと脂のある口当たりを実現しているのです。
500gのプラスチックボトルに4個入っている卵黄は、キユーピーの特徴である香ばしい味と、卵の風味を感じさせる重要なアミノ酸の供給源となっています。
(ちなみにアメリカのマヨは瓶詰めが主流。スプーンなしで直接食材にかけられるキューピーの容器も便利で高評価です)

また、卵の脂肪分とバランスをとるために、キューピーには絶妙な量の酸が含まれています。ヘルマンズをはじめとするアメリカのブランドは、シャープで刺激的な蒸留白酢を使用していますが、キューピーは米酢、赤ワインビネガー、リンゴ酢、蒸留酢などをブレンドし、複雑さと酸味、自然な甘さを加えています。

さらに、キューピーはMSGを使用していないため、口当たりの良い風味を実現しています。油、卵黄、酢、塩、MSG(または酵母エキス!)以外には、キューピーには砂糖が加えられておらず、酢と塩の組み合わせにより、化学保存料を使わずに新鮮な味を保つことができるのです。(さらに、スクイズボトルで酸素を遮断し、賞味期限を長くしています!)。

なお、2017年に発売されたメイド・イン・アメリカ版のキューピーは、MSGではなく酵母エキスで味付けされており、砂糖は含まれています。
やはり真のキューピーを体験するには、日本から輸入されたものしかありません。

でも高品質な原材料だけでは、美味しいマヨネーズを作ることはできません。キユーピーマヨネーズの特徴であるシルクのような滑らかな口当たりは、同社独自の乳化機によるもので、これがつややかで甘美なマヨネーズに仕上げるコツだそうです。







日本のキューピーマヨネーズにこだわる理由

キューピーマヨネーズはまだアメリカの一般的なスーパーではあまり見かけません。最近は有名な料理研究家がテレビで紹介したり、ネットの口コミなどで広まりつつあるようです。


キューピーマヨの何が魔法なのか。

日本では平均で、ひとり年間320個分もの卵が食べられているそうです。
それくらい日本の卵は本当においしいのです。卵の黄身は濃いオレンジ色をしていて、これは卵を産む鶏の健康状態を表していると言われています。
放し飼いの鶏は、ケージ飼いの鶏よりも黄身が濃い卵を産む傾向があります。この卵が、おいしいマヨネーズのベースとなるのです。
アメリカのマヨネーズが全卵を使うのに対し、日本のマヨネーズは卵黄だけでつくられます。キユーピーマヨネーズは卵黄を使うことで、より深い黄色と、カスタードのようなコクのある食感を実現しているのです。

優れた卵に加え、キユーピーはレシピに異なる酢を使用しています。アメリカのマヨネーズは蒸留酢を使っているので酸味がありますが、日本のマヨネーズはリンゴ酢や米酢を使っているので、酸味が控えめで甘みがあります。

キユーピーマヨネーズでもう一つ見逃せないのが、
乳化工程です。
この工程は非常に重要で、キユーピーのウェブサイトには、顕微鏡で自家製マヨネーズと比較した写真が掲載されており、同社のマヨネーズの油滴がいかに小さいかを表現しています。
キユーピーのサイトでは「乳化によって口当たりがよくなる」とそのこだわりを主張しています。卵、酢、油を独自にブレンドし、独自の機械で激しく泡立て、クリーミーで甘美で滑らかな、他にはない美しい粘度を形成しているのです。

アメリカでキューピーのマヨネーズをまだ食べたことがない人には、ぜひ薦めてみてください。十中八九、喜ばれます。
料理が好きな人ほどその魅力に早く気づきます。そして彼らは持ち前のレシピに新たなキューピー味のメニューを加えいくことでしょう。










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