2020年9月9日水曜日

音楽の話題で友達作り

 アメリカ人に聴かせたいJ-Pop、J-Rock

 


 アメリカ人の友達を作りたいなら、まず日本の音楽をキッカケにするのがいいです。

 実際、私はそうやって何人かのアメリカ人と親しくなれました。まず相手がどういうジャンルの音楽が好きか知る必要はありますが、たいていのアメリカ人はポップな音楽に寛容です。

 アメリカ人の中にはクラシックしか聴かない、という人もたまにいますが、新しい友人としてなら、いちおう耳は傾けてくれるはずです。相手が外国人ならなおさらで、この人はどんな音楽が好きなのか、話を振れば多少なりとも興味をもってくれるものです。

 もし相手がポップス好きならしめたものです。日本のポピュラー音楽は、アメリカ人の耳には新鮮なものです。ただ言葉の壁は最初ちょっと大きいです。ノリノリのイントロに喜んでもらえても、日本語で歌が流れてくると、やはり当惑が広がったりするのです。この歌、なんのこと歌ってるの? と知りたくなるのが人情というものでしょう。

 そんな時はまず英語で歌う日本のシンガーを紹介するのがグッドです。というわけで、今回は、アメリカ人に勧める日本のポピュラー音楽ベスト7をご紹介します。


7位 Man With A Mission

オオカミの被り物で激しいロックンロールを歌う5ピース・バンド。アメリカでも何度かライブでパフォーマンスを披露しています。本格的にアメリカ進出をめざしているのかは知りませんが、MCもスラングを交えた本格的な英語で、アメリカ人相手に臆することなくライブを盛り上げていきます。ロック好きのアメリカ人ならきっと気に入ってくれるでしょう。

6位 Radwimps

アメリカ人の日本アニメファンの中には「君の名は」でRadwimpsを知ったという人も少なくありません。帰国子女のボーカル野田洋次郎はとてもイマ風の若者の英語を操ります。全部英語のアルバムが出ていなのがもったいないので、これまで出たRadwimpsの曲を英語歌詞に変えてセルフカバーしたらアメリカでも売れるのではないかと思います。

5位 The Bowdies

オールディーズを現代に蘇らせて歌うThe Bowdiesはもっと評価されていいバンドだと思います。全曲英語歌詞で、まるで60年代の黒人ソウルシンガーが乗り移ったように、歌いシャウトする古きよきロックンロール。聴けば納得のノリノリ・ソングだらけなので、かならずやアメリカのシニアからティーンまで虜にすることでしょう。

4位 Utada Hikaru

日本の誇る英語のうまい歌姫といえばこの人を外すわけには行きません。少しかすれた切ない歌い方は、日本語より英語に乗せたほうがよりエモーショナルになります。幼少時からニューヨークでアメリカのポップスを空気のように吸い込んできた彼女は、英語でものを考える思考タイプと思われ、2009年に出されたアルバム「This is The One」の完成度はアメリカ人でも納得の一枚となっています。

3位 Dragon Ash

ヒップホップを全面に押し出したミクスチャー・ロックを英語で本格的にやる日本人は少ないです。ボーカルのKJこと降谷健志はアメリカ留学していたそうですが、そのボーカル・スタイルはネイティヴ顔負けの板についたモノ。何かに向かってひたむきに歌い上げるロックの叫びは必ずや聴くものの魂に届くでしょう。

2位 Love Psychedelico

デビュー時からずっとアメリカ人が歌っていたと思っている人もいるくらい、英語の発音は自然な感じ。厳密に聴くとやはり日本人の痕跡もあるそうですが、それくらいは多民族国家アメリカではむしろ普通。それよりも音楽性がすごく西洋よりというか、かぶれすぎていて、逆にアメリカご当地の人には新鮮に聴こえないかも。バンドサウンドは確かに日本人離れしています。

1位 One OK Rock 

はっきりアメリカのマーケットに的を絞った世界戦略を隠しもせず、堂々とツアーを続ける日本発の王道ロックバンドです。ニューヨークでのライブは実際観てきましたが、暑い熱気は音楽にうるさいニューヨーカーたちも虜にするパワフルなものでした。日本からくるミュージシャンのライブといえば、半分くらい日本人というのが普通でしたが、ワンオクの場合は、現地人の割合がぐっと高まります。とてもキャッチーな曲揃いなので、アメリカのお友達にオススメすれば、きっと喜ばれると思いますよ。

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