11月の最終週にある感謝祭もまだだというのに、ショッピング街では早くもクリスマス商戦が勃発しています。
数日前にも私のお客さんから「クリスマスのギフト決めたの?」とか「どこそこのお店が去年より2週間も早くクリスマスセール始めたわよ」などという会話が飛び込んできました。
クリスマスまでまだひと月半あるというのに、もうギフトショッピングの季節に突入したかのような話題です。サンクスギビング前だというのに、もう年末の話? と少々呆れる思いです。
これまでの慣例だと、毎年第四木曜日に予定される感謝祭の翌日の金曜日が本格的なクリスマス・シーズンの開幕です。小売り店舗はじめ大半の商品を売る側は「ブラック・フライデー」と称してその日が年間を通してもっとも大規模なセールとなる日。そう暗黙の了解があったのです。
ところが近年その掟を破ってフライング気味にプリ・ブラックフライデーみたいな前日セールをやるところも出てきました。感謝祭はアメリカにとってもっとも精神の美しい祭日なのですが、その日を踏みにじるように商戦をスタートさせてしまったのです。
いやそれはないでしょう。サンクスギビングデーは家族団らんで和やかに日々の恵みに感謝して、すべての雑事から解放されるべき日なのです。そんな日の裏側で、売る側はもう翌日からの年末商戦の準備を始めているのです。
勿論それは人生を良く生きるために必要な商業活動ですが、せめて感謝祭ぐらいはゆっくり休んで、翌日から勝負に出ればよいはずなのです。でもやはり、どこかがフライングすると、我も我もというようになりがちなのでしょうねえ。
それに加えて、今年はコロナの影響で小売業も大打撃を受けています。春、夏、秋と三季にわたって商売にならなかった売る側は、もう目の色変えて冬の商戦に賭けるしかなくなったのです。その切実な気持ちはわかります。しかし慌てなくても、年末はだれでも消費に気持ちは傾きます。放っておいても客はなだれ込むのが年末なのです。
でもなんだかんだ言っても、企業、小売業は例年を上回る速さでクリスマス・セールに突入しました。もはや流れは変えられないでしょう。
とにかく、アメリカの年末のギフト合戦は年々熾烈の一途をたどっています。日本だと年末の贈り物はごく親しい人、お付き合いのある方だけに贈ればいいのですが、アメリカ人社会ではまず家族間、親せきは事細かにギフトを徹底させます。小さな子供でも友達やお付き合いのある家族同士で贈り物のやり取りがあります。米国民の大半が、なにかしら複数の人にプレゼントを用意するので、日本とはけた違いの総購買量です。
私も家内の親族はじめ子供の友達とその両親、親しい隣近所、以前の町の知人やお世話になった人、同僚および仕事がらみの方々と数えると、ギフトの量も金額もたいへんなモノになります。
さほど高価なものは用意しません。多くはスーパーで買えるクリスマス向けパッケージに詰め替えられただけのお菓子なんかです。「気持ち。要は気持ちさ」といいきかせつつ安物ばかり買ってしまう後ろめたさもあります。
それでいて、ここぞという人には見栄はったりして、まあいやらしいことこの上ない買い物の日々となります。
今年はチョコやらアクセサリーやら、あんまり月並みなものばかり買い漁っているとさもしくなってきたので、気分転換に行きつけのアンティーク・ショップを覗いてみました。
まあここは通好みというか、あまり一般受けするものは置いてないのですが、アンティーク・マニアなら垂涎のお宝がそこかしこに埋まっている(はずの)お店です。
試しに古ーいペプシコーラの看板(1950年代?)が売ってあったので買ってみました。こういったものはアメリカならではの贈り物かもしれません。特に20年代、30年代のものにはプレミアがついて貴重がる人も結構いるのです。あるいは贈る相手の子供時代を狙ったアンティークもたいがいウケがよろしいでです。しかもこういやったものは、安く買いたたいたものでも、見られ方では高額品と受け取ってくれる場合も多いのです。
さほど高価なものは用意しません。多くはスーパーで買えるクリスマス向けパッケージに詰め替えられただけのお菓子なんかです。「気持ち。要は気持ちさ」といいきかせつつ安物ばかり買ってしまう後ろめたさもあります。
それでいて、ここぞという人には見栄はったりして、まあいやらしいことこの上ない買い物の日々となります。
今年はチョコやらアクセサリーやら、あんまり月並みなものばかり買い漁っているとさもしくなってきたので、気分転換に行きつけのアンティーク・ショップを覗いてみました。
まあここは通好みというか、あまり一般受けするものは置いてないのですが、アンティーク・マニアなら垂涎のお宝がそこかしこに埋まっている(はずの)お店です。
試しに古ーいペプシコーラの看板(1950年代?)が売ってあったので買ってみました。こういったものはアメリカならではの贈り物かもしれません。特に20年代、30年代のものにはプレミアがついて貴重がる人も結構いるのです。あるいは贈る相手の子供時代を狙ったアンティークもたいがいウケがよろしいでです。しかもこういやったものは、安く買いたたいたものでも、見られ方では高額品と受け取ってくれる場合も多いのです。
日本で言えば、「キンチョー」や「オロナミンC」のノスタルジックな看板、ああいったものがこちらでは「好いモノ」と見られたりするのです。
そういうわけで、ここ数日、私は暇さえあれば近隣のアンティークショップを巡って、お宝を探す日々です。
まだ時間があるなどと思っていると、クリスマスはあっという間にやってきます。備えあれば憂いなし。みなさんも今年のギフトは早めの購入、確保をお勧めします。
噂では外出ショッピングが控えられる分、史上最大のオンライン商戦となる見込みだそうで、出遅れるとクリスマス当日までに入手できなくなる商品が続出するだろうと言われてますよ。
どうぞお気を付けください。お買い物はお早めに。
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