2020年9月29日火曜日

気分はもうハロウィン

 Halloween商戦が始まってます


 近頃の季節感というのは、山野の景色よりもビジネスが先にもたらすことが多いようです。まだ一か月以上先のことなのですが、巷ではもうハロウィンの準備が始まっています。

 アメリカでは「ハロウィン専門店」というのがあって、これはこの時期限定でオープンするハロウィン・グッズだけを集めたハロウィン専用のお店です。大抵はショッピング・モールや空き店舗に一時的に開かれるもので、決まっておどろおどろしいお化けや怪物の看板が掲げられます。これを見たらだれもが自動的に、「ああ、もうそんな季節か」という印象を受けてしまいます。そしてすぐこれに呼応するように、各家庭のそこかしこに、ハロウィンの飾り付けが出現するのです。

 我が家もこの行事に備えて、屋根裏にハロウィン飾り一式をしまっています。昔はうちの子たちも小さかったので、いっしょに楽しく飾り付けをしたものですが、年々同じような飾りで近頃は出すのが億劫になってきました。家のポーチ周りにかぼちゃのお化けや風になびくゴースト、プラスチックの骸骨などを配置するのですが、ややもすればマンネリがちで、インパクトに欠けるのです。うちの近所には小学校があり、幼い子供たちもたくさんいます。ハロウィン当日は、何百人ものキッズが思い思いのコスチュームでうちの周りを歩き回ります。

 ドアを叩いて「トリック・オア・トリート」とお菓子をもらいに来るのです。毎年そのたびに お菓子を準備するのですが、今年はどうなるのでしょう。コロナの影響で接触が懸念され、例年のような手渡しはできないかもしれません。

 それでもなんとか例年に劣らない楽しいハロウィン行事に参加したいという気持ちはあるのです、なんとかマンネリを乗り越えて。

 そう思ってまずは専門店ではなく、大手小売業の一角に設けたハロウィン・コーナーを見に行ってきました。



 あるわあるわ、ジャカランタンをはじめとして、狼男にヴァンパイア、ミイラ男、ゾンビ、死神、化け猫、髑髏、魔法使い! 日本ではティーンエージャーだけが盛り上がるようですが、本場アメリカは大人から子供まで、こぞってメイクや変身しまくります。だからバリエーションも無数にあり、自作のユニークなものから既製品に手を加えたものまで何でもありです。

 個人的には気色の悪いコスチュームは苦手で、どちらかというと、ユーモアのあるお化けやモンスターが好きです。去年まで数年連続で、頭がジャカランタンで等身大のかかし男を飾っていたのですが、今年はもうちょっとシンプルに行こうかと思っています。たとえば、大小さまざまなパンプキンだらけの門前を作るとか。



 子供たちは納得しないでしょうが、できれば簡単で楽しげな雰囲気を作りたいです。何年か前のハロウィンではコットンでできた作り物の蜘蛛の巣を張りめぐらせすぎて、当日強風でセットがめちゃくちゃになったことがあります。片付けも大変だったので、今年は簡潔に済ませたい。でも近所の素晴らしい飾り付けには負けたくない。そんなアンビバレントなハロウィン準備期間です。

 みなさんはどんなハロウィンをお迎えするのでしょうか?


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