2020年9月12日土曜日

キッチンまわりのグッズ:パート1

 瞬時にお湯を沸かせる便利さ


 今回ご紹介するのは、Hamilton beach社から出ている瞬間湯沸かし器です。

Hamilton Beach Electric Tea Kettle, Water Boiler & Heater, 1 L, Cordless, Auto-Shutoff & Boil-Dry Protection, Stainless Steel (40998)

 


 キッチン周りの日常品の中で、日本とアメリカで最も普及率にさがあるものの一つが、湯沸かし器です。日本ではもはや一家に一台、ほとんどの家庭に浸透しているのが、いわゆる電気ポットです。象印とタイガーがほとんど寡占状態にあるこの湯沸かしポットもアメリカの家庭にはほぼ全くと行っていいほど見当たりません。

 これは文化の違いというか、お湯に対する必要頻度の差によるものらしいです。アメリカ人に日本式の電気ポットを紹介すると、24時間あったかいお湯が常備されているのは便利だけど、そもそもそんなに頻繁にお湯はいらないというのです。そうなんです。アメリカの人が食卓でお湯を必要とするのは朝コーヒーを飲む時ぐらいなんです。ほかはたいてい料理時にコンロで小鍋を使って湯を沸かすことで事足ります。日本式の電気ポットの出番はほぼないに等しい、だから普及しないのです。あと管理の面で、お湯を貯めっぱなしにするとカビが生えることを心配する声が聞こえますね。

 いやいや日本人にとってお湯は切っても切れない日常必需品ですよね。まずお茶を飲みたいとき、さっと熱いお湯をポットから出す。インスタントコーヒーやインスタント味噌汁、お茶漬けなどにも待たずに注げる便利さは言うに及ばずです。カビなんか生える暇もない速さで新しい水が温められてゆく。そんな日本の文化が特殊なのかもしれませんね。

 ではアメリカ人はちょっとお湯が欲しいときでもいちいちコンロでお湯を沸かすのかと言うと、そうでもありません。電子レンジが一番一般的なお湯の作り方でしょう。しかし日本人にとってお湯は沸騰させてなんぼのモノ。電子レンジでは熱さが足りてないのです。

 それに同意するアメリカ人が作ったのかは知りませんが、ココ数年であちこちの家庭でみかけるようになってきたのが、小型の瞬間湯沸かし器です。

 瞬間湯沸かし器自体は古くから普及しています。いずれも十数リットルは入る巨大なもので、会社のオフィスや学校、集会所などでよく見かけるものです。これは会合など多くの人が集まる場での使用を前提としたものらしく、普段は物置などにひっそり仕舞われていることが多いです。

 ココ最近増えてきたのがその小型版で、まさに一カップ単位でお湯を沸騰させることに長けています。私が所有するものはまさにそれで、我が家はそれぞれ朝食時間が違うもので、これがあるととても便利なのです、コップ一杯分の水を入れて約三十秒。あっという間にお湯がわきます。もっとお湯が必要なときは最大1リットルのお湯が沸かせるので、大抵の用途に事足ります。これなら日本式の電気ポットの出番もありません。インスタント・スープやコーヒーを毎朝作る自分にとって、もはや不可欠なキッチングッズなのです。

ステンレス・スチール製の本品は見た目もクール。ちょっとレトロで昔ながらのケトルを彷彿とさせるデザインです。使い勝手もよく、手入れも簡単です。小さくて場所も取らず、一人暮らしから大家族まで幅広く使えますよ。


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